みなさんごきげんうるわしゅう。
不動産ウォッチャーをしたり、ちょっとだけ作家のようなことをしたり、ブログを好き放題書きなぐったりしているヨシイエですが、本業は建築業界の隅っこに勤める平凡なサラリーマンです。
ところが、それは世を忍ぶ仮の姿であって、実は他にも音楽関係の仕事を自分でしたり、個別案件に対応する研究業務をやったり、いろんな「シゴト」をしています。
最近あんまり自称してませんが、「平成の吉田松陰(新)」というキャッチフレーズで、 この国のあり方についても妄想を深めております。
ようするに、本業のシゴトも、個人的なシゴトもバリバリやりながら、人生を謳歌しているわけですが、前職から転職してすぐの頃は本当にお金がなくて、
賞金稼ぎ
というシゴトをやってました(笑)
カッコいいでしょ?賞金稼ぎ。西部の荒くれ者みたいで!
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具体的にはどんなことをやっていたか、というといわゆる「公募もの」に片っ端から応募していたわけです。
簡単なのはキャッチコピーとか、商品アイデアとか、ネーミングとか、ちょっとレベルが上がって短歌・俳句・エッセイ・小論文など。
それには飽き足らず映像とか音楽とかも含めて、ありとあらゆるメディアに応募して、賞金を稼いでいていましたね~。あの頃は。
転職してすぐから、ちょうど3年間賞金稼ぎ生活を送って、わかったことがあります。
なすびさんの懸賞生活みたいなもんですが、いわゆる懸賞のように運に左右される要素を一切取り除いて、
「ワシの実力で勝負じゃああーーー」
と考えていたので、基本は全部作品提出型の応募をしていたわけですが。
はい。結論。
年間200作品を毎年応募して、受賞したのが毎年約20作品という結果でした。
3年間、だいたいおなじような応募数、受賞数、そして賞金の獲得金額だったのですが、お金の部分では、
約20万円/年
という成果でした。
えー。まー。雑収入で税金すらかからんレベルですな。賞金稼ぎで暮らしてゆくなんて、
もってのほか!!
という惨敗です。
それでも、うちには60通近いいろんな賞状とかトロフィーとか、目録とかが転がっているわけですが、年20万円では暮らしてゆくことはできません。
しかし、おかげで日本中の名だたる業界人の方とか、映画監督とか、文壇の人とか、そういう有名人に「評価していただいた」ことは、ちょっとだけ自信にもなりました。
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さて、そこでハタと気づいたことがあります。日本中のいろんなコンペや大会やコンテストに出てみて、そこで一応は年20勝くらいは出来る能力があるらしいヨシイエ孝太郎くん。
その力をもし金額に換算するとしたら、これまたそのままですが、年20万円/20件ですから、
1案件あたり1万円くらいは稼げる力
だということになります。
それはまあ、認めていただいた力ということで良いのかもしれませんが、おなじ作者が作っている作品のうち、年間180件は没になっているわけですから、この労力損失たるや、凄いのではないか?と考えました。
つまり、年間180万円分、労力を無駄にしているのではないか?!ババーン!!
という衝撃の事実です。
これはもしかするともしかするぞ?!とヨシイエは考えます。
つまり、こういうことです。
『コンペへの応募という形でシゴトをしているから、年間20万円の報酬もあるけれど、180万円もの労力損失を出している。
だとすれば、おなじ能力をコンペに依拠しない形で世に出せば、かけた労力の損失分が少なくなるのではないか?』
『ということは、これまで作ったような作品を個人的に販売したり、提案してゆけば、賞金として認められる金額は減るかもしれないが、かけた労力に対しての報酬は増えるはずだ』
そう考えて、賞金稼ぎから転進を図ったのです!!!
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クラウドソーシングにおける「コンペ」形式には、上の話と似たような「罠」があります。
つまり、依頼側から見れば、たった一人に対しての賞金コストを支払うだけで、たくさんの応募者のコストをタダで手に入れることができる、というわけです。
200人が応募したコンペの結果、シゴトの請負者が1人決定したとして、その他の199人のコストはどこへ消えてしまったというのでしょう?!
実は、このコストは依頼者が総獲りしているということに気づくのは意外と難しいです。
200件集まる、ということそのものが、「選択の幅が広がり、より良きものをチョイスすることができるという」利益だからです。
そもそも応募が1件しかなければ、質が低くてもその1件しか結果は存在しえません。
人事採用で考えればすぐわかります。ある仕事で社員を募集する場合、5人しか応募しないのと、50人も応募してくるのでは、何の結果が変わるでしょうか?
それは、よりよき人材を採用することができ、その結果高い利益を得られるという会社のメリットが増えるということなのです。
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というわけで、ヨシイエはいろんな作品づくりを、公募への出品から「直販」へと切り替えております。
その結果、いくら報酬が増えたかについては、一言だけ言っておきましょう。
雑収入税、払ってますよ!!!!確定申告してますからね!!!!
(要するに、実入りが増えてる)
↑税務署さんへアピールしておきます。
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