2015年4月9日木曜日
マンション激震と崩壊のはじまり ~ついに始まったマンション資産崩壊の序章?!~
国交省の方針で、マンションの「管理組合の規約が変わる」という話が盛り上がっています。
ニュースタイトルには「激震」なんて言葉が躍り、この問題が名実共にかなりのインパクトがあるニュースであることがわかります。
さて、ふだんから吉家は「マンションなんか買うな」論者であり、「マンションは資産でなくて負債だ」論者であることは周知の事実ですが、先日も、
「東京のマンション投資、いかがっすか?」
という若いにーちゃんからの電話があったので、思わず怒りを覚えてしまったほどです。
そう!ヨシイエにとって、マンションは禁句なのです(笑)
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さて、今回の管理規約のお話。元ネタは
産経ビズさん
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150408/mca1504080500005-n1.htm
日経住宅サーチさん
http://sumai.nikkei.co.jp/edit/rba/etc/detail/MMSUa8000002032015/
2ちゃんねるさん
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1428497378/
などでがっつり取り上げられていますので、まずはそちらを。
さて、それがいったいどういう意味を持つのか、について軽くおさらいしておきましょう。
ざっくりと、決まったことは次のような内容です。
① マンション管理組合の概念として「コミュニティ」を念頭に置くことをやめる。
② マンション管理組合の運営は、素人ではなくプロに担当させる方向にする。
③ マンション管理組合の運営は、法に対応できるものとする。
これを平たく言い直せば、
マンションを住民みんなでよくしてゆこうね、とかみんな仲良くルールを守ろうね、とかそういう考え方からシステムを組み立てるのではないですよ。
マンション管理を「順番で選ばれた住民の素人のおっさん役員」とかの集合体に任せるのではなく、専門家に振ってしまおう。
役員が集まって飲み会したりとか、ご苦労さん会とかにお金が使われているのは、裁判されたら負けるよ。
ということです。
また、それに伴って「役員さんがトラブルの仲裁に当たったり、問題解決の張り紙や連絡チラシ配りなどをするのもいらない」ということになるわけです。
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さて、どうしてこういったことが問題なのでしょう。
国交省側の言い分はこうです。
「そもそもマンション管理組合の役員を十分に満たせるだけの資質を持つ人たちがおらず、素人が役員をやっている結果、お金の無駄遣いをしたり飲み食いに使ったりしているので、どないかしないといけない」
そして、マンション住人たちの意見はこうです。
「もし、”みんなで守ろうね”をなくせば、マンションが荒れて住民が好き勝手してしまう。そうしたら資産価値は下がるわ、住みづらくなるわ問題が増える」
ただし、逆の意見も。
「もうすでにコミュニティなんて崩壊してるんだから、全部なくしておっさんたちの飲み食いもやめたらええねん」
さあ、みなさんはどう思いますか???
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この問題の是非はさておき、ヨシイエ的には、ひとつだけこれからの未来におきる確実なことを宣言しておきたいと思います。
国交省が言い出したことも、住民の意見も、指し示していることはたった一つです。
「つまり、なんだかんだ言ってマンションでの住民の合意形成なんてできない。意見なんて絶対にまとまらない」
ということです。
つまり、
「そのマンションの躯体寿命がきたら、すべておしまい。建て替えの決議どころか、マンションから逃げ出すかそのまま住み続けて死ぬかの2択しかない」
ということが、近未来のマンションで次々に起こるのです。
国交省が「あのさあ、ぶっちゃけマンションでのコミュニティ形成(みんなでなかよく)なんてできないんだからやめようよ」と言っているということは、これから未来に、もっと恐ろしいことを言い出すことの前兆なのです。
それはどんなセリフか?!
「あのさあ、いろいろやってみたけど、区分所有っていう考え方そのものがさ、うまくいかない幻想だったのかもしれないね」
ってことです!!!
これを真に理解している人は、絶対にマンションは買いません。不動産屋に勤めている人も、その多くがマンションを購入することはないのです。(一時的に所有して売り抜けるつもりの人はいるけど)
というわけで、今日の格言。
鶏口となるも牛後となるなかれ
(小さなもののトップになっても、大きなものの尻にはなるな)
買うなら、一戸建てを買え!マンションを買ってしまったら、最後まで持つな!
☆参考☆
マンション管理の問題いろいろについては
村井忠夫さんのブログ
http://murai.realestate-jp.com/
がとても参考になりますよ。
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