2018年4月30日月曜日
格差とは何か ~拝啓 阿部幸大さま~ 格差は地域が生むのか、それとも世代か。
教育についてちょっとだけ造詣が深いと思われる吉家さんが、ちまたで話題の「地方と都市の格差」について考えてみたので、そのお話を今日は書こうと思います。
元ネタ
底辺校出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55353
(現代ビジネスより)
筆者の阿部幸大さんという方は、1987年生まれだそうで、私は彼と会ったり、直接お話したことはありませんが、彼が大学生になって東大へ行くまでの釧路では、もしかしたらすれ違っていたかもしれません。
なので、同時代をあの空間で過ごした者として、愛情をこめてこれを書いてみることにしました。
さて、上の記事は、賛同も批判も含めて数多くの反響を巻き起こしたようですが、その理由もよくわかります。
それは、
「本質論、本筋で言えば、阿部氏の言いたいことはわかる、賛同できる」
という方が多いのに対して、
「そのために用いた事例に、いろいろと誤認を起こさせる仕掛けがほどこしてあった」・・・なのでそこに問題がある
からだと言えるでしょう。
このお話ではそのあたりをきちんと整理したいと思います。
==========
その1 【 阿部氏が釧路を描写するに用いたしかけとは 】
阿部氏が描きたかったシナリオは、
「田舎では都市との情報格差があって、都市で入手できるはずのものや、そこへ進学しようというモチベーションがもともと生まれないという構造的問題があるんだ」
ということだったと思います。
この展開そのものは、私も都市と郡部での両方の生活を体験しているので、大枠では言いたいことはわかる気がします。
しかし、その理由がどこから生まれてくるかを説明するのに、釧路という地域の様子を誇大的に書いてしまったのは、やや問題だったのではないでしょうか。
そのまずいポイントを列挙すると以下のようになります。
■ 大学生を見たことがなかった。
→誇張だと思われる。釧路には公立大・北海道教育大釧路校・釧路短大があり、少なくとも高校生になれば知っていたはず。中学時代荒れている学校に在籍しておられたというので、それがどの校区かおおむね予想はつくが、中学時代は意識せずとも高校になれば絶対に理解していたと言ってよい。
■ 釧路には参考書が売っていなかった。
→これは誤りだと思われる。彼が高校生当時、すでに超大型書店の「コーチャンフォー釧路店」がオープンしており、道内最大級の書籍が販売されていた。むしろ、この店舗は当時から北海道最大の品揃えをしており、ここに参考書がないというのならば、札幌の高校生が北海道大学へ進学できないことになる。何しろ今でこそコーチャンフォーは、札幌や道外へ進出しているが、当時はこの店舗が最も道内で大きかったのであるから。
自転車で通えない地域に住んでおられたということは考えられるが、そうなるとこれは釧路が田舎だという論証にはまったくならないことになる。
■ 若者が集る場所といえば「ジャスコ」しか選択肢がなく
→ある意味正しいが、文脈としては誤認を誘導している。
当時の釧路にはイオンモール昭和(いわゆるジャスコ)と、ポスフールがあり、それぞれ大型施設として稼動していた。その他にもダイエー・生協などがかろうじて生き延びており、シダックスなどのカラオケ店もあった。
ここでいうジャスコは「ジャスコしかないんだぜ」という文脈ではなく、根室や十勝からも120キロかけて皆がやってくる「2時間かけても釧路のジャスコに行きたい!」という今でいう郊外型ショッピングモールのはしりとしてのジャスコであり、文脈上は、関東人にとっても
「週末はアウトレットモールまでいくぜ!」
という意味の場所に相当することを、わざと隠していると言えよう。
・・・とまあ、このあたりをつつきだすとキリがなく、そこを追求するのは本意ではないので、このくらいにしておきますが、少なくとも釧路は田舎ではないと思うわけです。少なくとも当時の釧路にはすでに全国展開しているチェーン店のほぼすべては揃っていたし、文化的にもけして見劣りのする場所ではありませんでした。
==========
しかし、その一方で、阿部氏が感じていた感覚的な「田舎」や世代間の「文化的素養」の問題については、同感できる箇所もたくさんあります。
今度はそのあたりを客観的にお話しましょう。
その2 【階層の問題と家庭環境の問題】
■ 北海道における学歴の意味
阿部氏が入学した北海道湖陵高校は、北海道の東半分ではトップ校です。北海道全体でも偏差値の高い高校として認識されており、おそらく阿部氏は中学時代は「神童」のように扱われ、その才能を埋もれさせるのはもったいないと中学校の教師たちは必死で湖陵高校へ送りこもうとしたはずです。
湖陵高校は、そうした「神童」たちが各地から集ってくる学校ですから、おのずとその先の大学進学についても”高校に入ってからは”意識せざるを得ない環境だったことでしょう。
とすれば、阿部氏が大学を意識せず育ったのはその家庭環境ゆえということのほうが、真の実態に近い事実だったのかもしれません。
大学を意識しなかったのが本当に「田舎」ゆえの理由だったのか、その検証を間違えば、最初からボタンのかけ違えが生じることになるでしょう。
■ 親の考え方という環境の違い
話はまったく変わり、わたしが現在住んでいる兵庫県の田舎での話です。ここには
A 子供には大学進学などをさせるべきだ
B 子供は義務教育まででも別に構わない(せめて高校まで)
という2種類の親の考え方があります。 社会階層に絡めてこの議論をすることもできそうですが、実際には
「地元に残っていてほしいので大学へ行ってしまうといなくなる」
という考え方もあれば
「外で学ぶことが大事である」
という考え方もあります。これらは真逆ですね。
驚いたのは、ある農家さんでは、この時勢に子供の学歴は「中卒まででもよい」という親もいるらしく、私の元同僚は本人こそ専門学校卒でしたが、弟さんは中卒で地元の工場勤務をなさっているそうです。
さて、ここで話を釧路に戻します。
私の知人は、阿部氏と1歳しか違わない若者で、かつ親御さんが中卒で釧路在住で地元の公務員をしています。
なので、阿部氏の親ごさんのイメージも、理解できます。そしてまた、その知人も「大学へ行くことなど想定もしていなかった」と言います。
それは、確実に「親世代の考え方」に由来していると言えるのではないでしょうか。
==========
とすると、阿部さんの問題提起から導き出されるのは「田舎には何が起きているか」ということの本質でしょう。
阿部さんは「田舎には情報がない、文化がない → だから大学へ行ったり文化的なものに対して損をしている」という側面でものを見ていますが、これは本当は文化の還流の問題で、
田舎には 都市生活を経て戻ってきて、その地域に文化を還流し、次の世代も大学へやる親がいない
ということかもしれません。
田舎の問題点は、文化がないことではなく
人材が一方通行である
ことなのだと思います。
だとすれば阿部氏には、アメリカに居るのではなく、釧路へ戻って、次の世代を育ててほしいなあ、と思いますがいかがでしょうか。
2018年4月26日木曜日
激安 キーボードPC WP004 徹底レビュー 買ってみた!
変なもの好きの吉家ですが、ちょっと前に
あのMSXパソコンの再来か!
と一部のマニアを微笑ませた「キーボードPC キーボードパソコン」を入手しましたので徹底レビューでございます。
当然、モニタは別売りなのであしからず。
マシンはテックウインドさんの「キーボードPC WP004」ですが、現在は「キーボードPCⅡ」になっていて、初期旧型が激安で販売されています(2018年4月現在)
テックウインド
その激安ぶりは、わたしが購入した価格で12800円!
某ストアでは 9800円まで下がっているようで。
新型のⅡモデルでも2万円を切っているところもあるので、新型のほうも要検討ですね。
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さて、レビューです。
本体そのものは、ヨコ30センチ弱、タテ12センチ強のコンパクトなキーボードで、若干後ろが厚く傾斜がついていますが、薄くて軽いです。ハードディスクなどがないので、めちゃくちゃ軽いのが特徴。
基本スペックは
■CPU Atom Z3735F
■OS Windows10 home32ビット
■メモリ 2G
■ストレージ 内臓32G eMMC マイクロSDスロット
■USB 2口USB2.0
■出力 VGA端子15ピン HDMI
■LAN 有線LANポート 無線LAN 搭載
■その他 マイク内臓 ヘッドフォン端子
となっていて、モニタ端子や有線LAN端子が充実しているものの
「つまりは、タブレットから液晶を抜いてキーボードをつけたもの」
と言ってよいでしょう!
端子類の配列はこんな感じ。(ひっくり返しています)
左からマイクロSDスロット・電源端子・HDMI・USB×2・有線LAN・VGA・ヘッドフォン端子・電源SW
と並んでいます。
入出力や、拡張性は、このサイズにしてはよく練られていると思います。実際同封されているのは
「本体と電源アダプタだけ」
(説明書すらペラ一枚のみ)
※バッテリーはないよ。なので電源は必ず必要。
なので、超コンパクトで持ち運びも苦にはならないと思います。
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電源を入れて動作させてみると、初回のみWindowsのIDアカウント登録作業こそあるものの、いたってオーソドックスなPCの動きです。
そしてファンレスなので、まったく無音で動作します。
(これはなかなかよいぞ)
しかし、肝心のキーボードのほうは、独自路線を突き詰めすぎて、いろいろややこしいことになっていました。
マウスのかわりにタッチパッドがついているのですが、ダブルタップなどはここでできるものの、肝心のマウスのクリックスイッチが近くにはありません。
クリックスイッチは左はじにありますが、なんと単体では動作せず、ファンクションキーとのダブル押しではじめてクリックができるという
指でツイスターゲームをさせる気か!!!!
という変態的な作りです。なので、USBマウスを100均で即日買ってくるべきです。
また、
「ろ」キーが巨大なのも意味不明で、そのせいもあって
「右シフトキーがああああ! 右シフトキーがあああ!」
(ここはムスカ大佐風に叫ぶ)
ええ、無いんですね。 わたくし、いろんなIDにアンダーバーを入れ込んでいて、いつもは右手だけで入力するところを、
右手と左手のコラボレーションや~!!!
と叫びながら左シフトキーを使わざるを得ないというハメに。
・・・まあ、そんなこんなで楽しい相棒ですが、Atomとは言いながら4コアですし、ネットサーフィンなどにはもってこいなのではないでしょうか。
ちなみにキーボードPCⅡになるとどこが違うかというと
■ バッテリーを搭載するようになった!
■ Windows10PROになった
■ タッチパッドが面積比3倍くらいになった!
■ USB3.0になった! メモリも4Gになった!
■ スピーカー内臓になった
のだそうです。お好きなほうをどうぞ。
2018年4月2日月曜日
■新社会人に贈る10の金言 ~新生活を乗り切る10の目からウロコなアドバイス~
みなさんこんにちは。
エイプリルフールも無事終わり、今日からは嘘がつけません。
ということで、街にはスーツ姿も初々しいフレッシュマンが溢れていますので、当ブログでも人気の
「新社会人に贈る10の金言」
を、総集編でお届けします!詳細は各クリックで読んでね!
■ 【新社会人に贈る10の金言 概論】 ~就活をしている君に知られたくないこと~
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/03/blog-post_7614.html
■【新社会人に贈る10の金言 その1】話し合いで物事は解決しない
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/03/blog-post_28.html
■【新社会人に贈る10の金言 その2】実力主義・成果主義を信じるな
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/04/blog-post_5981.html
■【新社会人に贈る10の金言 その3】公平で平等な世界は、既に終わった
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/04/blog-post_19.html
■【新社会人に贈る10の金言 その4】「怒り」は捨てなさい
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/04/blog-post_21.html
■【新社会人に贈る10の金言 その5】人はひとりぼっちである
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/04/blog-post_26.html
■【新社会人に贈る10の金言 その6】正義を決めるのはあなたではない
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/05/blog-post.html
■【新社会人に贈る10の金言 その7】人は目の前で見ていることしか理解できない
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/05/blog-post_13.html
■【新社会人に贈る10の金言 その8】タバコ部屋には気をつけろ
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/05/blog-post_20.html
■【新社会人に贈る10の金言 その9】学歴は関係する
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/06/blog-post_364.html
■【新社会人に贈る10の金言 その10】副業をしなさい、あなた一人で。
https://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2014/06/blog-post_19.html
2018年3月26日月曜日
太陽の塔の内部公開を観覧してきました。 内部ツアーレポート!
3月19日からはじまった再生版「太陽の塔内部公開」にさっそく行って来ました。
残念ながら内部の写真撮影が禁止なので、外部のみしか撮れませんが・・・。
予約がないと入館できないのですが、まだまだ4ヶ月待ちだそうです。
太陽の塔 オフィシャルサイト
http://taiyounotou-expo70.jp/
さて、70年大阪万博の際には生まれてなかったヨシイエです。
というわけで、内部に入るのは、ほんまに初めてだったのですが、なかなか神秘的な世界が広がっていました。
生命の樹は、一見の価値ありだと思います。
再現された第四の太陽、復元された動物たち、それらのどれもが、ただの「造り物」といった感じではなく、年月の重々しさとともに
ぐっ
とくるものが確かにあります。
一番心を躍らされたのは、内部から見る「鉄骨の組まれた両腕」の部分です。
なんというか、吸い込まれそうで、それでいてこちらは人工物のきわみのような形をしていて、あるいはその先にはハッチを開けたら
宇宙の無限空間が広がっているような
そんな不思議な世界でした。
取材陣に公開された時の写真は
https://gigazine.net/news/20180318-tower-of-the-sun/
にあります。雰囲気味わえます。
~~~~~~~~~~
さて、予約がすでにいっぱいになっている太陽の塔内部ツアーですが、基本は階段で登ります。
おおむね15人程度の小さな集団ごとに上がってゆくので、押し合ったりして危険なことは一切ありません。
かなり安全面には気を使っておられるようで、ガイドを兼ねた係員さんが集団ごとについてくださいます。
内部では、何か所かごとにストップして、そこで5分~くらいの待ち時間があるのでじっくり観覧することができました。
最終的には両腕の位置が最上階になっていて、どちらの腕もしっかり観覧することができます。
階段の総数が、別の場所から降りる下りをふくめてかなりの段数なので、よちよち歩きの幼時や、妊婦さんなどにはエレベータでの観覧もできるようになっています。(予約時に選択)
階段で登ったほうがもちろん風情はありますが、エレベータでも、中盤で一度下ろして貰えたり、意外とちゃんと観覧できます。
一番下から(みんなで)見上げる、真ん中で一度降りられる(中階でも合流)、最上階でほんとうに合流
みたいな感じで、母集団と隔離された感はありません。
見所についてもガイドしてくれますし、先日のNHKの特集なんかを見た方には、まさにあのままのセカイが広がっています。
ヨシイエの個人的な見どころは
■ 入館すぐのホールで見られる、第四の太陽(地底の太陽)のプロジェクションマッピング
■ いちばんでかい恐竜(塔から出せなかったらしい)
■ 壊れたままのゴリラ
■ 吸い込まれそうな腕の非常階段
あたりでしょうか。なんかじわじわきます。
そして、来館者を送り出す岡本太郎のことば
” 芸術は呪術である ”
・・・。
・・・・・・。
ば、爆発やなかったんや・・・。 笑
追伸)
あ、ついでに太陽の塔の内部観覧のおりには
辛抱治郎
さんを探せ!
も無料でついてきますので、ぜひどうぞ。
2018年2月27日火曜日
現行 スズキ アルト sizuki ALTOに乗ってみた!わくわくメガネは良く出来てる! アルト レビュー!の巻
みなさんこんにちは
ちょっとチャンスがあったので、現行スズキ アルトのレビューをすることができました!
http://www.suzuki.co.jp/car/alto/
もうすっかりおなじみになったメガネ顔のアルトです。 現行メガネ顔はなんともう8代目だそうで、アルトはスズキの代名詞でもあるのに、
えらいとんがったフェイスできたなー!
と発売当初はビックリしたものです。
というわけで、今回は、残念ながら運転はできなかったのですが、各所いろいろチェックできたのでおしらせがてら。
精悍なマスク!
アルトバンも、ワゴンも基本はこの顔つきで、2014年の発売当初こそ物珍しい感じでしたが、すっかり定着。意外と慣れるとカッコいいです。
(仮面ライダーエグゼイドに似てる)
実用性を見るには、やはり収納トランクスペースということで、最初に後ろから拝見。
さすがにワゴンRなどと比較してお世辞にも広い、大きいとはいえませんが、意外とちょっとした買い物程度なら必要十分なのではないか、と思います。
軽なので4人フル乗車しないと考えれば、荷物室を広げる(後部座席を倒す) こともできるわけで、まあ、こんなもんでしょう。
奥様方には気になる横角度からのショット!!!
よく考えられていて、上部はあまりスペースがないのですが、下部は後席のななめ具合と相まって、ちゃんと荷物がハマるスペースを確保している感じです。
ハッチバック車なので、リアウインドーがすぐうしろに来るのでスペースはタイトなんだけれど、いわば三角形のような空間を作って、そこに荷物を置ける、というわけ。
さて、おつぎは後部座席です。
こちらも、必要にして十分な感じ。
おなじくリアウインドーがすぐ後頭部に来るわけですが、まあ、今回はワゴンシリーズだったので、軽バン(垂直イス)よりかはちゃんと作ってありますね。
ちょっと見えてますが、コンビニフックなど、ちょっとうれしい装備もあるので、そこらへんはさすが主婦向けなスズキ!
運転席まわり
そしてインパネ、ダッシュボードまわりも、すごく洗練されています。
シンプルな中にも、しゅっとすっきり納まっている感じで、悪くないです。
ホワイトとかツートンの使い方もいやらしくありません。このあたりはスズキはラパンでいろいろやりつくしてますのでこなれていますね。
~~~~~~~~~~
今回は、どノーマルのアルトでしたが、RSやらワークスやらが復活していることもあり、男の子向けのアルトもチャンスがあれば乗ってみたいです。
ただ、こうしたいわゆるくせのない軽ハッチバックは、主婦やらお母さん向けではないので、子供がいる家庭だとやっぱり各所
物足りなさやさみしさ
が出てくるのは正直なところ。
やっぱり、市役所や信金の人がふだん使いにする車という雰囲気は否めません。
逆に家庭で向いているとしたら、「引退したおじいちゃんやおばあちゃん」には背も低いし乗り易いのかな、とは思いますが(苦笑)
ある意味、おじいちゃんはアルト好きで、おばあちゃんはミラが好きかも、というお顔立ち。ははは。
2018年2月16日金曜日
■給料が上がる理由を、大半の人が勘違いしている件 ~結果を出しても給料は上がらない理由~
世の中のビジネスパーソンにとっては、最大の関心事ともいうべき
「お給料」
について、ネットで面白い記事があったのでご紹介。
一生懸命がんばって結果も出しているのに、お給料が上がらない人の傾向と対策
http://www.yutorism.jp/entry/Salary
話の流れは、元々ネタの小島アジコさんの記事から発展してます。
報酬は苦痛や苦労に払われてるって勘違いしてませんか?
http://orangestar.hatenadiary.jp/entry/2018/02/10/201334
というわけで、それぞれのお話を踏まえて、「給料や報酬とは何か」について考えてみたいと思います。
まず、元々ネタの小島アジコさんのお話は
「報酬というのは、苦痛や苦労に払われるのではなく、生産性に対して払われる」
というものでした。生産性の概念がややこしければ「結果に対して」と読み替えてもいいでしょう。
「報酬はプロセスではなく、結果に対して払われる」
みたいな感じです。
それに対して、らくからちゃさん(ゆとりずむ)のお話は、
「結果を出しても、報酬が上がらないことがある。あるいは、報酬はその人材の希少性に対して払われる」
というニュアンスでしょうか。これもまた当然どちらもありえる話です。
==========
さて、これからヨシイエが話すのは、こうした事柄を踏まえて(ぜんぜん否定するとか、そういうことじゃなくて)みなさんが誤解している給与や報酬の真実ですので、耳の穴をかっぽじってよく聞いていてください。
まず、よくよく勘違いされてしまう大前提の部分を説明しますね。
それは報酬には2通りの意味合いがあって
「事前報酬(事前給与)」と「事後報酬(事後給与)」
という視点があるということです。
私たちは、ごく一般的なビジネスパーソンとして
「自分は仕事をこんなに頑張ったから(プロセス)、そしてこんな成果を上げたから(結果・リザルト)ゆえにたくさんの給与や報酬がもらえるべきだ」
と考えますが、実はプロセスや結果と報酬の因果関係はまったく無関係のことが多く、たいていの会社員はそれとは異なる論理体系で報酬が払われていることを理解するべきでしょう。
もちろん、上記のような「プロセス→結果→報酬」モデルを採用している会社や職種もあります。それはいわゆる完全歩合制の会社や、請負の場合です。
建築請負などでは、中間金をもらったり(プロセス)、フルコミッション営業職では、売上高の%で報酬を受け取ったりしますから、これはたしかに「過程と結果と報酬」が相関するといってよいでしょう。
=========
しかし、一般的な会社員にとっては、「プロセスや結果」を報酬で評価することはできません。たしかに、ある営業マンが商品を100万円売ってきたのと、200万円売ってきたのとでは、プロセスや結果は2倍の数値で異なりますが、給料には反映されないことがほとんどです。
(もし、給与が2倍になる体系なら、それはフルコミッション営業だということですから)
あるいは、どれだけ社員が頑張って成果を上げても、社長が飲み食いにお金を費やしていて、赤字を抱えているなら、給与にはまったく反映されないでしょう。
またあるいは、経理の仕事をしている人は、取り扱い高が増えれば給与アップで、売り上げ高が下がったら給与がマイナスになることもありません。ある月に伝票枚数が3倍になったからといって「君は今月3倍仕事をしているね」とは誰も評価してくれないだろうことは容易に想像がつくでしょう。
==========
では、給与が上がる、報酬が増えるとは、いったい何なのでしょうか。海外では多少意味合いが異なりますが(なぜなら海外の仕事はフルコミッション寄りだから)少なくとも日本国内で日本人もらえる給与というのは
「期待値」
にほかなりません。そうなのです。日本では、給料アップとはすなわち
「事前報酬」
の意味合いが強いのです。
もっともわかりやすいのが、新卒採用や中途採用時に示される「給与」の提案ですね。海のものとも山のものとも知れない新人が、
これから会社に貢献できるかどうかまったく不明なのに20万や30万といった金額をつけられる
というのは、期待値以外の何ものでもありません。
そして、会社員の経歴の中では、
「新しい役職についた時点で、給与がアップする」
ことがほとんどです。これは、新しい役職への期待値で給与という価格が決まっているということなのです。
ということは、私たちは
「頑張ったから給料が上がるだろう」
と思っていますが、会社はそんなことはあまり考えておらず
「これから(期待される任務を)頑張るだろうという人間の給与をアップさせよう」
と思っている、というズレがあるということなのです。
これが、実は「派遣社員が正社員になかなか登用させてもらえない理由」とか、「公務員試験が1種や2種に分かれている理由」とか「キャリアとノンキャリアの違い」とかを説明する有効な理論になるのです。
派遣社員や契約社員は、いわば「下っ端としての役割を下っ端としての給与」でまかなわれている人材です。なので、仮にその立場でめっちゃ頑張っている人や、めっちゃ成果を上げている人がいたとしても会社としてはラッキーですが、多少は寸志で評価すればいいだけで、正社員にする必要はありません。
正社員にしたいのは「ハイスピードで下っ端業務をできる人材」ではなく、「それを管理できる人材」ですから、その期待値に対して正社員に引き上げるわけです。
「ハイスピード下っ端」さんは、ハイスピードでその仕事を回してくださるほうが、ありがたいということです。
実は戦国時代や江戸時代も、このへんはしっかりと切り分けられていて、おなじ戦闘にかかわる武士のような仕事をしていても3種類くらいの役職・身分がありました。
いわゆる侍というのは「士分」ですが、これは馬に乗って戦う武将を意味します。
次は「徒士」という歩兵です。このへんから藩によっては士分だったり士分じゃなかったりします。
最後は「足軽・卒」という身分です。これも歩兵ですが、侍、士分ではありません。
足軽から出世できたのは、長い戦国時代でも豊臣秀吉ぐらいのもので、まあ基本的には「いくら敵をたくさん倒しても、足軽は足軽」だったので、侍にはなれませんでした。
==========
結論としては、会社員にとっては「給料が上がるのは、あなたに新しい任務が与えられる瞬間である」と思ってまず間違いない、ということです。
このことを知っているか否かで、働き方は大きく変わると思います。過去を振り返って自分の頑張りに対して報酬が少ないとか言っている場合ではないのです。明日や未来に、あなたに何ができるか、が問われているということなのですから。
2018年2月14日水曜日
奨学金の延滞率ニュースがひどすぎる件
吉家は、その昔映像製作なんかをやっていて、それもドラマとか映画じゃなくドキュメンタリーのほうが得意だったこともあっていちおう
メディアとは何であるか
については、多少なりともしっかりした考えを持っているほうだと一応は思っています。
ついでに、教育関係の仕事についていた時代もあるのでそっちにも造詣が深いわけですが、奨学金をめぐる2つのメディア報道がとてもよい教材になったので今回は取り上げる次第。
まずは
「私大トップクラスの奨学金返済能力を誇る大学は?」
https://www.news-postseven.com/archives/20180213_649700.html
というNEWSポストセブンさんの2月13日の記事をご覧いただきたいのです。
これを読むと、「ああ、奨学金をきちんと返している学生はどこの大学にいるのかな」ということがわかるようになっているのですが、そのデータを引用させてもらうと、
延滞率が低い大学
ということで、関西の主要私大が取り上げられているわけです。
■ 関西大学 0.9%
■ 関西学院 0.9%
■ 同志社 0.8%
■ 立命館 0.9%
■ 京都産業 1.1%
■ 近畿 1.2%
■ 甲南 0.7%
■ 龍谷 1.2%
そして、基準がわりに「早稲田が1.0%」という数字を上げて
関西はおおむね、延滞率が低く優秀なんじゃない?
という論調になっています。
==========
さて、今度は2月14日付のおなじくNEWSポストセブンさんの記事を見てみましょう。
「奨学金延滞率が多い大学ワースト10」
http://www.news-postseven.com/archives/20180214_649613.html
今度はワースト10を挙げているので、おそらく「優秀じゃないほうをリストアップする」つもりで書いておられるのだと思います。
ではその10校を引用させてもらうと・・・・・・。
ワースト1位から(ただし延滞者人数順・ここでは延滞率を抽出)
■ 1位 日大 1.3%
■ 2位 東海 1.8%
■ 3位 近畿 1.2%
■ 4位 大阪産業 3.3%
■ 5位 帝京 1.8%
■ 6位 九州産業 2.4%
■ 7位 早稲田 1.0%
■ 8位 福岡 1.4%
■ 9位 専修 1.8%
■10位 立命館 0.9%
・・・・・・はい。賢明な読者諸君にはもうわかりましたね。
前回は「延滞率が少なくて良いんじゃない?」とされた近畿大学や立命館大が、こちらでは「延滞率ワースト10」入りしているんです。
これ、おなじ記者さんがもし書いたのだとすれば、
「精神が分裂ぎみだと思うので、早く医者に行ったほうがいいですよ」
と言いたくなります。
あるいは、編集長さんはおなじ人物だと思うので、
「ちゃんとチェックしたほうがいいと思いますよ」
と言ってあげたほうがいいと思います。あるいは、ほんとうにどっちでもいいのかもしれません。そんなことでは文春に負けてしまいますよ。
逆にいえば、メディアというものは、データの見せ方ひとつで
「ある方向付けを好きなようにすることもできるし、真逆のことだって言える」
わけで、これは全くもってその良い例だと思ったのでご紹介した次第。
ぜひ来年の大学入試で取り上げてほしいくらいです。
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