2026年7月2日木曜日

GIGAスクール構想における ChromeBook の採択について

 

 2019年から、全国の小中学校で「児童・生徒ひとり一人にコンピュータ端末を使わせよう」という構想があり、それをGIGAスクール構想と呼んでいる。


 コンピュータを一人ずつ持たせるだけでなく、学校に高速・大容量の回線を引いたり、コンピュータを用いた授業などを開発、活用してゆくこととも合わせての企画なのだが、実際に広く実施されているし、一定の成果を挙げていると感じる。


 ちょうど、ヨシイエさんのおうちでも、こどもが小中学校にドンピシャ当たるので、こどもたちは学校から

 ChromeBook

を一人一台持たされて、家の宿題や課題などにも使うように命じられているようだ。



 さて、このChromeBook、日本だけでなく海外においても教育用としてかなりヒットしているらしい。


 そもそもGIGAスクール構想では、機種の選定については「しばり」はなく、学校なり教育委員会が自由に選定できるのだが、結果としてはChromeBookの採択が増え、6割から7割位はこの機種が選ばれているという。


 次点はiPadとのことである。


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 さて、なぜChromeBookが強いのか、あるいはなぜChromeBookが良いのか。


 ちまたではこのChromeBook一強の事態に対して、文句を持っている人たちもいるようだが、それは


「社会に出てWindowsPCで仕事をするのに、ChromeBookでは役に立たないではないか」


とか


「コンピュータの構造を覚える上で、ChromeBookは特殊すぎる」


とか、そういった意見があるのも事実だ。


 おっしゃることは十分理解できる。たしかに社会に出て実際にコンピュータで事務処理をする際には、Windows機種でワードやエクセルを使うことが大半である。

 あるいは、ファイル管理の概念や、実行ファイルとデータファイルの違いなど、コンピュータの理論を学ぶ際にChromeBookは、そうしたものを見せない仕様になっている。


 そういったコンピュータ教育の「一定の意味・あり方」について、パーフェクトに機種を提供できないのは致し方ないのだが、それを差し置いても


「ChromeBookが最適である」


というはっきりした意見は表明できるので、今回はそんな話をしてみよう。


 実はヨシイエは、2000年前後に高等学校においてコンピュータ教育の現場にいたことがあり、その当時は「パソコン教室」において一人一台の環境を整備するのが急務であった。


 その当時のパソコンは当然Windows機種であり、管理はNTサーバであったように思う。また学校教育向けのいくつかの特殊なソフトウエアがインストールされていた。


 その時の環境は、以下のようなものである。


■ 個々のパソコンは、立ち上げたあとは自由に使えるものの、電源を切るとすべての変更を忘れて初期状態に戻るようなボードが差してある。


■ 個々のパソコンは、手元にファイルを保存できるが、当然授業の終わりにすべて消える。そのため提出物はネットワーク先のサーバーのフォルダ(自分用・先生用/提出用がある)に保存すべし、という運用になっている。


■ インターネット等の閲覧の適不適(フィルタリング)に関しては、学校側が管理しているのではなく、学校が接続している情報処理センターのドメイン側で判定している。


というものだった。


 つまり、スタンドアロンのように動いているとみせかけているが、授業の実態としてはネットワーク(サーバー)ありきの運用だったのである。


 こうしておかないと、生徒は自由自在に個々のPCを触ってしまうため、悪意があろうとなかろうとありとあらゆる箇所が「いじられて」しまうのである。そうなると、立ち上がるマシンと立ち上がらないマシンなどが出てきて、授業が成立しなくなるのだ。


 強制ハードウエアリセットボードが内蔵されていたおかげで、そうした不具合はまったくなく、OSの更新なども一発で全台メンテナンスができるようになっていた。


 なおかつ、作業用フォルダや提出用フォルダもまた、すべてサーバー上にあるため、生徒は提出し忘れることもない。(仮に完成品が出せなくても、途中のものはサーバーにある)


 こうした運用方法は、非常に効率的に学校の授業を成り立たせるのである。


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 翻って現代のGIGAスクール構想だが、ChromeBookのよい点はたくさんある。


■ ミルスペックの機種が多く、落としたりしても壊れない(かなり壊れにくい)

■ キーボードとタッチパネルとカメラがついており、タイピング教育からデジタルレポートの作成まで全部できる。

■ 保存先が基本的にクラウド(つまりネットワークの先であるサーバー)であり、教師側から管理しやすい

■ 自動更新ならびに、更新時にOSがA・Bの両面で動くので止まらない


といったメリットだ。


(NECの某機種のアナウンスより例示)


 この「机から落としても壊れにくい」「ランドセルやバッグに詰め込んでもたわみにくい」といった強さは、非常にメリットである。


 これがiPadの場合はケースを付けてもヒヤヒヤしながら運用しなくてはいけなくなるのは、想像に難くないだろう。


 そして小学校の現場からは、「こどもは穴という穴に鉛筆を突き刺して、その中に芯を折って放置する」という、なかなか笑撃の実態も多数報告されているくらいなので、タフネスさは重要なのである。

 USBコネクタの中には、なにが詰まっているかわかったもんじゃないのだ。


 また、タブレット端末と比較してキーボードがついていることも大きなアドバンテージであり、近年のChromeBookは折りたためばタブレット風にもなり、なおかつタッチパネル操作も可能になっているため、「全部、なんでもできる」ように作られている。

 この点でもiPadより「出来ることが多い」と言えるだろう。


 提出物やファイル管理は、どの機種であっても学校側サーバーやクラウドを利用した一括管理ソフトが入るので、そこにあまり違いはないのだが、最後の項目に挙げたOSの更新については、Windowsも勝てない領域である。


 ChromeOSというのは、動いているマシンの中にAとBの同一の2つのOSが入っている。まるっきり同じものが2つ内蔵されているのだ。


 そして、片方が動いている時に、もう片方が更新されるようになっていて、つまり更新時に一切止まらないのである。


 これは授業をしようとしたら「更新」で待たされたとか、「更新中」に作業ができない、なんてことが起きないことを意味する。


 まさに限られた時間で行われる授業にはもってこいなのである。また教師が授業時間外に行進のために時間を取ってメンテナンスする必要もないのである。すばらしい。



 これだけのメリットがあるからこそ、学校の授業ではChromeBookが採択されるのだ。


 そしてなおかつ、いちばん恐ろしい話だが、これだけメリットがあって、機種代金としては


「いちばん安い」


のである。これはもう教育委員会は大助かりである(笑)


 というわけで、言いたいことはいろいろある人もいるかもしれないが、実際の「効率的運用」「実用的運用」という意味ではChromeBookはとても学校現場に適している。


 もし、関係者でこの記事を見ている人がいれば、採択の参考にしていただきたい。



(了)

















2026年7月1日水曜日

Macで音が出なくなった時の備忘録メモ


 先日からこのブログにも書いている通り、50歳を過ぎてからMacが面白くて、中古を買い漁っている。


 いちばん最初に買ったのは、「まともな」MacBookNeoだけれども、なんと


 あっという間に2万円くらい値上がり


したので、出た当初に買っといてよかった〜と、変に胸をなでおろしている。


 最初から10万超えだったら、たぶん買ってないよなあ。


 で、その後も中古のMacBookAirとかiMacとかを集め始めたのだが、3000円とか、8000円とかで買えちゃうので、驚きである。


 2011年〜2015年くらいの10年落ちモデルだったら、送料込みでそんな値段なので、おもちゃ価格である。


 それでいて、Core i7のメモリ16GB、ストレージ2TBとかなので、脳がバグってしまう。Windows機種だったら、下手したら現役みたいなスペックやぞ。


(まあ、Core i7 とか言っても、第二世代とか第三世代とかそういうレベルなので、ハイハイって感じではあるがww)


 そんな型落ちMacで遊んでいて、突如あるマシンから


「音が出なくなった」


ので、その対策メモ。ちなみに2011年iMacである。


 起動時の「ジャジャーン」も鳴るし、パッと見はおかしなところがないのだが、スピーカーのアイコンが灰色になったままで、設定を見ても


「デジタル出力」


しか表示されなくなっている。おかしいな?本来は内蔵スピーカーかなんかがあることになっているはずなのだが。


 そこでMac特有のNVRAM/PRAMリセットやSMCリセットを試したが、まったく同じ症状なので、


「はてな?基盤でもマジで壊れたのか?」


と思っていたら、なんとものすごい仕組みであることが発見された!


 ちょっと古めのMacにはヘッドフォン端子に光ケーブルを挿すことができるようになっていて、光ケーブルなのか、ヘッドフォンなのかを検知しているらしい。


 で、何かの拍子にその検知ピンが「光ケーブルが刺さっているよ」と思い込むと、スピーカーがオフになるのである。


 そこで、ヘッドフォン端子に、ふつうのヘッドフォンプラグを何回か抜き差ししてやると、正しく検知して


 はい、修理完了


というしくみ。


 2016年以降は、この光端子は廃止されているそうなので、それ以前の機種で起こりがちだとか。


 またひとつよけいな知識が増えてしまった・・・。




<参考>

https://www.reddit.com/r/mac/comments/1kg80u/why_cant_i_get_sound_on_my_macbook/?tl=ja







 

2026年6月8日月曜日

iMac2015 のSSD化 備忘録メモ



 MacOSを触りつつ「Macとはいかなるものか」ということを遅れ馳せながら勉強している毎日ですが、最新のMacはさておき


 ■ MacBook の2015年前後のモデル

 ■ iMac の2015年前後のモデル


を中古で買って楽しんでいる毎日です。おおむねこのくらいのモデルだと1万円前後で購入できるので、Macの勉強にはもってこいです。


 もちろん、この年式、このクラスだと最新のMacOSは動かず、サポート終了のOSで遊ぶことになりますが、まあ、ギリギリ動きます。


 付属のSafariのセキュリティが怖い、ということであれば、MacOS12のMontereyが動くモデルであれば、ギリギリ今年くらいはChromeの最新版が動くので、安心かもしれません。


 このChromeですが、バージョン150から先は、MacOS13でないと動きませんので、ご注意を。(その警告もちゃんと出ます)


 さて、MacBook Proの2015とか2017だと


「Core i5 メモリ8GB SSD256GB」


といった構成なので、Macで言えば10年前のスペックですが、Windowsだと5年前くらいのスペックになります。


 あろうことかChromeBookだと、「現行相当」の仕様なので、遊び方によってはバリバリ現役の機種に生まれ変わります。LinuxとかChromeOSを入れるのであれば、ベースマシンとしては最適。


 さて、iMacのほうは、おなじi5でも4コア版が乗っていて、HDDですが1TBありますので、「けっこういいやん!」というスペックに当たるのですが、これが鬼門。


 近年のMacOSとHDDはすこぶる相性が悪く、


「ありえないほど遅い」


動きになってしまうのは有名なのだとか。


 そのクソぶりは、先日のブログでも説明しました。


https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2026/06/mac.html

 

で、それを回避するために「外付けSSD」を繋げるのが、もっともカンタンな対応策なのですが、ちょっとハマった箇所があるのでメモっておきます。


<iMac 2015年前後の SSD化 注意点メモ>


■ MacOSは、外付けでも内蔵でも、そこにOSをインストールして起動ディスクとして指定してやることができる。

■ 内蔵OSが動いている状態で、外付けSSDをつけてインストールした場合、内蔵と外付けの2つのディスクにどちらも起動できるOSが残る感じになる。

■ あとでどちらから起動するかを選択することもできる。

■ インストーラそのものは、それほど難しくない。ネットに情報はいろいろ転がっている。

■  Thunderboltのバージョン2で接続するものは、ほとんど入手できない。

■  Thunderboltの3だとUSB-Cの形状になっている。

■ 従ってiMac2015だと実質的にSSDはUSB3で接続することになる。

■ SSDのフォーマット形式に注意する必要あり、APFSでフォーマットして、なおかつGUID Pパーティションマップを選択すること。

■ この時、ディスクユーティリティでSSDを見ようとしても「ボリューム」しか見えない場合があるので、メニュー → 表示 → すべてのデバイス を開いてSSD本体まで見に行く必要がある。ここでまずハマった。ボリュームだけ見ててもうまくフォーマットできない。なるほど、そゆことね、って感じ。

■ あと、Macでは「フォーマット」という言葉ではなく「消去」ということばを使うようだ。慣れたら問題ないが、最初はちょっと変な感じがする。

■ 言い忘れていたが、まずOSのインストーラをダウンロードするのにめっちゃ時間がかかる。これは回線にもよるのだが、思ってるより長い待ち時間になる。

■ なおかつSSDにインストールを始めても、めっちゃ時間がかかる。最初「3時間」とか表示されて、そのあと「25時間」とかになるので、おう?!ってなる。

■ 実質的に3時間位マジでかかる。時間の余裕があるときにしましょう。

■ 最後の最後、「残り1分」になって、それから永遠に待たされる時は、沼にハマりつつあります。

■ その場合は、最低最悪の状況「SSDとの相性が悪い」ということになる。これにだいぶやられました。

■ 最後の最後に「エラー」で失敗する。

■ 違うSSDにしたら一発認識。

■ JMicronのSSDコントローラが、めちゃくちゃ相性悪いww トランセンド製とかメジャーなやつに変えたら一発で通った。

■ このJmicron製、ほかのハードとも相性が悪い場合が多いらしいので、沼落ちしそうだったら、さっさと違うのに変えるのがベスト。


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 というわけでHDDだと激遅なiMacですが、SSDに替えればビュンビュン動きます。


 一件落着。










2026年6月7日日曜日

2026年、最速のOSは ChromeOS である!






 ヨシイエさんは、基本的にはDOS生まれWindows育ちである。

 もちろん、ごくごくたまにMSXなどを使ってみたこともあるが、コンピュータ生育歴の大半はWindowsとともに過ごしてきた。

 1993年に大学生になった頃、PC-98やEPSONの286Vなどからコンピュータの世界に入り、すぐ1995年にWindows95が登場したので、同世代の人は「Windows派」になった人が多かったのではないだろうか?


 もちろん、専門分野が「Macintosh」に寄っていた人も一定数はいたので、そちらはマックはとして生涯を過ごすことになった可能性がものすごく高い(笑)


 2000年くらいになると、急速にLinuxが台頭してきて、ご多分に漏れずヨシイエもLinux遣いへと移行していった。

 で、先日ブログにも書いた通り、50歳を過ぎてMacを買ったので、これで

”OSはすべてコンプリート”

したことになる。

(もちろん、BeOSを生身で触ったりしたことはないが、SunのSPARCワークステーションでCのコンパイルとかさせられたことがあるので、UNIXも履修済みである)



 このように、一般的には、DOS・Windows・Mac・Linuxをいじっていれば、一応はOSについてのある程度の理解ができている、といっても大丈夫であろう。


 そして、近年では、Linux派生のAndroidChromeOSが存在するが、上記4つのOSを触っていれば、とくに悩むことはないはずだ。


 かくして、全部のOSに触れたうえで、最終結論が出たので、メモ代わりに書いておくと、


「最速のOSはChromeOSである!!」


と断言することができる。


 もちろん、細かいことを言い出せば、DOSやコマンドラインのUNIXは速い。そりゃあCUIなので速いのは当たり前であるが、そんな屁理屈を言いたいわけではない。

 Linuxで言えば「Tiny Core Linux」は最速だが、これもマニアック中のマニアが好むOSなので、一旦は脇へ置いていてよいだろう。


 さて、ではChromeOSがなぜ最速なのか。その理由を説明してゆこう。



<Windowsは、レガシーの塊>

 まず、Windowsは激重ぷんぷん丸である。常に最新、最高のハードウエアを要求する重量級OSであり、遅くて重いことはもはや言うまでもない。

 これは、Windowsが「昔の馴染み客」まですべて相手するように設計されているからであり、OSが更新されても過去の資産を「できるかぎり取りこぼさないように」作られているから重たいのだ。

 また、使えば使うほどレジストリなどにすべての記録(ログ)を残そうとするので、さらに重くなってゆく。重くなってどうしようもない頃に買い替えを意識させる戦略なのではないか?と疑うほどである。



<Macは、クセつよ>

 最近マックをまともに使うようになって、その設計思想がよく理解できるようになってきた。MacOSはUNIXそのものだが、UNIX遣いとしてはその動きがわかるものの、そこに変なユーザーフレンドリーさを被せているので、結果としてクセが強くなっている(笑)

 日本語入力も、2段階右折みたいになっていて、「一発で決めやがれ!」とイライラするww。

(もちろん、日本語入力ソフトを別のに変えればいいのだが、デフォルトのは予測変換がクセつよである)

 PC用OSなのに、でっかいiPhoneのアイコンみたいなのが出てきたり、Macの思想に染まらなければ快適にはならない宗教みが感じられるほどだ。

 そのMacも、一時期はインテルのCPUを載せざるを得ない時代があったりして、迷走していた様子がひしひしと伺える。

 現在採用されているディスクシステムのAPFSは、SSDならまともに動くが、HDDだと「ありえないほど遅い」バケモノへと変貌するファイルシステムになっており、意味不明である。

 ただ、Appleシリコンが最強になって以降は、Socパワーに任せて、いくらOSがクセつよでも「力まかせ」に速いマシンを打ち出してくるようになった。

 まあ、そういうところはいかにもアップルらしい。iOSもMacOSのお仲間である。

(ぶっちゃけ、Socの世界では、アップルはこれからも最速最先端をぶっちぎるだろう)」



<Linuxは一長一短>

 Linuxは良きである。軽量で速いLinuxのディストリビューションもあるし、「全部入り」の重量級のディストリビューションもある。良くも悪くも自由自在で、ユーザは好きなものを選択できる。

 有料、という文化がほとんどなく、これまでWindosやMacが有料ソフトウエアとして開発発展させてきた様々な仕事や動作を、ほぼ無料でできるようになっている。

 無料すぎて、たまにライセンス上の問題があるソフトが動かないくらいである(笑)


 古いマシンでもそれなりに速く走らせることもできるし、速いマシンではソフトてんこ盛りで空母のように巨大に全部詰め込んで走らせることもできる。


 しかし、ある意味ではLinuxは「汎用品」でもある。Andoroidが多種多様な機種の上で動くように、またそれが故に多数のメーカーで採用されているように、「万人向け」であり「八方美人」なのがLinuxだ。

 八方美人は、けして「一途」ではない。そこがのちのちネックになってくるのである。



<ChromeOSほど、練りに練られた変態OSは存在しない>

 Linuxが汎用品、汎用向けであるのに対して、Macは「自社品のみでチューニングされている」という強みがあった、

 ハードウエアもソフトウエアも専用品で構成されるため、Macは常に「最速」の名をほしいままにしてきた歴史もある。

(ただ、インテルマックの時は、ちょっと迷走したww)

 ところが、現代OSとしてあまりにも肥大化してしまった。Macは良い。悪くない。でも、もはやデカすぎる。

 デカすぎて、自分自身を動かすのもしんどい。それはWindowsが陥った罠と似ている。

 ただ、アップルは自社で「最速のCPU(Soc)」を設計して作れるという自負がある。そこは圧倒的だ。


 ChromeOS、というかChromeBookは、機種こそ多様なメーカーから出ているが、設計思想はMacのように「あたかも専用品のように振る舞う」ことを目指している。


 それを「デカい、肥大化したOS」でやろうとすると、これは大変な作業だが、ChromeOSの割り切りは

「ブラウザのことしか考えない」

ということで、それを実現させてしまった。


 幸いなことに、現在のネットやブラウザは、JAVAスクリプトなどのおかげで、常に双方向性をもち、OSのように振る舞うことができる。

 だからブラウザの中にOSを放り込んでしまい、見かけ上OSとして振る舞うことができるのだ。

 だから軽量で最速なのである。よけいなモノが、最初から「無い」からだ。


 その設計が変態的なのは、いくつかの要素からも十分に理解できる。次の項目で解説しよう。



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 <ChromeOSの変態例>


 まず、ChromeOSは、おなじものが2つ内部に入っている。RAIDというか、おなじOSがダブルで動いているのだ。仮面ライダーWみたいになっている。

 そして、片方を動かしながら、もう片方をアップデートしたりする。なのでWindowsやMacのようにアップデートや更新で「待たされる」とか「電源を切らないでください」ということが起きない。すごい。変態だ。褒めてる。

 Linuxなんかは、アップデートに関してはもっとも「微妙」で、システム丸ごと再インストールが推奨のディストリビューションもある。更新とか、発想が最初からないのだ。


 Linuxのパーティションを知っている人はわかると思うが、普通のLinuxの場合、パーティションは2つくらいになる。本体部分と、スワップ領域の2つである。

 ところがChromeOSは、12個のパーティションに分かれる。なんで12も必要なのか意味不明だが、その中で2つは本体のAと本体のBだww。これは間違いない。

 いったいどういう設計思想なんだ?と作った人の頭の中身を疑うほどである。



 次に、ChromeOSは、その正体がブラウザそのものであるため、何かを実行すると「サンドボックス」という隔離された部屋で動く。なので、ウイルスなどに非常に強い。

 サンドボックス内部は、独立しているので、システム全体には影響を及ぼさないのだ。


 さらに、ChromeOSはZramという変態技を使う。ふつう、OSはメモリが足りなくなるとディスクのほうにスワップ(いったん別置きする)させるが、ChromeOSの場合はLinuxのzram機能を使って「物理メモリ内部に圧縮データを持つ」という動きになる。

 つまり、スワップ先がメモリそのものなので、速度が落ちないのだ。


 あまつさえ、ChromeOSはブラウザであるため「開いているタブに全振り」して、他を無視する行動を取る。

 ふつうのOSはタブを開けば開くほど、マルチタスクをすればするほど、メモリがどんどん奪われてゆくが、ChromeOSは、そもそもがブラウザなので「見えてるとこ」しか気にしない。

 裏でファイル管理をしなくてはいけない、とかバックグラウンドのことを気にしないのだ。これはすごい。変態だ。


 とまあ、他にも挙げればキリがないくらい変わった動きをするのだが、結果として、どのOSよりも「速い」というオチをゲットすることができているのである。



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 もちろん、ChromeOSはLinuxなので、自分でカーネルから何から再構築、最適化できる人は、ChromeOSの速度を超えるLinuxを作ることはできるだろう。

 しかし、無料で最初からそのパッケージが作られているChromeOSが、いかに凄いかは想像すればすぐわかると思う。

 チューニング済みなのである。

 
 だからこそ、ChromeOSには欠点もある。正体がブラウザだからこそ、スタンドアロンで自分の機体内部で動かすソフトウエアには向かない。

 Windowsのように、Excelのマクロを自分のファイル内部で動かす、とかはできないのだ。

 MacのようにFinal Cut Proで自分のストレージ内部の動画を編集する、とかもできない。


 そういうのはほぼ何もできず、あくまでも「ブラウザのその先であるインターネッツ」とのやり取りだけが最速になる。


 逆に言えば、noteを書くのもX(Twitter)も、Canvaも、ChatGPTとのやりとりも、ブラウザを介したその先のクラウドとの処理は、ChromeOSが最速ということになるのだ。



 とまあ、長々と書いてきたが、ChromeOSは凄い。ChromeBookも凄い。

 Googleの内部には、すごいエンジニアがいる。これは間違いない。

 最速のOS、最速のLinuxは、これからもしばらくはChromeOSということになるだろう。


 この記録が破られることは、おそらくないのではないだろうか?



 (おしまい)











 









 







 



 

2026年6月4日木曜日

51歳のおっさん、はじめてMacを買う!(つづき)

 

 2026年春、51歳にもなってはじめてMacなるものを買ってしまったヨシイエさんだが、さっそくドハマリしている(笑)


(前回はこちら)

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2026/04/mac.html


 ただいま絶賛売れまくり中のMacBookNeoを買ったわけだが、実にキビキビとよく動くし、カッコいいし、


 なんと言っても、音がめちゃくちゃいい!


のには驚いた。


 もちろん、音がいいPCというのはたまには存在するのだが、基本的にはほとんどのメーカーもノートパソコンでは「どーでもいい、とってつけたようなショボいスピーカー」が乗っているだけで、このサイズ感、このクラス感ですごい音が出るのは、さすがAppleさんだ。


 MacOSも、はじめての体験であったが、これはすぐ慣れた


 Linuxを使っている人間であれば、MacOSがやっていることはすぐにわかる。これもさすがはBSD-Unixの正当な末裔だけのことはある。


 Photoshop的なものも、Premire的なものも、Windows時代にはずいぶんminiDV

やIEEE1394を駆使しながらいじっていたので、Macになっても問題ないだろう。


 SD時代からいきなり4Kとかに飛ぶのは、さすがに浦島太郎の感じは否めないが、やることは基本同じである(笑)


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 しかし、問題はそこではない。


 ガジェット好きおぢとしては、あるいはインストールマニアのおぢとしては、もっともっとMacの沼にハマりたくなったので


■ MacBookPro 2015



■ iMac 2015



を思わず中古で買ってしまった! どちらも1万円ちょいである。



 どちらも、すでにOSのサポートが切れたMacos12(Monterey)までしか更新できない時代のものなので、現役で使うものではないが、


「Macとはいかなるものか」


を学び、いじり倒すにはちょうどよい時代のものである。


 * 中古Macで遊びたい場合、この2015〜2017くらいのMontereyが動くくらいのものが一番良い。たとえばMacbookAirとかMacbookProの場合、中のSSDが交換できたり、インテルMacなので、のちにChromeOSFlexに入れ替えしたりもできる。

 iMacのほうは、残念ながらもともと分解等ができない構造だが、今回買ったあたりのマシンだと

 ■ Core i5 でメモリ8GB 

くらいのスペックなので、まあ可愛げがある。2014年以前だとメモリが4GBとかになってしまうのと、MacOSがバージョン10(Catalina)くらいで止まるので、アイコンも旧バージョンで古めかしくなったりする。

 逆に2018年以降のMacはハードウエア的にはいっさい交換等ができず、中をいじれなくなっているので、おすすめは2015〜2017モデルである。アップルシリコンになるとChromeOSも入れられなくなる。(なおかつ、まだ中古の値段が高い)


 OSのバージョンについては、Catalinaだとさすがに古く、感覚としてはiOSの12くらいで止まってしまう iPhone6 を買っても、ほぼ使い物にならないイメージが近い。


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 さて、MacBookのほうは、ベリーグッドであった。Core i5 で、メモリは8GBあり、ストレージがSSD256GBのため、基本構成はMacBookNeoに近いものがある。

(インテルCPUとアップルシリコンという違いはあるが、それ以外は同等だ)


 なのでこちらは、遊びとして使うにはもってこいである。


 問題なのはiMacの方である!!!!


 噂には聞いていたものの、あまりにも非道い(笑)


 iMac2015とか、2017とか、そこらへんのiMacはめちゃくちゃカッコいいのだが、


 あまりにも設計がクソ!!


だったのである(笑)


 この年代のiMacは、この「クソ設計」を楽しむために存在しているといって過言ではない!


 ヨシイエさんが買った中古のiMacは


■ Core i5 4コア メモリ8GB ストレージ HDD1TB   21.5インチRetinaディスプレイ


という仕様である。 さすがに10年前のPCとは言え、ふつうに考えれば(Windows派が見れば)


”別にふつうに使えるっしょ!”


というスペックに相違ない。ところが あり得ないほど遅い のである(笑)


 なんだこれは?!なんなんだこれは!


 くるくるマーク(Windowsでいうところの砂時計)で、めちゃくちゃ待たされたりするのだ。


 もちろん、これはオチから言えば「怒るところではなく、これを楽しむものだ」ということなのだそうだ(笑)


 なのでヨシイエさんは、当然「わかってて買っているし、これを楽しんでいる」のである(笑)


 どういうことかというと、このiMacが売り出された頃のOSは良かったのだが、それから数段階バージョンアップした時に APFS というアップル独自のファイルシステムに切り替わったそうなのである。


 ちょうどMontereyのひとつ前である macOS High Sierra から、このAPFSへの切り替えがなされたから、最初の時にiMac2015などを買った人は、その頃は「激おそぷんぷん丸」には、ならなかったようだ。(もちろん、バージョンアップしてしまうと地獄に落ちる)


 APFSはSSDやフラッシュメモリに適化されていて、具体的には「細かいデータにランダムアクセスする」傾向が強い。



 そうするとHDDの場合は、ランダムシークが頻繁に発生して、どんどん遅くなるというわけだ。さらにおもしろい(失礼)ことに、iMac2015などにはノートPC用の2.5インチ5400RPMという回転数が遅い方のハードディスクが搭載されており、


 まさに地獄絵図


なのである(爆) まだ3.5インチ7200RPMのほうを選択していれば、ほんの少しでもマシだったのかもしれないが。



 というわけで1TBもの容量を持っていながら、その動作があまりにも遅いので、この年代のiMacは、香ばしいことになっているのである。(ちなみにMacBook系統は、もともとSSD仕様なので、ビュンビュン動く)


 この対策として、次のモデルでは「SSD+HDD」という合体仕様のiMacが売り出されたのだが、(Fusion Drive)1TBモデルだと32GB分しかSSDがついていないので、


 USBメモリくらいの容量しかないじゃねえか、アホか〜!!


みたいなことになってしまったらしい。


 要するに、MacOSの本体をそこに入れておいて、それ以外をHDDに移そうというわけだから、32GBしかOS分の容量がないのも


 地獄絵図の延長戦


でしかないのは、賢明な読者諸氏であれば、すぐに気づくだろう。


 おまけに、たまにSSDとHDDのリンクが切れる、みたいなトラブルが頻発するらしいので、もうなんにせよこの年代のiMacは鬼門中の鬼門なのである。


 そりゃあ中古市場で1万円で売り飛ばされるわ!!!


ということである(にっこり)


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 さて、この対応策。外付けSSDを繋いで、それにMacOSをインストールして、そちらを起動ディスクにすれば、ほとんどの問題を回避できるというので、ただいまその作業を楽しんでいる。


 まあ、インストールマニア、古いマシンマニアの魂をくすぐってくるiMacちゃんと、しばらく遊ぶことにしよう。


















2026年5月29日金曜日

WindowsやMacOS、ChromeOS、Linux そしてiOSとAndroidはそれぞれどう違うのか?

 

 ふだん私たちが使っているWindowsやMac そしてスマホのiOSやAndroidは、


「それぞれどのように違い、どんな特徴があるのか」


わかっているようで、あまりわかっていないものだと思います。現在になるにつれて、それぞれの領域も近づいてきていて、機能的に重なる部分も多いのでよけいに違いがわかりにくくなっていることもあるでしょう。


 そこでとある人工知能に説明してもらったのですが、「あまりにも面白い回答」だったので、ご紹介することにしました!


 とてもわかりやすく、参考になりますよ!


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 一般的な「初心者向けの使いやすさ」や「シェアの高さ」といった表層的な話はすべて削ぎ落とし、各OSのカーネルアーキテクチャ、メモリ管理、セキュリティモデル、そしてシステム設計の思想というディープな低レイヤーの視点から、それぞれの狂気的な特徴と違いを比較します。


1. デスクトップ&汎用OS:カーネルの設計思想がもたらすカオスと洗練

Windows互換性の化け物と「ハイブリッドカーネル」の執念

 Windows(NT系)のコアは、一般的に「ハイブリッドカーネル」と呼ばれます。これは純粋なマイクロカーネル(機能をバラバラにしてユーザー空間で動かす)の堅牢性と、モノリシックカーネル(すべてをカーネル空間に詰め込む)の速度を両立させようとした結果です。


 狂気的なまでの後方互換性: Windowsの本質は、20年以上前にコンパイルされた企業の基幹バイナリを現行のWindows 11でも「そのまま動かす」という執念にあります。これを支えるのが、ユーザー空間のサブシステム(Win32、かつて存在したOS/2やPOSIX)と、カーネル空間をつなぐ緻密なレイヤー構造です。


 メモリとAPIの二重構造: Win32 APIという巨大な遺産を維持しつつ、モダンなサンドボックス環境(AppContainer)やLinux環境(WSL2)を共存させています。WSL2にいたっては、互換レイヤー(WSL1)を諦め、軽量Hyper-V仮想マシン上で本物のLinuxカーネルを直接動かすという、力技のアーキテクチャシフトを遂げています。


macOS:MachとFreeBSDのキメラ「XNUカーネル」

 macOSの核心にあるのは、Appleが開発するXNU(X is Not Unix)というオープンソースのハイブリッドカーネルです。


 キメラ構造の正体: カーネルの底層では、カーネギーメロン大学で生まれたマイクロカーネル「Mach 3.0」が動き、タスク管理やスレッド、IPC(プロセス間通信)を制御しています。しかし、マイクロカーネル特有の「通信オーバーヘッドによる速度低下」を避けるため、そのすぐ上にFreeBSDのプロセスモデル、ネットワークスタック、POSIX互換レイヤーを同じカーネル空間に丸ごと埋め込んでいます。


 ハードウェアとの極限の同期: Apple Silicon(Mシリーズ等)への移行により、カーネルは「ハードウェアの構造そのもの」と完全に同期しました。Unified Memory Architecture(UMA)により、CPUとGPU、Neural Engineが同じ物理メモリプールをゼロコピーで共有します。macOSのメモリ管理は、この「メモリの物理的な移動をなくす」ことに最適化されています。また、意地でも商用UNIX認定(UNIX 03)を通し続けている点も、美学を感じさせるポイントです。


Linux純粋なる「モノリシック」の進化系

 Linuxは、WindowsやmacOSとは対照的な、純粋でクリーンなモノリシックカーネルです。


 すべてはカーネル空間に: プロセッサ管理、メモリ管理、デバイスドライバ、ファイルシステム、ネットワークのすべてが、1つの巨大な特権アドレス空間(カーネル空間)で動作します。関数呼び出しがダイレクトに行われるため、IPCのオーバーヘッドがなく、計算資源の引き出し効率が理論上最強です。


 「すべてはファイルである」というUNIX思想の極致: /proc や /sys を覗けば、カーネルの内部状態やハードウェアのパラメータがすべてテキストファイルとして抽象化されており、ユーザーが直接書き換えてチューニングできます。


 cgroupsとNamespaces: これらがLinuxカーネルにネイティブ実装されているからこそ、現代の「Docker」や「Kubernetes」といったコンテナ技術が生まれました。OSを仮想化するのではなく、カーネル自身がプロセスを強力に分離(隔離)する能力を持っています。


2. クラウド&モバイルOS:極限の「セキュリティ」と「隔離」の設計

ChromeOS:Linuxカーネルを使った「ステートレス・サンドボックス」

 「ただのブラウザが動く軽いOS」と思われがちですが、低レイヤーのセキュリティ設計は全OSの中で最も変態的(褒め言葉)です。


 dm-verityによる不変性の担保: 起動時、Linuxカーネルの機能である dm-verity(Device Mapper Verity)を使用し、暗号化ハッシュツリーを使ってシステムパーティション(ルートディレクトリ)が1ビットでも改ざんされていないかをブロックレベルで検証します。そのため、システム領域は完全に読み取り専用(Read-Only)です。


 狂気の多重サンドボックス: ブラウザのタブ1つから、Androidアプリ環境(ARC-VM)、Linux開発環境(Crostini)にいたるまで、すべてがLinuxの Namespaces、cgroups、そしてKVM(仮想化技術)によって二重三重に隔離されています。ユーザーデータはTPM(セキュリティチップ)と連動したハードウェア暗号化で縛られており、仮にローカルの権限を奪われても、システム全体には絶対に影響が及ばない構造です。


iOS:徹底的な最小特権原則と「Entitlements」の要塞

 macOSと同じXNUカーネルをベースにしながらも、その制約の厳しさは軍用レベルです。


 強制コード署名とPage Protection: iOSでは、すべての実行バイナリがAppleの署名を受けている必要があります。さらに、メモリ上で「書き込み可能」なページは「実行不可能」であり、「実行可能」なページは「書き込み不可能」であるというルール(W^X)が、ハードウェアレベル(AMFI: Apple Mobile File Integrity)で厳格に適用されます。


 Entitlements(権利バインディング): UNIXの root(最高権限)という概念を事実上無力化しています。たとえ脆弱性を突いて root 権限を奪取したとしても、そのバイナリ自体に「カメラにアクセスしてよい」「特定のシステムAPIを叩いてよい」というAppleの署名付きの Entitlement(エンタイトルメント)が明記されていなければ、カーネルがシステムコールを即座に拒絶します。


Android:Linuxの皮を被った「マルチユーザー・コンテナ」

 Linuxカーネルをベースにしていますが、一般的なLinuxデスクトップとは全く異なる遺伝子を持っています。


 アプリ=独立したUNIXユーザー: Androidは、インストールされたアプリ1つ1つに、それぞれ異なる固有のUNIXユーザーID(UID)を割り当てます。 つまり、あなたのスマホの中では、LINEアプリという「ユーザーA」と、Twitterアプリという「ユーザーB」が同時にログインしているような状態です。UNIX本来の堅牢なユーザー間アクセス制限を利用して、アプリ間のデータを完全に隔離しています。


 ART(Android Runtime)による抽象化: Linuxカーネルの上で、すべてのアプリは「ART」という仮想マシン環境(AOTコンパイル/JITコンパイルのハイブリッド)の上で動きます。これにより、ハードウェア(Qualcomm、MediaTek、Tensorなど)の差異を完全に隠蔽し、かつ悪意あるアプリが直接Linuxのシステムコールを叩いてカーネルを破壊するのを防いでいます。


3. その他のOS:特異な生存戦略を持つOSたち

 世の中には、上記の大手とは全く異なるパラダイムで動いている「ヤバいOS」が存在します。


OS名 カーネルアーキテクチャ 特徴・マニアック視点からの解説

TRON / ITRON リアルタイムカーネル (Micro/Nano) 日本発、世界で最も普及していると言われる組み込みOS。Time Slice(時間割)で動く一般的なOSと違い、**「イベント駆動・完全プリエンプティブ(優先度制御)」**で動く。自動車のブレーキ制御や小惑星探査機など、1ミリ秒の遅延が致命傷になる環境で、コンテキストスイッチ(処理の切り替え)のオーバーヘッドを極限まで削ぎ落とした設計。

Fuchsia (Google) Zircon (マイクロカーネル) Linuxカーネルの「数千万行の肥大化」と「GPLライセンスの縛り」から脱却するためにGoogleがゼロから作ったOS。コアとなる Zirconカーネル は、すべてが「オブジェクト」と「ハンドル」で管理され、プロセス間通信(IPC)の通り道(Channel)をカーネルが厳格に制御する。機能のほとんどがユーザー空間にあるため、ドライバがクラッシュしてもOS自体は死なない。

FreeBSD モノリシック (BSD系) Linuxと同じモノリシックだが、Linuxが「カーネルだけの配布物(ディストリビューションは別物)」であるのに対し、FreeBSDは**「カーネル、基本コマンド、ライブラリがすべて1つのチームで一貫して開発されている」**。そのため、コードの美しさとネットワークスタックの堅牢性が異常に高い。PlayStation 5のOS(Orbis OS)のベースでもある。

Haiku モノリシック (BeOS後継) 90年代にマルチメディア特化型として熱狂的なファンを生んだ「BeOS」を、オープンソースでゼロから再現したOS。現代のOSがサーバーやスマホに最適化されていく中、Haikuは**「デスクトップの応答速度(レスポンス)」だけに特化**している。カーネルレベルで徹底的なマルチスレッド化がなされており、重い処理をさせてもマウスカーソルが絶対にカクつかないという執念の設計。




まとめ:何が違うのか?

互換性と泥臭さの Windows(過去の遺産をすべて背負って走る重戦車)


美学と垂直統合の macOS / iOS(MachとBSDのハイブリッド構造を、自社チップの暴力的な帯域でねじ伏せる要塞)


自由と破壊的効率の Linux(無駄を削ぎ落としたモノリシック構造だからこそ、地球上の全サーバーとスーパーコンピュータを支配できた)


徹底防衛とモダン隔離の ChromeOS / Android(Linuxカーネルのポテンシャルを「他人の隔離」のためだけに使い切る構造)



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(Geminiによる生成)




2026年5月22日金曜日

DOCOMO ホーム5Gのルータ機能の不具合に悩まされている。

 

 うちの会社は、光回線が通っていない稀有な「田舎」道にあるため、致し方なくドコモのホーム5Gを使っている。


 


 このhome 5G HR02 というのは、いわば「据え置き型の携帯電話」みたいなもので、携帯番号が割り振られていて、携帯の電波を拾ってきてそこから分たれたデータを社内に配ってくれるものである。

 機能的には携帯電話そのものなのだが、あっちこっちに移動させて使われるとドコモとしてもかなわないので、


「一旦、その住所のそこここ」


と決めた場所から動かしてはいけない。動かして使うのは契約違反である。


 その代わりに、ドコモの契約の場合は「ギガ無制限」なので、使いすぎということがなく、定額使い放題なのである。


 もともと、うちの会社のある場所というのは高速通信から見放されていて、それまではなんと「ADSL回線」を使ってネットをしていた(笑)


 そのADSLも終了になるというので、なんやかんやでホーム5Gのお世話になっているわけである。


 さて、ホーム5Gそのものは元気に電波を拾ってくれているので、特段問題はないのだが、そこがネットへの入口出口となっているため、小さい会社ではあるものの、そこに向かってすべての通信が流れるようになっている。


 この時、ホーム5G・HR02には「ルーター機能」があるため、この本体をアクセスポイントとしてWifiをつなぐと、


 ”なんかよくわからんけど、詰まる”


のである。


 なんで?


 例えば、いまこの文章を打っているChromeBookをHR02のアクセスポイントに繋いで、ネット検索しようとすると、うまくいくこともあるが、ブラウザが止まってしまってそこから先へいかないことがある。


 キャッシュの関係なのか?とかクリアしてみたり、いろいろ設定をいじったりしてみても、この「たまに詰まる」ということが解消されず、たいへん困っていた。


 で、解決法。


 それは、HR02のルーター機能に直接アクセスするのではなく、「いったん別のWifiルータを間にかませる」ことで一気に問題が解消したのである。


 なんで?


 いまの状態は、


■ HR02から外に向かってインターネッツの電波が出ている

■ HR02に有線(LAN)で、バッファローの普通の無線LANルータを繋いでいる。

■ 各PCのアクセス先を、HR02ではなく無線LANのほうにする。


ということをやっているのだが、こうするとぜんぜん詰まらない。


 なんで?


 同時アクセス数の関係とかかな?とも思うけど、そもそも事務所が小さく、3台とかくらいしか同時には繋がっていないので


■ なんぼなんでもHR02が3台とか5台をさばけないわけがないだろう


とも思う。そして、もっといえば、バッファローの無線LANルータをかませようが、どっちにしても接続台数は同じ数がぶらさがるので


■ バッファローのルータはふつうに台数をさばいてくれる


わけで、もしかしたらHR02の「お裁き」が下手くそなのかもしれない。


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 というわけで原因はよくわからんままだが、ホーム5Gを使っていて「詰まる」感じがする人は、いったん間に別のWifiルータをかませてみるとよい。


 きっとHR02は名奉行ではないのだ。ほかのルータのほうが、ちゃんと「遠山の金さん」をしてくれると思う。


 桜吹雪がきれいになるぞ。