2016年2月24日水曜日

【完全 脱・貧困マニュアル その1】 貧困に陥らないための10の方法

 老人やら女子やら、あるいは子供たちやら、とかく現代社会においては

「貧困」


が取り沙汰されています。


 で、マスコミのみなさんも貧困貧困と記事にしていただくのは結構なのですが、

「その貧困から脱出するための方法」とか

「貧困にならないための方策」とか

そういうことは、なかなかレポートしてくれないのが現状です。



 そこで、このシリーズでは、貧困にならないためにはどうしたらいいのか、について、かなり具体的にまとめてみたいと思います。





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 もし、あなたが20代あるいは30代前半であれば、もっとも早い収入アップは「仕事の掛け持ち」(アルバイト)です。 しかし、よく考えてみると、


 通常の労働時間8時間+睡眠時間8時間+その他生活時間8時間=24時間


のうち、たいていの人は、労働時間とその周辺事項のために12時間程度奪われているのが実情です。それが残業等のブラック状態であろうがなかろうが、正社員で8時間きっちりで帰れる人はまず存在しないからです。


 そうなると、睡眠時間か生活時間を切り詰めているのが現実で、そこに仕事の掛け持ちをほうりこむと肉体的にボディブローが効いてくることになるのはわかりますね?


 もし、仕事を掛け持ちするとすれば、4時間程度の仕事が大半です。4時間×900円と考えても、一回3600円。3600円×15日入ったとしても月54000円ぐらいですから、これでようやく年収240万が見えてくる、ということになります。



 なぜ4時間ぐらいしか働けないかというと、あまりたくさん働かせ過ぎると、雇用主が社会保険などに加入しなくてはいけなくなるため、バイトに経費をかけないためには、数時間おきにシフトを変えて月あたり総時間を長く働かせないようにしているためです。

(よく専業主婦の103万の壁、なんていわれますが、その辺ももちろん関係してきます。)



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 しかし、物理的な仕事の掛け持ちは、30代後半から一気に厳しくなります。体力的にも精神的にも酷使されるので、そのせいで体調を崩したり元も子もなくなってしまうことも多々あるのです。


 そこで、なるべく肉体的な負担の少ない「普段の仕事以外に、収入を得る方法」を考えていかなくてはいけない、ということになります。


 そうした収入を、いわゆる「副業」と呼ぶわけですが、 肉体を酷使しない副業は、ネットを活用するのが王道です。

 ネットを利用して、かつ、時間の制約をなるべく自由にして、そして体力を温存できる副業が理想的だと考えましょう。


 そのためには、まず、基本的な10のツールを揃える必要があります。もちろん、高価なものではなく、激安でも、中古でもかまいません。しかし、ネット上で自由に余裕をもって動き回るためには、これらのツールは必須だと思ってください。




① (激安SIMでよいので)スマートフォンとネット回線を持つ。

② 中古でよいのでノートパソコンを持つ。

③ ツイッターとフェイスブックとブログとフリーメールのアカウントを持つ。

④ タッチタイピングができ、ある程度の長文を書ける力を身につける。

⑤ フリーでよいので、ワープロソフトを持つ。(PDF変換ソフト含む)

⑥ ネット銀行の口座を持つ。

⑦ youtubeのアカウントを持つ。

⑧ 金銭出納帳を100均のでも良いので買う。

⑨ 持ち歩けるノートを一冊買っておく。(A5もしくはA6くらい)

⑩  これらを1つのバッグに入れられるようにしておく。



 ひとつひとつは、あまりたいしたことないと思われるかもしれません。


「こんなもんで貧困を抜け出せるの?」

と思う方も多いことでしょう。


 もちろん、これは、スタート時点に立つだけのものです。実際には、歩き出さねば貧困からは脱出できませんが、まずはこの10のツールを揃えるところからはじめてください。


 ①~⑩の順番は、特に意味はありません。ざっくりこの10点をかき集めるだけで、OKです。


 しかし、このバッグを含めた10点セットが、これからあなたに


「一生涯、あなたの危機を救ってくれるようないくばくかのお金の補助を生み出す」


ことは確かです。これは、私の実体験と経験で言っている事実です。



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 たとえば、ワタクシ吉家は中古のパソコンを使って、ワープロソフトPDF変換ソフトで作った本をPDFファイルにして販売しています。

 販売していることを告知しているのは、自分のブログツイッターです。お好みでフェイスブックをつかってもよいでしょう。

 それでも、これまでに1500人の人に1000円のPDFファイルを販売しています。フリーメールのメール添付で送るので、ネット環境は必須です。

 家にネットがなくても、スマホがあればデザリングが出来ます。

 1冊1000円でも、数が集まってくると、150万円の収入になっているのです。

 すべての入金はネット銀行の口座に入ります。スマホでその日ごとの入金を確認しています。

 販売記録と相手の情報をノートに記録し、金銭出納帳に売上をつけています。

 


 もちろん、これはすべてのベースですから、他の記事で書いているように「ココナラ」のようなサイトを利用してサービスを販売してもいいし、電子書籍の販売サイトを利用してもかまいません。

 しかし、基本はワープロで文書を打つこと、ブログを打つこと、ツイッターで記事を打つことです。

なので、パソコンが必要で、タッチタイピングもできたほうがよいのです。



 お金儲けに興味がある人は、アリフィリエイトがどうなんだ?とか、せどりは?とか、そういう言葉も聞いた事があると思いますが、それらもやはり基本は、パソコンで記事を書くことが基礎中の基礎であり、スマホで写真を取り、ネットで価格を読むという知識技術が基礎になるのです。


 そして、少し余裕があれば、bloggerであればアドセンスが使えるので記事を書くごとに収入が得られますし、youtubeに動画を上げればこれも収入になります。

 ブログ上やツイッターなどでの告知、ココナラなどのサイトでの販売、youtube、アドセンス、などなどを効果的に組み合わせるだけで、月あたりの収入は確実に増やせるのです。


 ネットが必須なのは、ネットを活用することで、これらの活動を「時間の制約無しに、仕事のない時間をいつでも使ってできる」からです。

 また、仕事のかけもちと違い、肉体を酷使しないので、体力が持ちます。



 もちろん、手っ取り早くはありません。しかし、手っ取り早くないからこそ、少しずつ自分なりの収益システムとサイクルを作ってゆけば、


「一生、貧困とは無縁の、自動的にお金が入ってくる流れ」


を生み出すことができるのです。



 より実践的、具体的な内容はこれからレクチャーしますから、ぜひまずは10のツールを揃えるところからはじめてくださいね。











2016年2月17日水曜日

学校で児童生徒がベランダから3人も突き落とされない理由 ~地獄の介護現場と比較する~

 昨日に大きなニュースになっていた「老人ホーム突き落とし殺人事件」の犯人の自供ですが、さっそく中村淳彦さんが


「崩壊する介護現場の実態」


を挙げておられます。


 現代ビジネスさんより 「ルポ 地獄の介護現場」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47873



 まあ、ひどいもんです。



 私は個人的に「介護と保育」の現場はこれから虐待と憤死まみになってゆくと思っています。

 
 その理由はとても簡単で、介護職と保育職は、


「給料が安く、人材が不足している」


からです。それ以上でもそれ以下でもありません。





 さて、この問題をきちんと理解するためには、すでに問題が山積しているといわれる


「学校現場」と比較


してみればわかります。



 今回、老人ホームでは、「入居者が3人立て続けにベランダから突き落とされる」という事例が発生しました。



 しかし、学校で児童生徒がベランダから3人も突き落とされることはありません。



 なぜ学校では起きないのか、あるいはなぜ老人ホームでは起きるのか。



 そこに比較の意味があるのです。



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 まず、基本的に大の大人に対して、老人も児童生徒も園児たちも、全員大枠では弱者に当たります。


 その弱者のうち、老人と園児が虐待されて、児童生徒はあまり教師に虐待されない理由は何故でしょうか?



 これも理由は簡単です。



「老人と園児はまともに喋れないから、虐待の事実を証言しにくい」


からです。児童生徒は、ある程度論理的に話すことができます。なので虐待するとバレてしまう。



 では、もうひとつ事例を挙げて。


 まともに喋れない、ということを議論するなら、たいへん失礼で申し上げにくいものの、たとえば「養護学校・特別な教育を受けておられる」児童生徒ならどうなんだ、という意見もあるでしょう。



 もしかすると、私たちの知らないところで、特別支援学校では虐待が日常茶飯事なのではないか?という疑問が起きても仕方ないかもしれません。


 彼らの中には、外部から見てきちんと証言しにくいのではないか、と思う方もおられるはずだからです。




 しかし、現実には、特別支援学校では、児童生徒1人に対して3人くらいの教師がつきますから、まず、虐待が起こることはありません。


 おなじことを取り入れるならば、


「老人ホームで、老人1人あたり3人の職員とはいわずとも、1人あたり1人の職員数でもあれば、ほぼ虐待は起きない」


と言う事ができるのです。


 これは過労負担の問題です。(なので、給与面の待遇とは別の話です)



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 さて、利用者と職員の人員割合について(つまりは過労負担の割合について)考えましたが、通常の学校では、


「40人くらいに対して1人で面倒を見る」


わけですから、本来の比率では相当なものがあります。しかし、学校の先生は、児童生徒をベランダから突き落としはしないし、虐待事件が起こることはまれです。


 なぜか。そこにはもう一つの理由があります。


 ご存知のように、学校教職員は、教員免許という資格を取らされています。しかし、免許状を持っているだけではダメで、採用試験というそれ以上に難関の試験をくぐって採用に至ります。


 その結果、教職員の給与は、現在では民間平均よりも高い水準で推移しており、簡単にいえば


「厳選された人材が職についており、高給である」


ということに尽きるのです。



 そのため、感情的に行動する職員よりもある程度は自制が効きます。



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 ということは、介護や保育の現場で虐待を防止するには、



「厳選された人材を雇う」

ことと、

「利用者あたりの職員数を増やす」

ことが解決策だとわかります。



 しかし、こんなことは当たり前で、そんなことは言われんでもわかっとるわ!というのがオチですから、それならそれもそのはず、



「つまり、介護施設と保育施設の虐待と憤死はこれから増え続ける」



ということも当たり前なのです。


 どうにもなりません。




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 とすれば、すなわち。


 こうした状況から逃れるためにどうしたらいいかは簡単です。一昔前のニューヨークの地下鉄に誰も乗りたがらなかったように、



 自衛するには、保育所に入れない、介護施設に入れない



手はずを整えていかねばならない、ということです。ああ、おそろしい。


 というわけで、私の子供達は専業主婦の妻に面倒をみてもらい、年老いた両親は最後まで現役で働いていただいて、現場で倒れるように殉職してもらわねばなりません。ああ、おそろしい。






 






















東芝パソコン撤退のニュースで考える。パソコンの時代はついに終わったのか?!

 いよいよ、東芝さんのパソコン生産全面撤退のニュースが入ってきました。


 ヤフーニュースより 東芝、パソコン生産撤退
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160216-00000077-san-bus_all



 まあ、昨今の東芝の状況を考えればやむなし、というところでしょうが、私もかつてユーザーであったノートPCの雄である


 ダイナブック


のひとつの終焉かと思うと、感慨深いものがあります。


 厳密には、東芝ブランドのPCがなくなるわけではありませんが、生産は富士通&VAIOの工場に委託するということで、すでに国内PCの生産は


「肩を寄せ合って小さくなりながら作る」状況


に陥っているのが実態です。




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 パソコンの時代は終わった。



 そう感じずにいられないのは、ここ十数年のメーカーの動きを思い出せば一目瞭然です。


 ■ 復活前の元祖VAIO終了

 ■ IBMの撤退と中国Lenovoへ

 ■ HPもパソコン撤退

 ■ 日立やシャープも早々に撤退

 ■ その他諸々



 逐一数え挙げれば切がありませんが、高度情報化社会の中で、最も複雑で先進的な商品というイメージのあったパソコンは、すでに

 アメリカの手も、日本の手も離れてしまった

わけで。


 ぶっちゃけ、それを小さくしたスマホやタブレットなども、中国や韓国の手に渡って久しくなっています。


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 わたくしヨシイエなんかは、Windows95世代ですので、パソコン時代の終焉はとてもさみしいものがありますが、だいたい今の若者は



 タッチタイピングができない


そうじゃあーりませんか。そんなので仕事になるのかね、まったく。と思うところ。



 その代わりオヂサンたちは、フリック入力ができませんが、何か?



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 しかし、真面目な話をすれば、白物家電や薄型TV・ブルーレイなどの映像機器をはじめ、パソコンまでが日本の手を離れるということは、



 あとは何を生産したら、技術立国として世界を牽引できるのか


という大問題が起きていることになるわけで。



 これはアメリカでも一緒で、かろうじてiphoneという先端商品を作っていますが、すでに技術的には中華アンドロイドに追いつかれているわけで、これも残りわずかの先行リーチしかありません。


 ましてやiphoneだけで一国が食っていけるわけでもなく。

(そういう意味では韓国っておもしろいですね。SUMSUNGだけで国家の半分くらいが食わしてもらっているという特殊な財閥事情)



 ああ、アメリカにしても日本にしても、これからは凋落の一途をたどるんだろうなあ、と思えば気が重いですね。






2016年2月14日日曜日

マイナス金利の今こそ!副業をはじめるべき ~ピケティ理論は成り立たなくなる?~

 史上初のマイナス金利突入で、金融業界には激震が走っていますが、みなさんおげんきですか?(笑)


 なんと!お金を預けると金利がマイナスになり、お金を払わなくてはいけないというマイナス金利!


 さっそく、都市銀行や郵貯なども反応して、預貯金金利が下がり初めていますので、私たちの生活にも無関係ではありません。


 日銀の狙いは、単に「金利を下げよう」ということではなく、


「日銀金利の一部をマイナスにすると、ふつうの銀行は日銀へお金を預けるのを嫌がるので、その分市場へお金が流れるだろう」


というのが本来の目的でした。


 これが、一般の庶貧民に対しては、


「銀行へ預けても金利はつかないよ」


という形で現れ始めたのが、現時点の状況です。



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 ということは、一般人にとっては


「銀行に預けても利子がつかないなら、別の投資先を考えなくてはならない」


わけですが、 これはある意味では経済が回ることでもあるので、日銀にしてやられた感もあります。



 ところが、銀行にとっては、利子の利ざやこそが銀行の利益のひとつの本質なので、



「どうやって企業として稼いでいけばいいのか」



という難題にぶち当たることになるわけです。


 日銀さんの言うように、市場にもっと貸し出してゆけばいい、というのは理想論で、その実態は


「貸倒リスクの高い、困ったちゃんにも貸出を増やさなくてはならない」


というジレンマです。


 こうした問題が、どのような結果へとつながってゆくのかは、まだ始まったばかりなのでなんとも言えませんが、さすがに史上初だけあって、先が読めない面も多いのです。



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 しかし、いわゆる日本人の大好きな銀行預金が成り立たなくなってくるとすれば、わたしたちは少なくとも



2つの選択肢



をチョイスして生きていかねばならなくなりそうです。


 その1つめは、比較的安全な銀行預金が当てにならないわけですから、



「元本割れリスクのある、他の金融商品へ投資先を変える」


ということになるでしょう。


 これは、庶貧民にとっては、「ハイリスクになる」ということでもあります。もちろん、その分「ハイリターンになる」要素もあります。


 しかし、高度な金融知識をもたない庶貧民がリスク度のアップした投資先へ資金を移動するということは


「カモにされる」

 危険性もあります。考えてもみれば、「預金者をカモにする銀行預金」なんてものはほとんどありませんが、「投資者をカモにする金融商品」なんてのはざらにあります。


 さあ、カモたちはこの激動の交差点をぶじ横切ることができるのでしょうか?





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 もう一つの選択肢は、表題に書いたとおり、「今こそ副業をする」というものです。なぜ、副業が銀行預金と関係あるかと言えば、あなたという存在もひとつの資本だからです。



 「21世紀の資本」という本でピケティが明らかにしたのは、


「資産運用から得られる利益率のほうが、労働して得る所得の利益率を上回る」


ということでした。


  これは、資金を預貯金、投資、金融商品で持ったときのリターンのほうが、労働所得を上回ると言う意味です。


 しかし、それらのリターンの根幹である利子がマイナスになるというのであれば、少し風向きは変わってきます。





 めちゃくちゃな考え方ですが、目からウロコのために以下のような話を考えてみてください。


1000万円の資金があり、それが年1%で運用されれば利子は、10万円です。


 ここから、利息を下げてゆきましょう。


1000万円の資金があり、それが年0.1%で運用されれば、利子は1万円です。


ここからさらに、現実の普通預金利息に直してみます。


1000万円の資金があり、それが年0.02%ぐらいが利率で利子は2000円です。


↑これが、現在の金利水準でみた、実態です。



ここから、マイナスにしてみます。


1000万円の資金があり、それを年マイナス0.02%で運用すると2000円払います。


…とまあ、ここまでは小学生でもわかる算数のお話でした。



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 もし、ここで副業をはじめるとどうなるでしょうか?


 たった一回だけ、2000円もらえる仕事をちょっとだけすると、それは実は、現在のレートで、(プラス金利で)


1000万円の預金をしているのと同じ


ということに換算されるのはわかりますか?


(もちろん、労働所得と不労所得の本質的な違いはありますが、それでも2000円しかもらえない仕事の労働コストなんて、たかがしれているのでこの際無視しましょう)



 さらに、もしその副業が、月1万円くらいになって、年間12万円もらえるものだとすれば、



1000万円の資金を年1.2%で運用したときの利子が12万円


とおなじ価値になるわけです。





  さて、この考え方は、貧しい者ほどレバレッジ(笑)が効いて、ガツンと効果を表します。


 1000万円なんて例を出しても現実味がないので、資金を下げます。


 まあ、あなたもわたしも庶貧民ですから、 貯金が100万円しかないとしましょう。


 そうすると、100万円しか貯金がない貧しき者にとっては、


 100万円の資金を年12%で運用したときの利子が12万円


ですから、 完全にバブル期の利率を上回る夢の運用実績、ということになるわけです。いやっほう!


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 すこし話がミスターマリックに騙されているみたいになってきましたが、副業をするということはあなた自身が資本になる、ということです。


 その労働資本を投入する際、本業ではそこにつぎ込むエネルギーを調整すらできませんが、副業であれば、


「運用利率と、リスクの配分」





「資本投入の度合い」


も、ぜーんぶ自分で自由に決められるわけですから、 こんなにおもしろい投資はない!ということになるのです、












2016年2月13日土曜日

ゲスな不倫が糾弾されているわけではない ~叩かれているのは、持てる者たち~


 日本中がゲスな話題一色になっている昨今。ぜひ、このまま一年間途切れることなくこの手の話題が続いて、


 流行語大賞


まで、粘ってほしいものだと思いますが、どうでゲス?



 もともとは、ベッ○ー氏・ゲス川○氏の問題からはじまって、宮○3股議員問題で多いに盛り上がっているところですが、その間に、


 自称イケメン狩野E孝氏


の話題まで織り交ぜながら、世間は不倫文化が花開いています。





 ところが、ちょっと賢い人ならもう気付いていると思いますが、一連のゲス騒動、別に



 不倫が糾弾されているわけではない



ことが、実は大事なポイントだと思います。





 それは、不倫に関わった男性と女性が、均等に糾弾されていない事実を見ればすぐにわかります。

 そもそものゲス問題であれば、ベッ○ー氏のほうがはるかに重いペナルティをかけられていますし、議員で言えば、相手の女性はほぼスルー状態です。


 E孝氏に至っては、やってることはかなり重症ですが、糾弾されるところまでは至っていません。




 では、現在起きているゲス騒動の本質は何か、それはとても簡単なことです。




「持てる者から奪う。持てる者を引きずり下ろす」




祭りが起きているのが、ゲスな世間の本質なのです。





 不倫のような異性問題は、感情に訴えとても叩き易いネタになります。




 そのネタを使って、たとえば「高収入を得ている者」「高地位を得ている者」「より有名な者」「より正義者ぶっている者」から奪い取り、その地位から引きずり下ろすことは、



 快感



以外の何ものでもないのです。



 なので、もともと持てる者だとは思われていないE孝氏は、それほど叩かれないし、ついこの間の紅白で名前が出てきたばかりのゲス川○氏よりも、「良い子で有名だったベッ○ー」氏のほうが、その落差の高低差が楽しまれているわけです。


 3股議員に至っては、権力の最高峰である国会議員という立場が、奈落の底へつきおとすには大きな快感をもたらします。



 そして、不倫問題ではありませんが、超一流の野球選手だったK原氏が、薬物で身を滅ぼす姿を見るのは、庶民には


 最高のエンターテイメント


に感じられるわけです。



 このことをもって、実は本当にゲスなのは世間である、という論及をなさる人も多々おられると思いますが、その通りだと思います。



 正義の鉄槌を下すことほど、心地よい快感はありません。

 



2016年2月10日水曜日

20年で20台の車を乗り継いだ男の真実! これがクルマ選びの極意だ!

 私の知り合いに、まだ30代なのに


 20年で20台の車を乗り継いだ男


というおもしろい人物がいたので、ちょっと話を聞かせてもらった次第。



 ワタクシ吉家も、車は嫌いじゃないので、小さいころからディーラーに勝手に遊びに行っては、カタログをもらって帰ってきてニヤニヤするという生き方をしていましたが、それでも実生活となると


 免許を取って以来、まだ4台ぐらいしか車を乗り継いでいない


ので、たいしたことはありません。


 さて、その20台男の方。現在まだ40歳に届いておらず、18で免許を取って以来、毎年のように車を乗り換えては、クルマ好きを謳歌しておられたそうです。


 ちなみに、乗ってきた車遍歴の数々といえば


○BMW

○ベンツSLK

○逆輸入アコード

○シーマ


といったゴージャスな系統から、


○ワゴンR

○セルボ

○ミラ


といった明らかに庶民な系統まで、幅広く乗っておられるのがおもしろいところ。


 しかしまあ、一体全体、どういう風に車を乗り継げばそういうことになるのか、という経緯と、20台も車に乗り換えたから言える


ズバリ、人にとって車とは何か!


という哲学的な問いへの答えまで、思わずインタビューしまくったので、その内容を一挙公開したいと思います。



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吉: そもそも、どうしてそんなに車をたくさん乗り継ぐことになったのですか?


男: いやー。もちろん、車好きだ、ってのもあるんだけど。僕らのように、たとえば進学とかで都会に出ずに田舎に残ってしまったとか、あるいは戻ってきた若者にとっては、一番お金を使う対象がクルマだった、という時代があったわけですよ。


吉: たしかに、一昔前まではちょっと田舎だと地元の男子がけっこうイイ車に乗ってたり、VIPカーかなんかが流行して、やんちゃな男子が車高の低い車に乗ってたりした時代がありましたね。

男: そうそう、それそれ。そういう時代の空気もあって、ご多分に漏れず僕も多少はその道へ進んじゃったんだけれども、そもそもは都会に出た時にまとまったお金を収入にできたこともあって、最初にちょっといいクルマを買ってしまったのが、遍歴のはじまりだったんですね。

吉: 最初に買ったのはどんなクルマだったんですか?


男: うん、たぶん最初はBMWかベンツだったと思うんだけど、最初に高級車に手を出すと、いろいろとおもしろいことが起きるわけ。


吉:  おもしろいことですか?


男: そう。たとえばね、高級車に10代のおにいちゃんが手を出すと、元々が身分不相応だから、自分の持ってるお金を全部カッコイイ車につぎ込んじゃったりするわけですよ。すると、大変なことが起きるの。

吉: 大変なこと。


男: そう!大人だったら「維持費」という大枠で考えられるんだけど、発想が幼いからね、毎年5月にやってくる自動車税とかが、「めっちゃ高い」わけ(笑)

吉: まあ、高級車に乗ってればそうでしょうね。


男: だから、税金がかかってくるギリギリのところで売ってしまうの!


吉: え?売ってしまうんですか?一年乗らないの?


男: そうそう。一年乗ってしまうと税金を払わなきゃならないから、売ってまた次のイイ車を買おうとするわけ。


吉: それでも、さずがに売ってしまうと原資が目減りするんじゃないですか?


男: もちろん買値より下がりますよ。でも、間違えたらいけないのは、僕は別に投資家ではないので、車で利ざやを稼ぐとかじゃぜんぜんないんです。結局、「かっこいい車に、いろいろ乗ってみたい」が本来の目的だから、ちょっと税金が浮いた分と、それまでに稼いでちょっと増えてた分を乗っけてまた中古の高級車を買うわけですよ(笑)


吉: なるほど、それで次々高級車とかVIPカーを転がしてゆくことができるんですね。


男: そうそう!だから最初に数百万の外車を買うでしょ?すると、短い期間で乗り換えてゆくと、少しずつ原資が目減りするんだけど、もとの金額が大きいもんだから、意外と長い期間持ちこたえるわけ。もちろん、もう少し上乗せしたい場合は、仕事頑張って稼げば、その差額が貯るでしょ?

吉: でもまた、全額ぶちこむんですね(苦笑)

男: それの繰り返し(笑)


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 しかし、高級車を乗り回すだけでは、思いもよらない苦労が待っているらしい。それが、新たに車を増やす原因になるというのだが・・・。


男:  ところがですよ。毎日ベンツやBMWに乗ってて、困ることが起きるんです。

吉: 困ること。うーん、なんでしょう。

男: ヤンキーといえばわかりやすいと思うけど、そういうジャンルだと車はどうなってる?

吉: まあ、車高は低いし、ガラスは黒いし、車体はでかいとかそういうことですかね?

男: そこですよ! 踏みきりで底は擦るし、スーパーにもコンビニにも行きづらくて、日常生活がだんだんおっくうになるんです。


 吉: まあ、今のママたちが「ミニバンでかいわー」って言いながら、スーパー行きづらいのと同じですね。

男: なので、その解決策として、ワゴンRを買っちゃう(笑)激安ボロボロの。


吉: なるほど!それで車が増えてゆくわけ。


男: というわけで20代のころは、金があるんだかないんだかよくわからないまま2台持ちを続けてましたね。もちろん、途中でコロコロ売ったり、ワゴンRがこわれてミニカになったり、後輩に売ったり、ということが繰り替えされてあっというまに十台くらいにはなったという。


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吉: ちなみに一番高かった車はどんなのでした?

男: ベンツSLKはすごかったねー。本来1000万の車でしょ?中古でも300万ぐらいしたはず。あ、でもこれは本来の値段で高いやつね。僕が実際に一番お金を使ったのは、やっぱり最初の原資になった車かな(笑)

吉: SLKだと、やっぱりコンビニにはいけませんよね?

男: もちろん!だからその時もたぶん別のワゴンRを買ってた(爆)ワゴンRはすばらしいクルマですよ。あんなに使い勝手がいい車はない。

吉: じゃあ、ワゴンRだけ乗ればいいじゃないですか(笑)

男: そこよ!究極的にはぶっちゃけそうだと思う。でもまあ、そのワゴンRと対照的なんだけど、SLKに乗ったおかげで学んだこともあったのです。

吉: どんなことですか?


男: あるとき、ちょっとコンピュータがおかしくなったらしくて、車が不調になったの。で、修理に持っていったら、基盤の交換に、最大いくらかかるって言われたと思う?


吉: 10万とか20万とか?

男: それが!120万って言われたのですよ!!


吉: 払えるか!って感じですね。われわれ庶民には(苦笑)

男: まさにそれ!でもそこではたと気がついた。僕は300万で買ってるけど、やっぱりこれは本来1000万出せる人のクルマだから、修理費も120万になる、ってこと。


吉:  本当の金持ち用の車はやっぱり違う、と。


男: そういうことですよ。まあ、そんな頃から結婚したりもしたので、徐々にファミリーカーに移ったり、そうなると乗る年数も長くなったりしてきたので、今はずいぶん落ち着いています。


吉: 税金前に売り飛ばしたりは、


男: まったくしなくなりました(笑)なので、20台乗り継いだのは前半のほうが、激しくひどかった(笑)後半は意外とまともですよ。


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  というわけで、高級車から庶民のクルマまで、それぞれ良し悪しをいろいろと聞いたのですが、それはそこ、一長一短があるわけで。

 しかし、究極的には、こんな話が飛び出しました。


吉: まあ、いろいろ聞きましたが、「あなたにとってクルマとは」という問いをぶつけてみたいと思います。


男: うーん、一言でいえば「女性」ね。

吉: 女性?!・・・新しいのに乗り換えることが女性に通じるとか、そういう系ですか?

男: いやいやいや!ぜんぜん意味が違って、そもそもそんなヤンチャな車に乗るってことは、彼女がいるからカッコつけたいわけですよ。


吉: ああなるほど!女の子を横に載せるために!


男: そう!しかし、恐ろしいことが起きるのです。・・・たとえば、その女の子と別れるとするでしょ?

吉: はあ。

男: すると、派手なクルマとか、珍しい車に乗ってるもんだから、「あいつ、昨日どこそこにいたぞ」とか「違う女の子が横に乗ってた」とか、そういう話がすぐにバレるわけですよ!


吉: なーるほど!なので、その車に乗ってると、GPSがつけられた状態になるってことですか!

男: プライバシーも何も、そのエリアでその車に乗ってるのは僕だけなんだから(爆)


吉: それで、別れとともに高級車とワゴンRを乗り継ぐはめに!


男: そう、ワゴンRは必須ですよ(笑)



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 というわけで、あらためてクルマとは何か。今度はまじめに考えました。


吉:  まあ、女の子に魅せるためのクルマも大事だけれども、本質的にクルマってなんなんでしょうね。


男: たしかに、虚栄心を満たすための道具としてのクルマは、あるんだと思います。


吉: それは、ヴィトンのバッグでもロレックスでもそうですね。


男: でも、究極的に車が何のために必要かと言えば、やっぱりタイヤがあって移動する手段ですから。


吉: 高級車を乗り継いだ結果でも、答えはそんなもんなんですか?


男: そんなもんです(笑)


吉: ということは、まあタイヤさえついてりゃ、なんでもいいってことですか?


男: ですね(爆) 高級車や外車のよくできているところや、作りがこうしっかりしているなんて例はいくらでも挙げられるんですが、逆にいえば、それはSLKの基盤の話じゃないけど、「お金がかかっていて、その分しっかりしている」とか「費用さえだせば、いいものは手に入る」ってことでもあるわけです。

吉: 逆に、日本車のいいところは、もっと低いレベルからの品質のよさ、ってことですね。


男: そうですね。だから10万円の軽でも、それが10万キロ超えてても、全然平気で壊れもしないわけです。


吉: ということは、つまり、結局アレってことなんですね。


男: そう!ボロボロのワゴンRでいい(笑)



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 結論、車はうごけばいいのです!

2016年2月1日月曜日

「ベンツは20万円で買え!」(加藤ひろゆき著)に賛同する。

 鬼のような指値、で有名な大家さんの「加藤ひろゆき」さんが、「ベンツは20万円で買え」という本を出されたそうで。



 細かいテクニックはともかく、大枠や考え方のポイントはヨシイエも賛同するところが多いにあるので、紹介してみる次第です。

(いや、ベンツを買うかどうかはともかく)


 
建美家での加藤さんのコラム
https://www.kenbiya.com/column/cashflow101/


 加藤さんは、ブログやらなんやらで、基本的な考え方を公開されておられるので、知ってる人は知ってるし、知らない人は、本のタイトルだけを見て、「うーん、煽ってるだけなのかなー」と思われてしまうかもしれませんね(^^;



 ヨシイエの場合は、自分で不動産を購入するときに、いろんな裏事情を知ったり学んだりした結果、不動産に関しては加藤ひろゆきさんとかなり近い考え方をもつようになりました。


 簡単に言えばこんなこと。


■ 不動産には新築プレミアムがもれなくついてくるので、その分を誰かに払ってもらい、真実の価格で取引すべし。


■ これを加藤流にやれば、さらに安い値で買い叩くべし。


■ っていうか、普通の人は、「不動産は、こっちの言い値で買える」ということを知らない。そもそもね。


 上の三点なんかは、加藤氏の考え方のベースとほぼ同じです。なので、彼の場合は、売主の提示価格に対して、


「鬼のような指値」


ができるわけで(笑)



 で、今回の「ベンツは20万円で買え」ですが、実は最近ヨシイエも、同じような話をこのブログに書いてました。


目からウロコの車選び!「エコも燃費も排気量も関係ない?!」本当にお得な車の乗り方がわかる魔法の理論!

http://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2015/12/blog-post_12.html 

 

目からウロコのクルマ選び!(続編)あなたの選んだ車は正解?それとも不正解? 

http://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2015/12/blog-post_13.html 

 

上の2つの記事は、「そもそも車にかかるコストってどうなってるんだ」というところを本質的に解き明かしたものですが、結論として加藤さんとおんなじことをズバリ書いています。




 本体10万円、総費用20万円みたいなボロとか、古いベンツ30万円みたいなのを買って、短期間で乗りつぶす。





 とにかく「本体が安いクルマを短期間で乗りつぶす」のが、結果的に「高い車をとても長い期間大事に乗る」こととまったく同じになるところがミソなのです。





ね、ベンツは30万円で買え!でしょ?(笑)


 さすがに、加藤さんの指値は20万円でしたので、私より厳しいですが。




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 私の場合は、車もそうだし、不動産についても同じような考え方で動いています。


 現在一戸建てを2つ所有していますが、別に賃貸に出したり、所得を得る得ないに関係なく、


3000万円の家をひとつだけ持つ


よりも


1500万円の家を2つ持つ


ほうが、災害に対するリスクヘッジになったり、移動の自由を得たり、あるいは別荘にしたり、 応用が効くはずです。


 で、加藤さんになると、


500万円の家を6つ持つ


という考え方で、 こうなると残りの5つの賃料が入れば仕事なんてしなくていい、ということになるわけで。




 もう、普通に仕事して、住宅ローンに振り回される人生なんて、あほらしくてやってられなくなりますよね。


(まあ、私は普通の仕事もしてますが。それだけ会計に余裕ができるというわけです)