2021年のゴールデンウィークは、新型コロナウイルスの影響で「日本全国どこへも行くな!」という状況になったわけですが、おうちで子供たちが遊べるように、
ドローン
のおもちゃを買いました。
実はドローンの購入は初めてではなくRyze Technologyの Telloをすでに持っていたのですが、今回は子供用として新規に買ったのです。
Telloは2018年の発売で、少し古い機種のように見えますが、まだまだ現役です。
というのも、ドローン界のリーダーであるDJIの技術が投入されているからで、実売12000円くらいのトイドローンの中では、頭ひとつ抜きん出て優秀とされています。
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2018年にTelloが登場する少し前までは、それこそDJIのファントムなどが別格で突出していましたが、
■ ドローンの本家元祖であるPallotのBEBOP
などが、ある程度安価で手を出せそうな機種として売れ筋でした。
それでもシステムをちゃんとそろえると7〜8万くらいはする機種だったと記憶します。
つまり、本格ドローンは別として、トイドローンクラスで、FPVめいたことができる機種は、
■ Pallot BEBOP
が登場してのち、その手頃版として
■ Ryze Tello
■ Pallot MAMBO
あたりが1万円ちょい超えの機種として出てきたイメージだったと思います。
もちろん、その頃にはすでにたくさんの中国メーカーがトイドローン市場に参入しており、Hubsanなどが、安価な機種を多数発表していました。
けれど、今でもまあそうなんですが、そうした新興メーカー系のドローンはあくまでもトイドローンで、djiの牙城を崩すものではありません。
PallotのBebopの領域にも到達していなかったと思います。
しかし、それからしばらくして、言い方は変ですが、TelloやMANBOクラスの模範品が、バカスカ出てくる、という感じになります。
ところが、そのトイドローンの中身がとても進化しているのです。以前のあまたの中国メーカーの製品は、
「ドローンとして飛ぶ」(飛び上がることは飛び上がる)
ということのみを主眼としており、やっぱり「おもちゃではじまり、おもちゃで終わる」ような製品が多かったのです。ところが、今は違います。
具体的になにが一番違うかというと
「気圧センサーの搭載」
でしょう。
トイドローンは、当然ながら飛びます。どの中国製トイドローンも、いちおう飛びました。
しかし、2021年現在になると、各中国メーカーのいちばん安価なトイドローンでも
「(コントローラから)手を離しても飛ぶ」
ようになったのです!これはめっちゃすごいことです。(その場で静止できる)
今回買ったのは、SNAPTAINのもっとも安価な機種でした。
SP350という2500円〜3500円くらいで実売している機種です。
なんとこれでも、ほぼ自動ホバリングするのです!
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ドローンの上位機種は、
■ GPS
■ 赤外線センサ
■ 気圧センサ
■ 加速度センサ
■ 磁気方位センサ
■ ジャイロはかならず搭載
など各種センサ類を駆使しながら、自律して高度を維持する仕組みをもっています。
それが下位機種やトイクラスにまでどんどん降りてきていて、現在の中国メーカー品で3000円くらい出せば、
■ ほぼすべての機種に高度維持機能がついている
のは驚きです。
SNAPTAIN
Holy Stone
Potensic
DEERC
あたりのメーカーであれば、ほぼ似たようなフライトコントローラを載せているのか、自動ホバリングが可能だと思います。
これにくらべて、一昔前のトイドローンや、クレーンゲームの景品になっていたようなより安価な製品は、
自動ホバリングができない
ので、常に操縦桿を細かく操作していないと、天井に激突して大破します。
よく
「安いドローンを試して、一日で壊した、どこかへ行った」
というのは、 こうしたタイプのことだったのだろうと思います。
逆に言えば、これからおもちゃのドローンを買う人は、
「一日で壊れたりせず、長く遊べる」
ということです。これは技術の進化ですね!
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