今回はほんとうの呟きです。たいした内容ではありません。
小保方さんのSTAP細胞に関する反論記者会見がニュースになっていますが、STAP細胞というものの科学的な理屈はともなく、論理的には
「STAP細胞は実在します」
という言説は
「金星人は地球に来ているんです」
とか
「UFOは実在するんです」
とか
「超能力はあるんです」
と論理的に非常に似ていることに、苦笑を禁じえないのでは僕だけでしょうか。
小保方騒動を見ていて、一番はじめに思ったのは、
「ああ、なんだか御船千鶴子さんみたいな展開だな」
ということでした。
御船千鶴子さんというのはあのホラー小説・映画「貞子」のおかんのモデルになった実在の人です。
簡単に言えば「超能力・千里眼」がある、ということで科学者を交えて検証されるのですが、最後は結局「かぎりなく怪しい」ということで、彼女が自殺したことでうやむやになってしまった、という明治時代のお話でした。
ちなみに、ひとことだけ言っておきます。御船千鶴子さんは、自殺したから「かわいそう」ですか?
あるいは、「自殺するほどなので、たぶん真実だったのだろう」と思いますか?
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小保方さんの論理の検証は、僕が見た限りでは
金融日記 藤沢数希さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/
の考え方がいちばん明快かつ真実に近いように感じます。(個人の感想です)
藤沢さんの見立ては
①小保方さんが見た200回のSTAP細胞というのは、「マーカーが緑色に光る現象」を200回確認したというだけで、それは万能性細胞になっていない別の反応である。
というものです。
そして、
②それを本物の万能細胞ができた結果だと思い込んだ小保方さんは、それを証明する方向で突き進んだ。
のだが、途中から
③STAP細胞が存在するという立証をするために、小さなでっちあげを繰り返して今回の結果になった。
という仮説(いちおう)を説明なさっています。
面白いので、ぜひご一読ください。
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小保方さんが意図的にでっちあげをしたという「悪意」の認定は、現時点ではなかなか難しいことだと思いますが、悪意がまったくなくても、前述の話は成立します。
つまり、「金星人はほんとうに地球に来てるんだもん!」と心から信じている30歳の女子がいたとしたら、どうしたらいいか、ということです。
「私、200回金星人に会った」
とか
「他の人も金星人に会ってる」
とか、いろんなことはおっしゃられるかもしれません。
となれば、我々が言うことはひとつですね。
「じゃあ、まずその金星人を連れてきてください」
そして、第三者が見て「ああ、なるほどこれは地球人ではない」ということが確認できれば、たしかに金星人はいま地球にいることがわかります。
あるいは、「これがそうです」といって提供された細胞が、たしかに既知の万能細胞とは違う、ということが確認されるだけでもいいでしょう。
(疑惑として、若山先生に提供された細胞が、どうやらES細胞のような「既にある」万能細胞だったのではないか、という問題がありますが、このことです)
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ついでにつぶやきますが、たま出版の韮澤潤一郎さんに悪意があるか、という議論もいっしょにやっておいたほうがいいと思います。
韮澤さんは、きっといい人です(笑)
宇宙人とUFOについて「悪意はあんまりない」と思います。
なので、小保方さんの悪意認定は、どうでもいいことで、問題は、証明に必要なプロセスがまったく整っていない、ということなのです。
というわけで、STAP細胞を検証するためには
大槻教授
に依頼したほうがいいかも(笑)なーんて。
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