実は東芝リブレット(懐かしい)の頃から、slackwareをぶちこんでは持ち歩いていたLINUX使いの吉家さんです。
もちろん、現在でもいちばん多く使っているPCのOSはLinux。このブログもLinux上で動いているブラウザから書込しています。
なおかつ、パソコンに関しては「値段の高いもの」なんてほとんど使わず、10年くらい型落ちのマシンを平気でそこらじゅうに置いて使うタイプの人間なので、
軽量Linux
については、ものすごくこだわっております。
そこで、2018年からLinuxを使ってみようかな、とお思いのあなたへおすすめのベスト3を!
■第3位■ LinuxBean
https://ja.osdn.net/projects/linuxbean/
もともと古いWindowsXPマシンを違和感最小で移行できるようにと考えてまとめられたディストリビューションなので、初心者でもわかりやすいです。
Ubuntu 12.04 LTS Ubuntu 14.04 LTS ベースなので互換性もあります。
システム条件も
- 12.04 推奨環境
- ディスクの空き:8GB 以上 CPU:i386 800MHz 以上 メモリ:256MB 以上
- 14.04 推奨環境
- ディスクの空き:10GB 以上 CPU:i686(Pentium M, Celeron M 以降)及びそれらと互換性のあるプロセッサ。 PAE必須。 メモリ:384MB 以上
と、かなり古いマシンでも動きます。
ただし、32ビットなので64ビットで動くあたらしめなマシンには逆にもったいないかも。
実用している感じだと、初期搭載がメモリ1Gぐらいの1コアCPUマシン向けだと思います。
日本人の方が開発しておられるので、日本語環境については特筆すべきものがあると思います。
■第2位■ PuppyLinux
http://openlab.jp/puppylinux/
実はヨシイエが、家や会社じゅうに置いているマシンの大半に入っているPuppyLinux。
軽量Linuxの決定版!と言ってもいいと思っています。その実力は、とにかく実用Linuxの中では最軽量であること!
システム条件は、
CPU: Pentium 166MMX, RAM: 128MB, CDROM: 20倍速以上
メモリーは4系128MB 5系256MB以上
なので、古いVAIOのノートPCなんかでも動きます。
システムそのものが起動時にRAMに読み込まれて動作するので、ディスクアクセスを極力しないことで高速動作を生み出しています。
派生ディストリビューションも英語版ベースながらいろいろあって、自分好みのものを選択できるのも面白いですが、初心者向けではないので、はじめて扱う人はオーソドックスな日本語版がよいと思います。
しかし、1位ではなく2位にした理由は、実際に使っていて次の3つの残念ポイントがあるからです。
1つめは、日本語版の最新となるPrecise-571JPが2014年1月のリリースであること。
さすがに2018年1月を迎えた現在では、古いシステムとなっていることは否めません。
2つめは、chromeなどの有名どころブラウザのインストールが、やや難しいこと。もともとアプリケーションの管理がpetという独自のパッケージなので、ややど素人にはわかりにくいかな、という部分もあるのに、さらに基本中の基本である著名ブラウザを動かすのに手間がかかるのは、マイナスポイントだと思います。
ただし、その分、先人がいろいろと取り組んだ記事などは山ほどありますので、困難が解決しないことはないでしょう。
3つめは、これも仕様でシステムをメモリに読み込むことから、ライブUSBで運用すると定期的に現時点での状態を記録するためにディスクに書き出しに行くところです。
この書き出しに入ると、突然そっちに全エネルギーを持って行かれますので、古い性能の低いマシンだと待ち時間が発生します。これがつらい!
■第1位■ Lubuntu
https://wiki.ubuntu.com/Lubuntu/Japanese
おそらく軽量度、軽さで比較すればPuppyLinuxに軍配が上がるのですが、トータルの使いやすさでは、Lubuntuのほうが洗練されています。
システム条件は
- 266MHz 以上のプロセッサ
- 128MB 以上の RAM
- 3GB 以上のハードドライブ
- 汎用のグラフィック
<実用>
- 32・64 ビット 512 MHz 以上のプロセッサ
- 512MB 以上の RAM
- 6GB 以上のハードドライブ
- 汎用のグラフィック
で、LinuxBean同様、1Gぐらいのメモリが載った1コアCPUマシンに最適です。2Mとか2コア以上ならさらに快適。
そして、64ビット版があるのも嬉しい限りです。当然、ここで64ビットCPU以降とそれ以前でLinuxBeanやPuppyLinuxとはスタンスが別れるところですが、64ビットCPU搭載なら、迷わずLubuntuをチョイスしましょう。
Lubuntuのオススメ点は、なんといっても「ubuntu系最軽量」と言ってもよい軽さです。
もともとubuntuというディストリビューションがあり、その軽量版としてまとめられたのがLubuntuですが、別にXubuntuというのもあります。
これももちろん軽量なのですが、Lubuntuは、本家やXubuntuに比べて実際に半分くらいしかメモリを使わないというデータがあります。
また、最新のソフトウエア更新も常になされつつ、かつ「LTS」といってロングターム(長期間)使用を念頭に設計されるため、ヨシイエが使っている16.04LTS版だと、2019年4月までサポートがあります。
このあたりは、個人開発のLinuxBeanや、開発が停滞ぎみのPuppyLinuxより安心感が高いと思います。
まさに、2018年向けとなると、ubunntu系一択ですね。
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というわけで、楽しいLinuxライフを。
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