2018年7月27日金曜日

激安スマホ geanee WPJ40-10 を買ってみた件




 変なもの好きのヨシイエなので、前回Windwos10mobile搭載のあまり、絶滅の危機に瀕しているMADOSMA購入後、そのあまりの面白さに追加を購入してしまいました。






 前回)

滅亡する Windows 10 mobile ~いまさらマドスマ買ってみた!madosma Q501 ~
 https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/07/windows-10-mobilemadosma-q501.html







 まあ、ほんとにCMソングじゃないけれど ”いまさらマドスマ♪” ですわ。でも、マーケティング的失敗はともかく、機械としては面白いので好きです。



 ああ、まるで性能はそこそこよかったのに、ソフトの供給で圧倒的に惨敗した



 セガターン



のような、郷愁が、Windows10mobileにはあるのですな。




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 というわけで、今回は、そのMADOSMAよりもさらにマニアックとされる、元祖4,980円スマホ!


 geanee WPJ40-10



を中古でお取り寄せした次第です(笑)



 このマシン、一応クワッドコアのCPUを搭載しており、



速くはないけど、遅くはない



という絶妙なところを攻めてきます。 液晶がTN型なので、角度によって色変化が激しく、人によっては懐かしさすら覚える画面ですが、それ以外のほとんどの出来は



「いい!意外にいい!」



と誰もが口を揃えます。



MADOSMAと比較すると、




■ MADOSMA Q501  Windows10mobile Ver1703まで適用可 edge40

 液晶サイズ5インチ

 CPU Snapdragon410

 メモリ1G 容量8G 

 カメラ800万画素/200万画素

 電池容量 2300mAh




■ WPJ40-10    Windows10mobile ver1607まで適用可 edge38

 液晶サイズ4インチ

 CPU Snapdragon210

  メモリ1G 容量8G

 カメラ500万画素/200万画素

 電池容量 1800mAh 
 



 という感じ。



 4インチは4インチならではのよさがあります。すべてにおいて片手で事足りるのは素晴らしい!


 さすがにスティーブジョブズの息がかかったiphone5Sあたりまでの設計思想はすごいです。




 MADOSMAは5インチあるので、たまに片手では無理な場面が出てきます。




 さて、基本的な使用感は似ているものの、(もちろんMADOSMAのほうが、すべてにおいて若干速い)Windows10mobileのバージョンが1703までいけるのか、1607までなのかによって、ブラウザのedgeの挙動が異なるので、そのあたりは



 MADOSMAに一票!



という感じがします。 


 なぜかedge38のWPJ40では、yahoo!のページがモバイルにならず、PC版が表示されてしまうので、



 誰もが老眼体験



ちがうか!をすることが出来ます。800×480画素の画面で極小フォントが読めるかー!!!




 というわけで、こういうガジェットをどう生かすか、いろいろ考えて見ますね~。

4,980円のスマホ! 特売情報の歴史あれこれ madosma・Zenfone・WPJ40 などなど





 みなさんおなじみのNTT-Xストアの特売、月に一度のX-DAYで、またしても



 4,980円のスマホ



が特売されていました。


 今回のX-DAYは2018年7月25日正午~26日にかけてだったので、ナウな本日は既に終了しておりますが、これまた毎度おなじみ4980円スマホは、案の定



マウスコンピューター MADOSMA Q501A-BK


泣く子も黙る、というか沈黙する以外にないWindows10mobile搭載モデルでございます。


 私が確認したのは、26日でしたが、「残り台数119台」が4980円での提供だったので、さあ、どのくらい売れ残ったのか?それとも売り切れたのか?


 BKモデルは、元々法人向けだったので、いよいよマウスコンピュータさんの在庫という名のデッドストックも、これで終了かもしれません。



 私も、先日の5,980円の時に購入したので、まあまあ満足です(笑)



 さあ、みんなでWindows10mobileの終焉に浸ろうではありませんか!



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 しかし、実際に使ってると、アプリが絶滅してるくらいに少ないことはさておき、Q501の動作はサクサクだし、Windows10mobileの使用感はいいし、「なんでもうちょっと伸びなかったのかな」と悲しい限りです。


 まるで、NEXTSTEPとかBeOSを思い出します。


  Windows10mobileは、BlackBerryよりは遥かにいいと思うんですが(笑)


 ああ、Plamも懐かしいね。




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 閑話休題。



 というわけで今回は、歴史に残る4,980円で売られたスマホたちを一挙公開!手に入れられなかった悔しさをバネに明日もガンバろー!





■ 2018年7月25日 ■ 

マウスコンピューター MADOSMA Q501A-BK 4,980円 (NTT-Xストア・終了)




今回の特売です。X-DAYなので会員向け、ギリギリまで非公開での販売でした。でも、これまでに5980円とかでは販売があったので、そちらを買った人も多いのでは?






■ 2017年9月14日 ■

ASUS ZenFone Go ZB551-KL 4,980円(ビックカメラ・終了)


Snapdragon 400搭載で、4コア、madosmaQ501とおおむねおなじくらいの性能のハードです。

5.5インチなので、ややmadosumaより大きいかな?Android5.1です。






■ 2017年3月/1月 ■

geanee WPJ40-10 4,980円(NTT-Xストア・終了)



こちらはSnapdragon 210で、madosmaより格下のエントリーモデル。 でも、新品セットでは着せ替えパネルなどもついてオトク。もちろん、Windows10mobileです。






■ 2017年2月 ■ 


マウスコンピューター MADOSMA Q501A-BK 4,980円 (ビックカメラ・終了)


 なんとマドスマもビックカメラで4,980円だったようです。土日限定とかですが、店頭で買えたのはいいかも!






■ 2016年7月 ■ 

GEANEE CP-D403 4,980円 (Amazon・終了)

Android4.2なので、かなり古めのスマホ。CPUこそデュアルコアだったものの、メモリも512しか積んでいなかったとのこと。







 ってな感じで、NTT-Xストアやビックカメラでは、不定期ながら4,980円スマホがたまに出てくるので、要チェックですな!!!


2018年7月26日木曜日

<吉家流儲かる起業塾21>  ココナラで30万円儲けた方法



まいどおなじみ「絶対に儲かるビジネス」で、ココナラさんでの売上を晒すコーナーです。


 ココナラさん
 https://coconala.com/




 いよいよ、ココナラでの売上が30万円を超えました。パフパフ!ドンドン!





 画像が、前回とは違って見づらくなったのはココナラさんの仕様変更のせいです。



 その代わり、出品者ランクのところも見えるようにしました。



 いちおう、プラチナランク(^^



 プラチナランクは、売上によっても変動するものの、ざっくり言えば




「月3万円以上、コンスタントに売り上げていればプラチナランク」



とイメージしていただければOKです。細かいことはいろいろほかにもあるけれど。



 とまあ、こんな感じで、不肖ヨシイエさんが、副業がてらやっている「絶対に儲かる商材」は、いちおう軌道に乗ったなあ!といえるのではないでしょうか。




 ここに至るまでには、けっこうそれなりに労働力も投入したので、この30万円を300万円に増やすにはどこを工夫したらいいかなあ!といろいろ考え込んではいますが、日々精進でございます。




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 さて、ココナラに限らず、今回の30万突破もそうですが、こうしたみみっちい副業が成果を挙げてゆくには、どんなツボ・ポイントがあるのでしょうか。


 それは、個人でやっている限りは、どうしても



「労働力・労働時間」×依頼回数・需要数=成果



みたいなことが関わってくるので、 まずは世間の需要をきちんと掴んでゆく、ということではないでしょうか?



 個人ではなく、他人に振って任せられるとか、下請けさせられる相手がいるのであれば、システム化・自動化してマージンだけ入ってくるようにしたりとか、そういうワザも使えるのですが、ココナラさんの場合は、どうしても



なんと言っても、まずは受注数



がすべてです。少なくとも単価も安い間は数をこなさないと金額は上がらないでしょうね。



 私の場合は、これまでの取引件数が約300なので、概算すれば一件あたり1000円ぐらいということになります。


 すでにシステムに移行しようとしていて、単価の改訂やら、自動化にも取り組んでいるのですが、


 その方法もやっぱり秘密です。


 まだまだナイショが多いこのシリーズですが、儲かるので絶対に誰にも話さないのです。






2018年7月24日火曜日

【資本主義をハックする 6】 商品の『価値』がわかれば、あなたの『価値』が見えてくる




 毎度おなじみ中小企業の管理職のおっさんが、なんとかしてこの資本主義の荒波を渡っていこうとする世知辛いコーナー。



 そう!資本主義をハックしてウハウハだぜ!



のコーナーがやって参りました。



 実際は、まだまだウハウハどころかヒイコラヤットコセな状態が続いていますが、いつかハッキングに成功した暁には、焼肉でも振る舞いましょう。




 さて。



 前回は格差について考えましたが、




  【資本主義をハックする 5】 格差はなぜ起きるのか
 https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post_17.html



 よくよく考えると、資本家と労働者の間に格差が起きて現代の日本人は困っているわけではない、ということに気づきます。


 だから、マルクスのお話がなんだかかみ合わなくなってくるんですね。



 中世のヨーロッパのイメージで言えば、「領主と農民」の格差はそりゃものすごい感じがします。 


 その関係を近代に当てはめて「資本家と労働者」というくくりにしたら、これもわかりやすそうですが、どうも現代人とは様相が違いますよね。



 もちろん、「時価総額何十億という会社を経営している人たちと、ぼくたちわたしたち」を比較した場合での「資本家と労働者」については、たしかにそっちも格差があることは確かなんですが、とりあえず目の前のぼくたちわたしたちが気にしているのは



「高級労働者と低級(語弊があるけどすまぬ)労働者の間の格差」



なのではないでしょうか。



 このあたりの話を視点を変えて書くと、つまりは



「価値の高い労働者(単価の高い労働者)と価値の低い労働者(単価の低い労働者)」

 
がいるのはなんでや?



というあたりを検討することになるのでしょう。





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 さて、マルクスは、商品の価値を「投入した労働量」のようなイメージで算出しました。


 つまり、この商品を作るのにどれくらいエネルギーを投入したかで、価格が変わるようなお話でした。



 ところが、「どうもそれはおかしいのでは?」ということが、経済学の世界ではすでにわかっているのだそうです。


 日経Bizgateさんの


マルクス「資本論」は何を間違えた? 〜商品の価値を決めるのは労働量ではない〜

 https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO3064412017052018000000?channel=DF020420183710


の記事がわかりやすくて、簡潔にまとまっていたので一読をおすすめします。




 この記事では


■ 商品の価値は労働力の積算ではない。


■ 商品の価値は受け手によって、主観的に異なる。そこに差があるから取引が成立する。


■ あらゆる産業の利益率は均一化に向かう。 




の三本が今週のサザエさんのように提示されています。うんがくっく。





 1と2は、まあわかりやすいお話です。 たとえば、夕方になるとお弁当が半額になったりしますが、労働量や素材の積算で考えれば、夕方だろうが朝方だろうが弁当にかかったコストは同じですから、価値も下がらなければ価格も下がってはいけないのです。


 ところが、夕方になると、人々は「残りの時間に価値があるので、残り時間が少ない商品は価値が低い」と推定します。


 だから半額にしないと売れないわけですね。



 2だけのお話でいえば、これまたたとえば


 A iphone

 B Androidスマホ

 C Windows10mobileスマホ


 の3つがあるとして、どれが一番高く売れますか?みたいなお話に関係します。


 たぶん、機械としての性能とかコストはまったく同一にできるんだけれど、(CPUのコア数とか、ディスプレイの画素数とか)実際には、ABCの順でだんだん価格が低くならざるを得ないところがあります。



 そもそもWindows10mobile陣営からしたら、「なんでうちのOSは伸びてくれないねん!」と心から叫んでいたでしょうが、人々からすれば


「おんなじようなOSは3つもいらん」


ということだったのかもしれません。このあたりは多分に「非論理的」であったり「感覚的」なマーケティング要素を含むのですね。






 会社経営の現場に立っているヨシイエさんから見ると、かなり興味を引くのは3番目の話です。



『異なる産業で利益率は均一化する』



とは、どういうことでしょう。



 異なる産業、などのただし書きがつくのでちょっとわかりにくい場合もありますが、同じ産業とすれば話はめちゃくちゃわかりやすいです。



「なぜ定食はラーメンでも和食でもとんかつでも980円に向かうのか」


とか


「なぜマンションは2000万円から3000万円なのか」


とか、そういう見方でもいいでしょう。


 ↑厳密に言えば、この場合は利益率ではなく、「最終価格が均一化」しているので、話が違いますが、こうした事例をたくさん集めてゆくと



■ 同じ産業だと利益率が均一化してゆく



ことはすぐにわかると思います。ところがそれが「異なる産業でもそうだ」というのです。



 ヨシイエさんは、自分の会社の価格決定権を持っているので、自社で販売するものもそうだし、仕入れるものもそうだし、あるいは「仕入先が直接顧客に売っている場合の商品の価格」も知っています。



 そのあたりをじっくり観察していると、たしかに「利益率はある一定の方向に寄っていこうとする」のは確かなのです。



  ぶっちゃけて言えば、現在の某商材関係は、理想の利益率が2割くらいだとすると、1.15くらいしか利益がとれないことが多いです。


 ひどい場合には、自由競争でヨシイエの会社のような小売業社が勝手に価格を決めてもいいはずなのに、メーカーから出てくる参考価格が、



「最初から1.15くらいしか利益が乗っていない価格で書いてある」



場合があります。おい!そこは最初くらいは2割で乗せといて、

 
「ここからまだ値引きできますよ!がんばります!」

 
とか言わせろよ!と思います。



 もはや源流から値段がギリギリなので、関係者全員の給料が上がらないのです。




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 話が脱線ぎみなので戻しましょう。



 資本主義社会において、「利益率が均一化する」理由は簡単です。


 「儲かっている業種があれば、そこにおなじことを考えたやつが参入して、価格を落として同じ商品を提供しようとするので、儲かるか儲からないかのギリまで価格は下がり安定する」



ということがまず言えるでしょう。


 下げすぎると淘汰が進んでまた会社がつぶれるので、バランスのいいところで下げ止まるということはあると思います。




 これをすべての業種で行うとすると、まるで「公式」でも作れそうなぐらいに


「企業数・商品価格・コスト・利益率・商圏・購買需要」


などの係数が出てきそうですね。まあ、そんなもん計算せんでも、勝手に価格は下がります。




 となると、資本主義というのは、


「新しいイノベーションが起きる」



「高い価格で提案でき、売り手と買い手の間に情報量の差がある」



「パクリが参入して価格が下がり、かつ陳腐化してゆく」



「価格なり、利益率なりが均一化する」


 
「需要が一巡して、その商材・商圏が滅ぶ」



ということの繰り返しであることもわかります。



 ヨシイエさんは建築関係のはじっこにいるので、



「藁葺き屋根を囲っている金属カバーの屋根」



なんかを見ると、その栄枯盛衰をめっちゃ感じます。


「藁葺き屋根ばかりだった農村→火事にならないように板金屋根が流行→安全屋根って名前で呼ばれてどこも板金に→藁葺き屋根減少→むしろ藁葺き屋根も、板金カバー屋根もそろって消滅」


みたいな流れですね。この流れの中では



「俺は藁葺き王になる!」


とか


「俺は安全屋根で天下一の施行業者になる!」


とか、どんだけ志が高くても無駄だということがわかると思います。






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 ということは、資本主義をハックするには、



「情報の差、つまりは希少性、革新性を持つ限られた期間に価値と価格は存在する」

 
のであって、

 
「陳腐化すると、価値や価格は下がる」



ことを理解すればいいということになります。



 ということは、商品開発でもそうだし、会社の中でのあなたや私の居場所もそうなのですが、



「常に、新しい価値を持って、他者と情報量の差を有している人材」



だけが高い給与を得られるということで間違いないわけですね。




 ということは、いいですか?



 新人を育ててはダメだ



ということかもしれません。




 会社ですから、新人を育てる必要があるのはわかります。



 しかし、新人が何かをできるようにする時に



「陳腐化してゆく情報や技術の対応に新人を使いこなし、自分はさらに新しいイノベーションを確保してゆく」



ことがミソなのかもしれませんよ?



 これが資本主義をハックして生き抜く、コツだったりして。ああ、おっそろし!!!






2018年7月20日金曜日

【学校をめぐる諸問題09】 学校にエアコンがない根本的理由 ~それはお金がないからだ~




 今年は、例年よりも猛暑で、学校現場においても熱中症などで倒れる児童生徒が多く、心配な限りです。



 そんな厳しい状況を見て、


「学校(あるいは教室)になぜエアコンがないのか」 



という論調が今年ばかりはかなり多く聞かれるようになりました。


 あるいはその派生系として、「炎天下での校外学習はどうすべきか」とか「空調のない体育館での集会はどうあるべきか」とか、似たような問題や議論も巻き起こっています。




 私は個人的には、「学校はエアコン完備で快適であるほうが望ましい」と思っています。


 体育館についても全館空調完備であることが望ましいし、炎天下での校外活動はそもそも計画しないほうがいいし、部活動なんかやめちまえ!と思っています。



 しかし、それはともかくとして、実際に学校にエアコンをつけるとなると、電気容量の関係で設備を大幅更新しなくてはならなかったり、各教室でエアコンを稼動させると電気代がかなりの値段になることが予想されるでしょう。



 となると、現実的にはこんなことが起こります。




「えーっと、今年は早くから猛暑日が続いたので、予算を使い切ったために、来週からは午前しかエアコンがつけられません」



「お金がないので、28度以下に設定してはいけません」



みたいな。



 これは、夏場のエアコンに限らず、真逆の「暖房費、ストーブ代」でもすでにおなじことが起きています。



 寒冷地の学校では、年間に「何度以下になったら、暖房をつけていいよ」「そのための予算は年間これだけだよ」ということが決まっており、年によっては予算オーバーが起きます。


 その場合、学校の校長と事務長は大慌てで教育委員会やらと掛け合うのですが、公的な予算というのはもともと潤沢にあるわけではないので、本当に



「暖房の出力を絞る」


とか


「生徒がガタガタ震えないと、スイッチを入れない」


とか、そういうことが起きます。



 世知辛いけど、ぶっちゃけ「金」なんですね。すべては。




 事情通の人は知っていると思いますが、おなじ理由で一部の地域の学校では



「プールがあるけど、プール授業をしない」



ということがマジであります。



 プールの設置については、昭和○○年度の設備助成なんたらかんたら金でつけたのだけれど、設備助成なんたら金は、毎年の水道代までは面倒みてくれないので、水道代が高くつくから



「えーい、いっそプール授業なくしちゃえ!」


ということになります。




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 こうした事情がみえてくると、仮にエアコンが各学校に設置されても、快適に使うということはできかねるのが現実で、



「くそ暑い、命に関わる日だけはエアコンが動かせるが、それ以外はつけちゃダメだと先生が言う」


とか


「猛暑日が続いて、後半はエアコンがつけられない」


とか


そういうことになるのですね。



 各家庭は「今月はエアコン代がかかったから、食事を貧相にして耐えよう」とか出来ますが、学校予算はそうはなりません。


「今月はエアコン代がかかるから、給食はパンの耳にしよう」


とか、そういう自由が利かないんですね。



 ましてや、地方公共団体はどこも金欠です。エアコン設置費用+運用費用を賄える余力は、なかなかないでしょう。



 という理由で、この話はしばらくモメ続けることが予想されます。


















2018年7月18日水曜日

滅亡する Windows 10 mobile ~いまさらマドスマ買ってみた!madosma Q501 ~







 コンピューティング界のメインストリームではなく、どちらかというと「変なもの、変わったもの」が好きなタイプの吉家孝太郎さんですが、ついに



 滅びる



と知っていながら、madosma買ってしまいました(笑)



 すでに、2017年の秋口には、「今後のWindows 10 mobile の未来はないよ!」ということが、マイクロソフトさんからもアナウンスがあり、2019年までしか保守されないことが決まっているわけですが、それでも





5980円





だったので、ついポチっと。


NTT-Xさん madosma Q501A-BK
https://nttxstore.jp/_II_M715700786



 また販売復活してますが、私は前回の「1円引き」特価(笑)で買ったので5980円でした。







 さて、いまさらこいつを買おうと思っている人には不要なインプレッションですが、いろいろ書いておきます。



■ アプリは、めちゃくちゃ少ない。ほぼゲームは全滅。ソリティアと上海ぐらいはできるけど。


■ Flashが使えないことを除いては、edgeはまあまあストレスなくブラウジングできる。


■ Windows8以降を使っていた人にとっては、わかりやすいGUI。


■ 電池は長持ちする感じもあるが、充電にやたら時間がかかる。(iphone比です)


■ ハードキーは触れるだけで起動してしまうので、うっとおしい。


■ 5インチって、微妙に片手だけでは全面に指が届かないのね!




とまあ、ざっとはこんな感じ。



 アンドロイドも何機か触ったことありますが、ぶっちゃけ「スマホという物体については、iphoneが最もよくできている」と実感します。




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 さて、問題はケースです。


 こういうマニアックな機種のケースは、あんまりたくさん種類が販売されておらず、選択肢がないので困るのですが、今回は、中華な(一応)専用ケースが1000円くらいであったので買ってみました。



 ちなみに、スマホケース(手帳型)には3種類あります。



1) 完全専用ケース。

 側(ガワ)がその機種専用になっていて、全体をくるむようになっている。カメラやスピーカー用の穴はその機種用の位置にあけられている。


2) 一応専用ケース。 

 側(ガワ)がついておらず、両面テープのようなもので貼り付ける。しかし、穴類はその機種用に位置が調整してある。


3) 汎用ケース。

 側(ガワ)がついておらず、両面テープのようなもので貼り付ける。カメラ穴も開いていないので、撮影時にはスライド機構がついていてスマホ本体を上にすべらせてカメラを出す。



  madosmaQ501の場合、汎用ケースはけっこうたくさん販売されていますが、専用ケースはごくごく少ないです。完全専用にいたっては、2.3種類もないしかつ価格が3000円以上します。




 そこで、今回は、セミ専用ケースを選んでみました。両面テープタイプです。




 今回買ったのは←左のもの。 右の→は、こどものおもちゃになっているiphone6PLUSのケース。

 サイズ感覚がわかると思います。






 ↑このように、カメラ穴とスピーカー穴がちゃんと位置あわせで開いているところが専用品ならではのいいところ。







 両面テープ貼りつけではあるものの、本体とケースのおさまり具合もちょうどいいし、落とした時にケースがサイズギリギリで本体の角が当たりそう、みたいな不安もない。






 うっすら見えている緑色の部分が粘着部。かなりしっかりついてるので、剥がれる不安はないです。



 (ちなみに、粘着するのは右半分なので、左側はケースが折れて「視聴台」になるタイプ)



ちなみにamazon中華発送ですが、

https://www.amazon.co.jp/TienJueShi-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%8F%8E%E7%B4%8D-Madosma-q501/dp/B07CYZJJDR/ref=sr_1_13?ie=UTF8&qid=1531962177&sr=8-13


これ↑を買いました。




 しかしまあ、ほんとにアプリが少なく、リビングでだらだらウェブをみたりするくらいしか用途がないのだが。



 苦笑。



 でも、こういう弱者でマイノリティなところ、嫌いじゃないのよ。

2018年7月3日火曜日

<実国学を考える24> 現代人が生殖できないのであれば、現代人のほうが完全に間違っている件



 今日もたまたま「はてな」界隈を歩いていたら、とても良い論考に出会ったので、ご紹介。



シロクマさんの記事

そもそも現代人のライフコースが生殖に向いていない
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20180702/1530518723



 もはや、そのものズバリの内容で、今の現代人の夫婦が社会における理想まがいの人生を送ろう戸したら、生殖できないじゃん(子供が3人以上増えないじゃん)ということをまとめておられるもの。


 はなはだしく同意いたします。


 論考の骨子は以下のような感じ。詳細は元ネタをみてください。



■ 現代人らしい、よい収入を目指し、勉強し高学歴になり、よい会社へ入って働くという行動パターンはブルジョワジーに由来する。


■ しかし、本当のブルジョワは、そのために家にお手伝いさんがいるとか、資産があるとか、あるいは植民地と宗主国のように、「どこかで誰かが下働きをしてくれているから、本人たちはそういう暮らしができる」というものだった。


■ 高度成長期において、擬似的にブルジョワ生活を実現させたシステムが「専門主婦」制度


■ 現代人は、意識や働き方はブルジョワっぽくなったが、経済資本も人的資本もまったく本物のブルジョワではないので、おそらく破綻する


■ 打倒ブルジョワ?生殖的にはブルジョワではない生き方が望ましいのでは?





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 話の筋道、わたくしも大好きです。結論が妥当ブルジョワになるかどうかはともかくとして

「専業主婦制度は一定の成功をみた」

あたりも納得です。



 実国学者ヨシイエ的には、もう少しエグイことを考えています。これまでのヨシイエさんの論考をまとめてみましょう。




■ <実国学を考える20> 幸せなる人生というやつが、だいたいわかった件。 ~まだ東京で絶滅してるの?~
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2017/05/blog-post_31.html


 → ブルジョワ生活を目指すことと多少関連するかもしれないが、「都市生活」そのものが消費型であり、都市生活者の大半は子孫を残せていないのではないか?

 それは江戸時代から続いている消費地としての特性なのでは?

 もしかすると、庄屋型、領主型の生活しか、子孫を残せないのではないか?


という仮説。





■ 若い女性が貧困で風俗嬢になるしかないのと、妾・側室になるのとどっちが良いか ~いや、いっそ一夫多妻制度が日本を救う!?~
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2016/01/blog-post.html



 → 江戸時代をふまえながら、そもそもこの日本の歴史で、女子が経済的に自立したことなんて一度も無いことを示す仮説。


 となると「どうやって庇護されながら、その庇護下で子供を産むのか」が大事なポイントなのではないか、というお話。

 そこで爆弾として経済的ブルジョワが一方で成立するのなら、そこへ「一夫多妻」「多夫一妻」としてぶらさがる行動様式が生まれてもおかしくない、と考えてみる。




■ <実国学を考える23> 日本人は暴力で支配されないとダメな説 
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post_9.html
 


 → 前半は別の話だが、橘玲さんの記事から諸外国のブルジョワがどのように資産を継承するかを理解できる。


 つまり、日本では「よい大学を出てブルジョワ生活になった世代が、その次、そのまた次へと資産を継承させてゆく発想がまだなく、みんなエセブルジョワなので、そこまで思いが至っていない」ということなのではないか。




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 実国学的オチは、現代人は高度成長で「庶民であってもブルジョワ化できる」と誤解したが、あるいは今でもそう誤解している人は多いが、これから急激に「本当の領主層・真のブルジョワ資産継承が出来ている一族」以外は収束し絶滅に向かう、と考えています。


 ね、エグイでしょ??


 シロクマさんの話だと「こうすれば未来が変わるかも」という期待を交えての論説ですが、こっちは


「いや、みんな大半滅びるよ」


というオチ。




 最終的には、ひどい時代になろうが、生殖したほうが勝ちかもしれません。ちゃんちゃん。