2013年7月22日月曜日

これからの「ブラック」な話をしよう!



んにちは

 昨日は参議院選挙があり、自民党圧勝で盛り上がっていましたが、みなさまいかがおすごしでしょうか。選挙といえば、昔生徒会選挙に立候補したことがある吉家孝太郎です。


 選挙といえば、山本さんとワタナベさんの件が盛り上がっていたので、そのつながりで今日は少々ブラックな企業のお話をしようと思います。というのは、表面的には全然関係ないんだけど、ビジネスメディア誠にこんな記事があったので「おもしろいなあ!」と思って。


 ハローワークでやりたいことを探してみたけどなかった、という話


 話のあらすじをまとめると、大手企業に内定をもらった学生と、フリーターとして仕事を探している若者が話している内容を聞いちゃった、ということなのですが。

 フリーターな若者が、「ハローワークに行ったけど、人の役に立っていることを実感できる仕事を探してもなかった」と言うのに対して、大手企業の若者は「自分の力やレベルを考えて、相手企業に気に入られるように話を合わせていかなきゃ」というアドバイスをする、という話の流れです(笑)


 この記事の面白いところは、フリーターくんの方が、大真面目でまともなことを言っていて、大手企業君が少々本音とタテマエを使い分けているところで、どちらが正義なのかなあ、と方をすくめざるを得ない、という感じですね。


 さて、この話を読んでいてなんでブラック企業の話と結びつけたかと言うと、ブラック企業の話って実は本音と建前(正義と世の中の事実)が微妙に入り組んでいて面白いからなんです。

 がむしゃらに働け!過労死するまで!という企業姿勢がどうなんだ?!というのがいわゆるブラック企業問題なのですが、本音と建前を使い分けると実に面白いのです。

 (先に断っておきますが、私はブラック企業肯定者ではありません。親父は元バリバリの国鉄労働組合の書記長でしたので、どちらかというと労働者側の思想の持ち主です)

 
 たとえば、会社において認められる人というのは、自分で「ブラックな働き方」をします。人より長く働き、休日の仕事もいとわず、誰よりも先んじてフルパワーで働きます。

 そういう人間がいると、会社では「あいつは出来ると認めざるを得ない」となり、実際にそういう人は出世します。

 ブラック企業の社長という人は、こういう人が多いので、つまり「本人がプレーヤーであるときにはブラックな働き方をする」のです(笑)


 頑張って人より努力するのは、正義か不正義かで言えば正義なので、思わずブラックな人たちは「そうしたらいいよ!」とまわりにも言いたくなるのですが、今度は押し付けると「悪」になりますよね。


 なので、会社で出世する人は、周りにとやかく言わずに「あ、いいよいいよ。みんなは休んでて!俺やっとくからと笑顔で過ごせば、実際に給料も上がり、廻りからも慕われ、いいことずくめなのです。

 でも、それがもし彼の周到な計算だったとしたら?!

 言いたいことがなんとなくわかってきましたか?そうです。ブラック企業の話というのは、「会社として押し付ける」から悪なのであって、実は個人個人の働き方でいえば、ブラックに立ち回ったら得をするのです(笑)

(もちろん、その能力がない人は真似をしてはいけません。過労死します)


 えーっと、そういう意味では、僕は社内ではずっと人より率先して嫌な役回りをやってきました。上司が入社前からの知り合いだったこともあって、

「僕をいじめてください。同僚になる人たちに、知り合いだから甘い仕事を与えていると思われたら困るので、むしろ困難を与えてください」

とお願いして入社したのです。

 で、実際しんどい目にも合ってきたので、今がある。一番年下で一番上の立場に引き上げてもらった、というのはそういう面もあるのです。

 というわけで、本音と建前。

「男はブラック!ブラックを他者に要求するのではなく、自分で実践!」

↑何が本音で、何がたてまえかは、ご自身の判断で解釈してくださいね(^^

 
 まあ、そういう側面もなきにしもあらず、ということで。