2014年4月11日金曜日

STAP細胞の論理 ~金星人は地球に来ているんです~

 今回はほんとうの呟きです。たいした内容ではありません。


 小保方さんのSTAP細胞に関する反論記者会見がニュースになっていますが、STAP細胞というものの科学的な理屈はともなく、論理的には


「STAP細胞は実在します」


という言説は


「金星人は地球に来ているんです」

とか

「UFOは実在するんです」

とか

「超能力はあるんです」


と論理的に非常に似ていることに、苦笑を禁じえないのでは僕だけでしょうか。


 小保方騒動を見ていて、一番はじめに思ったのは、

「ああ、なんだか御船千鶴子さんみたいな展開だな」

ということでした。


 御船千鶴子さんというのはあのホラー小説・映画「貞子」のおかんのモデルになった実在の人です。


 簡単に言えば「超能力・千里眼」がある、ということで科学者を交えて検証されるのですが、最後は結局「かぎりなく怪しい」ということで、彼女が自殺したことでうやむやになってしまった、という明治時代のお話でした。


 ちなみに、ひとことだけ言っておきます。御船千鶴子さんは、自殺したから「かわいそう」ですか?

 あるいは、「自殺するほどなので、たぶん真実だったのだろう」と思いますか?



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小保方さんの論理の検証は、僕が見た限りでは



金融日記 藤沢数希さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/


の考え方がいちばん明快かつ真実に近いように感じます。(個人の感想です)


藤沢さんの見立ては


①小保方さんが見た200回のSTAP細胞というのは、「マーカーが緑色に光る現象」を200回確認したというだけで、それは万能性細胞になっていない別の反応である。


というものです。


そして、

②それを本物の万能細胞ができた結果だと思い込んだ小保方さんは、それを証明する方向で突き進んだ。

のだが、途中から

③STAP細胞が存在するという立証をするために、小さなでっちあげを繰り返して今回の結果になった。

という仮説(いちおう)を説明なさっています。


 面白いので、ぜひご一読ください。


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 小保方さんが意図的にでっちあげをしたという「悪意」の認定は、現時点ではなかなか難しいことだと思いますが、悪意がまったくなくても、前述の話は成立します。


 つまり、「金星人はほんとうに地球に来てるんだもん!」心から信じている30歳の女子がいたとしたら、どうしたらいいか、ということです。


 「私、200回金星人に会った」

とか

 「他の人も金星人に会ってる」

とか、いろんなことはおっしゃられるかもしれません。


 となれば、我々が言うことはひとつですね。


「じゃあ、まずその金星人を連れてきてください」


 そして、第三者が見て「ああ、なるほどこれは地球人ではない」ということが確認できれば、たしかに金星人はいま地球にいることがわかります。


 あるいは、「これがそうです」といって提供された細胞が、たしかに既知の万能細胞とは違う、ということが確認されるだけでもいいでしょう。


(疑惑として、若山先生に提供された細胞が、どうやらES細胞のような「既にある」万能細胞だったのではないか、という問題がありますが、このことです)


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 ついでにつぶやきますが、たま出版の韮澤潤一郎さんに悪意があるか、という議論もいっしょにやっておいたほうがいいと思います。


 韮澤さんは、きっといい人です(笑)

 宇宙人とUFOについて「悪意はあんまりない」と思います。


 なので、小保方さんの悪意認定は、どうでもいいことで、問題は、証明に必要なプロセスがまったく整っていない、ということなのです。


 というわけで、STAP細胞を検証するためには


大槻教授


に依頼したほうがいいかも(笑)なーんて。





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