2015年4月25日土曜日

<吉家流儲かる起業塾2> サラリーマンであることに感謝しませう

 前回の記事から、「儲かる」ということにスポットを当てて物事を考えるコーナーをはじめたのですが、ええ、別に「実国学ネタ」とか、やめてしまったわけではありません。

 いつも思いついたことをすぐ書き留めるのがこのブログのクセですので、統一感はないかもしれませんがあしからず。


 さて、「絶対に儲かるビジネス」のお話。実際にスタートしているし、のちのちリアルな経過報告もしようと思っていますが、ふだんは一介のサラリーマンである私が、常に思っているのは、


「儲かる=一発当ててやろう」


ということではない、という点です。



 庶民である私たちは、つい、


「一発当てて大もうけをしてやろう」


とか


「今日は貧乏でも、明日からは大金持ちになりたい」


とか、


そういうモノの考え方をしてしまいがちですが、本当に「儲ける思考」になるためには、そうしたアホみたいな幻想をすっきり捨ててしまうに限ります。



 というわけで、いつもはビジネスの最前線で頑張っているヨシイエが、真の儲ける人材になるために、いろいろなことをアドバイスしようと思います。


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 難しい話は抜きにして、ほとんどどんな商売でも、


「何かを何円かで仕入れて、それに利益を上乗せして販売して差額を得る」


ということをしています。これが商売というものの形態の基礎ですね。


 実際には、私たち業者もそうなのですが、1000円で仕入れたものを1200円で売ったり、800円で仕入れたものを1000円で売ったりしています。


 このとき、ざっくりとした利益(粗利と言ったりします)が、上の話だと200円あるわけです。


☆この段階で、「あれ?1000円と800円なのに、利益がおなじ200円だということは、上の二つは粗利の率が違うんだな」ということに気付く人は、商売を実際にやっている人で、何にも思わない人は、商売を知らない人です。


(やさしい解説)

 最初の方は、仕入れに2割載せた販売価格をつけている、という事例です。もうひとつのは、粗利の率を20%取っている価格の付け方です。当然、両者は利益率が異なりますね。



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 でも、まあその辺はどっちでもいいや。利益率が20%だろうが16.6%だろうが、話をすすめる上ではざっくりとしたイメージでOKなので、とりあえず先へ進みましょう。



 さて、あなたの年収が平均的サラリーマンっぽい400万円だとしましょう。あなたは一年間に400万円のお給料をもらっているとするのです。


 そうすると、これまた一般的なモノを販売している中で、利益が2割くらいないとダメだとしましょう。(別に16.6%でもいいです。こだわらない、こだわらない)


 すると、あなたが400万円もらうためには、きっと会社はあなた1人分で「2000万円の売上げを上げているのだ」ということになるのがわかるでしょうか?


(やさしい解説)

 800円で仕入れて、1000円で売れば利益が200円出ます。

 1600円で仕入れて、2000円で売れば、利益が400円出ます。

 1600万円で仕入れて、2000万円で売れば、給料分の400万円が出せます。



 もっと言えば、会社員に年収400万円払うには、社会保険やら退職金の積み立てやら、うんちゃらかんちゃら労災保険もあるし、なんちゃらかんちゃらで、ざっくり倍くらいコストがかかりますので、


4000万円売り上げてやっと、400万円のリーマン給料が払えるんだ。


ということがわかるかと思います。


 そして、おっそろしいことに、ここには事務所の家賃やら電気代やらFAX代やら、営業車のガソリン代やら、そんなもんは一切入っていないのです。(営業経費)


 ということはですよ。あなたがもし「儲ける、儲かる」ために起業しちゃったり、会社を辞めちゃったりしたら、


年とりあえず5000万円は売り上げなきゃね


ということになるわけです。(小売・卸売系の場合)



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 こういう思考ができると、あなたは儲けるチャンスを得られることになります。


そう


「とりあえず、会社にしがみついておくのが一番儲かるな」



ということに気付いて、サラリーマンであることにまず感謝するようになるからです!


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この思考パターンを身につけると、たとえばラーメン屋をやりたいとか、カフェをやってみたいとか、そういう時に、すぐ計算ができます。


 飲食業界の仕入れ原価は30%ぐらいですから、


 30円で仕入れて、100円で売るので、残り利益は70円


ということになります。


 この式をぐりぐり上げて行って、残り利益を400万円にしたらいいわけですよね?



 答えは、


171万で仕入れて571万円の総売上で、残り利益は400万円


です。


571÷365=1.56なので、一日休まず働いて1万5千円売り上げねばならない。


ラーメン700円だと22杯 毎日

コーヒー500円だと31杯 毎日


ということになります。


 ただし、これには営業経費ゼロですから、自宅の庭でラーメンとコーヒーを振舞うハメになります。


 自宅に毎日31人入れ替わり立ち代わりくることを想像するとゾッとします(笑)


なので、店舗を借りたり買ったりしないとダメなんですが、店舗を借りると計算式が倍になるとして


「毎日62人の相手をしなくてはいけない」


ということになります。これはかなりの変態プレイです!へろへろになります。


 ・・・大人しくリーマンしてたほうがマシだとおもいませんか?(笑)




2015年4月24日金曜日

<吉家流儲かる起業塾1> 絶対に儲かるビジネス を考える

 4月2日の拙ツイートで、「まだ誰もやったことがない新しいビジネスで、かつ誰にでもできる」ビジネスモデルを発見した、みたいなことを書いたのですが、じっくりと構想を練っていて、うまくまとまりそうなのでメモを残しておこうと思います。


 もっと、突っ込んで言わせてもらうならば、このお仕事は「絶対に儲かるビジネス」であると断言できます。



 おお!なんという宣言!と自分でも思います(笑)


 よく一般的に、「もし本当にそんな風に儲かるビジネスがあるんだったら、他人に紹介したりせずに、自分でやればいいじゃん」と言われたりもするんだけれど、まさにその通りで、この話をこんなところで公言したら、真似されてしまうので、ずっと秘密にしておくことにしましょう。


 じゃあ、なんでブログに書くのかって?そりゃ、メモですよメモ。初心忘るべからず(笑)



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 さて、具体的内容は伏せておくものの、このビジネスの特徴はいくつも挙げることができるので、これをメモがてら置いておきます。


①需要が必ず存在する。

 ・・・1億2千万人の日本のみなさんのうち、これを欲している人が何%いるかは正確にはわからないけれど、確実に、それも少なくない人が欲しい!と思っているモノ。
 なので、需要が確実に存在するビジネスです。


②需要をある程度推計できるので、損益が計算しやすい。

 ・・・日本国民全体では膨大すぎるけれど、属性を細分化してゆくと、ある程度の需要は推定することが可能。なので、最終的にどれくらい儲かるかが判断しやすいモノ。



③リスクがほとんどない。

 ・・・コストはもしかしたらある程度かけようと思えばかけられますが、リスクはほぼ皆無といってよいと思います。製品が完全なものでなくても、8割9割体をなしていれば、顧客からクレームがくることがない、というかなり生産者にとって嬉しいモノになります。



④コストは最小~コントロールできる。

 ・・・・その商品にどこまでの精度を追求するか、というのは完全に消費者側ではなく、提供者側、つまりこっち側にあります。
 ③でも説明したとおり、10割に近い完全な精度の製品を提供してもいいし、別にそこまでの精度がなくても顧客は問題なく利用できますから、精度を落とせばコストも低く提案することができます。
 とりあえず、提供してみたい場合は、ほぼコストゼロからでもスタートできます。


⑤繰り返しの需要が発生する。

 ・・・何度も購入していただける、というのは商品にとってとても重要なことですが、このビジネスだと同じ人が複数回購入してくれるという予測がつきます。また、需要が一巡しても、二巡目、三巡目と大きなサイクルで息が長く商売を続けることができます。


⑥商品の提供は、誰にでもできる。

 ・・・この商品の製造や開発はそれほど難しくありません。基本的な雛型はすでに公開されているものもあるし、自分である程度ブラッシュアップすることも、当然可能です。
 改造するにあたっても、日本国民であればそれほど難易度が高いわけではないと思います。


⑦商品展開が自由自在。

 ・・・私は最初1つの商品だけでスタートアップしようと思っていますが、将来的には数万種の商品展開が可能です。ただし、利益率の高いものと低いものがあるので、そこは選択しながら提供しようかな、と思っています。


⑧副業レベルで取り扱うことができる。

 ・・・少ない品種でスタートする場合、ほとんど労力がかからないので、副業がてら取り扱うことが十分可能です。1品種に対しての目標利益は、月数万円といったところでしょうか。なので、1品種だけで生活を成り立たせることは難しいでしょう。しかし、⑦で説明したとおり、品種を単純に増やしてゆけば、月あたりの売上げは単純に加算されることと予想できます。


⑨在庫はいらない。

 ・・・在庫を持たなくてはいけないことは、かなり大きいリスクですが、在庫なしで商売することも可能です。在庫ありの物販にすることも当然できますが、私は当面在庫なしでやってみるつもりです。



⑩損はしない。

 ・・・まとめて言ってしまえば、完全に「損をすることはありえない」と断言できるでしょう。なので、あとは「やるかやらないか」だけです。やれば確実に利益が出ます。利益幅は商売の規模にもよるでしょうが、小さくこそこそやってもいいし、大きく頑張ることも当然可能です。ですが、絶対に元手を失うことはありません。



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 とまあ、良いこと尽くしなのですが、逆に弱点やマイナスポイントがないのかどうかも、しっかり考えてみました。以下、このビジネスの課題点です。


①一商品あたりの単価が高く取れない。

 ・・・基本的にかけるコストが少ないので、商品価格として設定できるのは1商品につき1000円以下でしょうね。それ以上の価格を提示するためには、かなり購入者に合わせてカスタマイズしたものを提供することになろうと思います。そうすると、個別対応分のコストが高くなってゆくので、旨みが減少するかもしれません。


②不要な人にとっては、あまり興味関心を持ってもらえない。

 ・・・欲しい!という人と、どうでもいい!という人に大きく分かれてしまうかもしれません。まあ、いらない人に無理強いするような商品ではないので、欲しい人にだけ提供しても一定数はハケるでしょう。



 まあ、マイナス点はこんなもんかな。また見つけたら書き加えます。



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 「それだけ儲かるなら、実践してみろや!」と言われるだろうと思って、もうすでにやりはじめています。

 当たり前でしょう?絶対儲かるビジネスなんだから、やらないはずがありません。


 というわけで、今回から作った「吉家流ビジネス塾」のコーナーでは、この商品・製品による儲けをレポートしてゆこうと思っています。


 実は、現在吉家がスタートしている製品は、上に挙げたものとは少し仕様が違う「よりオリジナリティが高い」別バージョンです。

 なんでそれを販売しているかというと、私はこの商品の専門家なので、


「最初からカスタマイズ済み状態で販売可能」


だからです。


 そこが上に挙げた「誰にでもできるビジネス」とは少し違うかも。最初から高付加価値にして、かつお値段を抑えていますので、顧客満足度はめちゃくちゃ高いはずです。すでにリピーターさんが何人もいるしね(^^



 なんで「高付加価値ハイレベル商品」を今から提供しているかといえば、今後このやり方を他の人に伝授した際に、


「うちのクオリティが一番高い状態」


にしておくためです(笑)


 マネしても、もちろんいいですが、ヨシイエのレベルには到達されないように、最初からブランド化しておく戦略なのです(爆)


 おこぼれに預かりたい人は、いつでもどうぞ。





2015年4月17日金曜日

貧困女子がなんぼのもんじゃい ~だって、そもそも女子はみな貧困じゃないか!~

 世の中では「貧困女子」なる言葉がとても注目されていて、特に働く単身女性のうち3分の1が貧困状態にあるとか、シングルマザーの多くが貧困で苦しんでいるとか、中でも再貧困の女子がセックスワークでなんとか生きているとか、そういう話題でもちきりになっています。



 しかし、現代の国学者にして、真面目に世間のことを考える吉家孝太郎から言わせてもらうのであれば、



そもそも、すべての女子は貧困なのではないか?!



と定義できそうな気がするので書いておきましょう。



 いったい全体どういうことか?!タジマ先生が大いに共感してくれそうなこのお話。じっくりと読み解いていくことにしましょう。



 さて、日本における貧困とは、基本的には


可処分所得の中央値の半分に満たない世帯員


なんて定義がされていて、簡単に言い換えれば「みんなの平均給料の半分以下が貧困」とすることができます。


 これをざっくり「つまり、なんぼやねん」とまた言い換えると、平均年収を400万から500万位に推定すると、最低でも200万円くらい以下が貧困だと言える訳で。



 さらに面白いデータがあって、単身女子の平均給与なるものを推定すると、こちらは男子より平均給与が低いので、おおむね


 290万円前後


になるのだそうです。こちらはさすがにそのままで貧困とはいえないまでも「低い給与」だということは出来るでしょう。



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 こうしてみると、現代の日本における女子の立ち位置を考えてゆくと、


① 働く女性の3分の1は、年収120万円程度の貧困女子である。

② 働く女性の平均は、年収290万円前後の低給女子である。

③ 働く女性のうち、年収500万円以上を稼ぐのは10%しかいない。


(最後のデータは http://nensyu-labo.com/heikin_kaisou.htm より)



 といったことが見えてきそうです。


 これを一言で言い換えると、


「そもそも9割の女子は金持ちではない」


ということになりますね。



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 さて、女性の社会進出が進んだといわれる今でもこんなもんですから、これまでの日本のあり方を思い出すとさらにすごいことになっていました。


 そもそも、結婚して専業主婦だった女性は、そのままでは現金を稼ぎませんので、基本的に年収はゼロです。パートをしていても、多くの女性は103万とかで抑えてしまいますので、これも金額だけを取り上げれば



貧困



状態だったことになります。


 結婚して、専業主婦で暮らしていけた時代は、幸せではあったものの、実態は貧困であり、金銭的には、旦那の稼ぎに依存しているヒモ状態だったことになります。言い方はあえてきついですが。



 こうして考えると、昔に生まれても今に生まれても、基本的に女子は貧困なのです。(金銭的には)


 それが、現代社会においてちょっとだけ一部の「ラッキーな人や、とてつもなく努力した人、何かを犠牲にした人、特殊な技能や才能を生かすことが出来た人」だけが、なんとか他の男子と肩を並べることができた、ということになりますね。



 このへんは、タジマ先生が、「だから男はダメなんじゃ!」と言っておられるとおりかもしれません。たしかにそもそも女子はかなり分が悪い!



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 さて、ここからが分かれ道です。考え方は2つ。どちらの考え方が正解というわけではありません。


ひとつは、「だから男女の仕事を機会だけでなく結果においても平等になるようにバイアスをかけろ」というものです。


 つまり、女子だって年収平均が400万とか500万にならないとダメだ路線ですね。


もうひとつは、「女子は基本全員貧困なんだから、弱者として守れ」というものです。


 これは、ついこのあいだまでは「専業主婦と家事手伝い」という実態を通して実現していました。ただし、これからは厳しいです。


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 最初の考え方を軸にすれば、もっともっと男女間を自由競争させて、おなじように仕事をさせればいいということになります。

 よく言われるのは、女性を管理職に登用して(年収も上げろ)という論調ですね。


 しかし、現実問題では、「そのように仕向けても、企業は自然に敬遠する」のでうまくいきません。


 そこで次の考え方である「何らかの誘導をして、下支えをすることで、女子を引き上げよう」とするものが生まれてきます。


 しかし、露骨にやりすぎると「男子を逆差別」するような政策しか出てこなくなります。


 だって、女性を守るということはすでに差別しているのと同じだからです。


 歴史に詳しい人なら、さまざまな意味で弱者だった人たちは、弱者とされていたからゆえに「特権」を与えられていたことが多いことを知っていると思います。なので、それらの特権をもっていた人は、弱者という身分を撤廃されると特権を失い困窮することがあることもご存知でしょう。


 このあたりは複雑で微妙な人権問題も絡んでいますが、保護と差別は紙一重であることをしっかり意識しておく必要があります。



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 さて、もしヨシイエが天下国家の支配者だったら、こんなアイデアを実現してみるのですが、いかがでしょうか?


 すべての女子が貧困である、という定義を生かしながら、国家を運営してゆく秘策!です。



 それは、


「すべての女性に、最初から生活基礎金を給付する」


というものです。女子に生まれた限りは、生活保護費に相当するような、基礎金が国家から毎月もらえる、というものです。


 これだと、男性と女性の賃金格差は解消します。(差別国家ではありますが)


 そして、女性は1人暮らしでも最低限生きていけるし、働けばそれで男子と同じ給与に到達します。


 それからなんと言っても、女子と一緒になれば基礎金がくっついてくるので、男子はみな女子に言い寄ります。


 気に入らない男子は、ちゃっちゃと捨てればよろしい。次の男がなんぼでもお金目当てに待っているのです。


 男子にとっても、自分の給与だけではなく結婚すれば1.5倍世帯収入がベースアップしますからいい話です。


 奥さんを大事にしないと、えらい目にあうのです。保険金詐欺と違って、殺されません。生きてないと基礎金は出ませんので。


 どうですか?女性のみなさん!日本をそんなものすごい差別国家にしませんか?!









 

2015年4月15日水曜日

分譲マンションと賃貸マンションを比較する公式!

 ちょっとまだ理論的に完成してないのですが、メモ代わりに。


 マンションについて「賃貸」が得か、「購入」が得かよく議論になりますが、実はおなじ公式で数学的に解けるんじゃないかという仮説を考えたので、忘れないように書いておきたいとおもいます。


 一戸建てを購入する場合は、「土地が永続的に自分のものとなる」という特典があるので、マンション購入の場合と話が根底から異なるのですが、


賃貸マンションVS分譲マンション(購入)


だと土壌がおなじなので、比較し易いと思います。


 さあ、ではこの話を数学的に考えてみましょう(笑)。数学好きな人はいっしょにパズルだと思って頭をひねってくださいね。


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■ a賃貸マンションに必要なお金とその分類


 a① 敷金

 a② 礼金(もしくは敷引き)

 a③ 家賃

 a④ 共益費

 a⑤ 駐車場代



■ bマンション購入に必要なお金とその分類


 b① マンション本体の費用

 b② 修繕積み立て金

 b③ 管理費

 b④ 固定資産税

 b⑤ 駐車場代


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 比較する上での、分母みたいなのに相当する期間は


■ a賃貸マンションは居住した期間(=<躯体が存在している期間)

■ b分譲マンションは所有した期間(=<躯体が存在している期間)


とすることができると思います。


 賃貸マンションの場合も、マンション躯体が存在している期間を居住期間が乗り越えることはありえないのですが、分譲でも「未来永劫自分のものではないよ」ということを確認しておくために、この説明をあえて入れています。


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 さて、金額と意味合いの大小はさておき、共益費と管理費はおなじような意味づけと扱いでよかろうと思います。

 駐車場代もしかり。まったくおなじ扱いのものですね。



 ところで、分譲マンションの場合は、いちおう「資産」ということになりますので、それがどのように決算されるかを考えると、


「買った金額-売れた金額=損した金額もしくは得した金額」


ということになるでしょう。プラスになるかマイナスになるかは別として。


 さて、現代から未来の日本の経済状況を考えると買った金額よりも高くなることはまずないので、激減は避けたいものの、基本的には買った金額より売れた金額を引いたものは「損金」として計上されてくるはずですね。


 例) 3000万で買ったマンションが2000万で売れたので1000万円の損が出た



 これは、実は敷金・礼金とそっくりです。礼金だとわかりにくいのですが、敷引きだとドンピシャです。


 例) 敷金30万円で、敷引きが10万円なので、20万円返ってきた


似てますね。



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さて、修繕積み立て金と固定資産税は、分母である「所有した期間」全体に「毎月」かかるコストと考えることができます。


 これは「居住した期間」全体に「毎月」かかる家賃にそっくりです。


 そうすると、結局マンションを買った人が何かを最初に払って、あとで戻ってくるものがあるとすれば、売却価格ということになるでしょう。



 そうして、結果戻ってくる可能性があるのは「売れた金額」のみということになります。


 賃貸住宅でも、戻ってくる可能性があるのは「敷金のうち、敷き引きされた残り」です。


 この2者は非常によく似ています。


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 というわけで、実は賃貸マンションと分譲マンションの数式上の構造は非常によく似ているので、これを公式化できそうな感じがしますよね?


 数式に変換してみます。左辺に賃貸マンション、右辺に分譲マンションとします。





<数式1>   賃貸マンションとは=分譲マンションとは


<数式2>   共益費=管理費


<数式3>   駐車場代=駐車場代



<数式4>   年間家賃=(修繕積立金+固定資産税)の年間総額


<数式5>   (敷金-敷引分)=(購入金額-売却金額)





 これで矛盾なく5つの数式で賃貸住宅と分譲住宅購入がおなじものであると証明できました(笑)


 このように考えると、「所有」するって結局なんなのかということが浮かび上がってきます。


 一見私たちは、マンションを買って所有しているように思いますが、所有してないのと数学的には同じだと言われちゃったわけですね。



 さて、「売却しなかったら、所有してることがずっと続くじゃん」と誰もが思うはずです。たしかにそのとおり、売却しなければ、「所有は続く」かもしれません。


 しかし、それにも限度があって、最初のほうでお断りしたとおり、


■ b分譲マンションは所有した期間(=<躯体が存在している期間)


ですから、所有を永遠に継続させようとしても、躯体がダメになるまでの間という限定期間付きだということがわかると思います。


 土地を分筆して持っているのと違い、マンションは空間を区分所有していますので、躯体がなくなるときには、所有の概念だけが残り実体はなくなります。そこがミソ。


 躯体がダメになるとお金を払って建て替えるか、決算して転居するかの2つしか選択肢はありません。お金を払うということは、別の物件に払ったっていいのですから、最初にリセットされるということなので、結局決算してしまうことになるのです。




 これを数式で表すと



 区分所有=区分される主体が存在する間の期間所有=期間所有=ほぼ賃貸


となるわけです(笑)


 区分所有法上の区分所有とは、区分される主体が存在する期間限定の所有であるから、それは期間所有と言い換えることができ、期間所有とは、定められた期間その主体権を貸し出す賃貸とほぼ同義に扱うことができる。


というのが、その解説。

 もちろん、貸し出された者が執行できる権利と所有する者が執行できる権利は大きく違うのですが、(たとえば、賃貸ではキッチンを勝手に総入れ替えできないけど、購入マンションならできるとか)その辺は、勝手にいじっていいよ特約がある賃貸もあるので、ちょっと別問題にしておきます。





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 さて、ではあらためて賃貸マンションと分譲マンションがおなじものであると仮定した場合、それぞれのマネタイズモデルはどのような違いがあるのでしょうか。


 <比較1> 共益費は比較的安め<管理費は比較的高め


 <比較2> 駐車場代は同等=駐車場代は同等


 <比較3> 家賃は十数万円で高い>修繕積立金と固定資産税の総額月割りはせいぜい数万なので安い


 <比較4> 敷金と敷引きは数十万円規模<購入と売却は数千万円規模



 こうなるとはっきりしますね。最初にドカンと金を払うか、だらだらお金を払い続けるかの違いだということです。管理費とかは誤差の範囲で無視してもOKです。なんせその他の桁が違うから(笑)




 わかり易くいえば、こんな賃貸物件があるとしましょう。


「賃貸契約期間、マンション躯体が老朽化するまでの35年間」で、家賃が7万円のマンション


これは、7万円×35年×12か月=2940万円の総支払額ってことになります。


つまり、35歳の時に2940万円で購入したマンションが購入後35年で70歳になって「取り壊し」が決まった、ということと全く同じだというわけです。


ざっくり言えばね。




2015年4月14日火曜日

<実国学を考える 8> なぜ日本はダメになったのか

 高度成長を終えて、現代の日本はいろいろな意味で「ダメになって」いるのはご承知の通りです。

 経済的にも今ひとつで、人口は減少。子どもも減り、地方は疲弊しています。都会だって、安定した職や身分はすでになくなり、もうぶっちゃけざっくりと言って


「私たちは何をよりどころや軸足にして生きていいかわからない」


時代に突入していると言っていいでしょう。


 重ねていいますが、日本中がダメになったような感じがして、



「いったいぜんたいどうしていいかわからない」


という気持ちになるわけです。


 特に、戦後の日本人というのは、イデオロギーというイデオロギーに多様な意味で否定的になっており、自分を見失うことにかけては天才的に得意になっています(笑)


 たとえば、戦前の「お国のために」世界観は、敗戦により否定されました。

 それから安保闘争は、ぐだぐだになって崩れました。

 まじめに、社会主義に向き合った人にとっても、ソ連や中国があんな風になってしまえば、資本主義を認めざるを得ません。

 その資本主義ですら、「バブル崩壊や失われた20年」など、もろさや問題点をたくさん抱えていることが判明しているわけです。



 いったい全体、どうしていいか、マジでわからないのが現代人なのです。



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 そうした状況の中で、これまで通説になっていた


「いい学校を出て、いい会社に入る」


も上手く行かないし、グローバルだの起業だのいろいろ言ってるけど、


「実は国外のほうがいろいろ危険だし、9割以上の起業が失敗する」


現実を見せられたら、生きてゆく上での「お手本・見本」すらないことに気付かされるのです。



 とまあ、ここまで書いてきて、じゃあこれまで日本が「なぜ上手く行っていたのか」ということを振り返ってみれば、何かわかるんじゃないかとも思いますが、賢いみなさんはもうすべて気付いているはずですね。


 今の中国を見ていれば、一目瞭然。



 ・・・別に、必死で努力したとか、知恵を絞ったりしなくても、一定の時流と潮流に乗れば、経済的に貧しかった国は、ある程度伸びる(もともと伸び代がある)



ということが証明されちゃったわけです。


 経済成長とは、うちのおとんの初任給3万が、僕らの初任給18万(6倍)になることであるが、それは初任給がたったの3万だったから成立したのであって、未来の子孫の初任給は108万(6倍)には絶対にならず、むしろ永遠に18万維持できてたらいんじゃね?


ということが、資本主義と国際社会と経済国家の真髄なのですから!



 だから、先進国になってしまった国が、「それでもまだ先進国として突っ走れる方法」とか、「生活レベルを落とさず世界と仲良くやる方法」とか、「成熟国らしく生きる方法」なんて、ヨーロッパもアメリカもきちんと実現できているわけではないことにも気付いてしまいます。




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 そういう意味では、「こりゃもう、どうしようもないね」というのが結論でもあるわけですが、そうも言ってられないのであがいてみせなくてはなりません。それがこれからの日本人に必要な資質です。


 EUというヨーロッパ共同体ができたときに、「じゃあ、究極的に言って、イギリスとフランスとドイツの違いってなんなんだ」ということを問うとしたら、そこには経済と人種の交流がうずまいているわけですから、ひとつは


「土地だ」


ということと、もう一つは


「文化だ(言語もふくめて)」


ということしかないわけです。少なくとも、これだけグローバルになってくると「人種だ」は使えません。

 ドイツはそれを大上段に使って、やからしてしまいましたので、人種を持ってアイデンティティを宣言することは、もはやタブーの領域になってしまってもいるわけです。




 ということは、わが国においても「日本が日本である」ということのアイデンティティは、やはり



「土地と文化」


を持って定義することがベースになるでしょう。だから、わたくし吉家孝太郎は、現代の吉田松陰を目指す、と言っているわけです。


「もう、なんせ土地だよ、土地からスタートしなくちゃだめだよ!それは、墾田永年私財法からはじまる、公の土地から僕らの土地への大転換、つまり日本人の自主自立の問題なんだよ」


という考え方は、そこにあるのです。



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 実国学(じつこくがく)という名前を使いながら、このことをじっくり考えている最中なのですが、吉田松陰がもし現在に生きていたら、


「国学の考え方」と「現代から未来への日本のあり方」


をどう合致させ、発展させてゆくかに心血を注いだことでしょう。



 さて、この連載の中のどこかで、きちんと「実国学的に考える、わが国の捉えなおし方」についてえは説明してゆきますが、今回は、


「そりゃ日本はダメになるよね」という理由


を実国学的視点で説明したいと思います。



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 まず、戦国時代から江戸時代・明治時代・昭和初期までの通史として、日本の土地をベースにした「あり方」はずっと変わっていません。

 昭和初期といえば、僕ら団塊Jrにとっては「おじいちゃんたちの時代」です。

 戦国時代からおじいちゃんの時代まで、日本という国の国のあり方は驚くほど変わっていないのです。


 (この話は長くなるので別に説明しますが、家父長制度で、一族が土地を持ち、その土地を相続しながら実行支配していた流れは戦国時代から敗戦時までほぼ繋がっています。

 GHQによる財閥解体、農地改革で土地を持っていた者は、小作者に土地を分割せざるを得なくなり、そこではじめて戦国時代から続く土地支配のあり方は大きく分断されます。小作者にも土地が行き渡るという面白い現象が起きたせいで、ある意味昭和20年の敗戦時には、国のあり方はリセットされ、一定の平等なチャンスが訪れたといっても過言ではありません)


 さて、「おじいちゃんたちの時代」に何があったのか。このときに、地主も小作者も一定の土地を所有することができ、「ある程度みんなが土地を持っている」というベースが出来上がったのですが、家父長的な因習は残っていましたので、


それらの土地はすべて長男が相続する


ということが起きました。


 長男が生まれています。そう「お父さんたちの時代」です。


 我々の父の世代は「団塊の世代」です。団塊とはその名の通り、戦後社会の名実共に平和の象徴として「子供達がたくさん生まれ、育った」ということを意味します。


 しかし、彼らのうち、次男以降は土地を相続することができません。だから、都会に出て就職したのです。そこから、都市人口が明確に多くなり、都市がより都市化するようになります。

 人が多いので、物理的に仕事のある場所は、都市に集約されてゆくことにもなるわけです。



 ですが、この団塊ではまだ日本はダメになっていません。長男はしっかりとその土地・地元に根付いて家父長制度こそなくなったものの、本家としてその土地で仕事につき経済活動を回していったからです。


 ところが、さらに都市に仕事が集約されるようになり、異変が起きました。経済的にも技能的にも、すべてが高度化してゆくなかで、「専門的・発展的な教育を受けるためには都市に出なくてはいけない」ということが起きてきたのです。


 これはある意味当然でもあります。人口が多いところ、より工業化が進んだところに高度な教育が生まれ、学校が設立されてゆきます。大学だけでなく、高専や専門学校はどうしても、地域の中でも人口が多い主要都市に設立されてゆきます。



 ここから、日本がダメになる要因がスタートするのです。


 これまで、長男が継承してきた地元の土地でしたが、一族の長である長男には



「これからの一家をしっかり担ってもらうために、進学してほしい」


ということを願うようになります。つまり、長男に学費を出して、都市へ移動させるということが大々的に始まったのです。



 これが事件のはじまりでした。



 この都市へ出された長男は、しっかり勉強したことはしましたが、それを持ち帰って地元で生かすということよりも、「都市でさらなる貢献をして、高い給与を得る」ということにインセンティブが働くようになったのです。



 地元では何が起こったか。地方の土地を継承するのは、高等教育を受けなかった次男以降に役目が回ってきました。


 次男がバカだと言うのではありません。次男はバカなのではなく、かわいそうなことに「高等教育を受けるチャンスをもらえなかった」人たちなのです。そうした人たちが地元に残り、地元の政治と経済を動かすことになったわけです。


 都市へ出てゆくものは、より高度な教育を受け、富むことができました。地方に残ったものは、高度な教育の還流を受けずに、旧来のやり方だけで戦っていかざるを得なかったのです。



 するとさらに悲劇的なことに「次男以降も都市へ行こうとして、本来の土地には両親のみが残る」という動きが加速することになりました。


 団塊jr世代になると、もう「本来の土地を継承すること」に意味はなくなり、より高い給与を得られる「いい学校といい会社」を求めてみんな都市へ出る、ということが一般化するようになったのです。



 そして、地方にはよりいっそう教育を受ける機会のない人たちが残るようになりました。だから地方は再生されずに、どんどん疲弊するのです。


 そもそも、地方がよくなるための知恵や知識は、そこには存在しないのですから!!!




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 しかしです。ここで宣言しておきますが、もう都市には「高給を生み出す教育も、それにふさわしい仕事」もあまりありません。一部の大きな仕事は残りますが、どんどん都市の仕事も収縮してゆきます。


 大企業がダメになったり、大規模なリストラが起こったりするのはその証明です。大学全入で教育にも価値がなくなってきつつあります。



 じゃあ、どうすればいいのか。いつまでも都市幻想を引きずってないで、今ならまだ間に合う!


 知恵と知識を地方に還流させるべきなのです。私たち自身の手で。



 すでに、二束三文になった戦国時代以来の土地を売り払う動きが加速していますが、それはいよいよ、僕らの子ども世代の漂流のはじまりです。


 土地も金も持たず都市を貧困でさまよう人々が、すでに増えています。


 ちがうのです、そうじゃない!


 今ならギリギリ間に合います。内需を地方地方で起こし、そもそも足りなかった知恵と知識を地方に戻し、あなた方本来の「戦国時代以来の本貫地」を取り戻すことができる最後のチャンスが、そこにあるのです!



 これが、実国学が提唱する、21世紀の吉田松陰理論です。















2015年4月9日木曜日

マンション激震と崩壊のはじまり ~ついに始まったマンション資産崩壊の序章?!~


 国交省の方針で、マンションの「管理組合の規約が変わる」という話が盛り上がっています。

 ニュースタイトルには「激震」なんて言葉が躍り、この問題が名実共にかなりのインパクトがあるニュースであることがわかります。


 さて、ふだんから吉家は「マンションなんか買うな」論者であり、「マンションは資産でなくて負債だ」論者であることは周知の事実ですが、先日も、


「東京のマンション投資、いかがっすか?」


という若いにーちゃんからの電話があったので、思わず怒りを覚えてしまったほどです。


 そう!ヨシイエにとって、マンションは禁句なのです(笑)




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 さて、今回の管理規約のお話。元ネタは


産経ビズさん
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150408/mca1504080500005-n1.htm


日経住宅サーチさん
http://sumai.nikkei.co.jp/edit/rba/etc/detail/MMSUa8000002032015/


2ちゃんねるさん
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1428497378/


などでがっつり取り上げられていますので、まずはそちらを。


 さて、それがいったいどういう意味を持つのか、について軽くおさらいしておきましょう。



 ざっくりと、決まったことは次のような内容です。



① マンション管理組合の概念として「コミュニティ」を念頭に置くことをやめる。


② マンション管理組合の運営は、素人ではなくプロに担当させる方向にする。


③ マンション管理組合の運営は、法に対応できるものとする。



 これを平たく言い直せば、


 マンションを住民みんなでよくしてゆこうね、とかみんな仲良くルールを守ろうね、とかそういう考え方からシステムを組み立てるのではないですよ。


 マンション管理を「順番で選ばれた住民の素人のおっさん役員」とかの集合体に任せるのではなく、専門家に振ってしまおう。


 役員が集まって飲み会したりとか、ご苦労さん会とかにお金が使われているのは、裁判されたら負けるよ。


ということです。


 また、それに伴って「役員さんがトラブルの仲裁に当たったり、問題解決の張り紙や連絡チラシ配りなどをするのもいらない」ということになるわけです。



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 さて、どうしてこういったことが問題なのでしょう。


 国交省側の言い分はこうです。


「そもそもマンション管理組合の役員を十分に満たせるだけの資質を持つ人たちがおらず、素人が役員をやっている結果、お金の無駄遣いをしたり飲み食いに使ったりしているので、どないかしないといけない」



 そして、マンション住人たちの意見はこうです。


「もし、”みんなで守ろうね”をなくせば、マンションが荒れて住民が好き勝手してしまう。そうしたら資産価値は下がるわ、住みづらくなるわ問題が増える」


ただし、逆の意見も。


「もうすでにコミュニティなんて崩壊してるんだから、全部なくしておっさんたちの飲み食いもやめたらええねん」



 さあ、みなさんはどう思いますか???


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 この問題の是非はさておき、ヨシイエ的には、ひとつだけこれからの未来におきる確実なことを宣言しておきたいと思います。


 国交省が言い出したことも、住民の意見も、指し示していることはたった一つです。



「つまり、なんだかんだ言ってマンションでの住民の合意形成なんてできない。意見なんて絶対にまとまらない」



ということです。



つまり、



「そのマンションの躯体寿命がきたら、すべておしまい。建て替えの決議どころか、マンションから逃げ出すかそのまま住み続けて死ぬかの2択しかない」



ということが、近未来のマンションで次々に起こるのです。



 国交省が「あのさあ、ぶっちゃけマンションでのコミュニティ形成(みんなでなかよく)なんてできないんだからやめようよ」と言っているということは、これから未来に、もっと恐ろしいことを言い出すことの前兆なのです。


 それはどんなセリフか?!



「あのさあ、いろいろやってみたけど、区分所有っていう考え方そのものがさ、うまくいかない幻想だったのかもしれないね」


ってことです!!!




 これを真に理解している人は、絶対にマンションは買いません。不動産屋に勤めている人も、その多くがマンションを購入することはないのです。(一時的に所有して売り抜けるつもりの人はいるけど)



 というわけで、今日の格言。


鶏口となるも牛後となるなかれ

(小さなもののトップになっても、大きなものの尻にはなるな)


 買うなら、一戸建てを買え!マンションを買ってしまったら、最後まで持つな!



 



☆参考☆

 マンション管理の問題いろいろについては


 村井忠夫さんのブログ
http://murai.realestate-jp.com/


がとても参考になりますよ。















2015年4月2日木曜日

coconala ココナラが起業のトレーニングに最適な10の理由

 ふだんは年商数億円の某企業の管理職をしているヨシイエは、会社勤めをしながら、自分でいろいろな分野で講師をしたり、趣味をお金に変えたりもしているのですが、(もちろん、本業に差し障らない範囲でね)、


 起業する!


とか


 お金儲けを学ぶ!


という面では、coconala(ココナラ) というサービスがとても適しているなあ、と思います。



 別にワタシはココナラさんの回し者でも、この記事を書いたことでお金になるわけでもないのですが、純粋に商売というものを考える上で、ココナラを利用しない手はないように思っています。


 というわけで、学生さんとかあるいは「実験的に起業を体験したい」人とか、「ちょっとした副業が気になる人」とか、そうした人に向けて、


 どうしてココナラが起業のトレーニングに最適なのか


説明してみたいと思います。


 もちろん、プチ起業にはいろんな方法があって、最近では簡単にネットショップを持てるシステムもいくつかあるし、クラウドファンディングで資金を集めるとかも敷居が低くなっています。

 最も簡単なのでは、もう定番になりましたがヤフオクに出すでもいいわけです。


 しかし、そうしたツールよりも、ココナラはより本質的な商売の肝(キモ)を学ぶことができるので、今回はそこを説明してみましょう。




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☆ココナラが起業のトレーニングに最適な理由☆



<その1> 匿名での活動が可能であること。


<その2> 在庫を一切持たなくていいこと。


<その3> 決済機能を自分で用意しなくてもいいこと。


<その4> ビジネスアイデアを最短で商品化できること。


<その5> はじめることも、やめることも簡単なこと。


<その6> 需要があるかどうかの判定をしてくれること。


<その7> 競争にさらされること。


<その8> 価格に真摯に向き合えること。


<その9> 広告というものの本質を学べること。


<その10> その起業が成功か失敗かを最低のコストと最速のスピードで教えてくれること。



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 結論からいえば、ココナラを試してみると「起業家として、現時点のあなたに足りないものがなにか」を教えてくれることがすごいと思います。


 なぜ、そう言えるのか。より詳しい点を説明してみますね。



<その1> 匿名での活動が可能であること。


 ココナラでは、最初の段階では運営会社に「住所氏名の登録」をせずともヤフーのIDなどで活動を開始することができます。

 実際にお金が動き出せば、振込先を登録したりすることが必要ですが、少なくともサービスの利用者に「売主が誰か」ということを晒すことはありません。

 実名をココナラ運営に登録することも可能ですが、任意なのでしなくてもOKです。



<その2> 在庫を一切持たなくていいこと。


 ココナラで扱うサービスは、「実際に存在するモノ」ではなく、電子データやテキスト・画像データなどに限られています。

 ということは、商品・商材は電子的にコピー・複製が可能なものばかりなので、「在庫」を持つ必要が一切ありません。

 起業初心者にとって、大きなリスクとなる「在庫・仕入れ」がそもそも存在しないので、ローリスクでスタートアップできることになります。



<その3> 決済機能を自分で用意しなくてもいいこと。


 ココナラの売上げは、一定金額ごとに振込み口座へ入金されるだけであり、サービス購入者からの集金はすべてココナラが代行しています。

 代行手数料は30%ですが、自力で債権を回収しなくていいということは、初心者にとってはかなり大きいメリットです。

 簡単にいえば、「取りっぱぐれるリスク」がないということです。



<その4> ビジネスアイデアを最短で商品化できること。

 
 「こんなサービスはどうかな?」とアイデアを思いついた瞬間。数分もあればサービスを開始できます。それに需要があるのかとか、難しいことを考える必要はありません。

 需要がなければ、そのサービスは全く購入されませんし、提案したサービスに課題が見つかれば、後から修正できます。

 とにかく最短で「ネットの世界に放り出す。公開する」ということはできるわけです。



<その5> はじめることも、やめることも簡単なこと。


 サービスをスタートすることも、休止することも、取りやめることも難しくありません。前項とも関連しますが、リスクに気付けばやめたらいいのです。問題があれば、サービス内容を改定すればOKです。

 クラウドファンディングなどであれば、お金を集め始めれば「期間終了」まで変更や撤退はできませんが、ココナラは即時の変更が利きます。



<その6> 需要があるかどうかの判定をしてくれること。



 ある意味、ココナラの真骨頂ですが、そのサービスに需要があるかどうか、かなり早い段階で結果が見えます。つまり、投入したサービスに対して、非常に厳しい「食いつきがあるのか、ないのか」という反応が見えるシステムなのです。

 「こんなサービスはどうかな?」と考えて悶々とするくらいなら、ココナラに出せば数週間で、リアルな反応に晒されることができます。逆に、ニッチなサービスでも、需要があれば、確実に「食いつき」があります。



<その7> 競争にさらされること。


 どんなサービスを出すのかにもよりますが、占いやイラストであればすでに出店者は数百人を越えています。その中であなたの独自性が出せるのか、埋没するのか、リアルに答えが出てきます。

 世の中は競争社会ですが、ココナラの中においても「同じサービス」は激しい競争に晒されつつあります。この戦いは、すでに本格的です。



<その8> 価格に真摯に向き合えること。


 スタート時の価格は500円に定められています。500円でできること、というのを真面目に算出しながらサービスを生み出すことが必要です。時給1000円のバイトと比較すれば、30分で1件ケリをつけなくてはいけません。

 価格に対して、利益のあるサービスとは何か、をリアルに考える宿題だと思いましょう。手数料を引かれれば、1件につき350円しか入らないのです。


 実績が上がれば、1000円や5000円といった価格設定もできるようになります。これがまた難問です。5000円で何を売るのか売れるのか。あなたの頭が試されます。



<その9> 広告というものの本質を学べること。

 
 ココナラ、というステージを利用するだけでは、現在3万件ものサービスがありますので、確実に埋没します。誰も、まずあなたのサービスを見てくれません。


 その中でどうすれば「まず、知ってもらえるのか」という商売の基本を学ぶことになります。自分のサービスを知らしめるとはどういうことか。考えさせられることは山ほどあります。


 ネット上のどんなものを活用すれば、アクセスが増えるのか。ぜひ悪戦苦闘してください。



<その10> その起業が成功か失敗かを最低のコストと最速のスピードで教えてくれること。


 あなたの起業が成功するのか、失敗するのか。それを知るのにあなたは1円も払う必要はありません。ココナラでサービスを立ち上げるのには、お金がかからないからです。

 そしてまた、あなたのサービスを誰が見てくれるのか、そして誰が求めてくれるのか、さらに誰がお金を払ってくれるのか、そう長くない期間であなたは知ることができます。

 誤りを認めるのに、それほど時間はかかりません。間違ったまま固執する時間を、変革と改革に使ったほうがマシです。



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 ココナラをうまく使いこなすために、実は公平で面白いツールが用意されています。


 それは「無料おためし枠」というものです。


 簡単にいえば、タダで何人かにサービスを提供するということなのですが、これをキチンとつかいこなせるかどうかで、


 起業センス


がわかるのです。無料おためし枠の本当の意味を理解している人は、ココナラで成功します(^^



 まあ、ココナラには特にネット界隈でのビジネスのすべての要素が詰まっているので面白いです。