2026年9月8日火曜日

Mr Chromebox ファームウエアの覚え書

 

 古くなったChromebook等は、本来であれば更新期限が切れるとその時点でChromeの更新がストップされ、しだいに使い物にならなくなりますが、


 Mr Chromebox


という有志が作っているファームウエアに書き換えることで、Chrome OS Flex やLinuxなどが自由にインストールできるようになります。


https://docs.mrchromebox.tech/


↑ サイトはこちら。


 内容は英語であり、またChromebookのファームウエア書き換えは、すこーし難易度が高めなので、クセ強ですが、古いChromebookをふつうのLinuxパソコンに改造したりできるので、とても便利です。


 そのときの記事は↓


【完全版】古いChromebookに ChromeOS Flex を入れる(備忘録)

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2024/05/chromebookchromeos-flex.html


にありますのでご参考まで。



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 さて、今回は、Mrchromebox版ファームの挙動をまとめます。



 起動時の画面 白い線が入っているのは気にしないでください。液晶がぶっこわれているだけですww(Chromebook草創期のマシンです)


 このウサギさんが目印。起動時にウサギさんが表示されるマシンは、Mrchromeboxに書き換えられています。


 この時点でESCキーを押すと、起動選択画面に入れます。





 表題に機種名、FWのバージョン、CPU、メモリなどが表示されます。これはFWが機種ごとに違うので、それぞれ別個の内容が示されます。FWインストール時に、機種を選定しなくてはいけません。


 デフォルトブートは、通常であればChromeOsFlexや、自分でインストールしたLinuxなどが起動するのを、いったんESCで止めているだけですので、通常起動します。

 ほかに「ブートメニュー」「ブートマネージャー」「拡張設定」などのメニューがあります。



 ブートメニューの例。一番上がデフォルトで動く「ChromeOsFlex」で、つぎに「eMMCデバイス」「UEFIシェル」の項目になっています。


 もしこの段階で、ブートできるライブUSBが刺さっていれば、そのデバイスも表示されます。別のLinuxを起動したり、インストールしたい場合は、ライブUSBを指して、このブートメニューで選択してください。


 いわゆる昔からのDOS/V機種、Windows機種のBIOSと同じです。




 
ブートマネージャーは、いろいろ細かい設定ができます。ややこしいので割愛、といきたいところですが、簡単な例を。

 たとえば


 このMrchromeboxのファームを入れて、最初にChromeOSFlexをインストールしたけれど、それを消してLinuxに書き換えたとしましょう。

 その場合、ブートの項目にChromeOSが残っています。

 ↑の項目は、「デリートブートオプション」の例なのですが、仮にLinuxを残して、ChromeOSのほうは、ブートメニューから消してしまいたい場合は、ここでバッテン(X)にして保存すれば、存在を消してくれます。

 上の画面では、ChromeOSFlexしか入っていませんので、それが最上段に表示されているわけです。


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 その他、細かいことはいろいろ実際に見ながら試してみたほうがいいと思います。


 基本は


■ ブートデバイスの選択

■ 入れちゃったOSの管理


くらいができたら、困らないでしょう。


 いろんなLINUXを入れたり消したりしているうちに、このブートまわりの設定を見直す必要が出てくることだけは確かです。



*技術的な補足*


 ASUS C300のファームウエアはフルロムで上書きしているため、本来のC300のブートBIOSと完全に入れ替わっているそうです。

 なので、Mrchromeboxファームウエアは、擬似的なものではなく、「BIOS・UEFI」そのものなんだとか。


 Mrchromeboxのファームでは、本来のChromebookのBIOS機能を残したまま擬似的に他のOSを起動させることができる機種もあるので、その場合はChromebookブートローダーが起動してからMrchromeboxの擬似UEFIに引き渡すようです。


 フルロムしか選べないかどうかは、サイトの機種リストに書かれています。






2026年9月4日金曜日

ChromeOS をメインに据えると、どこでも移行できる!

 Chromebookの「ハブ化」による環境移行の柔軟性に関する考察メモ


 ヨシイエさんは、基本的には DOS 生まれ Windows 育ちであるが、ここ数年はChromeOS(Chromebook)をメインマシンとして常用している。

 しかも、ただのChromebookではなく、更新期限の切れた超・草創期の旧型マシンに「ChromeOS Flex」を力技で流し込んで遊ぶ、というような実験的な使い方を好んでやってきた。


 まあ、まともな現行のChromebookも手元にはあるのだけれど、こういう変なスペックのマシンをあーだこーだ弄り回すのが面白いのであって、要するにただの趣味なのだ。

 思い返せば、昔も古いPCにPuppy Linuxを突っ込んで面白がっていた口なので、やっていることの基本構造は昔から何も変わっていない。


 しかし、その「ChromeOS Flex化マシン」にも、いよいよ年貢の納め時が近づいてきた。

 Chromeのバージョンも150を超えた昨今、メモリ2GB・ストレージ16GBという初代クラスのハードウェアでは、OSそのものを格納する領域すらギリギリになってきているのだ。

 動作自体はまだ健気に動いてはくれるものの、現在の公式最低動作スペック(メモリ4GB〜)を考えると、さすがに少々無茶な動かし方をしている感は否めない。


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 というわけで、現在の環境からの引っ越しを模索し始め、MacやらLinuxやら色々と触ってみている。

(ちなみに仕事では当然のようにWindowsを使わされている)


 で、ここで改めて痛感したのだが、「普段からChromebookを環境の核(ハブ)に据えておくと、他のどんなOSやハードウェアへも一瞬で環境を移行できる」という事実である。


 構造としては極めてシンプルだ。


<環境移行が容易なメカニズム>


■ 1. ChromebookというOSの本質は、ほぼ「ブラウザのChromeそのもの」である。

■ 2. そのChromeにGoogleアカウントを紐付けて動作させている。

■ 3. したがって、他OSでも「Chromeをインストールして同じGoogleアカウントでログインする」だけで、一瞬で全く同一の作業環境が再現される。


 要するに、作業の大半がWeb(Chrome内部)で完結しているため、土台となるOSが何であろうが関係なくなってしまうのだ。


Mac にChromeを入れる ➔ すぐ移行できる


Windows にChromeを入れる ➔ すぐ移行できる


Linux にChromeを入れる ➔ すぐ移行できる


iOS / Android ➔ アプリ経由でアカウント連携 ➔ すぐ連携できる


 これがApple IDやMicrosoftアカウント中心の環境だと、こうは行かない。

 Appleの生態系はMacやiPhone同士の連携こそ至高だが、WindowsやLinuxへ環境をごっそり持ち出すのはあまり得意ではない。Microsoftアカウントも然りで、Windows環境以外ではどうしても使い勝手に制限が出てしまう。


 一方、Googleドライブをデータ基盤にしつつGoogleアカウントをハブにしておけば、あらゆるデバイス間を「どこでもドア」のように行き来できる。ChatGPTやClaudeといった各種Webサービスのログイン周りも含め、ワンクリックで環境が整うのは実に快適である。


 さらに言えば、Chromebook特有の「画面左下のスタートメニュー風ランチャー」も、普通のPCのChromeで画面右上の「九つの点マーク(Googleアプリボタン)」を押せば、実質的に全く同じ機能群にアクセスできる。

 見た目をOSっぽく繕っているだけで、本質はすべてChromeの中に内蔵されているからだ。


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<で、結局どうしたのかという個人的メモ>


 今回の環境移行にあたり、ジャンク同然の古いiMac(2011年モデル)を3,000円ほどで拾ってきた。

 スペックを確かめてみると、Core i5、メモリ8GB、HDD 1TBという構成。古いとはいえ、このスペックのマシンが3,000円で手に入るのだから面白い時代である。


 このiMacにLinuxを放り込み、Chromeを立ち上げてGoogleアカウントでログイン。

これだけで、何事もなかったかのようにこれまでの作業環境が寸分違わず復元された。実に呆気ない。


 ちなみに、お役御免となった例の「2GB/16GB」の超省スペックマシンだが、ChromeOS Flexを消し去った上で、さらに超軽量なLinuxを焼き直し、再びChrome専用機として復活させられないか……などと目論んでいるところだ。


我ながら少々酔狂な実験だとは思うけれど、こういう試行錯誤がいちばん面白いのだから仕方がない。