2021年4月5日月曜日

トレイルカメラ (監視カメラ・防犯カメラ)の選び方 レビュー・評価

 

 ちょっと思うところあって、夜間の防犯用に「監視カメラ」「防犯カメラ」を探していたのですが、自宅とは違うところで撮影したかったので

 

 トレイルカメラ

 

なるものをチョイスしました。

 

 もう、この種のデジタルガジェットは中国製の商品の独壇場なのですが、アマゾンなどで見ていても

 

めちゃくちゃ種類が多い!

 

のでどんなものを買えばいいか悩むと思います。そこで、中国での物作りの傾向を交えたヒントを。

 

 

 ヨシイエは別アカウントで物品の製作なんかもしていて、その関係で中国からパーツだけ買ってきて組み上げることも多いのですが、中国製品というのは、

 

「ものすごく互換品、いわゆるパチモンが多い」

 

のが特徴で、それを言うならそもそも

 

「正規品が存在せず、すべてがパチモン」

 

みたいなところがあります。そのパチモンたちの中でも出来がいいものが、「よい商品」としていっそう流通するみたいな感じです。

 

 しかし、中国メーカーの名誉のために言っておくと、そもそも「パチモン」ではないのですね。

 

 今回のデジタル系カメラなんかで言えば

 

■ カメラモジュール

■ メモリモジュール

■ 液晶

■ センサモジュール

 

なんかは、最初から互換品がゴロゴロしているわけで、それをどう組み合わせてオリジナリティを出してゆくかの戦いだったりするのです。

 

結果的に「なんか姿形が似たようなものが山ほど登場して、どれが正統なオリジナルなのかわからないまま、どんどん増殖してゆく」みたいなことが起こっています。

 


 で、今回購入したのがAbaskの型番なしトレイルカメラです。

 

  アマゾンとか楽天で見ていると、似たような形のものが数十種類販売されており、それぞれ中身が違います。(実は外見も違う。デザイン著作権を意識しているんだか、していないんだか)

 


 

  中身はこんな感じ。液晶と、操作部とマイクロSDカードが入るところと、そして乾電池駆動です。

 

(おおむね7000円台で購入。2021年春期現在 )

 

 この機種なんかは、2020年後半から2021年前半にかけては標準的仕様かと思います。

 

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 さて、では、あまたある機種のうち、いろんな要素で見る見分け方について説明しましょう。そのためには、まず、今のところ暫定的な「標準」とは何かについてお話します。

 

 

■ 写真解像度 1600万画素 (本来のcmos解像度は500万画素)

■ 動画撮影 フルHD 1920×1080P

■ 液晶2.4インチ

■ トリガー距離 20m

■ センサー角度 90°

■ トリガー時間 0.3秒

■ マイクロSDカード32G対応

■ 赤外線LED27個 波長940nm(見えない赤外線)

■ IP66防水

■ 乾電池8本


 

↑ これが今回私が買った商品です。

 


 で、同価格帯、同ランクの別商品だと

 

□ 液晶2.0インチ

□ センサー角度120°

□ トリガー時間 0.5秒 

□ 赤外線LED22個 波長850nm(見えちゃう赤外線)

□ IP56防水

□ 乾電池4本


になっているものがあります。ちょっと仕様が良い部分もあるし、悪い部分もあるので、同等とわかりますね。ちなみにCamParkというブランドのものです。

 

 問題は赤外線の種類で、940nmだと不可視で、夜間でも光っているところが見えません。850nmだとかすかに赤く光りますので、犯人にバレることがあります。

 

  相手が動物だと、全然関係ないのですが泥棒だと微妙です。


☆ まずここ大事!1

赤外線の波長によって選択する おすすめは940nm


(850のほうが明るく写るという特徴もあります)


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 では、これが上位機種(1万円越え)になると何が違うか見てゆきましょう。


□ 動画解像度が → 1296Pになったり

□ 動画解像度が → 4K対応になったりする

 

□ 静止画解像度が → 2000万画素になったり

□ 静止画解像度が →  3000万画素になったりする

 

このへんの違いで12000円〜15000円と変動します。

 

 それから、構成の違いとしては

 

□ ソーラーパネルが付属する

□ Wifi対応で画像を飛ばせる

 

なんかもあります。これも12000円越えです。

 

 

☆ HD越えの画素数とおまけ機能については、好きにしろ!

 

  結局、標準にどれだけ+するかで価格が変わるので、このへんはお好みでどうぞ。

 

 それより、センサー角度とか、電池が4本系と8本系で待機時間が倍違うので、そこらへんを慎重に選んだほうがいいと思います。

 

 

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 さて、ここからは反対に安値になるとどんな問題点が起きるかをご説明。

 

 アンダー5000円以下だと、標準からいろいろ格下げ、省略が起きてきます。

 

 

■  液晶モニタがない商品があるので気をつけろ! (3〜4000円台)

→ 設定画面がなく、PCから設定ファイルを書き込んで使うというマニアックな機種もあるぞ。

 

■ 動画解像度が720Pのものがあるので気をつけろ!(旧型に多い)

 

■ トリガー時間が遅いものがあるので気をつけろ!(0.8秒〜)

 

■ センサー角度が40〜60°とせまいものがあるので気をつけろ!(7000円台でも)

 

 

 ともかくトレイルカメラは液晶画面がフタの中にあるものが多く、ぱっと商品写真をみただけではわかりません。ちゃんと液晶があるものを選んだほうがいいです。ないと非常に使いにくい・・・。

 

 まあ、1万以上出せば、そうハズレではないモノがやってくるとは思うのですが。

 

 

 ちなみに最安値3000円クラスで、そこそこおもしろい機種もあります。

 

 

■ 写真解像度 1200万画素

■ 動画撮影 フルHD 1920×1080P

■ 液晶2.0インチ

■ トリガー距離 15m

■ センサー角度 90°

■ トリガー時間 0.8秒

■ マイクロSDカード32G対応

■ 赤外線LED30個 波長940nm

■ IP66防水

■ 乾電池8本

 

 なんと、ほぼ標準に近い仕様で3000円台なので、人身御供として購入してみますね!

さあ、どんなのが来るでしょうか・・・。

 

Ancocs というブランドの機種なんですが・・・。




 

 

 





 

 

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