2018年6月8日金曜日

東大生はみんなメガバンクや大企業を3カ月で辞めたらいいと思う件




 Withnewsに

 
メガバンクを3ヶ月で辞めた東大生 「日本型雇用慣行」への違和感



という記事が出ていて、ようするに、東大生が大企業に就職したもののいろんなことに矛盾を感じて辞めちゃったというお話でした。






 ヨシイエは、個人的には



「いいぞ!もっとやれ!もっと辞めろ!東大生は3カ月で企業を辞めるべきだ!」



と思っているのですが、 この記事に対してのみなさんのコメントはなぜか批判的なものが多いようで。



 というわけで、今日は、どうして東大生は大企業を3ヶ月で辞めてくれたほうがいいのかを解説してみましょう。






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 まずは、この東大くんの主張から。なぜ3ヶ月でメガバンクを辞めたのかという理由は



■ 自分の頭で考えることが求められずに、ただ定められたルールを回していくことに疑問を感じたから


■ 自分の住む場所を自分で決められない転勤制度が辛いと思ったから


■ 自分が成長できる場所で、自分の能力を高めてゆきたいから



という3点に集約されるでしょう。



 ・・・。・・・・・・。


 よろしいんじゃないですか?私も激しく同意します。




 彼を批判する人がもしいるとしたら


「自分で何も考えず、歯車のように生きたい」

「住む場所は誰かに決めてもらって収容されたい」

「成長せず、アホのままで生きてゆきたい」


ということのようなのですが、 個人の感想ですが、ヨシイエはそういうのはです。





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 さて、100歩譲って


「みんなが心ではそれを望んでいるが、そううまくはいかず我慢をしなくてはならないものだ」


という発想もあると思います。もし、そうだとしても、東大生には3カ月で辞めてもらったほうが、はるかにいいのです。



 なぜかというと、その最大のポイントは彼らが東大生だからです。



 東大生というのは、日本国内で最も優秀と(一応)されている人たちです。その彼らですら我慢を強いられるということは





「日本という国は、どんな人物(能力や才能があっても)、上位の権威に嫌々ながら従わなくてはいけない国なんだ」



ということを認めることになるからです。


 たとえ、天才でも、秀才でも、先に「偉くなったやつ」の言うことに従って、仕事の内容も、住むところも我慢しなくてはならないという恐ろしい国だということになります。



  まるで、北の方の国と一緒で、K一族や上官の一派でない限り、優秀な人材であっても無慈悲な我慢を強いられるシステムである、ということです。





 東大くんの主張が仮に正しいとすれば、「能力と力のある者から順に、自らの処遇を自ら決められる」というシステムを作りたいというのですから、とても合理的であり、かつ良心的です。




 この主張をしている彼が、東大くんであることは、とても重要です。


 これが「国際信州学院大学」の卒業生で、 国際信州学院大くんが、3カ月で新卒入社企業を辞めたとしても



 誰も、なんも思わず、「ただ、アホが1人消えただけ」



でしかありません。


☆ 国際信州学院大の方、ごめんなさい。ここでは、偏差値がカウントできない大学という意味で、例として用いております。


 
 だとすれば、東大くんのように、学力が一定の保証・担保されているとみなされた者がそうした主張を繰り返し、それに賛同するものが増えれば増えるほど、新卒学力採用は見直されるでしょうから、




「東大卒ではない僕たち私たちにとっても、無慈悲な我慢を強いる企業が減ってゆくことは利益がある」



と言えるのです。 



 各企業の人たちの間で、「東大生はすぐ辞めるから採用しづらいよな」という話がブームになれば、


「その座席は一橋大生やくわんせい学院大生、そして最終的には順繰りに何者でもない僕らへ回ってくるので、絶対僕たち私たちにとってはラッキーである」


とも言えます。



 そう!東大生が3カ月で辞めてくれれば、東大卒ではない僕たち私たちには利益しかないのです。




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 もし仮に、東大生くんの主張が正しければ、そうした優秀な東大生は次々に大企業を3ヶ月で辞め、ベンチャーを作ったり、新しい仕事を創造して


「従業員はやりたい仕事ができ、転勤も自由!」


という会社をつぎつぎ立ち上げていただきたいものです。




 そして、あってはならないことですが、東大生くんの主張が間違っていて、彼がその後のたれ死んだりして、あるいは次々に辞めた東大生がズダボロになってゆくのであれば、



「なあんだ、仕事で頑張るということは学力とは無関係なんだ。賢いやつも大企業に入れなければダメだったんだ」



ということが明るみになり、東大卒ではない僕たち私たちは、やっとこさ「学力以外での、強み」を正当に評価されることになるわけです。





 これは、どう考えても、僕たち私たちにはメリットしかありません。




 だからどうぞ、彼らを批判せず、「どんどんやれ!君たちは優秀なんだから、日本を変えてくれ!」とたきつけるべきだと思われます。





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 というわけで、この世で一番恐ろしいのは、そうした言説を一切喋らず「ただ、黙って既得権益を自分だけそっと享受する」人間ということがわかるでしょう。





 東大を出て、誰も批判せず、自分への高い評価を最大限利用しながら、この世を渡ってゆく、





 サウイフモノニワタシハナリタイ




(なーんてね)

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