2015年4月25日土曜日

<吉家流儲かる起業塾2> サラリーマンであることに感謝しませう

 前回の記事から、「儲かる」ということにスポットを当てて物事を考えるコーナーをはじめたのですが、ええ、別に「実国学ネタ」とか、やめてしまったわけではありません。

 いつも思いついたことをすぐ書き留めるのがこのブログのクセですので、統一感はないかもしれませんがあしからず。


 さて、「絶対に儲かるビジネス」のお話。実際にスタートしているし、のちのちリアルな経過報告もしようと思っていますが、ふだんは一介のサラリーマンである私が、常に思っているのは、


「儲かる=一発当ててやろう」


ということではない、という点です。



 庶民である私たちは、つい、


「一発当てて大もうけをしてやろう」


とか


「今日は貧乏でも、明日からは大金持ちになりたい」


とか、


そういうモノの考え方をしてしまいがちですが、本当に「儲ける思考」になるためには、そうしたアホみたいな幻想をすっきり捨ててしまうに限ります。



 というわけで、いつもはビジネスの最前線で頑張っているヨシイエが、真の儲ける人材になるために、いろいろなことをアドバイスしようと思います。


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 難しい話は抜きにして、ほとんどどんな商売でも、


「何かを何円かで仕入れて、それに利益を上乗せして販売して差額を得る」


ということをしています。これが商売というものの形態の基礎ですね。


 実際には、私たち業者もそうなのですが、1000円で仕入れたものを1200円で売ったり、800円で仕入れたものを1000円で売ったりしています。


 このとき、ざっくりとした利益(粗利と言ったりします)が、上の話だと200円あるわけです。


☆この段階で、「あれ?1000円と800円なのに、利益がおなじ200円だということは、上の二つは粗利の率が違うんだな」ということに気付く人は、商売を実際にやっている人で、何にも思わない人は、商売を知らない人です。


(やさしい解説)

 最初の方は、仕入れに2割載せた販売価格をつけている、という事例です。もうひとつのは、粗利の率を20%取っている価格の付け方です。当然、両者は利益率が異なりますね。



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 でも、まあその辺はどっちでもいいや。利益率が20%だろうが16.6%だろうが、話をすすめる上ではざっくりとしたイメージでOKなので、とりあえず先へ進みましょう。



 さて、あなたの年収が平均的サラリーマンっぽい400万円だとしましょう。あなたは一年間に400万円のお給料をもらっているとするのです。


 そうすると、これまた一般的なモノを販売している中で、利益が2割くらいないとダメだとしましょう。(別に16.6%でもいいです。こだわらない、こだわらない)


 すると、あなたが400万円もらうためには、きっと会社はあなた1人分で「2000万円の売上げを上げているのだ」ということになるのがわかるでしょうか?


(やさしい解説)

 800円で仕入れて、1000円で売れば利益が200円出ます。

 1600円で仕入れて、2000円で売れば、利益が400円出ます。

 1600万円で仕入れて、2000万円で売れば、給料分の400万円が出せます。



 もっと言えば、会社員に年収400万円払うには、社会保険やら退職金の積み立てやら、うんちゃらかんちゃら労災保険もあるし、なんちゃらかんちゃらで、ざっくり倍くらいコストがかかりますので、


4000万円売り上げてやっと、400万円のリーマン給料が払えるんだ。


ということがわかるかと思います。


 そして、おっそろしいことに、ここには事務所の家賃やら電気代やらFAX代やら、営業車のガソリン代やら、そんなもんは一切入っていないのです。(営業経費)


 ということはですよ。あなたがもし「儲ける、儲かる」ために起業しちゃったり、会社を辞めちゃったりしたら、


年とりあえず5000万円は売り上げなきゃね


ということになるわけです。(小売・卸売系の場合)



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 こういう思考ができると、あなたは儲けるチャンスを得られることになります。


そう


「とりあえず、会社にしがみついておくのが一番儲かるな」



ということに気付いて、サラリーマンであることにまず感謝するようになるからです!


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この思考パターンを身につけると、たとえばラーメン屋をやりたいとか、カフェをやってみたいとか、そういう時に、すぐ計算ができます。


 飲食業界の仕入れ原価は30%ぐらいですから、


 30円で仕入れて、100円で売るので、残り利益は70円


ということになります。


 この式をぐりぐり上げて行って、残り利益を400万円にしたらいいわけですよね?



 答えは、


171万で仕入れて571万円の総売上で、残り利益は400万円


です。


571÷365=1.56なので、一日休まず働いて1万5千円売り上げねばならない。


ラーメン700円だと22杯 毎日

コーヒー500円だと31杯 毎日


ということになります。


 ただし、これには営業経費ゼロですから、自宅の庭でラーメンとコーヒーを振舞うハメになります。


 自宅に毎日31人入れ替わり立ち代わりくることを想像するとゾッとします(笑)


なので、店舗を借りたり買ったりしないとダメなんですが、店舗を借りると計算式が倍になるとして


「毎日62人の相手をしなくてはいけない」


ということになります。これはかなりの変態プレイです!へろへろになります。


 ・・・大人しくリーマンしてたほうがマシだとおもいませんか?(笑)




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