前回、前々回と2021年現在比較的安価に購入できる「トレイルカメラ」(防犯カメラ・赤外線カメラ)についてレビューをしている最中ですが、いよいよ
激安トレイルカメラ
が届きました!
激安!とは何を持って言うかも難しいところですが、
■ 標準的 中国製トレイルカメラ 7000円台から1万円弱
としたら、
■ 激安 中国製トレイルカメラ 3000円台!
という価格帯です。おなじものが4000円くらいで売られていることもあります。
(2021年春現在)
実際に人身御供として購入してみて、標準品との差がいろいろわかりましたので、お話したいと思います。
<比較対象 標準的構成 abaskのトレイルカメラ> 右
<今回購入 3000円台 Ancocsのトレイルカメラ>左
どちらもサイズ感はおなじような感じです。防水パッキンつきで、開閉して電池を入れたり、設定をするようになっています。
ただし、abaskのものは自立するようになっていて、Ancocsのものは自立しません。三脚穴のところがちょっと飛び出ていて、自立しにくくなっています。
2台並べて開いてみると↑のような感じです。
手前がabask 奥がAncocsです。
手前が2.4インチの液晶、奥が2インチの液晶ですが、まあ似たような感じです。物理的なスイッチもどちらも搭載しています。
パッキンのつくりなども、似たような感じだと思います。
↑ abaskのほうがスイッチが多いです。その分わずかに使いやすいですが、基本的には似たようなものです。
↑ こちらが Ancocsのもの。スイッチがわずかに減らされていますが、できることは似ていますので問題ありません。
==========
さて実際に動かしてみると、肝心の赤外線検知機能などはどちらも実用十分でした。後から説明しますが、パーツ類の違いで性能差があるものの、監視カメラとしてはどちらも役に立ちます。
<大きな違い>
■ cmos性能が500万画素と130万画素
→ 最大の違いはここです。どちらも表面上はフルHD撮影をうたっていますが、画素補完で無理やりHDにしているのが安い方。
→ たぶん、ひと世代前は720P対応かなんかで売っていたものをブラッシュアップしたのかもしれません。
■ 検知範囲が20mと10m
→ 使っている素子の価格差、性能差だと思います。20mは高性能なんですが、実は私が使っている環境では、遠くの移動物(つまり、敷地外を走る車)まで検知してしまうので、10mでもいいかも、
■ 検知速度が0.3秒と0.8秒
→ これも素子の性能差がそのまま出ている感じ。
■ 日本語メニューがない、取説も英語
→ これは、困る人もいるし、別に困らない人もいるでしょう。付随しての話ですが、作動させている機能OSは、やはりabaskのほうがわかりやすいです。
Ancocsのほうは、設定と再生の切り替えがちょっとわかりにくいです。慣れればOKですが。
<意外と健闘しているところ>
■ どちらも不可視赤外線940nm
→ 両機種とも見えない赤外線を搭載。
■ どちらも防水はIP66
■ どちらも検知角度は90°
■ どちらも乾電池8本対応
実はabaskとおなじ価格帯、7000円前後で売られているものには
□ 防水IP56
□ 検知角度40°/60°
□ 乾電池4本
□ 可視赤外線850nm
のものがあり、 実はスペックが下のものもけっこうあるんです。
もちろん、可視赤外線850nmには、「より明るく写る」などのメリットもあるし、乾電池4本タイプはコンパクトであるなどの利点があるのですが、
7000円台なのにスペックダウン
3000円台なのに、意外とハイスペック
という比較をすれば、コスト/パフォーマンスをじっくり考えられると思います。
3000円台の利点は、それくらいの性能差なら、2台買いができること!
複数運用ができるのは、かなりメリットなのではないでしょうか?
本来の画素数がフルHDに届いていない、という点さえ我慢できれば、選択肢に入ってきますね〜。
0 件のコメント:
コメントを投稿