2021年6月22日火曜日

トイドローンは「トイ(おもちゃ)」ではない?という不思議な話 なぜ対象年齢14歳以上なのか

 

 ドローンについて、あれこれ語っている昨今のヨシイエブログですが、経済などのお話はしばらくお休み。

 

 ところで、ドローンって、なぜか対象年齢が14歳以上になっていて、これは中国から直輸入したパッケージなどにも「AGES 14+」と書いてあったりします。

 


 

 

 14歳というのは中学2年生。日本の学年の考え方では別に「中学生になったら」というわけでもないし、微妙なところです。なぜ、14歳なんだろう???

 

(実際、小学生のこどものおもちゃとしてトイドローンを買っている親御さんも多いことでしょう)

 

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 さて、その理由です。

 

 おもちゃの定義は 


■ 日本のおもちゃに適用されているSTマーク制度では、14歳未満のこどもを対象とする「玩具」とされている。

 

■ ヨーロッパの玩具安全基準規格(EN71)では、14歳以下のこどもが使用する「玩具」とされている。 また欧州では、製造物に対して、EU 加盟国で取り決められた規定に適合した商品であることを示す CE マーク制度がある。

 

とのこと。


 とりあえずは、以下と未満という微妙な差はあるにしても、14歳は国際的な境目ということができると思います。


 ドローンのパッケージには「CE」マークがついているものも多く、これは「欧州向けに適合しています」という意味と思われますが、怪しげな俗説として

 

 ”China Export”の略

 

というものもあります。ほんまかいな。 CEマークに適合しているとみせかけて


”中国製だよ~ん、と言ってるだけだもんね”


ということもありうるわけです。実は何にも適合していないかも!

 

(wikiにも説明があります)

https://ja.wikipedia.org/wiki/CE%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF



 ということは「AGES14+」の表示は、おそらく


「これは玩具ではないし、その基準など知らんもんね、なので、オトナの責任で使ってね」


という主張なのだと思われます。あら、トイ(玩具)じゃないじゃん!


 こども向けだよ、という基準に落としこもうとすると、いろいろメンドくさいからですね。


  いやあ、やっぱり中国製ガジェットは奥深いわ。

 

 


 

2021年6月20日日曜日

ドローンの形状(デザイン)4種類と飛行安定性の違いについて

 

 まいどおなじみ、ドローン沼にはまったおっさんです。

 

 いろいろなトイドローンを飛ばしていて、そりゃあ、機種によっていろいろ性能が違うことは当然なのですが、

 

「ドローンの形状、デザイン」

 

による違い、差というのが確かにあることが見えてきましたので、今日はそのお話を。

 

 ネットの記事などでは、市販されている機種ごとのレビューなんかはたくさん転がっているのですが、まあ、大半は、仕様諸元に基づいた当たり障りのない「引用」に止まっていて、本当にその機種の「よしあし」がわかる訳でもなさそうです。

 

 で、実際に複数機種を飛ばしてみると、経験と分析からはっきりわかることがあるので、そこを鋭く突いてみたいと思います。

 

 

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【ドローンの形状分類 4つの形態】


 細かく言えば「機種」で分かれてしまうと思いがちなドローンですが、形状から考えると以下の4つくらいに分類できます。


 それぞれ、性能や特性が異なります。


 ただし、ドローンというのは結局「4つの腕と4つのプロペラで、強制的に機体を持ち上げてグワングワン振り回す」だけのものです。それが大前提!



1) 大名籠(だいみょうかご)型 〜 吊り下げ型 〜


(dji Phantomなど)


 いわずと知れた空撮用ドローンの定番「ファントム」などに用いられているこのデザインは秀逸です。動画などの撮影においては、安定感間違いなしの形状と思います。


 Phantomのコピーはたくさん出ており、「SNAPTAIN SP600/650」や「HolyStone HS110/120」などのトイドローンでも似たような形状のものが入手可能です。

 

 室内などの無風状態で動画を撮影すると、まるでデジタルズームで動かしているかのように、上下、左右のパンができます。つまり、無風であればジンバルなしでも超安定しているということ!

 

 それはすべて、上部で機体を持ち上げ、下部にカメラを置いて重心を下げてくる、というデザインに由来します。大名が乗っている籠(かご)みたいです。

 

 地球に重力がある限り、この形状は理にかなっていると言わざるを得ません。おそるべしdji。デザイナーは優秀だと思います。

 

 とにかく初心者でも左右にブレにくい、という形状特性があり、撮影にはオススメです。

 




2) コウモリ・ムササビ型 〜 標準型 〜

(MJX Bugsなど)


 哺乳類のボディどおり、真ん中に内蔵があつまってお腹が膨らんでおり、そこから軽量の羽根が伸びている、というデザインです。

 正面から見ると薄型で、重心はお腹のところ、つまり中央部にあります。

 基本的に、十字架にプロペラをつけて飛ばせばドローンになるわけですから、標準的な形状と言えます。

 Djiのマビックやそのクローンも、「折りたたみ(フォルダブル)」機能があったりしますが、おなじ分類で良いでしょう。

 

 このタイプは、左右のブレ特性がひどいです。実際に飛ばしてみると、左右にかなりロールします。

 動画を撮ってみると、上下ブレはあまり起きませんが、左右ブレが大きくなる特徴があります。


 上級機種では、オプティカルフローセンサーやGPSをつけて安定性を図りますが、お金とパワーの力技で抑え込んでいることになります。

 

 



3) お神輿型 〜 持ち上げ型 〜

 


(WALKERA FPVドローンなど)

 

 マイクロドローンのレーシングモデルなどが、この形状に寄っていっていますね。神社のお神輿(おみこし)のように、下側のフレームから重量物を持ち上げるスタイルです。

 

 FPVドローンでは、フライトコントローラは、まあ中央に置くにしても「カメラ」と「アンテナ」などを上部に持ってきて、重心が上がります。

 

 安定特性は悪いのですが、モーターパワーで機体を持ち上げ、(そもそも軽量で小さい)重力を無視して機敏に飛び回る用途なので、この形状が適しています。

 

 当然、カメラはブレまくりますが、「美しい映像を記録する」ためにカメラがあるわけではないので、別に問題ありません。遅延なく操縦映像を真っ正面から映してくれればそれでいい、ということです。

  地球の重力に逆らうためにある形状と言えるでしょう。

 (空飛ぶじゅうたんや、金斗雲スタイルですね)

 

 

 

4) ダクテッドファン型 〜 フープ型 〜


(Blade Inductrixなど)

 

 ドローンの形状分類のうち、独自!と言ってよいのがこのデザイン。マイクロドローンの先祖とも言うべきinductrixの形を考えたデザイナーもすごい!思います。

 

 ファントムのデザイナーが秀才だとすれば、このフープ型のデザイナーは天才だと思います。

 

  「吊り下げ」「標準」「持ち上げ」の3つしか、基本的には無いわけですが、このフープ型の形状は、理論的に分類しにくいところがあります。

 

 


 基板は、基本的に中央です。カメラがつく場合は上部にきますが、まあ中央とみなせないこともありません。


 そして、それとバランスを取るように、モータを足に見立てて下げて配置するのです。


 したがって、全体としては、上にカメラを積んだとしても上下のバランスが非常によくなります。


 なおかつ、ある程度幅の広い4つの「ダクテッドファン」でそれらを取りまとめます。この時何が起きているかというと、ダクテッドファンによる強力な整流力で、垂直方向に対する安定性が増しているのです。

 

 ダクテッドファンは「筒」なので、上下・垂直方向にジェットエンジンがついているようなものです。

 

 ハイパワーで、なおかつ、上部と下部のバランスが撮れていて、さらに筒形状で全体が一体化できているという

 

 おそろしく神がかったデザイン(しくみ)

 

をまとっている形状と言えるでしょう。

 

 もともとペラが小さく、空気をかき混ぜて持ち上げる力が小さいマイクロドローンにおいては、この形状が一瞬で流行したのもよくわかります。


(現在のマイクロドローン界は、ダクテッド形状を卒業していますが、その分だけモーターもブラシレスになり、電池も2つ・3つと複数搭載してパワーを上げています。つまり、コスパは悪くなっているとも言えます。)

 

 

 

<まとめ>

 

  飛行安定性は、まちがいなく1がトップ。つぎが4です。

 

「吊り下げ」「ダクテッド」が上位に来て、「標準」と「持ち上げ」が下位です。

 

 しかし、実際の機種では、機体形状に付随して「モーターパワー」や「各種センサー」類などで味付けがなされていますので、形状がすべてではありません。

 

 それでも、初心者がドローンをロストしにくかったり、空撮が楽しく味わえるのは、「吊り下げ」で決まりでしょう。


 また、室内であちこちぶつけながらでも飛ばして楽しいのは、「ダクテッド」ということになります。


 それ以外の形状は、慣れてきてからの購入でも良いと思います。むしろ、後から買って、「こんなに違うんだ!」と驚くことになると断言できます。

 

 

 ご参考まで。

 

2021年6月7日月曜日

ついでにEachine E010の中身も載せておきます。 2021年5月 旧「緑」基板あり。

 

 JJRCのR010が届いたので、(前回の記事にて紹介)それなら本家もやっとこう!ということで、


 Eachine E010


 の箱も開けておきましょう。




  面が違うだけで、おなじ箱です。緑ボディと赤ボディの写真が両方写っていて、どちらが入っているかは裏面にチェックが入っています。

 

 ちなみに、余談ですが、

 

 LuxonのD-005も同じデザインの箱です。


  このほか、JJRC H36も同じなのですが、


 ■ 緑ボディ → E010

 ■ 赤ボディ → E010

 ■ グレーボディ → H36

 ■ 青ボディ → H36 / D-005

 ■ 黄色ボディ → D-005

 

と分かれているようです。

 

 


 ケースの中身は、R010と共通。この入れ方はおなじみ。

 

 



【本体・コントローラ・バッテリー・充電器・替え羽・マニュアル】

(このセットではドライバーがついていませんが、コントローラ電池蓋が”ねじ”なしですので使いません)







 2021年5月にアマゾンで購入したものですが、緑基板でした。

 

 刻印は


 JR-NH010R REV03


でした。(NRF24L01チップ)

 

 


 E010はすでに赤い基板のものが流通しています。

 

”JR-NH010R5”  REV02


の存在が確認されています。(CC2500チップ)



 まあ、マルチプロポではどちらもバインドできるので、大きな問題ではないかもしれませんが・・・。



再販 JJRC R010 (REDPAWZ R010)が届きました! 2021年5月〜6月

 

 5年前に一世を風靡したという中華フープで有名な「R010」がBanggoodで再販されていたので、さっそく購入してみました。

 

 

 


 

JJRC R010 Mini 2.4G 6軸ジャイロ、ヘッドレスモードブラッシュドRCドローンクワッドコプター

 https://jp.banggood.com/JJRC-R010-Mini-2_4G-6-Axis-Gyro-with-Headless-Mode-Brushed-RC-Drone-Quadcopter-RTF-p-1843829.html?cur_warehouse=CN&ID=6287830531931&rmmds=search



 私は今年になってからのドローン沼なので、2017年ごろにドッカーンとこれらの機種がヒットした時のことは知らないのですが、

「中華フープの素(もと)」

として、マニアには人気の機種です。なぜか今年の春から再販されていますが、在庫処分かもしれません。


 素の中華フープ系では、EachineのE010もアマゾンなどでまだ販売されていますが、緑基板の旧型は在庫流通限りと思います。

 

 プロトコルなどが変更になった「赤基板」のものが、これから主流になるのではないでしょうか?

 

 E010も、R010も値段が2000円しないので、(国内販売でも3000円以下)メーカーとしては、作っていてもうまみがないと思います。それでも、TinyWhoop入門者がこぞって購入するから、このE010だけは残る可能性もあります。

 

 安価なフープ型のマイクロドローンは、FPVモデル以外はほとんど気圧センサー付きに変わりつつあるので、 入門機は入手しづらくなるかも・・・。


 調べていると、市販の中国製ドローンは、おおむね、バッテリーも2017年ごろのコネクタタイプから、どんどん「カートリッジ」タイプへ変わっています。

 

 コネクタタイプが残っているのは「フープ型」と「旧機種の在庫」くらいです。

 

 あと1年したら、中国製ドローンのラインナップも様変わりしているかもしれません。

 

 

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  はい。中国から届いた状態です。右の箱がR010 バルクっぽい。

(比較のためにE010の箱を並べました。同サイズです)


Banggoodでは、おなじみの箱つぶれ。笑 中身はもちろん大丈夫です。

 




 内容物はおなじみの感じです。


 ドローン本体とコントローラが二重に入っています。

 

【本体・マニュアル・コントローラ・充電器・ドライバー・替え羽・バッテリー】

 


 

 3.7V    260mah    コネクタはJST-PH 2.0

 

 複数バッテリーモデルを選んだ場合は、コントローラの中に押し込んであります。

  

 これも、E010シリーズでは「あるある」ですね!

 


 

マニュアルは多言語対応ですが、ちゃんと日本語コーナーがあります。




 ひとつめのバッテリーは、定位置に差し込んであります。




 さあ、肝心の基板ですが!



 刻印は

 KZKK2RX-1 2017.03.03


 この日付と型式は、昔のままの基板ですね。特に基板の変更はなさそうです。

 

(ファームの書き換え、アクロ化ができるヤツです)

 

 既に販売終了となったEachine E011も同じ基板で、モーターコネクタがあるタイプだったと思います。

 

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 E010は6mmモーター

 R010は7mmモーターという違いがあり、こちらの方がパワーがあるので人気のようです。

 

 再販品はケースがバルクっぽいので、もしかすると在庫限りかもしれません。

 

 本家Eachineなんかは、すでにもっと高価なFPVフープモデルに移行しているので、1台1万円以上で売れるFPVフープを横目にわざわざ2000円以下(現地価格だと1500円くらい)のモデルをいつまでも作りつづけてくれるのか怪しいと思っています。

 

 そのうえ2017年の刻印ですから、すでに設計も古いわけで・・・。

 

 

 

2021年6月4日金曜日

トイドローン バッテリー容量 コネクタ 一覧 JJRC EACHINE SNAPTAIN ほか

 

 

 個人的な備忘録メモですが、主なトイドローンのバッテリー関係についてメモしておきます。

 

 

(随時追加します。)

 

 

 なんのために調べているかというと、自動車の「車格」みたいに、だいたいのドローンの位置づけがわかるからです。

 

→ 300mah以下のマイクロドローン系 = 軽自動車みたいなもの?

→ 500mah程度 720Pクラスの折りたたみ系 = コンパクト普通自動車

→ 1000mahクラス 1080Pカメラ = セダンというか、普通車というか

→ 1500mah超え or 7.4V の機種 = 2K・4Kなど解像度が高いか、GPSなど搭載 高級ミニバン

 

DJIの機種等を模倣しようとすると、どうしても電池も食いますね。


7.4V機は、いわゆる2S(セルが2つ)機だと思います。電圧を上げて1000mahクラスで抑える方向へ進むのか、それとも3.7Vのまま2000mahくらいの方向へ進むのか・・・。


2019年ごろからの機種は、どんどんカートリッジ式に移行しているようです。コネクタプラグ式は、やはりちょっと古い機種と、TinyWhoopの影響を受けているマイクロドローン系に多いようです。

 

カートリッジ式は、手軽ですが、廃盤になるのが早く入手性が悪くなるのが難点かと思います。


今後については未知数。





◆ HAC HAC2375    3.7V    150mah    JST-XH


 

◆ Eachine E010    3.7V    150mah    JST-PH 2.0

 

◆ Eachine E58    3.7V    500mah    カートリッジ


◆ Eachine E520    7.4V    1200mah    カートリッジ


 

◆ JJRC H36    3.7V    150mah    JST-PH 2.0

 

◆ JJRC R010    3.7V    260mah    JST-PH 2.0

 

◆ JJRC H37    3.7V    500mah    JST-XH

 

 

◆ DEERC D20    3.7V    500mah    カートリッジ

 

◆ DEERC D30    3.7V    1600mah    カートリッジ   

 

◆ DEERC D50    3.7V    1500mah    カートリッジ  

 

 

◆ SNAPTAIN H823H    3.7V    240mah    JST-PH 2.0

 

◆ SNAPTAIN SP350    3.7V    300mah    JST-PH 2.0

 

◆ SNAPTAIN SP650    3.7V    1000mah    JST-RCY

 

◆ SNAPTAIN A10    3.7V    380mah    カートリッジ


◆ SNAPTAIN A15H    3.7V    800mah    カートリッジ

 

◆ SNAPATIN A15F    3.7V    1100mah    カートリッジ

 

◆ SNAPTAIN S5C    3.7V    800mah     JST-XH 

 

◆ SNAPTAIN SP500    7.4V    850mah    カートリッジ


◆ SNAPTAIN SP600N    3.8V    1800mah    カートリッジ



◆ Holystone Hs160    3.7V    500mah   


◆ Holystone    HS210    3.7V    220mah


◆ Holystone    HS330    3.7V    300mah


◆ Holystone    HS370    3.7V    450mah


 

◆ DJI Tello    3.8V    1100mah

 

◆ 

2021年5月17日月曜日

セルフィードローンの、構造的弱点を科学する 初心者向けじゃないドローンとは?

 

 ふとしたことからJJRCのH37を入手して飛ばしてみたのですが、このドローンもしくは、似たような構造のドローンにちょっとした弱点があったのでレポートです。

 

 

 JJRCのH37は、名機と言えば名機でもあり、迷機といえば迷機です。兄弟機がたくさんあって

 

■ JJRC H37

■ Eachine E50

■ FLYBOX

 

 あたりは同型

 

■ JJRC H47

■ Holy Stone H160

 


 あたりは後継機種になるでしょう。

 

 これらは4本の足を折りたたむことができ、コンパクトに収納されます。手軽に持ち出して、自分を空から撮影する用途に使うという意味で「セルフィ」タイプと呼ばれることもあります。

 

 もちろん、足を折りたためるタイプは、Djiなどにもあって、別に機種がたくさんあるのですが、構造的に違いがあるので、そのあたりも今回お話したいと思います。

 

 

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 まず、誤解がないようにあらかじめ言っておくとすれば



☆ プロペラガードがないのがダメ、というわけではない


☆ 折りたたみ機能がダメ、というわけではない



ということです。これはちゃんと宣言しておきます。

 

 もちろん、初心者がドローンを操縦するには「プロペラガードがあること」は重要かもしれません。また「折りたたみ機能があるとガードをつけられない」といったこともあるので、無関係ではないかもしれません。

 

 けれど、実はそこではなく、

 

☆ これらのドローンの構造上、知っておくべき特性がある

 

ということなのです。

 

 興味深いことに、H37の同封物には「プロペラ4枚」と「ギア4つ」が入っています。この段階で、アレ?と思う人はするどい!

 

 なぜなら、通常、たいていのドローンを買っても「プロペラ4枚」は最初からついてくるけれど、ギアが入っているのは珍しいからです。

 

 ではなぜ「ギア」が入っているのか。それは、この機種や、同型機は

 

ギアを壊す可能性が高い

 

からついているわけですね!

 

 

 

 実はこの系統の機種は

 

■A モーター横置き + ギアで90度転回させてプロペラを回す

 


ということをやっています。

 

 その他のたいていの機種は

 

■B モーター縦置き + 直接モーター軸でプロペラを回す


■C モーター縦置き + ギアで平行にプロペラを回す

 


という構造です。 


 まるでガソリンエンジンの「水平四気筒」がどうのこうのとか「縦置き」「横置き」見たいな話ですが、この置き方で結果が変わってくるのがドローンなのです!

 

 

B  まず、モーター縦置きの場合は、墜落や着地のショックは、縦型の筒の下から上に向かって突き上げます。


 

 モーターは筒型なので、この方向の衝撃には比較的強いし、かつ、仮にその衝撃で縦に突き上げて全体の位置が上方向にズレても、プロペラを回すことには直接関係がありません。

 

 

A ところが、横置きモーターの場合は、ギアで90度回転させてプロペラを動かしているものだから、下からの衝撃が加わると、ギアの噛み合わせ部分に微妙なズレが生じるのです。

 


 ましてや、これらを収めているハウジングに変形が生じると、90度の噛み合わせ部分に「余計な力」がかかり、回転の足を引っ張ります。

 

 90度の部分は、その噛み合わせが90.5度になっても、キシみが生まれるわけですね。

 

 C の縦置きでも、ギアが上下方向にズレてもかみ合っている限りは特に問題なく回ります。ハウジングが変形しても、縦にズレるだけなら、まったく問題はありません。

 


 

 そのため、まずH37型のような「横置きモーター」は最初から設計上の弱点があるということになります。

 

 

 

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 もうひとつの弱点はランニングギア(脚)部分です。

 

 ドローンは「着地するとき、あるいは墜落するときに、どこが真っ先に当たるか」が重要な要素です。

 

■ 通常時は「ランニングギア」部が当たる = 真下部分

 


■ 非常時は、腕下部(脚)が当たる = 4つの脚部分

 


■ 横方向だと、羽根に当たる = 真横部分

 

■ H37型はランニングギアも、腕下脚もない → ギアボックスハウジングが当たる

 


 

 これが、H37型が衝撃に弱い構造的理由です。

 

 こうした実状が判明したからか、折りたたみ系のドローンでも

 

■ 縦型モーター

■ 縦型モーターのハウジング兼用腕下脚

 

を持つようにデザインされたものが多くなってきました。

 

 

 

 ちなみにセルフィのはしりである「Dobby」は

 

■ 縦型モーター

 

のみ、という設計でした。

 

 まあ、これだけでは案の定、腕をぶつけて故障させた人が続出したようですが・・・。

 

 

 

 なかなか奥が深いですね。

 

 

 



 

 

 

2021年5月16日日曜日

気圧センサーなし 高度維持機能なし 修行用ドローンを探せ!  E010代替機

 

 2021年現在、おもちゃレベルのトイドローンでも、どんどん高性能化しており、ほんとうにほんとうの初心者や子供でも

 

 いきなりそれなりに飛ばせる

 

ようになっている昨今です。うちの小学生の息子でも、ワンキーでテイクオフして、数十分でけっこう自在に操れるようになるくらい!

 

 

 それって、たぶん、いいことなのですが、ドローンの技術訓練のためには、逆にそうした「自動ホバリング機能」や「高度維持機能」がないほうがいい場合があるようで、操縦に慣れた人は


 高度維持機能なし


に、あえて着目するようです。



 私も実際に高度維持機能ありの機種と、なしの機種を飛ばし比べていますが、

 

「まったく挙動が違う」

 

ので、マジで修行になります。


 そこで高度維持機能がない「 練習機 」に向いた機種を一覧で。

 

 

■ Eachine E010

■ Luxon D-005

■ JJRC H36

■ FuriBee F36

 

・・・ド定番のNH010型機種。中身はおなじ。ただし、技適ありは、だんだん国内在庫のみしかなくなりそう。中国ストアからは技適なししか入らないと思う。

 

 

■ HAC2375 (スタイリッシュジャイロドローン)

 

・・・国内の企画品なので技適がしっかり印字されている。機能的に素のE010系と似ているが基板は違う。

・・・そのままのボディはかなり飛ばしにくいが、機体を取り替えるとおもしろいヤツに早変わり。

 

 

 

■ SANEI RCコンパクト ドローン

■ Gforce PXY nano

■  CCP pico Drone

 

・・・いずれもケース兼コントローラの極小サイズドローン。 ナノドローンという名称もあるが、中身はたぶん似たようなものだと思う。Gforce品は技適が安心。




■ Gforce PXY


・・・付属コントローラはモード1。カメラ付きなのでスマホからの操縦も可能。

 

 

■ Gforce SQUARED(初代)

 

・・・ 付属コントローラはモード1。このへんのGforceの機種は古い(2017年ごろ)ので、日本向けにプロポがモード1のものが多い。

 SQUAREDシリーズは、カメラ付きの新型は自動ホバリングがついているので×。



■ CHUSEI ミニドローン SHARP

■ ラジオコントロールタイプ ミニ ドローン

 

・・・アミューズメント景品。クレーンゲーム用?国内企画っぽいが、技適は現物を見ないと不明。高度維持なんて高度な機能は最初からついていないぜ〜。

 

 

■ ピーナッツ・クラブ クアッドローン

 

・・・ これもアミューズメント景品。なーんもついていない素の機種。ジャイロとLEDだけのシンプル構成。

 

 

■ P&Kコーポレーション ドローンV

 

・・・コントローラが、H823とE011を足して割ったような感じなので、中身はまともな機種かもしれない。 H823の左ジョイコンをマニュアルに変えたような感じ。

 

 

■ ZERO2NEO

■ ZERO

 

・・・素性がよくわからない謎のドローン。アミューズメント景品。

 

 

 

■ gptoys ミニマルチコプター f8

 

・・・ これも、E010/E011系の似たようなコントローラを使っている。スタイリッシュジャイロにも似ているが、コントローラはそれぞれ微妙に違う。

 

 

■ JOZEN ジャイロマスターG4 (AHでないものAHはオートホバリング)

 

・・・ジョーゼン社も古くから国内企画でけっこういろいろ出しているが、古いもののほうが高度自動機能がない。

 

 


■ 童友社 ピッコロ

■ 童友社 ナノスパイダー


・・・これもE010系コントローラの製品。それぞれ微妙に違うのはなぜ?