2022年9月20日火曜日

古いAndroid端末はどこまで使えるか? Android2.2~Android4.4まで全解説!

  基本的にはiOS使いのヨシイエですが、おもちゃとして触っているうちにAndroid端末も少しずつ増えてしまいました。

 

 そこで2022年現在、古いAndroidタブレットやスマホはどこまで使えるのか、検証したいと思います。

 

 一般的には、Android6以前くらいは「古い」と思われているようですが、

 

一部証明書のためにAndroid6以前はアクセスできないサイトが?!

https://japan.cnet.com/article/35162199/ 


といった話もあるようで。


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 まずは転がっていたアンドロイドのタブレットを並べてみました。左まわりで

 

◆ Ainol novo5 (Android2.2.1) ※CUBE Q7PRO

◆ Polyer momo9 (Android4.03)

◆ Toshiba レグザタブレット AT570 (Android4.1)

 

です。上の二つは中華パッドが流行したときにけっこう出回ったものですね。

 

 

  novo5は当初からバグがあり、充電時にループするという不具合があったためにCUBEのQ7PROという別機種のファームを入れてあります。中身はほぼ同じものです。

 

 

<Android2.2.1>

 


  購入当初も比較的動きがもっさりで、Novo5はARM600MHzしかないので、かなり遅いマシンです。

 感圧式タッチパッドも、懐かしい。

 2022年では標準ブラウザを動かしてみても「サイトが見つかりません」とはねられてしまいます。

  「マーケット」(むかしのGooglePlay)も動かないので、野良APKを入れるにしてもSDカード経由などの工夫が必要です。

  電卓やら時計やら昔のプレインストールゲームはもちろん動きますが、「新しく何かアプリを入れる」機種ではなさそうです。


 動画プレーヤー(720Pまで)、音楽プレーヤーとしては使えます。



<Android4.03>

 


 momo9は2012年ごろの「中華パッド」を有名にしたマシンです。マニアがこぞって購入し、いまでもその頃の情報サイトが残っています。まあ、いまさらmomo9をなんとかしたい人はいないと思いますが。

 でも、動画機能が優れており、2180P動画が動き、HDMIから出力できる、みたいに変なところが爆裂していました。

 

 Andoroidは4系の扱い方が難しく、4.03まで ~ 4.04 ~4.1 ~とすべて挙動が違います。

 

 その意味では、4.03が最終ですから、基本的にはどうにもならない部類に片足をつっこんでいます。

  ところが、グーグルマップがすいすい動いたり、APKを探してくれば各ブラウザがそれなりにちゃんと動いたりします。

 (ただ、残念なことにブラウザ経由でもyoutubeが動きません)

 Yahoo!JAPANのトップページも、機種が古いと叱られるタイプです。

 

 youtubeが動いた頃は、閲覧専用にしてもよかったくらいなのですが、今となってはつわものどもが夢のあと。

 ですが、擁護するわけではないものの「アングリーバード」とか「フルーツニンジャ」とか、スマホゲーム黎明期の名作がサクサク動くので、ぶっ壊してもいいマジな子供用とか、使い道はありそうです。

 解像度も荒く(800×480)、どうしようもないくせに、捨てがたい魅力のあるマシンでした。

 

 

 <Android4.1>

 



   レグザタブレットの名品。AT570は、有機EL液晶搭載でめちゃんこ綺麗です。

  旧バージョン「にゃんこ大戦争」とかも動きます。youtubeは「アプリ」でははねられるものの、ブラウザでは見られます。

 SOCはTegra3なので、ネクサス7とかと同じ。

 しかし、この4.1までが、GooglePlayの対応が終了しているので、公的には使い物にならないことになっています。

 おなじAndroid4系なのに、繰り返しますが本当にこのあたりは小さな数字の違いで挙動が大きく違うので、暇な方は自由研究してください。

 

  4.03でできないことが4.1で出来る場合があり、また4.4だとさらに出来ちゃったりします。


 ↑おなじみYahoo!トップページのブラウザエラー表示。

 Android4.4以下はダメよ、と言われる。




<Android4.4>


 番外編というか、先日入手したドスパラタブレットDG-Q10SR3D。これはAndroid4.4なので、いろんなものが普通に動きます。
 
 まあ、SOCが古めなのでなんでもサクサクではないものの、ごく「フツー」にさらっと動きます。
 
 つまり、Android4.4以降の場合は、あまり何も困らない、ということ。
 
(もちろん、アプリやサイトによっては、もっと高いバージョンを要求するものがあります)
 
 
 ぶっちゃけAndroid5以降だったら、日常的に困ることはないでしょう。一部の重いゲームとかをしたい用途以外だったら、それなりに使えると思われます。




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 <まとめ>


 結局、アンドロイドにしてもiOSにしてもバージョンが上がって何ができることが増えるかというと、「グラフィック廻り、動画廻り、画像処理廻り」くらいのもので、テキストデータとか、ベタな数字データなんてのは特に変化はないのですね。


 だから「3D超絶グラフィックゲームが動くぜ!」みたいな差異はどんどん開いてゆくだろうし、HTML5とかWebGLとか、「ブラウザ上での画像処理速度がすごいぜ!」みたいな部分は変わってゆくのだろうけれど、それ以外はもう枯れた技術ばかりなのだと思われます。


 youtubeが動くかどうかを一つの試金石として取り上げましたが、あれだってFlashの終了にともなう切り替えだけのことですから、実はたいしたことではないのかもしれません。


(あと、証明書がらみではバージョンによってけっこうエラーが出たりします。)


 古い端末を何に使うか?という最初の問いに立ち返るならば、


◆ カメラとかはどうせ古い端末はカメラも写りが悪いので使いたくない。

◆ 何か一つのアプリを入れて、単体として使えるのならば御の字。

◆ ナビ代わりという手もあるが、古い機種はGPSがなかったり意外と不向き。

◆ 結局動画プレーヤーか音楽プレーヤーとして使うのが無難。


みたいなオチになりそうです。

 

 お店をやっていたり、イベント出店みたいな機会がある人は、スーパーのビールコーナーの動画みたいに「デジタルサイネージ代わり」に使うとかが現実的でしょう。

 単体で使うなら「メトロノームやチューナーアプリだけ使う」とかそんな感じになります。ほんまもののメトロノームやチューナーはひとつ数千円しますから、その分節約できる、みたいな。

 

 あるいはホテルみたいに「高機能なめざまし時計としてだけ使う」みたいなこともアリでしょうね。

 

  でも、まかりまちがっても「計算機専用」として使う、なんて人はいないでしょう。要するに「単体」として何に使いたいか?という部分で強固な目的意識があれば、活用できるということです。

 

 意外に厳選した「ゲーム専用機」は理にかなっている可能性も(笑)

 

 

 

 



 

 

 


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