4月ももう後半に差し掛かり、社会での生活もいよいよ本格的に動き出したことでしょう。
今回の金言は、そんなみなさんに送る真実のことば、
「公平で平等な世界よありがとうさようなら、そして不公平で不平等な世界よこんにちは」
です。
学校生活を終えたみなさんにとって、「公平で平等な世界」は既に終わりました。ここからはガチで不平等な社会です。
学校、とくに公立の学校というところは、とても「公平で平等」であるように構築されています。もちろん、日本の社会において「公平で平等」に何かが運営されることは基本的にはとてもいいことで、そうあってほしいものなのですが、実際の運用レベルでもそれが守られているところ、というのは実は学校ぐらいしかありません。
もし、学校で公平じゃない部分があるとしたら、「不良が先生に嫌われている」とか「成績のいい誰それちゃんはえこひいきされている」ぐらいのことで、そんなのはゴミカスレベルでどうでもいいことです。
むしろ、たいていの学校の教師は、不良であっても比較的手厚くどうにかしたいと考えており、成績のいい誰それちゃんがいくら素晴らしくても、通知表を書き換えて上位の学校に推薦できるほど度胸はありません。
つまり、教師という人たちは、基本的には善良な考え方で行動していて、かつ生徒の人生における結果を左右できるほどの決裁権は持っていないということです。
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それに引き換え、これからの世界は「完全に不平等」です。これまでは、学校の勉強さえしていれば、とりあえず「良い成績」を貰えましたが、何をしてもよい成果をもらえない企業人は山ほどいます。
努力をしたら成果が出る世界から、努力をしても給与は上がらないかもしれない世界へようこそ、というわけです。
それを簡単に証明してみましょう。
「あなたは電機メーカーに就職しました。ウォークマンやipodに匹敵するような音楽再生機を開発してヒットを飛ばしてください」
そんな課題を与えられて、クリアできますか?
僕にはできるかどうかわかりません。クリアできないのを前提に、それでもやってみなくてはなりません。成果なんて、出るかどうかわからないし、努力が報われるのならシャープやサンヨーはあんなことにはなっていません。
それが社会です。セカイの成り立ちが根本的に違うのです。
しかし、学校の勉強では、時間さえかければどんな課題もクリアできたはずです。どんな問題もいつか解けたはずです。
でも、このセカイにつきつけられた課題は、解けるかどうかもわからないのです。
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では、不公平で不平等なセカイを生き延びるために、世のお父さんたちはどのように頑張っているのでしょうか。
いろいろなテクニックがありますが、それらの中からいくつか紹介しておきましょう。
①いつかのラッキーを手に入れるために、数を打ってみる。
メーカー系ではよくある作戦です。新商品をいろいろ策を練りながら次々に投入します。いつか当たるかもしれません。(最後まで当たらないかもしれませんが)
②自分の立ち位置を確立する。
美人が求められる部署に、いくら努力してもブサイクは配置されません。残念ですが。なので、顔に関係のない能力をどこで生かせるか試行錯誤すればいいのです。
③とりあえず、上司に従順になってみる。
実力がない人には、とりあえず効果があります。「あいつは可愛いやつだ」と思ってもらえることは、かなり効果的です。
④誰かとつるむ。
自分だけでは戦えない時には、だれかとつるんで密談をする場合があるでしょう。利害関係者と裏で話を合わせたり、あるいは誰かに便宜を図ったり・・・。
⑤抜け駆けをする。
「ずるっこ」することでなんとか体制を持ちこたえさせることが多々あります。地域最安値を打ち出して他社を出し抜いたり、「他のところではこの値段だよ」「じゃあ、それより安くします」とか。
あるいはうちへ変わってくれたら現金をあげますとか。
・・・・だんだんレベルが落ちていくので、このへんで。
いくらでも話を聞くだけ聞いてあげます。
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