本来不動産ネタがテッパンだった私のブログですが、しばらく不動産から遠ざかっていたので、復帰します(笑)
yahoo!ニュースさんより
空き家率、過去最高の13.5%=山梨、長野が上位―総務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140729-00000134-jij-bus_all
まあ、そうでしょうな。
この数字ではピンとこないかもしれませんが、おなじ記事の別の数字を読むと、ビックリするかも。
住宅の全国総数6063万戸のうち820万戸が空き家
なんじゃそりゃあああああ!
820万ですよ。820万。
それだけの戸数が野ざらし雨ざらしになっているかと思うと、一軒タダでくれ!とおもわず思ってしまうほどです。
そんな冗談はさておき、ぶっちゃけ「タダでもいらん」のが不要な不動産です。
なぜなら「固定資産税がかかる」から。
上の記事にも書いてありますが、今建っている建物を壊してしまうと、固定資産税の軽減措置ができなくなるので、余計に
「空き家」
のままで放置してしまうのは、仕方ありません。
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いっそ逆説的ですが、「固定資産税」を無税にしたら、いろいろと面白いことが起きるんじゃないかと思います。
固定資産税がかからないということは、一度手に入れた土地は、そのまま塩漬けしても何しても「お金が出てゆかずに維持できる」ということです。
そうすると、日本人の性格上「あなたの土地は永遠にあなたのものですよ」と言われると、つい
土地を買って、土地で資産を持とうとしてしまう
ことが起こります。これは「墾田永年私財法」時代からの日本人の摂理です。
ということは、つまり「箪笥に残っている現金を吐き出して土地を買う」ということでもあります。
これは国民国家にとっては、経済が回ることを意味します。
多額の現金が塩漬けされている現代日本と、多数の土地が塩漬けされている日本のどちらがいいかと考えれば、
土地が塩漬けされているほうがマシ
という経済学者さんもたくさんいるのではないでしょうか。
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そんな話はさておき、リアルな問題として「不動産投資」をしようと思っている人にとっては、基本的に現状は笑えない状態です。
なんせ、土地は余っているわけですから、不動産を取得して、それを中心にお金を回そうと思っている人にとっては、完全に買い手市場ということになります。
土地をお金を出して貸してほしいと思っている人
がいてはじめて不動産オーナー業は成立するわけですから、何度も私が言っている通り、
不動産投資はやめておきなさい
ということが、またひとつ裏付けられてしまったわけですね。
私は、現在2軒の不動産を所有していますが、これらの不動産を所有するためではなく
使いつぶす
ために持っています。そのため、買った価格は、常に安価です。同じ金額で売れたらしめたもの。安くなってもいっこうにかまいません。
損益分岐点は明確です。
月5~8万ぐらいの賃貸アパマンを借りたより、支出が安いこと。それも10年スパンで。
これを達成するには1000万以上の土地建物は買うな、ということに尽きます。
8万×12か月×10年=960万ですからね。
ローンを使っても、12~15年ぐらいで元をとらないとダメです。35年なんて論外。
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