2021年4月30日金曜日

素人のためのマイクロドローン一覧 Tiny Whoop(ベース)互換機 総まとめ 中華フープ

 

 

 先日より、GWの遊びとして導入したドローンにハマっておりまして、完全に沼です。

 

 もとよりRyzeのTelloを持っていたので、 トイドローン未体験というわけではなかったのですが、


「マイクロドローン」


というさらなる奥深い世界があることを知り、オタク道に拍車がかかりそう(苦笑)

 

 

 なんでも、欧米ではTiny whoop という極小のドローンにカメラを乗せてFPVするというのが流行しているらしく、いわゆるドローンレースでこうした機体が用いられているそうです。


 そこで、TinyWhoopから派生したマイクロドローンの世界について、その基本を個人的備忘録としてまとめてみました。


 本格的なFPVに取り掛かる前の段階として、あくまでもトイドローンの一環として互換機を総まとめしてみたいと思います。

 

 

 

<Tiny Whoop 互換機一覧(ベース機種)  中華フープ>



■ オリジナル  Blade Inductrix

 Tiny Whoopの元になった機種。シンプルな構造で、かつ衝撃に強いボディを持っている。6ミリモーター。これにカメラと映像送信機をつけるとFPVモデルが出来上がる。

  4枚羽。 2015年登場なので、けっこう古参だが、設計は秀逸。

 

 ドローンの基本形状は、4つのプロペラを持つことだけれども、この機種の設計においては「ダクテッドファン」を搭載することを売りにしている。

 Bladeさんの解釈は、つまり「4つのプロペラ推進装置」ではなく「4つのダクテッドファン推進装置」を持っていることなのだそうだ。

 

 この設計、結果的にはものすごい効果を上げた。単なるプロペラガードではなく「ダクテッドファン」なので、推力が増したわけである。

 

 もっと平たく考えると、ドローン業界のダイソン扇風機みたいな感じ?(笑)

 

 さて、2.4GHZ帯の電波でFPVをすると、遅延等が起きるので、現在のレーシングドローンでは、操作系とは別に5.8GHZ帯の電波を飛ばして映像を送るため、無線免許がいる。



 この機種が、モーター軸間「65ミリ」だったので、65サイズと呼ばれる。このあと、FPV用レーシングドローンは「75」サイズや「85」サイズが登場。

 モーターもブラシレスを搭載するなど、どんどんグレードアップしている。

 バッテリーも1つ搭載のものから2つ搭載のものまで、レーサー機はどんどん発展しているが、ここでは割愛。あくまでもベース機種に注目。



■ Eachine  E010 / JJRC H36

 

  互換機の中では最もベストセラー。 JJRC H36、Eachine E010、Furibee F36は同じ機種。このほかにもLuxon D-005という名称でも販売されている。ほかにも元はおなじOEMのものがあるらしい。

 6ミリモーター 4枚羽 本体電源スイッチなし。電池コネクタをつなぐと起動。

 スティック型バッテリーへの改造が容易。



■ Eachine  E011 / JJRC H67


 上記機種のモーター増強版。7ミリモーター搭載。増強した分、さらに重いものを載せることができる。

 っていうか、販売時にはレゴの人形が乗っていたらしい。だから増強されている(笑)


☆ ここまでが気圧センサーを搭載していない、「素の機種」「マニュアル車」みたいなもの。

☆ FPVレーシングドローンは、そのすべてがこれらと同じく「マニュアル車」のような仕様で、6軸ジャイロくらいしかセンサーがついていない。


 E011と同型のH67は、現在は販売終了のもよう。7ミリモーターなどの増強機種は、FPVマイクロドローンのほうにどんどん移行しているので、従来型の入門機はE010のみ販売が続いている。



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☆ ここからは「オートマ車」「初心者むけ」の機体。

☆ Tiny Whoop派生機ではあるものの、レーシングのベースにはあまり用いられない機体。

 


◇ SNAPTAIN SP350



 気圧センサーが搭載され、格段に操縦しやすくなった機種。かつてのトイドローンにくらべて、はじめて開封しただけの子供でも、すぐ上手に飛ばせるようになる。なんといっても、自動でホバリングするのがすごい。

  起動スイッチあり。電池が格納型なので、スティック型バッテリー改造しんどい。4枚羽。

 

 

◇ Potensic A20

 


  SP350とほとんどおなじことができ、性能もあまり大差がない機種。気圧センサーがついているので、自動ホバリングが可能。

 なんと、実はこの機種のみ3枚羽。電源スイッチあり。電池は格納タイプなので、スティック型電池の搭載はしんどい。

 

 

◇ Potensic A20W

 

 


 型番はA20に”W”がついただけだが、中身は大きく異なる。なんとこの機種はカメラがついていて、720PでいちおうFPVができる。

 TinyWhoopが流行していて、「それっぽいことができる」という意味では、他社より頭ひとつ飛び抜けているが、しょせん2.4Ghz帯でのWifi−FPVなので、映像は途切れたりする。

 おもちゃとして流行しているFPV機能付きトイドローンをこのサイズに押し込めたという意味では、実は隠れた名作かもしれない。


 3枚羽。電池格納型。


◇ Holy Stone HS210




 SP350やA20の同等機種。おおむねこのあたりはできることは同じ。自動離着陸、空中1回転など、機能的には大差ない。

  本体起動スイッチなし。電池をつなぐと即起動。 4枚羽。

  スティック型バッテリーへの改造が容易。

 

◇ HS210 PRO

 

カメラ付き。A20Wに近い機種。4枚羽

 

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 このほか、これらの機種とおなじフライングコントローラや、おなじモーターを使って、ボディ形状が異なる兄弟機が各社から出ている。

  ただし、Tiny Whoopの基本形状からはどんどん離れていくので、中華フープという枠組みからは、ズレてゆくと思われる。

 

 たとえば、「プロペラガードが上面、前面にある」ものなど。

 TinyWhoopらしい「筒型のガードが4つ並んでいて、中央部が十字架形状になっている」というデザインとは異なってくる。

 

 FPVができるレース機はもっともっとバリエーションがあり、フレームだけで売られているのを構成したりするので、ここでは除外した。

 

 モーターについてもオリジナルは6ミリ×150ミリという細長い筒型のもので、上記の機種もほぼこのモーターが収まるような躯体になっているが、FPVレーシングモデルは横に広いデブっとしたブラシレスモーターが載せられるようになっていたりする。

 

 

 というわけで、お子さんが最初に遊ぶには、SP350/A20/HS210などの「オートマ」モデルがおすすめ。

 

 お父さんが一緒に遊ぶには、あえてのE010/H36/D-005をチョイス。

 

 FPVはより大型の機種で安定感を楽しむか、FPVレーサーを見越して免許申請の間の練習用にA20Wを買うか、といったところかな。

 

 

 

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