2015年12月13日日曜日

目からウロコのクルマ選び!(続編)あなたの選んだ車は正解?それとも不正解?


 前回は、庶貧民でケチたれのヨシイエが、総額150万円のクルマに15年も乗って、それでも年間のクルマにかかる費用が、


 36万円


もかかっていることをツラツラとお話しました。



 <前回の記事>
http://kotaro-yoshiie.blogspot.jp/2015/12/blog-post_12.html


 


 ところが、それは、ケチたれのヨシイエのクルマを元にした試算であって、いわゆる普通の人は、



 総額200万円くらいの車に、10年乗っている。


とか


 総額250万円くらいの車に、10年のっている。


などが、多いのではないか、と考えます。



 そうすると、車超標準理論の数式ではどうなるのでしょうか?


 本体以外の費用を前回は年間26万円で計算しました。車の値段が高くなると、排気量が大きくなって税金が増えたり、保険金額が上がったりするので、基本的には、この26万円から下がることはないと考えます。


すると、


 総額200万円の車に10年なら 20万/年+26万/年 = 46万円


 総額250万円の車に10年なら 25万/年+26万/年 = 51万円


と、どんどん年あたり経費は高くなってゆくことがわかります。



 もう少し頑張って乗ってみても、


 総額200万円の車に15年頑張って 13万/年+26万/年 = 39万円


 総額250万円の車に15年頑張って 16万/年+26万/年 = 42万円



なので、



 ふつうの基準 は おそらく年40万円~50万円くらい



だといえるでしょう。



 ということは、クルマ超標準理論に当てはめてアナタの家の車について数式を計算した時に、



 年35万円以下  ・・・車に関してドケチかボロ車か、めちゃくちゃ長く乗っているか。


 年40万円~    ・・・ふつうの人でもどちらかと言えば庶民なほうのカーライフ。


 年45万円~    ・・・ふつうなカーライフ。


 年50万円~    ・・・ちょっと余裕のあるカーライフ。


 年60万円~    ・・・プチセレですね。あなた。


 年70万円~    ・・・おっかねもつぃぃぃ!



 と言えるでしょう。




 年45万の標準状態でも、40年のカーライフで1800万円の支出です。



 年70万だと、40年で2800万円です。



 どちらにしても、もう一軒くらい中古の戸建かマンションが買えるのです。



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 では、100歩譲って「軽自動車」にしたらどうなるでしょう?



 一昔前までは、軽自動車は安価な車の代表でしたが、今となっては本体価格が130万とか140万とかします。


 標準理論にあてはめて、税金とかも多少少ないとみて、総額で150万で設定したら、本体分は



 150万で15年乗れば  10万円/年



でいけそうです。


 そして、車検も多少安いので、10万円みていたのを8万円/年ぐらいにできそうです。


もちろん、自動車税は、思い切って、1万円ジャストでどうだ!としましょう。


保険も1万円下げて4万円にします。燃費も1万下げて5万にしてみます、。



 すると、結論として、本体分が10万円/年で、その他が、19万なので、



 合計29万円!やった!30万切ったぞ!!!



と確かに安く付きそうですね。



 しかし、みなさんハタと気付くのです。



「いやまあ、確かに軽自動車もかなり良くなってるけど、15年持ちこたえるかとなると、さすがにちょっと怪しいよね。軽だと板金の薄さとか、作りとか、そういうのも考えると10年くらいで見ておきたいなあ」


というのが、現実なのではないでしょうか?


 というわけで、軽自動車ならではの理由で10年に試算を変えると、


 合計34万円


という、やっぱりドケチ吉家車とおなじくらいのレベルになってしまうのです。



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 もうひとつ目を背けたい事実をお知らせします。


 軽自動車の保有者は、たいていの場合、「普通車+軽自動車」の、奥さん用2台持ちの方が多いんじゃないですか?


「うちは、2台目を軽で我慢してるんだ」


くらいに思ってるでしょ?そこのおとうさん!



 そんなおたくでも、2台保有で計算すると、



1台目が標準的な普通車で、年40万円、そして2台目が軽でしぼりに絞って年29万円



だとしてみてください。





合計69万円



なのです。



 69×40年間で、2760万円でーす!




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 これが日本において車を所有するということの現実なのです。



 ですから、地方のお金のないビンボーでヤンキーなお兄さんたちは、これを肌で知っていますから、次のような行動パターンを取って自衛するのです。




 本体10万円、総費用20万円みたいなボロとか、古いベンツ30万円みたいなのを買って、短期間で乗りつぶす。



 
 これまで標準理論で説明したとおり、その他経費26万円部分はそう変わりません。


 だとしたら、いじれるのは、本体価格です。



 20万円のボロを2年で廃棄すれば、年当たり10万円ですから合計36万円で最低限のカーライフになります。


 30万円のベンツでも3年なんとか持たせれば同じです。


 とにかく「本体が安いクルマを短期間で乗りつぶす」のが、結果的に「高い車をとても長い期間大事に乗る」こととまったく同じになるところがミソなのです。



 だとすれば、そもそも乗る期間が短いのですから、10万キロ走っていても、そのあと2万キロも乗るつもりがないのであれば、15年もかけて15万キロ走っている車よりも意外と乗れるかもしれないわけです。



 ちなみに、うちのクルマは15年で15万キロ走っております。


 なんだ、それならもっと早いうちに、10万キロ超えのお得な新しい車(ただし、7年落ちくらい中古)のをあと7年乗ったほうがマシだったんじゃん、と気付いたわけで。


 


 ぜひ、みなさんも少しこの理論と数式にあてはめながら、あなたの家にぴったりのカーライフを考えてください。















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