古いスマホやタブレットが転がっているのだけれど、部屋の片隅でホコリをかぶっているくらいなら「何かに再利用したい」と思うのは、多くの人の願いだと思います。
そこで、これまで数十台のスマホやタブレット、古くはPDAなども触ってきたおっさんとして、究極の3つの利用法をご紹介します。
この使い方だと、10年くらい前の機種が残っていても、なんとか便利に活用できる、というものを選びに選びぬきました。
■ スマホ・タブレット再利用法 ベスト1 「プログラマブル目覚まし時計」
なんといっても第一位は、「目覚まし時計」です。どの機種でもかならず内蔵アプリがあり、世界時計やストップウォッチなども付随してきますが、目覚ましが一番役に立ちます。
機種やOSを選ばないのも素晴らしく、Windows Mobileなども終わってしまったOS搭載機でも大丈夫です。
このスマホ目覚ましのよいところは、「曜日」「毎週繰り返し」「単発」だけでなく、「何分おき」など、自由自在に鳴らす時間をプログラムできるところです。
会社に行く平日は、二度寝も見越して6:30から10分刻みで鳴らしまくる、といったこともできます。
これは、普通の市販の目覚まし時計ではできないことなので、実はめちゃくちゃ便利です。
プログラマブル目覚ましに慣れてしまうと、もう普通の目覚まし時計には戻れません。
写真はなんと、もはや「オワコン」と化した Windows 10 mobile が動いているスマホでの目覚まし時計です。
スマホとしては「おまえはもう死んでいる」ですが、目覚まし時計としては全然ふつうに動いてくれます(笑)
■ スマホ・タブレット再利用法 ベスト2 「至高の音楽プレイヤー」
もう販売終了しましたが、アップルの「iPod touch」は、ほぼ「iPhone」と同じものだった時期がありましたね。
スマホの原点を振り返ってみても、音楽プレイヤーと携帯電話は、とても親和性が高いようです。
というわけでこれも、どの機種やOSであっても基本的に音楽再生アプリが搭載されていますので、「音楽プレイヤー(あるいは動画プレイヤー)」として使う方法があります。
カセットテープのウォークマン時代とは異なり、全て電子化されているため音飛びもありませんから、屋外のジョギングなどに使ってもOKです。
あるいは、今ではこのスマホやタブレットの機能を車載(ビルトイン)にした、「ディスプレイオーディオ」というものもあるそうで、車に取り付けてカーオーディオとして使うのもアリです。
さすがにマイカーには優秀なナビが載っているかもしれませんが、社用車や業務用車などには、AMラジオしかついていないことが多いので、カーオーディオの代わりに乗っけてしまうというのが便利です。
動画プレイヤーについては、ここ10年くらいのスマホだと一応その機能がついていますが、画質やコマ数などが性能に依存しますので、すこしだけハードルが上がります。
しかし音楽再生に関しては、性能がネックになる機種はないと思います。
写真はこれまた Windows 10 mobile 搭載機種での「ミュージックプレーヤー」です。もちろん動画も動きますが、音楽プレーヤーとして使うのがベストでしょう。
■ スマホ・タブレット再利用法 ベスト3 「巨大カーナビ」
オーディオではなく「ナビ」のほうに目を向けると、タブレットを「巨大カーナビ」として使うことができます。
普通のナビは、7インチから8インチですが、10インチナビを「使わないタブレット」で実現させれば、追加費用はゼロです。
ただし、ナビとして使う場合は、「グーグルマップのオフラインマップが使えること」「GPSがついていること」など、すこし条件が出てきますので注意です。
GPSは外付けもできるので、改造好きな方はいろいろ試せます。マップも、SIM搭載機で格安SIMを契約できるなど条件がいろいろ変わってくると思います。
私は、業務用の車に、GPS付きのAndroid7.0の10インチタブレットを乗っけています。
写真はAndroid4.4の機種で動いているグーグルマップです。2023年現在、Android4.3まではグーグルマップ対象外になってしまいましたが、4.4だとまだ動くのです!
それもオフラインマップ対応なので、電波がなくてもOK。
ただ、こちらの機種はGPSがついていないので、別にマイクロUSB経由でGPSレシーバをつける必要があります。
レシーバが動けば、当然マップも連動して動きますので、ナビとして使えます。
古いスマホやタブレットも完全復活です(笑)