2018年6月3日日曜日

■【資本主義をハックする 1】 池上彰氏と資本論  


 どうも、世界のすみっこで愛を叫ぶ中小企業の取締役、ヨシイエさんです。




 今回は、個人的な備忘録的メモ。


 前回も資本主義の本質についてちょこっと書きましたが、


「うまーく取り回せば資本主義をハックするのは可能なのではないか?」


と最近思うようになりました。つまり、僕たち私たちが貧しいのは、そのポイントに気付いていないからではないのか?と(笑)





というのも、近ごろニャートさんの記事群をまたまた読んでいて、
 
 http://nyaaat.hatenablog.com/

 
「フルタイム勤務ができなかったり、弱者である人たちでもあるていど生活できるレベルに稼ぐにはどうしたらいいのか」


という課題について、ぐるぐると思いをめぐらせるようになったからでもあります。





 これはすなわち、フルタイム会社員の生活に余裕ができる魔法のプラスアルファでもあるわけで。



 で、資本主義のおさらい。池上さんの記事があったのですが、これがまあ!めちゃくちゃわかりやすい。一応知っていることばかりではあるけれど、さすがは「こどもニュースの池上さん」!わかる!




池上彰が教えてくれた『資本論』なぜ派遣切りが起きるのか
https://smart-flash.jp/sociopolitics/41724

FLASHさんより





<まとめ> アホでもわかるマルクス


■ 価値は労働から生まれる。

■ 資本家は労働を買う。

■ 労働者は労働を売るしかすべがないから、資本家に買い叩かれる。

■ 労働には「回復」が必要。回復するための費用が賃金。

■ 労働(回復費用)+剰余価値=商品価格となる。なので資本家は利益を得る。

■ 資本家は労働賃金(回復費用)を下げると、利益が上がるので、それを進める→貧富の差

■ ただし、商品を売りまくるとダブついて売れず、不況や恐慌になる。




この話からは大事なポイントが見えてきます。




 まず、なんといっても「労働者が搾取される根本原因は、労働を売るしか術がないからで、情報の非対称性みたいなものが、貧しさを生む原因である」ということが、読み取れるかどうかですね。




  つまり、労働者がしんどいのは「労働の切り売りしかできない」からで、それ以外ができるようになると、貧困からは開放されるじゃん!という単純な発見がここにあるのです。





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 ということは、資本主義をハックするには、「労働しか売り物がない」状態を脱すればよい、ということで、これはめちゃくちゃ単純な話です。



 たとえば、月1万円でもブログから収益ができれば、そのブログは「資本」となるわけで、すでに「労働しか売るものがない」状態から一部だけでも脱出できているわけで、あとは総収入に対する比率の問題ということになります。


 これまで「資本家とは金銭的資本を持つもの」という意味合いが強かったのが、たとえば「ブログ資本」「サイト資本」という見方ができるようになると、


 誰でも資本家になれる


ということがピン!とくるわけですね。





☆ そのうち、収益を生むブログは、「売り買いができる」システムができると思います。

 っていうか、これやったらあんた儲かるよ。「ブログ売り買いM&A」みたいなの。

 。。。ちょっと調べたら、もうあったわ。わはは。


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 ところが、2つめのポイントがあって、「利益というのは、労働と最終商品の間に存在するギャップである」ということにも気付かなくてはなりません。


 だから、前回の記事



アホでもわかる資本主義
 https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2018/05/blog-post_28.html



でも書いた「日当働き」は日当働き以外の何者でもなく、労働を切り売りしていることに変わらないわけで、



 どうやって、労働力よりもたくさんのおぜぜをもらうか



がミソになってくる、ということです。


 なので、たとえばブログを書きまくって多少のお金が入ったとしても、書いた分だけPVが増えて入ってくるお金が増えるという単純な比例関係では「労働と変わらない」ことになります。


 とすれば


「何も書かなくても、かつて書いた記事だけで収入が入る」

とか

「投入した労働力よりも余剰分の収入が入る」


ように工夫しなくてはなりません。これが利益なのですから。







だから、毎日アホみたいに記事を書いて、PVが増えて、アドセンス収入がアップしたぜーというサイクルは、実は


「労働を増やしているだけ」


かもしれない、という視点も大事だということです。あんたはグーグルさまの労働者になったのか、という発想ですよ。



このあたりが資本主義ハッキングの真骨頂。




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 そうするとね。



 資本主義とは何か、なんてことは薄々気付いてしまうわけですよ。利益を生む方法とは、こういうカラクリなのだと。



 それをズバリ言っちゃうね!!!




<資本主義のカラクリ>


1) 利益は労働力と商品価格の差分なのだから、自分で労働するのではなく

 労働部分は他人にさせる

 ことがミソである。


 (グーグル先生は、えらい。ブログを必死に書かせるのを他人にさせているのだから)




2) 商品価格は、その商品の価値が大衆や消費者にバレると下がってくる。(デフレ・コモディティ化)そのため、利益を潤沢にとるためには

 消費者との間に圧倒的な情報の非対称性を持つ


ことがミソである。


 (だから、肝心なことはブログに書くのではなく、noteで売れっちゅうことだ)





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 この2つがわかると、もうハッキングは完了ですよ。たとえば、作業を全部他人にやらせるなど、1つめのポイントを実行できるならそれはもう「資本家」の仲間入りなんですが、そこまでできなくても2つめのポイントを有効活用すれば、資本主義ハックは出来るということになるのです。



 そう、あなたの持っている情報は、価値をつけて商品化できる



っちゅうことです。これがわかれば、たぶんちょっとの工夫でこの世は生きていける。


 自分でもわかってきたので、ピーンときたぜっ!!!




 ニャートさんが元気になったら対談するのだ(笑)








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