2014年7月3日木曜日

3倍の値段で商品を売る方法

 ふだん、某会社にて営業的な仕事をしているヨシイエですが、いろいろと考えさせられる出来事があり、書いてみようと思います。


 弊社がお付き合いしている顧客の中に



 「3倍の価格でモノを売っている」



得意先がいます。


 まあ、細かいことは企業秘密なので、まろやかに、ぼやかして書きますが(^^;



 ふつうで考えれば、「市場価格の3倍でモノを売る」というのはできることではありません。



 100円のジュースを300円で売るのは至難のワザです。


 よく、この手のネタを書いている本の中には


「自販機だと100円のジュースでも、ホテルで頼めば300円になるでしょう。つまり、付加価値をどう加えて、それをいかに納得していただくかです」


なーんて種あかしをしているモノも見かけたことがあります。



 たしかに、それもひとつの方法ですね。


 しかし、その顧客はそういう方法で3倍の値段で売っているわけではありません。どちらかというと


「これ100円です!いかがですか?」


とまったく同じ台詞で


「これ300円です!いかがですか?」


と販売しているに等しいのです。



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 で、ずっと長年取引している間に、「なんでこの顧客は3倍の価格で売れるのだろう」と疑問だったのですが、ひょんなことからその理由が解けました。




 ひょんなこと、というのは、本当に偶然で、



「その会社で働いていた人」



と別の世界で知り合いになったからです。



 彼が、その会社(厳密にはちょっとちがうけど、まあ同じスタイルの会社)で働いていたことを知って、オフレコながら尋ねてみました。



 いったい、どうやって「3倍の値段でモノを販売」できるのか。を。




 答えは、目からうろこが落ちるような簡潔明快なシンプルなものだったのです。



 なるほど!そういうことか!と持った湯飲みをバッタと落とし、小膝叩いてにっこり笑いました。(by浜村大先生)


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 もうひとつ、彼はとても面白いことを言っていました。


 自分は、売り手としてはトップではなかったのだが、社内で一番売り上げを上げていた営業マンは、



「どちらかと言うと口ベタで、途中から何言ってるのかわからなくなるようなタイプ」


だと言うのです。


 男前だとか、トークが上手いとか、そんなのは微塵もなく、むしろ


「なんでこの営業マンが一番なんだ?」


と誰もが首をかしげるタイプだと言うのです。






 そのナゾの答えを聞いて、さらに驚きました。
 

 これは、ブログに書いて公表することではありませんので、私も秘密にしておきますが、


 その方法は、



 誰にでも実践できる



方法だったのです。


 これは、めちゃくちゃすごいことだと思います。


 よく「簡単に儲けられる方法があったら、それは人には教えるわけがないだろう」みたいなギャグがありますが、

 そういうこととは異なり、それはその会社の大事なノウハウですから、私も人に伝えるわけにはいきません。


しかし、グッときました。


 私も営業マンのはしくれとして、心にずどーんと響きましたので、明日からまた頑張ろうと思います。


 3倍の値段でモノを売るのは、私にもできることだからです。



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