かくいう私もG50を29,800で購入しているので、常にマシンの状況についてはリサーチしているのですが、8月に入って「組み込みソフトトラブル」問題が発覚。
「さすがは中国製PC」と一部ではやり玉に上がっていますが、どういうことが起こっているのかまとめておきたいと思います。
<lenovo情報流出恐れトラブル第一弾 Superfish問題>
まず、今回のトラブルの前に、別の問題を起こしていたのでそこから押さえておきましょう。
2015年2月頃、lenovoのPC・パソコンに搭載されていたSuperfishというソフトが悪さを起こす、というのでずいぶんと叩かれました。
Lenovo公式サイトよりアナウンス
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2015/02/0220.shtml
このソフトが何をやらかしているかというと、勝手にHTMLを書き換えてlenovo側に都合のいい広告をぶちこんでくる、というアドウェアだったのですが、実はそれを実行する際にSSL通信の認証を偽造していたらしく、そこがセキュリティホールとなることで、悪意のあるクラッカーが侵入する隙間を作っている、ということでした。
で、このソフトが大問題になり、Lenovoは、superfishを削除するツールを配布するとともに、2015年1月以降の出荷品からは当該ソフトを外す、という処置をとることになりました。
というわけで、結論。lenovoユーザーは、superfishが載っていないかどうか、調べて削除しようね、というお話。
<lenovo情報流出恐れトラブル第二弾 LSE BIOS問題>
そんなトラブルを起こしたところなのに、今回発見されたのは、「組み込みソフト」とニュースでは言ってますが、ズバリコンピュータを起動させる一番最初の起動ソフトとも言うべきBIOSに怪しげなものを組み込んでいたという問題でした。
LSEは正式名称 Lenovo Service Engine と言い、BIOSレベルで、使用者の情報をlenovoのサーバーへ送るという
まるで隠密
なソフトであり、 おまけにWindowsを再インストールしても、勝手に定義ファイルを書き換えてLenovo側の設定を復活させるという不死身のゾンビであったというから恐ろしい!
で、これも2015年8月14日付けで、
LSE BIOSに対する対処方法
https://support.lenovo.com/jp/ja/documents/HT104000
という文書を出し、該当機種からのLSE削除とBIOSの更新を勧めることになりました。
で、今回の問題については、該当機種が発表されていますので、要チェックです。
対象のPC製品
(※は日本で販売実績がある)
ノートPC
Flex 2 Pro-15/Edge 15(Broadwell)
Flex 2 Pro-15/Edge 15(Haswell)
Flex 3 (1120)※
Flex 3 1470/1570
G40-80/G50 (G50-80) ※ /G50-80 Touch/V3000
S21e (S21e-20) ※
S41-70/U41-70
S435/M40-35
Y40-80
YOGA 3 (1470) ※
YOGA 3 (1170) ※
Z41-70/Z51 (Z51-70) ※
Z70-80/G70-80
デスクトップPC
全世界で発売:
A540
A740※
B4030※
B5030※
B5035
B750※
C2005
C4005
C2030※/C4030※
C260※
C5030
H3000
H3050※
H5000
H5050
H5055
Horizon 2 ※
Horizon 2e (Yoga Home 500)
Horizon 2S※
X310 (A78)
X315 (B85)
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はい。当ブログで紹介しているG50も含まれていますが、私が所有している機種はG50-30なので、一応は該当からは外れています。
ちなみに、パソコンの裏面を見れば機種名が載っていますので、おなじG50でもどの派生機種なのかはすぐにわかります。
☆ここから実践編☆
G50ユーザーで心配な人は、次のステップを試してみてください。
1)BIOSそのものを確認する。
…ACアダプターの差込口の横に、小さいポッチ(押し込み)があります。それを押しながら電源をいれるとBIOS画面に入りますので、BIOS画面を見てください。
2)BIOSにLSE機能が搭載されているかチェックする。
…BIOSには、いくつかの機能ページがありますが、Securityのタブを開くとBIOSパスワードの設定やら何やらの下に
「Lenovo Service Engine」
という欄があり、Enabled / Disabled が選択できるようになっています。
(ただし、LSE機能が載っていないBIOSの場合は、この欄はありませんので安心してください)
3)もしBIOSにLSEが載っていれば、まずはDisdbledを選択して保存・再起動し機能をオフにしておきましょう。
4)後は、Lenovoのアナウンスのとおりに、削除ソフトや更新BIOSなどの処置を取れば一安心です。
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というわけで、これからもLenovo PCは何をやらかしてくれるか目が離せませんね!!
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