2016年1月29日金曜日

保育所が危ない!! ~幼児虐待と養育放棄が潜む魔の巣窟になるのか~

 ついに、この業界にメスが入り始めたな、と感じているヨシイエです。


 この業界、というのは「保育所」のこと。


 先日から、保育士が虐待で逮捕とか、今日も保育士が園児を突き飛ばすなどの事件が相次いで報道されていますが、



託児所で6歳男児を暴行か、保育士の女逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160127-00000045-jnn-soci
 

保育士が園児たたき、突き飛ばす 倉敷市が保育園立ち入り調査へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160129-00010001-sanyo-l33




おそらく世間ではこんなレベルではなく、たくさんの虐待や育児放棄が行われていることと思います。


 これが単なる推測ではないのは、実は私の周りでも保育園の園児に対する虐待や、育児放棄が行われているという証言があったからです。



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 昨今、こうした収容型施設での暴行問題は、日に日に大きな問題になってきていますが、たとえば


学校における体罰


という問題よりも


老人施設での虐待


あるいは


保育園での虐待



の方が根深い問題になる、という点は、重要だと思います。


 なぜ、老人と幼児に対する虐待が根深いのか、理由はいくつかあります。



 その第一番のポイントは、老人と幼児はきちんとただしく証言しない(と考えられている)ことにあります。


 相次ぐ老人ホームでの虐待においては、さまざまな障害で「通報や主張ができない老人」がターゲットにされているという実態があり、保育所においては、「きちんと話したり主張できない幼いこども」がターゲットになるからです。


 恐ろしいことに、私が聞いた話では、1歳児で喋れないことをいいことに段ボール箱に入れて放置とか、そういう虐待を行っている保育士があると言います。



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 学校教育における体罰は、実は何らかのメリットに対する「対価」として行われている場合が多いです。


 いきなり授業中に先生に殴られるとか、そういう体罰は現在ではありません。現在生き残っている学校体罰は、


「部活動などの指導において、より高いレベルを目指すスポーツ界で、勝利やレギュラーといった何らかの褒賞をエサにして、それを欲しいと思うのであれば言うことを聞け」


という形で行われることがほとんどです。



 ということは、仮に体罰が嫌な生徒がいたとして、彼が褒賞を捨てさえすれば、それ以上体罰を受けることはなくなるわけです。


 仮に、その部活やスポーツをやめてしまえば、日常の学校生活でその先生から体罰を受けることはなくなるからです。


 この点が、あってはならないことながら、学校体罰がマシである理由だと言えます。


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 それに対して保育所と老人施設の虐待は、褒賞に対してではなく必ず、


「職員の指示に従わなかったことに対する、本質的な罰」


として発動します。


 ここには褒賞がまったく存在せず、ただ「言うことを聞かなければ罰を与える」という発想だけが残ることになるのです。



 とすれば、幼児にしても老人にしても、基本的には逃げ道や逃げるルートがまったくない、ということなのです。


 これは、収容所に入れられた人間が、看守の言うことを聞かなければ暴力を受ける、という状態と同じですから、恐怖以外の何者でもありません。



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 そして、保育所と老人保健施設についていえば、もっと恐ろしいことに、


「学校教員よりも、難易度が低い免許、資格体制で職員になれる」


という点が挙げられるでしょう。


 基本的に、4年生大学を出て、教員採用試験という今となっては難関試験を通って採用された教師ですら、体罰を行ってしまう者がいるわけで、


 2年の短大・専門学校卒で資格を得て、採用は引く手あまたの保育士



無資格でも現場に入れてしまう介護施設職員


で、虐待を行う者がいても、別段不思議ではないということになるわけです。




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 その意味では、学校教員が「さらなるふるいわけを経て、資質のないものを教師から外そう」と世間がやっきになっているのに対して、


「保育士と介護士は足りないからどんどんふやそう」


としていることに本質的な闇が潜んでいると考えます。



 もし、この保育所の闇がどんどん明らかになれば「働くお母さんシステム」は崩壊に向かうことでしょう。



 これはこれからの日本の大問題なのです。

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