2018年7月3日火曜日

<実国学を考える24> 現代人が生殖できないのであれば、現代人のほうが完全に間違っている件



 今日もたまたま「はてな」界隈を歩いていたら、とても良い論考に出会ったので、ご紹介。



シロクマさんの記事

そもそも現代人のライフコースが生殖に向いていない
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20180702/1530518723



 もはや、そのものズバリの内容で、今の現代人の夫婦が社会における理想まがいの人生を送ろう戸したら、生殖できないじゃん(子供が3人以上増えないじゃん)ということをまとめておられるもの。


 はなはだしく同意いたします。


 論考の骨子は以下のような感じ。詳細は元ネタをみてください。



■ 現代人らしい、よい収入を目指し、勉強し高学歴になり、よい会社へ入って働くという行動パターンはブルジョワジーに由来する。


■ しかし、本当のブルジョワは、そのために家にお手伝いさんがいるとか、資産があるとか、あるいは植民地と宗主国のように、「どこかで誰かが下働きをしてくれているから、本人たちはそういう暮らしができる」というものだった。


■ 高度成長期において、擬似的にブルジョワ生活を実現させたシステムが「専門主婦」制度


■ 現代人は、意識や働き方はブルジョワっぽくなったが、経済資本も人的資本もまったく本物のブルジョワではないので、おそらく破綻する


■ 打倒ブルジョワ?生殖的にはブルジョワではない生き方が望ましいのでは?





===========


 話の筋道、わたくしも大好きです。結論が妥当ブルジョワになるかどうかはともかくとして

「専業主婦制度は一定の成功をみた」

あたりも納得です。



 実国学者ヨシイエ的には、もう少しエグイことを考えています。これまでのヨシイエさんの論考をまとめてみましょう。




■ <実国学を考える20> 幸せなる人生というやつが、だいたいわかった件。 ~まだ東京で絶滅してるの?~
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2017/05/blog-post_31.html


 → ブルジョワ生活を目指すことと多少関連するかもしれないが、「都市生活」そのものが消費型であり、都市生活者の大半は子孫を残せていないのではないか?

 それは江戸時代から続いている消費地としての特性なのでは?

 もしかすると、庄屋型、領主型の生活しか、子孫を残せないのではないか?


という仮説。





■ 若い女性が貧困で風俗嬢になるしかないのと、妾・側室になるのとどっちが良いか ~いや、いっそ一夫多妻制度が日本を救う!?~
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2016/01/blog-post.html



 → 江戸時代をふまえながら、そもそもこの日本の歴史で、女子が経済的に自立したことなんて一度も無いことを示す仮説。


 となると「どうやって庇護されながら、その庇護下で子供を産むのか」が大事なポイントなのではないか、というお話。

 そこで爆弾として経済的ブルジョワが一方で成立するのなら、そこへ「一夫多妻」「多夫一妻」としてぶらさがる行動様式が生まれてもおかしくない、と考えてみる。




■ <実国学を考える23> 日本人は暴力で支配されないとダメな説 
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post_9.html
 


 → 前半は別の話だが、橘玲さんの記事から諸外国のブルジョワがどのように資産を継承するかを理解できる。


 つまり、日本では「よい大学を出てブルジョワ生活になった世代が、その次、そのまた次へと資産を継承させてゆく発想がまだなく、みんなエセブルジョワなので、そこまで思いが至っていない」ということなのではないか。




==========


 実国学的オチは、現代人は高度成長で「庶民であってもブルジョワ化できる」と誤解したが、あるいは今でもそう誤解している人は多いが、これから急激に「本当の領主層・真のブルジョワ資産継承が出来ている一族」以外は収束し絶滅に向かう、と考えています。


 ね、エグイでしょ??


 シロクマさんの話だと「こうすれば未来が変わるかも」という期待を交えての論説ですが、こっちは


「いや、みんな大半滅びるよ」


というオチ。




 最終的には、ひどい時代になろうが、生殖したほうが勝ちかもしれません。ちゃんちゃん。

2018年6月15日金曜日

【資本主義をハックする 5】 格差はなぜ起きるのか ~マルクス理論とは異なるもうひとつの格差~




 複雑に入り組んだ現代資本主義に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明するオッスおら悟空!なこのブログももう5回目を迎え、いよいよ資本主義の問題点に切り込んで行きながら、



 資本主義をハックして、なんとかものにする



備忘録でございます。



 資本主義の一番の問題点とされているのは、かのマルクスのおっさんも指摘していた



「貧富の差が拡大する=格差が生まれる」



問題でした。マルクス的には、資本家には資本が蓄積され、搾取された労働者には資本が貯まらないので、格差はどんどん広がるんだ!ということを説き、そして、格差の広がりが許容できなくなった際には革命が起きるっぽいことを書いたわけです。



 んがしかし、稀代の変態実国学者である、ヨシイエ孝太郎さんからすれば、


「たしかにマルクスの言う、資本家と労働者の格差も存在するかもしれないが、それとは異なるメカニズムの格差も生じているのではないか?」


と仮説を立てたいところです。



 マルクスは「資本家は労働者から搾取して、労働力の再生産に必要なくらいの給料は払うけれど、それ以上のお金は払う必要がないので、資本家にはお金が貯まる一方だぜ!」という視点で話を進めました。


 たしかにそういう面もあるでしょう。



 しかし、それではジャック=マーや、孫正義さんと一般人の間の格差は説明できるけれど、


「正社員と派遣社員の間の格差」や、「都市戸籍を持つ中国人と、そうでない中国人の間の格差」



については、説明できないような気がするのです。


 むしろ、庶貧民であるボクたち、ワタシたちは、「ビルゲイツと私達の間にある格差」については、たぶんどうでもよくて、「ティムクックを敵視しているわけではない」のですから。



~~~~~~~~~~



 マルクス的思考では、「資本家は自分の利益を最大にするために、労働者から搾取する」ということを発見したのですが、それは確かに面白い視点です。


 しかし、現実に起きているのは「資本家がより儲けるために、賃金を抑える」ことではありません。



 そうではなくて、より利益を縮小させるために、労働者の賃金を抑える」という一見すると矛盾した事態が起きているのです。




 このことを理解するには、


かの巨大資本主義権化企業のアマゾンちゃんが、「ほとんど電子小売事業で利益を上げていない」


とか


あの、日本全国を支配する小売王であるイオンが「ほとんど利益を上げていない」


とか、枚挙にいとまがないほどの


「利益を上げていない資本家の姿」


をしっかり観察する必要があるでしょう。


 マルクス的視点では、アマゾンやイオンはもはや一党独裁に近いのですから、労働者を搾取しながら莫大な利益を上げる必然性があります。



 しかし、巨人たちはそうではなく、ツイッターですら高収益企業ではない、ということは何を意味するのでしょうか??



 そこに見え隠れするのは、


「より安く、より利益を絞り込むために、労働賃金を下げる」


という手法があるのだ、ということです。




~~~~~~~~~~




 企業間競争には2つのパターンがあります。ヨシイエさんはいちおう企業の管理職ですから、そうした事態をしっかり見極めながら、毎日汗水たらしてひいこら働いています。



ひとつは


A 「より付加価値をつけて、より高い金銭をゲットするための戦い」


で、もうひとつは


B 「より価格を下げて、より低い金銭をゲットするための戦い」


です。



 新しい新製品の炭酸飲料を490ミリリットル150円で売るぜ!という戦いもあれば


 PBブランドで38円のコーラを売るぜ!という戦いもあるということです。




 さて、この2つの競争が生じるとき、




 Aの選択をすることは、すなわち「資本家は最大のお金をゲットしようとしている」ということになるでしょう。


 しかし、Bの選択をするときは、「コストや労働費用をギリギリまで抑えて、絞りかすだけでもいい」と考えていることになります。




 このとき、よくよく考えてみると、Aのパターンで戦う際には「労働者から搾取する」必要がないのです。

 なぜなら、高付加価値高単価商品を売りたい場合は、「どんどんじゃんじゃん作ってくれたほうが儲かるので、ちょっとぐらい労働者に還元したって痛くない」からです。



  しかし、Bパターンだと、価格はギリギリまで下げられますから「絞れる部分は、もはや人件費しかない」ところまで行き着きます。





 つまり、


【資本主義をハックする3 あなたの給料を2倍にする方法】
https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post_13.html



でも説明したように、価格はたった10%上げただけで給料は倍にできるのですから、価格はたった10%下げただけで、半分の給料しか払えなくなる、というカラクリが生まれるわけですね。





 ということは、みなさん。よくよく考えると、今ボクたちワタシたちが巻き込まれているのは、実は



「資本家が儲けようとしてみなさんが苦しんでいる格差」



なのではなく、


「万人が足の引っ張り合いや値下げ合戦をしているから互いに苦しんでいる格差」


が起きているのではないか?



と気付くことができるのです。




==========


 この格差が起きるメカニズムを知ると、私たちはこの資本主義の荒波を乗り越えるヒントを得ることができるでしょう。



 これは一体何かというと、単純に言えば「パクリ」による単価の下げあいなんですわ。



  たとえば、iphoneというイノベーション製品が登場したとして、当然初発の高付加価値商品ですから、最高価格で投入できるし、かつ、高利益が望めます。


(それを中国で作らせて利益を最大にしようとする魂胆は、マルクス的資本主義格差ですが、逆に言えばアメリカ国内で作っても利益はちゃんと出るわけです。高付加価値商品なので)



 ところが、ある商品が登場するとかならずパクリが出てきます。どこの何かとは言いませんが、資本主義社会では必ず互換品が後から登場します。



 しかし、このパクリ商品には、オリジナルを超える高付加価値はありませんから


「必ず、オリジナルよりも下の金額で投入されなくてはならない」


という宿命があります。


 ということは、単純に考えてiphoneを作る人よりも、ガラクシーを作る人には、少ない給料しか払えないということが起きます。


 あるいは、オッチョかトッポかわかりませんが、さらに互換な商品が作られる際には、それよりも少ない給料しか払えないことが起きるわけです。



(実際には販売数量などの複雑な事情が絡みますが、ここでは単純化しています)




 なので、資本家と企業は「パクリ商品を数で売り、その間に自社でもなんとか高付加価値商品を開発したい」と願いながら、それを頑張るわけですが、実際にはなかなかそう上手くはいきません。




 結果として、同様な商品が氾濫すればするほど「消費者から見るとどんどんモノが安くなるが、同時にどんどん自分の給与も安くなる」ということが起きるわけですね。




 これが、マルクス資本論ではあまり想定されていなかったデフレ状態です。





==========


 ここから学べることはいくつもあります。



 ひとつは①「パクリ商品、同等商品の投入だけでは、利益は下がる一方であり、労働者の給与は抑えられる一方である」ということです。


 そして、もうひとつ②「常にイノベーションする資本家のみが、高利益を維持することができる」ということでもあります。


 それ以外の資本家は、ダメダメで下のほうで似たりよったりだということですね。



 この②番目の理論をしっかり理解することで、新自由主義における資本主義のありようを説明できるでしょう。


 つまり、アマゾンがなぜ巨人たるかは、「常にイノベーションを繰り返し、オリジナルだから」ということです。

 アップルにもそういう側面があります。


 アップルも、「常にイノベーションの先端を行っているから、iphoneXを10万円越えの高値で売り出せる」のです。



 孫さんが「伊達に髪の毛より先を走っているわけではない」ことも、ここからわかります。 


「先行者利益をむさぼり続ける回転こそが、21世紀の資本主義の姿であって、それ以外はあえて言おう、カスであると」


ということでしょう。


 なので、カス企業では、値段の下げあいと労働者からのさらなる搾取という悲劇が起きてしまうのですね。




 資本主義ハッキングの観点からは、ヨシイエさんはっきり言いますが



「低価格は、美徳でもなんでもない。カスだ」



と定義できます。



 低価格というのは、「そうせざるを得ない、他に価値をつけられないゆえの言い訳と謝罪」のようなもので、低価格路線を歩むことは、いずれ死を意味すると考えます。



 ヤ○ー○デンキっ♪


みたいに。




==========


 そうなると、アメリカ型資本主義の成立と成長の姿を歴史的にみていくと


「アメリカでイノベーションが起き、日本がノックダウン生産でパクり、それが中国へ移り、これからはさらにどうなるかわからん」


というあたりも読み解けるのではないでしょうか。


 とすれば、資本主義をハックするには、規模の大小はともかく



「何かイノベーディブな商材を創造せよ!」


ということなんだとわかります。それが僕たち私たちが生き延びる術です。




 そうでなくては、私たちはいずれ「アジア人よりさらに低い賃金で働かなくてはならない」のは必然だからです。


(もう、そうなりはじめているけどね)




 
















【資本主義をハックする 4】 弱者とは何かを真面目に考えてみた ~弱者がわかれば強者になれる~




 資本主義とは何か、をマジメに考えながら、「どうやればこの世知辛い社会を渡ってゆけるのか」のワザをひねり出そうとする資本主義をハックする(ちょっとだけ人気)コーナー。


 
 今日は、「弱者とはいったい何なのか」にあえて向き合うことで、「強者への道」を探そうとしてみる備忘録です。


 そう!”弱者の反対を行えば、強者になれるだろう”、という短絡的な発想で、「持てる者である強者に対して、弱者は何を持っていないのか」を紐解いてゆきましょう。




==========



 つきつめて考えてみると、「強者はフォース(力)を持っている」「弱者はフォース(力)を持っていない」に行き着くのですが、もう少し要素に分けてみてゆきたいと思います。



 弱者が持っていないものとは、いったい何なのか、に注目してゆきます。




■1 お金と資本に関するもの

 弱者は、お金を持っていません。それも単に「お金」というだけでなく


 ◇ 継続して入ってくるお金・収入・給与

 ◇ 貯蓄された資産や資本、あるいは不動産や換金可能な財物


なども含めて、まずは、「お金的なものを持っていない」 ということができるでしょう。





■2 知識や技術に関するもの

 弱者は、情報や知識、あるいは時に智恵を持っていません。あるいはそれは、手に職などの「技術」という形で現れることもあります。

 学歴や学力なども、これに類する要素であるといえます。




■3 関係性や人に関するもの

 弱者は、頼れる親族・家族や協力者を持っていないことが多いようです。それは友達でもいいし、組合のような集団や、帰属する会社でもかまいません。

 とにかく、「人との関わりや、手助けしてくれる人たち」を失うと、人は弱者の立場になってしまうことが多いのです。




■4 心身や健康に関するもの 

 健康でない心身や加齢、病気などによって、弱者は生まれます。心身の健康を失えば、誰しもが弱者に転落する可能性があります。




==========



 実は、弱者の定義は、↑の4つの要素くらいで説明することができます。


 そして、面白いことに、1つくらい要素を失っても、「人はなんとか生きていける」ことは確かです。


 お金があれば、友達がいなくても生きていけるでしょうし、逆に、親身になってくれる周囲の人がいれば、多少お金がなくてもなんとかなったりします。


  身体が不自由な人でも、幸せにくらしている人はたくさんいるし、元気な体があれば、アホでもなんとか生きていけるかもしれません。



 逆に、4つとも失ってしまったときには、それはもう弱者以外の何者でもないでしょう。



==========


 また、それぞれには、実は最底辺に落ちてしまわないためのセーフティネットが整備されていることも、興味深い事実です。


 ■ お金の要素には「生活保護制度」があり

 ■ 知識や技術には「無償の義務教育」があり

 ■ 関係性には「福祉職員や民生委員制度」があり

 ■ 健康には「健康保険制度や高額医療制度」などがある


ことからも、 きちんと機能しているかはともかくとして



「弱者の4つの側面に対して、政府はまったく手当てしていない」ということは無いんだ、ということはなんとなくわかってきます。


 そのため、日本では「絶対的貧困」に陥る人が少ないと言えるかもしれません。本当に底引き網のようなところでは、制度上の保護策が一応はあるからです。




==========




 では、今度は逆です。何を持てば、我々は「強者になれる」のでしょうか?



■ 定期的に入ってくるお金と、蓄えられたお金や資産


■ 知識・智恵・技術・資格など


■ 他者との良好な関係や助け合える人付き合い


■ 健康であること



 これらがあれば、私達は強者となれるのです。



 そしてこれまた面白いことに「全部4つ揃わないと強者にはなれない」ということはありません。1つくらい足りないものがあっても、弱者にならずに済むことは確かです。





==========



 
 弱者を脱出するには、4つの要素を意識して、「全部そろえよう」と思うのではなく、一つずつでもいいから、持てる要素を増やしてゆけばよい、ということに気付かされます。



  仮にお金がなくとも、残りの3つの要素を努力して手に入れることは可能だからです。


 
 私たちは時に、自分がお金がないので弱者だと思い込みがちですが、実際には問題点はそこだけではありません。



 あなたがもし弱者だとすれば「人間関係や健康や、知識技能の面でも何か問題を抱えている」というのが実際のところかもしれません。



 であれば、まずは一つずつ、要素をクリアしてゆかねばならないと思います。



 この中で、最もコストをかけずに出来ることは、「誰かと関係性を持つこと」「誰かと繋がること」そして、時には「誰かに助けを求めること」です。


 助けを求めることは、プライドさえ捨てれば、たやすいことです。


 ネット社会ですから、「知識を得ること」や「情報を探すこと」も、比較的ローコストできるようになってきました。


 
 
 この2つを実行に移すだけで、(ほんとうに行動を起こしさえすれば)状況は変化することは確かです。


 ただ、残念なことに、弱者がある日を境に強者へと変貌することはありません。


 ゲームで経験値を積むように、日々のトレーニングでマッスルボディを手に入れるように、それは毎日わずかな変化かもしれませんが、一歩一歩が


「結果にコミットされちゃう」


こともまた事実なのです。


 ぜひ、一度試してみてほしいと思います。
  

2018年6月13日水曜日

【資本主義をハックする 3】 あなたの給料を2倍にするための秘策を教えよう!




 某中小企業の取締役にして、社会のすみっこで庶民として慎ましやかに生きるヨシイエさんが、


「資本主義をハックするぜ!まる裸にしてやるぜ!ぐへへへ」


とヨダレを垂らすコーナー の第三回です。




(過去記事はこちら)

第一回  池上彰と資本論
 https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post.html


第二回  これからの資本主義はどうなるのか
 https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/06/blog-post_5.html





 あいかわらず個人的な備忘録代わりにこれを書いています。




 さて、もはや40代も半ばのヨシイエさんにとって、下っ端サラリーマンの時代もあったし、謎の起業家のわらじも履いたし、現在のなんちゃって管理職の仕事もしているし、賞金稼ぎと女子大生(嘘)に手を出したこともあったし、と、これまでの人生経験だけが増えてゆく中で、今日は



「給料を2倍にするには、どうしたらいいか」


という点について、目からウロコの資本主義ハッキングなお話をしようと思います。




 ちなみに、そこの奥さん!旦那の給料が2倍になるには、旦那が会社でどうすればいいと思いますか?



「え?旦那が2倍働けば、給料も2倍になるんじゃない?」


と思うでしょ?そうそう、ふだんちんたら動いている旦那が、倍速ビデオのように「きゅるきゅる」言いながら仕事するとか、あるいは、8時間労働だったのが、16時間労働になれば給料が2倍になると思うでしょう。




 ちなみに、そこのお姉さん!あなたの給料が2倍になるには、あなたが売っている化粧品をいくらにしたらいいと思いますか?



「え?1000円の化粧品を2000円にしたら、給料が倍になるんじゃない?」


と思うでしょ?そうそう、あなたが毎日ひいこら言いながら売っている商品を2倍の数売るか、あるいは2倍の値段で売れば、給料が2倍になると思うでしょう。




 ところが、企業の管理職ともなると、そうではないことが見えてくるわけで。一介の消費者やサラリーマンでは気付かないことを、資本主義の裏ワザ・裏面として今日は書いておくことにするわけです。





==========




 うちの会社は卸売業です。毎日仕入先からモノを仕入れては、顧客のところに届けてお金をいただく、ということを繰り返しています。


 すると、飲食店や製造業などは別にしても、とりあえず「モノを仕入れて転売する」という形態の仕事をしている会社は、すべてをひっくるめてまるっとごりっと簡単に言ってしまえば


「商品に利益をのっけて、それだけで商売が成立している」


ということになります。


 では、利益を乗っけるといいますが、どれくらい乗っけるかと言うと、すごくベタでわかりやすい話をすれば


「2割の利益をいただく」


のがオーソドックスだと考えてください。


「80円で仕入れて、100円で売る」


みたいな感じです。



 みなさんがこれを聞いても、「まあ、普通かな」と納得できる数字だと思います。電化製品を買うときにも「量販店さんは8掛けくらいで仕入れているのかなあ」と思う妥当な数字でしょう。





 さてさて、うちは100円顧客からもらいますが、80円は仕入先に支払うわけですから、うちの会社というのは、


「常に利益分の20円だけで商売が成り立っている」


ということです。


 これが、20円×1万個売れば20万円、10万個で200万円、1000万個で2000万円、たったそれだけのことです。


 だって、それ以外のお金は、全部仕入先に払ってしまって手元には一切ないんですから。



==========




 そうして、残った20円分の利益から、「会社の経費やら」「従業員の労災保険やら」「半分の厚生年金保険料」やらを支払っているわけですから、従業員に対して還元されている分は、ざっくり言って10円分ぐらいだと考えてください。


 20円の利益があり、10円は給料+福利厚生費で、残りの10円が会社の経費と社長の給与、ということになるとしましょう。




 そうすると、社員の給料を倍にするには、仮に社長の給料や会社経費が据え置きだとすれば、足りない金額がいくらかわかりますか?



 ええ。これは簡単ですね。アホでもわかります。



 あと10円あればいいのです。






==========





 ということは、あなたの給料を倍にするためには、営業マンが値段をつける際に、



100円のものならば110円にすればいい



ということなんです。すごいでしょ?! 


98円のお菓子が108円になるくらいのもんです。




商品金額は倍になんかしなくても、たった10円上げるだけで、あなたの給料は倍にできるのです。





 不肖ヨシイエは、経営者のはしくれ・切れ端・ボロ雑巾ですから、資本主義の裏事情にこうやってすぐ気付いてしまうわけですが、実際に経営に携わっているみなさんからすれば、



 そのたった10円値上げが、どれだけできないか!



と嗚咽することでしょう。みんな涙を流しながら、苦しんでいるのです。



 庶民のみなさんであれば、00円くらいのお菓子が、110円払うどころか、98円になったり、88円になったり、78円の特価セールになっているのを見たことがあると思います。


 そう。78円とか、下手すりゃ横滑りか、原価割れですよね。でも、それは他の商品との抱き合わせで目玉商品にしちゃうわけですよ。



 で、庶民の僕たち私たちも、よろこんで78円のお菓子を買いあさるのです。



 ・・・。


 ・・・・・・。



 だ・か・ら!僕たち私たちの給料は2倍にならないし、据え置きどころかボーナスも減るのです!!!!




 80円で仕入れて78円で売らなきゃならなかったり、80円で仕入れて88円で売らなきゃならないときに、会社の経費はおなじだけかかるとすれば、後は従業員の給料を抑えようと思うでしょう。




 ええ、ええ、もちろん社長の給料だって、その時は抑えられているのです。すべての元凶は、88円という値付けです。



 あるいはもっと厳しくなると、仕入先に対しても「もっと下げてくれ~」と言わざるを得ないに決まっています。



 そうすると仕入れ先の企業だって、社員の給料を抑える以外ないのです。



 というわけで。


 サラリーマンのお父さんみんなが100円のものを110円に値付けできて、僕たち私たちが納得してそれを買える社会が来れば、みなさんの給料は倍にすぐできます。



 これは本来は庶民のみなさんにとってもオトクなのです。




 いいですか?


 年収400万円の家族が、仮に300万消費して、子供の将来の学費に貯金をなんとか100万円残す生活をしているとしましょう。



 そうすると消費金額が300万円ですから、330万円使ってくれれば、お父さんの給料は800万になる可能性があるということです。



 年収200万円の派遣社員が、全額使って貯金なしだとしましょう。でも、220万円かかる生活になったとしても、年収400万くれるというなら、恐れるものはないはずです。




 もはや「倍くれなくても1.5倍でも充分ええわ!できるならそうしてよ!」という話だと思いませんか?



 
 この世知辛い世の中で、どれだけそこに気合を入れて「1円でもより高く売れるか」に心を砕くのが、本当の経営者だったりするのかもしれません。


 しらんけど。



 ええ、うちはしっかり利益いただきますが、なにか?   ・・・ごちそうさまでした。

 








2018年6月12日火曜日

レシート一枚10円で買い取るアプリ ONE を試してみる!



 奇遇ながら本日6月12日にスタートした「レシート買取アプリ ONE」について、さっそく人身御供となってみたのでレポです。




  レシート買取アプリ ONE

https://itunes.apple.com/jp/app/one-%E3%83%AF%E3%83%B3/id1373644984




このアプリ&サービスは、どんなレシートでもスマホで撮影するだけで10円もらえるというシンプルなる


 金の亡者のためのチャリンチャリンアプリ


です(笑)



 カラクリは、我々一般庶民の「購買データ」を買い取ってとりまとめ、企業にビッグデータとして売ることで成り立っているわけですが、


 ワシの毎日買っているお昼ごはんやガラクタたち


のデータという個人情報を1件10円で売るわけで、お好きな人はどうぞ!ということね。



 ちなみに、ONEの買い取り上限は、



 一日あたりレシート10枚



なので、ざっくりですが一ヶ月3000円


一年間で36500円


まではいただけるということになっております。じゅるる。



 ===========



ではさっそく人身御供レポ!開始。





  アプリが起動すると↑こんな感じ。はじめる、を押す。わかりやすい。




  まずは本人確認の設定から、LINEなどでおなじみのSMS認証。





 


  携帯電話番号などに届いた認証コードを入力。





 写真を撮る買取機能の部分はこんな感じだが。まだ実際には使えない。免許証などの書類を使っての本人確認が済んでいないので。






 書類提出もスマホで写真を撮るだけ。運転免許証、健康保険証などが使える。




提出が済むと、1時間程度で「確認中」に変わる。実際の確認完了までには半日程度かかるらしい。




 確認中はこんな感じ。しばらく放置プレイ。



☆ 6月19日現在、「あまりに多くの人が登録したため、登録完了は一ヶ月くらいかかります」というメッセージが表示される事態。


CASHの二の舞だねええ。




2018年6月9日土曜日

<実国学を考える23> 日本人は暴力で支配されないとダメな説 




 ここ数日、資本主義とはなにかとか、日本人としてこの社会で資本主義を渡っていくにはどうしたらいいかを考えていますが、なかなか面白い話をみつけたので、今日もメモメモ。




 今日のアイデアを下さったのは↓この方。



教養のない実務家が跋扈する時代を終わらせる時
http://ta26.hatenablog.com/entry/2018/06/05/082459

(風観羽さんの記事より)



 詳しいことは、元ネタを読んでくださいですが、かなり濃い内容なので、かいつまみます。






■ 日大アメフトのような強権力暴力支配は日本人の特性なのではないか


■ それは実は、「力で言うことを聞かせないと秩序が維持できないのが日本人だから」という理由


■ 組織が動く理由は「内発的動機」と「外発的動機」がある。建前として「みんなで頑張ろうぜ」的な内発的動機があるように見えるが、実は「アメとムチ」のような褒賞と暴力によって動いてきたのが日本人ではないか


■ 日本人組織から暴力支配を一掃すると民主的になるかと言えば、「ただみんなわがままを言い出すだけだった」


■ その理由は、「日本人には思想たるもの(哲学たるもの・あるいは宗教?)」がなかったから


■ 戦後は思想(天皇崇拝などもふくめて)も弱体化し、正式的暴力(ハラスメント)も増えた


■ 愛社精神のような内的動機も失われている。企業がそれを喚起することもできない


■ 日本の経営者や専門家には哲学や思想がなく、ただ暴力支配しかない。




 ・・・・・・。面白いよね!わくわくするわー。


 これらの考え方は、たしかにたしかに言いえて妙だし、日本人の気質や現状をよく現していると思います。


 

 記事を書いた方は「だから思想や哲学が大事だね」というくくりでまとめておられるのですが、実国学者のヨシイエさんとしては、



 それらとはちょっと違う目線で、この話から読み取れることがいろいろあるな



と感じた次第です。



 その第一は、まず




「日本人は、暴力で支配されないとそれぞれが好き勝手する」



という点。これは本当にそうなのだろうと思います。






たとえば、日本人は「いちおう単一民族的な人々の集合体でありながら、30万とも言われるほど、たくさんの苗字を持っているひとたち」でもあります。



 中国人だと、13億人いるうち8%ぐらいが「李」さんで、「李氏」を守るのですが、日本人はおなじ源氏からでも


「好き放題それぞれが新たな苗字をつける」


ことがわかっています。武田、足利、新田、細川、吉良、石川、佐竹・・・。彼らはみな源氏ですが、


「源一族でまとまるのは大嫌いで、それぞれの土地でそれぞれの力を誇示する」


のが大好きです。



 日本人の苗字が新しく増えたのは、戦国時代ですが、まさに戦国の世で、それぞれが争いまくっていたので、信長やら秀吉やら家康は



「物理的暴力と、精神的暴力(儒教的階層)」


によって、徹底的に上意下達を押し付けたわけですね。



  少なくとも、戦国時代を経て、江戸時代→戦前→戦後は



■ 徳川家を中心とし、武士をトップとする三角ピラミッドを暴力によってハメこんだ。

■ 天皇を中心とし、軍閥を実務者とする三角ピラミッドを暴力によってハメこんだ。

■ 企業を中心として、社長をトップとする三角ピラミッドをハラスメントによってハメこんだ。



ということなんですね。



 でも大事なのは、「権力はひでえことをしやがる」ではなく、



 そうしないと、我々は好き勝手してしまうとんでもない自由人なんだ



ということかもしれません。



 幸か不幸か、日本人には哲学や思想がありません。なので、すぐ言うことを聞いてしまうのですが、もしそれぞれが哲学や思想をもってしまうと



「世界一好き勝手する民族」(←褒め言葉)



であることは、おそらく間違いないでしょう。すでにネットを見ていると、万人がすき放題言うとりますが。



 ==========




 しかし、好き勝手することは自由主義の目線では良きことですが、「チームワークやまとまりを作れない」という点では、



 組織的に大きな仕事を成し遂げるには向いておらず、敵が大きくまとまって押し寄せた際には、蹴散らされてしまう



という弱点があります。なので、なにがしかの思想や哲学をとりまとめて、外敵には耐えられるようにしておく必要があるでしょう。




☆実はこのことが、「日本人は好き勝手な気性」と関係あるのですね。


 日本人は島国で、外敵が来なかったのでまとまる必要がなく、内部でそれぞれの「俺のほうがたくさんほしい!いや俺のほうが!」という争いを起こす暇があったのです。


 ヨーロッパなどは、地続きで他者がやってこれるので、「好き勝手な個人」と「協力してまとまること」 にはまだ両方とも意味があったのでしょう。


 外国の人たちが「家族や氏族」でまとまることが多いのも、これを示します。


 日本人は「家族」「氏族」ですら現代では「個」に分断されていますから、勝ち目ないですね。




 ・・・・・・。まあ、私は実国学者なので、せめて氏族単位でのまとまりくらいはあったほうが、日本人はより強くなれるのではないか、と考えるのですが、難しいかもしれません(とほほ)






==========




 <個人的思考メモ>



 関連事項として橘玲さんの記事。




社会学の手法で解明した超富裕層向けビジネスの内側
http://diamond.jp/articles/-/171872



■ 欧米の富裕層は「個人が儲ける事」「資産を増やすこと」よりも「増えた資産を子孫に減らさず伝えること」を重要視する


■ プライベートバンクや、銀行に信託することは十字軍時代の財産保護法則に由来する


■ そこでは「財産を所有する権利」よりも、「財産を実務として使えること」が重視される


■ アメリカの富豪が好きな「財団」系の話もおんなじ


■ 信託される者が裏切らないのは「神」との道義的責任があるから



 これから読み取れること。




やっぱり欧米では思想哲学として「神」が出てくるなあ。


 信託して所有権を失ってもいい、という考え方が斬新。


(日本でも荘園制度があったので、おなじことはやっている、しかし、のちに所有権を奪い返す戦国時代に。信頼が幕府や朝廷にあったので、神ではなかったから、幕府朝廷の制度が崩れると信託も崩れたということか)


 ピケティの言うとおりで、「氏族集団に資産を残す」と考えているやつらには、「個人の利益が最大になればいい」と思っているやつは勝てない


 年代が経てば経つほど、あちゃらさんのほうが有利。日本人は意識が”個人”にありすぎる。


 強者も弱者も「個」の視点しかないから、ダメなのかも。
 


 このあたりはもうちょっと今後も考えます。










2018年6月8日金曜日

東大生はみんなメガバンクや大企業を3カ月で辞めたらいいと思う件




 Withnewsに

 
メガバンクを3ヶ月で辞めた東大生 「日本型雇用慣行」への違和感



という記事が出ていて、ようするに、東大生が大企業に就職したもののいろんなことに矛盾を感じて辞めちゃったというお話でした。






 ヨシイエは、個人的には



「いいぞ!もっとやれ!もっと辞めろ!東大生は3カ月で企業を辞めるべきだ!」



と思っているのですが、 この記事に対してのみなさんのコメントはなぜか批判的なものが多いようで。



 というわけで、今日は、どうして東大生は大企業を3ヶ月で辞めてくれたほうがいいのかを解説してみましょう。






==========






 まずは、この東大くんの主張から。なぜ3ヶ月でメガバンクを辞めたのかという理由は



■ 自分の頭で考えることが求められずに、ただ定められたルールを回していくことに疑問を感じたから


■ 自分の住む場所を自分で決められない転勤制度が辛いと思ったから


■ 自分が成長できる場所で、自分の能力を高めてゆきたいから



という3点に集約されるでしょう。



 ・・・。・・・・・・。


 よろしいんじゃないですか?私も激しく同意します。




 彼を批判する人がもしいるとしたら


「自分で何も考えず、歯車のように生きたい」

「住む場所は誰かに決めてもらって収容されたい」

「成長せず、アホのままで生きてゆきたい」


ということのようなのですが、 個人の感想ですが、ヨシイエはそういうのはです。





==========






 さて、100歩譲って


「みんなが心ではそれを望んでいるが、そううまくはいかず我慢をしなくてはならないものだ」


という発想もあると思います。もし、そうだとしても、東大生には3カ月で辞めてもらったほうが、はるかにいいのです。



 なぜかというと、その最大のポイントは彼らが東大生だからです。



 東大生というのは、日本国内で最も優秀と(一応)されている人たちです。その彼らですら我慢を強いられるということは





「日本という国は、どんな人物(能力や才能があっても)、上位の権威に嫌々ながら従わなくてはいけない国なんだ」



ということを認めることになるからです。


 たとえ、天才でも、秀才でも、先に「偉くなったやつ」の言うことに従って、仕事の内容も、住むところも我慢しなくてはならないという恐ろしい国だということになります。



  まるで、北の方の国と一緒で、K一族や上官の一派でない限り、優秀な人材であっても無慈悲な我慢を強いられるシステムである、ということです。





 東大くんの主張が仮に正しいとすれば、「能力と力のある者から順に、自らの処遇を自ら決められる」というシステムを作りたいというのですから、とても合理的であり、かつ良心的です。




 この主張をしている彼が、東大くんであることは、とても重要です。


 これが「国際信州学院大学」の卒業生で、 国際信州学院大くんが、3カ月で新卒入社企業を辞めたとしても



 誰も、なんも思わず、「ただ、アホが1人消えただけ」



でしかありません。


☆ 国際信州学院大の方、ごめんなさい。ここでは、偏差値がカウントできない大学という意味で、例として用いております。


 
 だとすれば、東大くんのように、学力が一定の保証・担保されているとみなされた者がそうした主張を繰り返し、それに賛同するものが増えれば増えるほど、新卒学力採用は見直されるでしょうから、




「東大卒ではない僕たち私たちにとっても、無慈悲な我慢を強いる企業が減ってゆくことは利益がある」



と言えるのです。 



 各企業の人たちの間で、「東大生はすぐ辞めるから採用しづらいよな」という話がブームになれば、


「その座席は一橋大生やくわんせい学院大生、そして最終的には順繰りに何者でもない僕らへ回ってくるので、絶対僕たち私たちにとってはラッキーである」


とも言えます。



 そう!東大生が3カ月で辞めてくれれば、東大卒ではない僕たち私たちには利益しかないのです。




==========



 もし仮に、東大生くんの主張が正しければ、そうした優秀な東大生は次々に大企業を3ヶ月で辞め、ベンチャーを作ったり、新しい仕事を創造して


「従業員はやりたい仕事ができ、転勤も自由!」


という会社をつぎつぎ立ち上げていただきたいものです。




 そして、あってはならないことですが、東大生くんの主張が間違っていて、彼がその後のたれ死んだりして、あるいは次々に辞めた東大生がズダボロになってゆくのであれば、



「なあんだ、仕事で頑張るということは学力とは無関係なんだ。賢いやつも大企業に入れなければダメだったんだ」



ということが明るみになり、東大卒ではない僕たち私たちは、やっとこさ「学力以外での、強み」を正当に評価されることになるわけです。





 これは、どう考えても、僕たち私たちにはメリットしかありません。




 だからどうぞ、彼らを批判せず、「どんどんやれ!君たちは優秀なんだから、日本を変えてくれ!」とたきつけるべきだと思われます。





==========



 というわけで、この世で一番恐ろしいのは、そうした言説を一切喋らず「ただ、黙って既得権益を自分だけそっと享受する」人間ということがわかるでしょう。





 東大を出て、誰も批判せず、自分への高い評価を最大限利用しながら、この世を渡ってゆく、





 サウイフモノニワタシハナリタイ




(なーんてね)