2022年9月20日火曜日

古いAndroid端末はどこまで使えるか? Android2.2~Android4.4まで全解説!

  基本的にはiOS使いのヨシイエですが、おもちゃとして触っているうちにAndroid端末も少しずつ増えてしまいました。

 

 そこで2022年現在、古いAndroidタブレットやスマホはどこまで使えるのか、検証したいと思います。

 

 一般的には、Android6以前くらいは「古い」と思われているようですが、

 

一部証明書のためにAndroid6以前はアクセスできないサイトが?!

https://japan.cnet.com/article/35162199/ 


といった話もあるようで。


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 まずは転がっていたアンドロイドのタブレットを並べてみました。左まわりで

 

◆ Ainol novo5 (Android2.2.1) ※CUBE Q7PRO

◆ Polyer momo9 (Android4.03)

◆ Toshiba レグザタブレット AT570 (Android4.1)

 

です。上の二つは中華パッドが流行したときにけっこう出回ったものですね。

 

 

  novo5は当初からバグがあり、充電時にループするという不具合があったためにCUBEのQ7PROという別機種のファームを入れてあります。中身はほぼ同じものです。

 

 

<Android2.2.1>

 


  購入当初も比較的動きがもっさりで、Novo5はARM600MHzしかないので、かなり遅いマシンです。

 感圧式タッチパッドも、懐かしい。

 2022年では標準ブラウザを動かしてみても「サイトが見つかりません」とはねられてしまいます。

  「マーケット」(むかしのGooglePlay)も動かないので、野良APKを入れるにしてもSDカード経由などの工夫が必要です。

  電卓やら時計やら昔のプレインストールゲームはもちろん動きますが、「新しく何かアプリを入れる」機種ではなさそうです。


 動画プレーヤー(720Pまで)、音楽プレーヤーとしては使えます。



<Android4.03>

 


 momo9は2012年ごろの「中華パッド」を有名にしたマシンです。マニアがこぞって購入し、いまでもその頃の情報サイトが残っています。まあ、いまさらmomo9をなんとかしたい人はいないと思いますが。

 でも、動画機能が優れており、2180P動画が動き、HDMIから出力できる、みたいに変なところが爆裂していました。

 

 Andoroidは4系の扱い方が難しく、4.03まで ~ 4.04 ~4.1 ~とすべて挙動が違います。

 

 その意味では、4.03が最終ですから、基本的にはどうにもならない部類に片足をつっこんでいます。

  ところが、グーグルマップがすいすい動いたり、APKを探してくれば各ブラウザがそれなりにちゃんと動いたりします。

 (ただ、残念なことにブラウザ経由でもyoutubeが動きません)

 Yahoo!JAPANのトップページも、機種が古いと叱られるタイプです。

 

 youtubeが動いた頃は、閲覧専用にしてもよかったくらいなのですが、今となってはつわものどもが夢のあと。

 ですが、擁護するわけではないものの「アングリーバード」とか「フルーツニンジャ」とか、スマホゲーム黎明期の名作がサクサク動くので、ぶっ壊してもいいマジな子供用とか、使い道はありそうです。

 解像度も荒く(800×480)、どうしようもないくせに、捨てがたい魅力のあるマシンでした。

 

 

 <Android4.1>

 



   レグザタブレットの名品。AT570は、有機EL液晶搭載でめちゃんこ綺麗です。

  旧バージョン「にゃんこ大戦争」とかも動きます。youtubeは「アプリ」でははねられるものの、ブラウザでは見られます。

 SOCはTegra3なので、ネクサス7とかと同じ。

 しかし、この4.1までが、GooglePlayの対応が終了しているので、公的には使い物にならないことになっています。

 おなじAndroid4系なのに、繰り返しますが本当にこのあたりは小さな数字の違いで挙動が大きく違うので、暇な方は自由研究してください。

 

  4.03でできないことが4.1で出来る場合があり、また4.4だとさらに出来ちゃったりします。


 ↑おなじみYahoo!トップページのブラウザエラー表示。

 Android4.4以下はダメよ、と言われる。




<Android4.4>


 番外編というか、先日入手したドスパラタブレットDG-Q10SR3D。これはAndroid4.4なので、いろんなものが普通に動きます。
 
 まあ、SOCが古めなのでなんでもサクサクではないものの、ごく「フツー」にさらっと動きます。
 
 つまり、Android4.4以降の場合は、あまり何も困らない、ということ。
 
(もちろん、アプリやサイトによっては、もっと高いバージョンを要求するものがあります)
 
 
 ぶっちゃけAndroid5以降だったら、日常的に困ることはないでしょう。一部の重いゲームとかをしたい用途以外だったら、それなりに使えると思われます。




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 <まとめ>


 結局、アンドロイドにしてもiOSにしてもバージョンが上がって何ができることが増えるかというと、「グラフィック廻り、動画廻り、画像処理廻り」くらいのもので、テキストデータとか、ベタな数字データなんてのは特に変化はないのですね。


 だから「3D超絶グラフィックゲームが動くぜ!」みたいな差異はどんどん開いてゆくだろうし、HTML5とかWebGLとか、「ブラウザ上での画像処理速度がすごいぜ!」みたいな部分は変わってゆくのだろうけれど、それ以外はもう枯れた技術ばかりなのだと思われます。


 youtubeが動くかどうかを一つの試金石として取り上げましたが、あれだってFlashの終了にともなう切り替えだけのことですから、実はたいしたことではないのかもしれません。


(あと、証明書がらみではバージョンによってけっこうエラーが出たりします。)


 古い端末を何に使うか?という最初の問いに立ち返るならば、


◆ カメラとかはどうせ古い端末はカメラも写りが悪いので使いたくない。

◆ 何か一つのアプリを入れて、単体として使えるのならば御の字。

◆ ナビ代わりという手もあるが、古い機種はGPSがなかったり意外と不向き。

◆ 結局動画プレーヤーか音楽プレーヤーとして使うのが無難。


みたいなオチになりそうです。

 

 お店をやっていたり、イベント出店みたいな機会がある人は、スーパーのビールコーナーの動画みたいに「デジタルサイネージ代わり」に使うとかが現実的でしょう。

 単体で使うなら「メトロノームやチューナーアプリだけ使う」とかそんな感じになります。ほんまもののメトロノームやチューナーはひとつ数千円しますから、その分節約できる、みたいな。

 

 あるいはホテルみたいに「高機能なめざまし時計としてだけ使う」みたいなこともアリでしょうね。

 

  でも、まかりまちがっても「計算機専用」として使う、なんて人はいないでしょう。要するに「単体」として何に使いたいか?という部分で強固な目的意識があれば、活用できるということです。

 

 意外に厳選した「ゲーム専用機」は理にかなっている可能性も(笑)

 

 

 

 



 

 

 


2022年9月8日木曜日

クセがつよい!激安放出タブレット DG - Q10SR3D で遊ぼう!  Diginnos

  ヤフオクをだらだら見ていて、めちゃくちゃ激安お得なタブレットが売られていたので、思わずポチってしまいました。

 

 どうもこの機種は、新品やら使用歴の浅い中古がかなり安値で放出されているらしく、実験用のおもちゃとしては面白そうです。

 

 


FORCE Tab DG-Q10SR3D

 ベースはドスパラの10インチアンドロイドタブレットです。

 

DG - Q10S

DG - Q10S32   (FORCE TAB)

DG - Q10SR2

DG - Q10SR3

DG - Q10SR3D (FORCE TAB)


 

の5機種が確認されておりますが、ちょっとずつ仕様が違うようです。

 

※ 無印・S32・SR2まではAndroid4.1 かつ メモリ1G

スピーカーがモノラルで、充電端子が専用(中華パッドにありがちな 外径2.35mm内径0.7mm のコネクタ)のみ

 

※ SR3・SR3DについてはAndroid4.4 かつ メモリ2G

 スピーカーがステレオになり、マイクロUSB経由でも充電が可能。(専用コネクタもあり)

 

 

入手価格は、約1000円!!!

 

 中古/オークション系アンドロイドタブレットとしては、最安値だと思います。

 ほかに、約1000円で入手できるタブレットは、アマゾン Fire7 の 「第5世代」とかがありますが、やっぱり10インチはでかくてGOOD!

 1280×800の解像度も、10インチクラスとしては、今となっては荒いですが、じゅうぶん綺麗です。(Fire7は1024×600)

 

※おなじような価格で売られていますが、SR3/SR3Dのほうがメモリが多く、ステレオで、充電しやすいという特長があるので、できれば後期型を選んだほうがいいです。

Androidも4.1と4.4とでは、かなりできることが違います。

( たとえば、2023年現在 グーグルマップは、Android4.3以下では使えなくなっています)

 

 

 さて、DG-Q10Sです。

 いずれもSOCはRK3188の4コアで、1280×800の10.1インチ液晶タブレットですが、 初期からGoogle Play が載っていなかったり、クセがつよい仕様だったようで。

 Android4.1~4.4くらいがインストールされていて、2013年~2015年くらいが発売期間でした。


  そのうち、今回入手した「DG-Q10SR3D」は、フォルスクラブという通信教育用にあてがわれた機種らしく、さらにいっそう激しくクセが強いです。

 

 

<Google Play を入れた先人たちのメモ>

 

◆ DG - Q10S  PROTOTYPE さんのサイト

 https://ykr.ykr414.com/2013/09/27/dg-q10s-review02/

 

◆ DG - Q10SR3 DEV-YA さんのサイト

 http://dev-ya.seesaa.net/article/dg-q10sr3.html

 

 バックアップの取り方

http://dev-ya.seesaa.net/article/dg-q10sr3_firmware.html 

 

◆ DG - Q10SR3D naturalfeminine1さんのサイト

https://ameblo.jp/naturalfeminine1/entry-12613593663.html  

 

(SR3とSR3Dは実質おなじものだと思います)

(無印Q10SとSR3では、内部の仕様がかなり違うようで、同じやり方ではGoogle Play が導入できないとのこと)

 

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 ちなみにわたしの場合は、GooglePlayを入れたい!という感じではなく、野良APKがとりあえず動けばそれでいいので、素の状態にしています。

 

※ そもそもわたしはiphone・iPadユーザーなので、グーグルのアカウントは持っていますが、アンドロイド機器とは紐付けていません。正規のAndroidタブレット等も持っていますが、それすら捨てアカで動かしています。

※ あくまでもきちんとグーグルさんのサービスをAndroid機器で使いたい!という人は普通の機種を購入なさることをオススメします。(グーグルさんが認証している機器以外での動作は、いつBANされても文句が言えないからです)

 

 

 ただし、唯一やりたいことは、「まず、大前提としてChromeは動かしたい!」というのがあるので、そこまではいきましょう!

 


  まず、初期画面ですが、やたらと通信教育関連のアプリが入っています。でも、これらすべて消去してOK。

 その通信教育のアカウントとパスワードを入力しないといっさい動作しないので、関係ない人にとってはまったく無意味です。




 


 中身は↑こんな感じ。simejiで日本語入力をしています。あと、重要なのがGooglePlayがなくて、その代わりに tapnow というコンテンツマーケットアプリが入っているのですが、現在ではサービスを終了しており、これも無意味です。

 

 幸いなことに、初期ROMに焼きこまれているタイプ(消せないタイプ)ではないので、これらの上記アプリは全部すっきりアンインストール可能です。良心的。

 【設定】 → 【アプリ】 からアンインストールできます。

 

 



  ↑すっかりなくなり、simejiのみが残りました。simejiが嫌いな人は、あとで日本語入力環境を変更してください。


 

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  これで、ホーム画面も、内部的にもすっきりしました。

  tapnowがなぜか消せないけれど、まあ仕方ありません。

 

 

 この状態から、せめてものChromeを投入します。APKを拾ってくるのですが、

 

  安全性が比較的高いとされている 

APK Mirror

を利用します。 
 


 ※注意※ 


 ここでさらっとAPKを拾ってこれればよいのですが、標準ブラウザではAPK Mirror がきちんと開けなかったので、別の機種で拾ってきたものをSDカード経由で移動させました。

 Android4.4の標準ブラウザでは、やはりいろいろと制約があります。

 
 

 もとの機種に入っていたのをいろいろ移動させましたが、Chromeは71をチョイスしました。
 
 これはAndroid4.1での最終版に相当します。
 
 
(要するにAndroid4.1の機種から持ってきたわけですね)
 
 
 
 

 
 というわけで無事にChromeが入りました。


 
  

 あとは壁紙を変えたりします。

 ・・・Android4くらいの時の壁紙って、ほんとセンスのよくわからんものばかりで悩ましいですが、まあフォルスクラブのものよりはよいかと。
 
 ちなみにヤフージャパンのトップページは、4.4だと綺麗に表示されます。
 
 4.1だと「ブラウザが古いわ」と叱られます。

( 2023年現在、いよいよ4.4でもYahoo!のトップページは正しい表示がされなくなりました)
 
 
 
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 とまあ、ここから先は、いろんな野良アプリを試したり、 いろいろ実験してみてください!

 画面がでかいので、使い道がありそうです。


 

2022年6月7日火曜日

2020年 いよいよ「iOS16」の登場でiPhone7が切り捨て御免に!

 

 次のiPhoneのお話が面白いことになりそうです。

 

 「iOS16」がいよいよ2022年秋に登場予定ですが、なんと「iPhone7」以下が切り捨てられるもよう。

 

「iOS 16」発表

https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2206/07/news072.html 

 

 

 iPhone7は能力的にもバランスが取れていて、今でも現役という人も多いかもしれませんが、いよいよ終了です。


 iPhone 6s/6s PlusとiPhone SE(第1世代)までは、iOS15まで対応だったので、かなり長く延命されてきたのですが、その割からするとiPhone7の切捨てスピードは

 

「早っっ!」

 

と驚きかもしれません。

 

 アップルの場合、iPhoneに限らず、「製品ラインナップ」については単純に順番、ナンバーごとに区分けされるのではなく、一定の「まとまり」「ブロック」のようなものが存在します。

 

 iPhone6Sあたりは、その区分けではけっこう長く生き残っていたため、7はなんとなく「損」な感じがしますが、致しかたありません。

 

 iPhone8以降 ~現行機種

 iPhoneSE2/SE3

 

は新OSに対応のもようです。

 

 

 これまでの機種のブロックわけについては、

 

2021年 旧型 iPhone・iPad・iPod touch はどこまで使えるのか? 全シリーズ解説!  

 

の以前の記事をご参照ください!

 

 

 

2022年6月1日水曜日

cakesがサービス終了になり、noteが「なぜ」生き残るのか

 

    旧(株)ピースオブケイク、つまり現在のnote(株)が提供していたサービスは、これまで


◆ cakes

◆ note

 

の2サービスが同時並行で動いていた。

 

 ところが2022年 8月をもって「cakes」のほうはサービス終了となり、noteのみが残ることになった。

 

  そもそもcakesとnoteの違いは、


◆ cakes ・・・選抜された書き手が編集者のもとで執筆し、ギャラが発生する。

◆ note ・・・誰でも自由に書くことができ、自由に記事を販売できる。


というものである。


 その意味では、cakesのほうが旧来の出版のスタイルに近く、生みの親でもある加藤貞顕氏が元々編集者だったこともあり、理念の上でもわかりやすい仕組みであったと言えるだろう。

 

 cakesは、単純化すれば旧来の雑誌や書籍の出版をデジタル(それもソーシャルネットワーク上でのデジタル)に移行したものだ、と考えて差し支えないと思う。

 

 物理的な書籍や、雑誌などの出版・流通の部分をデジタルに置き換えた時、コンテンツの「販売」や「提供」をどのように行うかという課題を、ひとつの形として実現したものだと解釈することができる。

 

 加藤氏でなくても、こうしたスタイルでサービスを提供する場合、cakesとnoteの棲み分けは、以下のような理論でなされるだろうことは、想像に固くない。

 

◆ cakes ・・・プロもしくはそれに準じる、担当編集がつくに値する書き手のコンテンツ

 

◆ note ・・・玉石混交の、アマチュアリズム満載のコンテンツ

 

 実際に、cakesとnoteはそのように棲み分けがなされてきたし、「当初の目的と手段」という意味では、まさにそのとおりの運用がなされてきたと思う。

 

 

 編集者と出版社側からみれば「この書き手のコンテンツが読みたい」という読者の希望は、かなり尊重されるべきものとして目に映る。

 

 商業出版としても、この部分は重要なポイントであり、「経費をかけてコンテンツを提供する以上、一定のクオリティと一定の売上が期待される」というのは当然の発想だ。

 

 そのため、cakesは有料であり、有料でも読みたい書き手のコンテンツを提供することを主としてきた。まあ、当たり前の話である。

 

 

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 一方のnoteは、駄文の集合体でもある。駄文どころか、どこかの誰かの、ありとあらゆる欲望やら(もちろん、社会通念上の一定のルールはあるが)、「個人の感想です」にすぎないヨタ話が毎時毎分アップされる。

 

 それに対して経費をかけて編集者が手を入れることもないので、「個人が、個人の文責で好きなことを書ける場」として広がってきた。

 

 運営や編集サイドとしては、それでも「おもしろい可能性を持った文章や書き手」がワラワラと沸いてでてくることは承知しているので、「コンテスト」形式を用いたり、「お題」のようなものを設定して交通整理をしながら、「新しい書き手や良き書き手」を発掘する市場としても活用してきたのである。

 

 もちろん、noteには課金機能があるから、編集サイドの思いなどつゆ知らず、あくまでもその書き手の個人的ファンを集めて、収益を上げる、という方法も充分に可能である。

 その結果、一時期は金銭欲をあおるような扇情的記事も増えてしまい、慌てて運営が多少の制限をかけるようなこともあった。

 

 しかし、おおむね「公序良俗に大きく逸脱しない書き手」にとってのコンテンツ販売プラットフォームとしては、うまく機能しているように思う。

 

(うまく機能したがゆえに、ココナラという素人コンテンツ販売サイトでも、noteを模したブログ販売機能を後からリリースしたくらいである)

 

 そうした流れで、今回のcakes終了のニュースだ。

 

 生物の進化は「環境に適合したものが生き残る」のであって、編集者や神のようなものが「選別した生物が生き残る」わけではないのだから、結果的にはこれは当然の結末だったのだろうが、それにしても

 

◆ noteのほうが生き残る

 

なんてのは、めちゃんこおもしろい事態である。

 

 逆に言えば、編集者の仕事、出版社の仕事内容が、これまでとこれからとでは大きく変わる、ということでもあるだろう。

 

 おもしろい書き手は、次々に勝手に市場に現れる。それをうまく狩猟採集しながらメディアの仕事は進む、ということなのかもしれない。

 

 

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 とまあ、ここまでは表の話。ここからは裏を読む。

 

 cakes時代に、いくつかのトラブル・不祥事をやらかしており、それは「書き手のコントロール」の上で、「どこまで編集者や出版社が介入し、責任を取るか」という問題を含んだものだった。

 

 こうした不祥事の際、旧来の出版メディアでは「出版した以上、出版社がケツを拭く」ということが比較的多かったのが、デジタルメディアになってcakesでは、「記事の修正や配信停止はするが、ケツは拭かない」というスタイルを印象づけてしまったため、雰囲気が悪くなってしまったことは否めない。

 

 このあたりは、デジタルメディアにおける編集部・出版社のありかたがまだまだ模索段階だったことも悪かったのだろう。

 

 しかし、結論としては、noteのほうが生き残るというのは、「ケツを拭かなくても、手数料で稼ぐ」ということを選択した、ということになるのかもしれない。個人の感想です。

 

 駄文であっても、個人の感想であっても、ファンクラブであっても、有料noteがそれなりに動き、手数料が動くのであれば、それはそれでOKだ、ということなのかもしれない。

 

 あるいは良質なコンテンツは、やっぱり編集部が「一本釣り」をしているから、それなりにnoteでヒットしたものを見極めて「商業出版」のほうにいざなえばいいのだ。

 

 実際にnoteでは「あの人気noteが書籍になりました!」みたいな「なろう系note」がたくさん誕生しているし、それもまたよきかな、である。

 

 

 そんなわけで全体を通してみれば、共産主義国家や全体主義国家じゃないけれど、「お上が下々のものをコントロールしながら、望ましいコンテンツを配信する」なんてスタイルは結局無理があり、

 

「自由な市場の中から、傑作が生まれる(駄作も多数生まれ、屍になってゆくが)」

 

ということが、真理真実なのだろう。 



 それがわかった今、ヨシイエはこうして駄文を書いているわけである。わはは。



(おしまい)


 

 

 

 

 

2022年5月30日月曜日

人気の名作・万年筆「ミニ檸檬」の新旧比較 Lapita(ラピタ)VS サライ

 


 

 「ラピュタは滅びぬ。何度でも蘇るさ!」

 

 と言ったのは「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐でしたが、雑誌「Lapita(ラピタ)」はとうの昔に廃刊してしまったのに、まさか

 

 「ミニ檸檬は何度でも蘇るさ!」

 

という事態になっていたのは驚いてしまいました。

 

 2022年6月号の雑誌「サライ」になんと名作万年筆の「ミニ檸檬」が再びついているではあーりませんか!

 

 ミニ檸檬というのは、もともと丸善が販売していた「檸檬」という万年筆をちょっとだけ小さくしたレプリカです。

 当然、梶井基次郎が丸善に置いて行った「檸檬」をモチーフにしています。

 

 2005年にLapitaのおまけになっていた「ミニ檸檬」は大ヒットして、早い段階で書店から消え、複数買いする人たちも多かったように思います。

 

 その後、「万年筆を雑誌の付録にする」というのがちょっとした流行になり、今でも断続的にその傾向は続いているようです。

 

 

 ヨシイエさんは、旧版・2005年のLapitaバージョンも持っていたので、さっそく違いを見てゆきます。

 

 

 左が旧版「ラピタ」版  右が新版「サライ」版です。

 



 どちらもキャップはネジこみ式ですが、左のほうは「金属が露出していることからもわかるとおり、ボディ・キャップともに金属製です。

 

 右はオールプラスチック製で、かなり軽くなっています。旧版からの大きな変更点はここだと思います。

 

 

 

 サライ版(2022)は軽量。カートリッジのない状態で8グラムしかありません。

 

 

 

 

 

 Lapita版(2005)は金属製。27グラムもあります。オリジナルの檸檬が20グラムちょいくらいだったらしいので、本家より重量感があったもよう。



 旧版は、金属に塗装だったので、表面がしっとりしていたのですが、新版はただの黄色いプラスチックなので、チープさは否めません。

 

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 サライ版(2022)はラクダのマークです。

 ネジ部分のチープな感じもよく見えますね。

 



 

 Lapita版(2005)はカエルのマークです。


 雑誌付録としてついてきた万年筆では、もっとも最初の企画だったので、ペン先のメッキが弱いという弱点がありました。

 その後、ラピタの付録万年筆は、少しずつ改良されてゆきました。


 それでも、当時から「付録としてはバッチリ合格点の書き味」ということで、人気だった記憶があります。

 

 万年筆マニアの多くは、この「ミニ檸檬」をよく改造のベースとして使っていたとか。

 

 

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  オリジナルの「丸善」”檸檬”は


 ◆A 丸善創業130周年記念 1000本限定

 ◆B 丸善創業140周年記念 1400本限定

 ◆C 丸善創業150周年記念 1000本限定

 

で計3回出ています。

 

  130周年版と140周年版は、止めるクリップ部分がストレートになっており、Lapita版はそれを踏襲しています。

 


 150周年版は、クリップ先が丸止めになっていて、サライ版はその形状を模しています。

 


  このあたりは、本家が登場した時期に合わせてちゃんと変更してきているのがおもしろいですね!

 

 

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 余談ですが、Lapita版は、この「ミニ檸檬」のあと、ボディ色を赤と黒にしたスタンダールの小説「赤と黒」をモチーフにした万年筆が登場しました。

  基本形状は同じですが、刻印の文字などは異なります。また微細な修正がいくつか入ったそうで、メッキ精度などは向上したとのこと。

 

 また、それ以降Lapita付録系の万年筆は、形状違いも含めていくつか登場したようです。

 

 「赤と黒」がLapita版「ミニ檸檬」万年筆の兄弟だとすれば、アサヒビールとのタイアップで製作された

 

「アサヒプライムタイム×Lapita版万年筆」

 

というのもあり、 こちらは「紺青」と「黄色」の2色展開でした。

 


 当然刻印内容は違うのですが、黄色のほうはまさに「ミニ檸檬」とほぼ同型状で「いとこ」に相当します。

 

 というわけで「ミニ檸檬」の派生品はいろいろあるのですが、今回のサライ版は、初回から17年も経ってからの再登場なので、さしずめ

 

「旧ミニ檸檬の息子」

 

とでも呼べるのかもしれませんね〜。

 

 

 

2022年5月18日水曜日

2022年6月〜 衰退するドローンかいわい (それでいいのか?)


 

 

 

 2022年6月より、ドローン界隈の新規制がスタートして、100g超の機種は「登録」などが必要になりました。

 

 民生ドローンの歴史は、2010年ぐらいから本格的になりましたが、おおまかな歴史は、

 

 ドローンの歴史まとめ


に時系列で書いておきましたのでご参考になさってくださいね。

 

 

 本格ドローンや、撮影用ドローンなどが人気となったのは、ここ10年くらいの間なのですが、近年に近い後半の5年間は、中国製トイドローンがメキメキバリバリ開発されて、たくさん市場に投入されてきたように思います。

 

 かつ、当初は小型の「おもちゃ」レベルだったものが、Djiの模倣ではあるものの、「GPS」搭載とか、「オプティカルセンサ」搭載とか、「4K以上画質」などを誇るようになり、トイドローンではありながら本格派、みたいなのがどんどん出てくるようになったわけです。


 ところが、それらはみな100g超200g未満で設計されていますから、2022年6月以降は


「登録しないと飛ばせない」


機種になってゆきました。

 

 これがなかなか微妙な措置で、永遠に飛ばせず無駄になってしまうわけではないものの、たかだか数千円のトイドローンを登録してまでとばしたいか?と言われれば、そんなものはめんどくさいわけで、結果として

 

「百花繚乱のトイドローンの世界は、終息に向かうだろう」

 

と言えます。

 

 

 

 

 もちろん海外では100g規制は関係ないので、中国発の「市場」そのものはもうちょっと続きます。

 

 しかし、日本人がこれから新たに、GPS付きのドローンを買ったり、200g未満の4Kモデルを買ったりはしないということです。

 

 おもしろいことに、為替の問題、円の弱さ、中国製造業の疲弊などもあって、おもちゃドローンの値段は「高くなって」います。

 

 マイクロ・トイドローンの代表であった「Eachine E010」などは最安値の時は1000円台で購入できたのに対して、現在はざっくり3000円〜くらいになっています。

 

 5千円でおつりが来たような機種も、1万円に近くなっていますし、ザクザクざっくり言えば、

 

トイドローンの価格も、1.5〜2倍近くになっている

 

 と言えるでしょう。

 

 

 となると、DJIを使わなくてはいけない「業務寄り」の人はドローンを変わらず使うでしょうけれど、一般ユーザーやこども・新米パパなどは、あまりおもちゃドローンに寄り付かなくなってゆくと思われます。

 

 一種の「オワコン」化するのですが、果たしてそれでいいのかな?という感想。

 

 

 というのも、我々今回のロシア・ウクライナ間の戦争で

 

「いやというほど、ドローン(系飛機)の有用性について考えさせられた」

 

わけです。

 

 別に戦争が起きるかもしれないから、ドローンの配備が必要だ!ということではなく、少なくとも第二次世界大戦以降、一番有用でエポックメイキングな技術は、ドローンということで間違いないだろう、というコンセンサスが世界的に生まれてしまったんですね。

 

 となれば、これはもう、

 

「いちおうは、誰もがいじっておいたほうがいい」

 

ということになるでしょう。兵器としてではなく、現代の文明の利器として、その構造・しくみ・使い方・発展などについて触れておいて損はないと思うわけです。

 

 一部の人しか使いこなせない、というものがヤバイということは、今回の戦争で痛感しました。

 

 「誰もが、少しの習得で使いこなせて、反転攻勢(有効活用)できる」

 

という道具って、大事です。



 さて、今年後半以降、ドローンかいわいはどうなるんでしょうかねえ。

 

 

 

 

 

 

 





2022年5月5日木曜日

セルフィドローン 「JJRC H37」「Eachine E50」のコントローラを探す!

 

 2016年〜2017年くらいに発売されたドローンなので、かなり旧式なのですが、意外とヤフオクなどで2022年現在でも生き残っているドローンに

 

 JJRC H37  ELFIE

 Eachine E50

 

という機種があります。この機種、OEM先がかなりたくさんあって、おなじ機体や似た機体で、ほかに3社くらいから発売されているのを見たことがあります。

 

 このドローンは、「セルフィ」と言って、空中から自撮りをするために開発された別のドローン(DOBBY)のパクリなのですが、元の機種はそれなりにしっかりしているのに対して、上記ドローンはあくまでもパクリなので、たいした自撮りはできません。

(そもそも、原型が5万円くらいして、パクリが5000円くらいですから、期待してはいけません)

 

 さて、このH37/E50は最初からコントローラ(プロポ)が同封されておらず、スマホの画面上のアプリを使って操作するようになっていました。


 今では簡易FPVでスマホ画面に空撮映像を映せるドローンは定番になっていますが、そうした空撮FPVドローンの中でも、けっこう初期の機種に当たります。


 そうした事情でコントローラ/プロポがないのが玉にキズで、意外とスマホだけでは使いにくい、細かい操作がしづらいという問題がありました。


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 おまけに、当初からH37/E50はドローンを動かしているプロトコルが不明で、初期の機種のわりには多くのマニアが解析しても、どの規格で動いているのかわからない、ということが続いていたわけです。

 

 で、私もこのプロトコルに合う「プロポ/コントローラ」を探していたのですが、ようやく見つかりました。

 


 

 形はこれ!

 

 HolyStoneのHS160というドローンほかに付属しているコントローラです。

 

 


 JJRC H37 と このプロポの組み合わせ。

 


 HolyStoneが販売しているものは、技適がちゃんと表示されているので、安心です。

 

 実際に動きをたしかめてみましたが、ちゃんとこのコントローラでH37を作動させることができました。

 

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 このほかH37/E50を動かせるコントローラは、海外では以下の形状のものが販売されていたようですが、日本国内では見たことがありません。

 

 



  これとおなじ形状のコントローラは、SNAPTAINの一部の機種に採用されてはいますが、互換性はないようです。

 

 さらに童友社の一部のドローンのコントローラでも操作できた、という話も見たことがあり、確認しました。

 

◆ 童友社 ドローンnanoX

 

のコントローラで作動しました。

 

(ただし、このコントローラは、Wifi FPVの画面を受けるためにスマホを取り付けられるようになっていない、素のプロポなので、画面は別途見なくてはならない)

 

 

 とりあえず現時点では、スマホ画面を見ながら操作するなら、HS160のプロポ一択だと思います。

 

(そもそもHS160の形状がH37とかなり近いので、後継機かつ同じプロトコルと考えてよいと思います)

 

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 (追記)

 

 HS160の送信機、コントローラとまったく同じ形状のものはHoly stoneのF181などにもついているのですが、こちらも購入して試したみた結果は × バツでした。

 

 なので、形の上では同じでもH37向けには使えないと思います。

 

ドローン プロトコル一覧表

 

によると

 

JJRC H8C や H6C

 

 V2x2 プロトコルになっています。 


H8C H6C コントローラ (amazon)

 

を参照すると、おそらくF181はこの形状で、かつV2x2なのではないか?と思います。