2025年11月7日金曜日

ダイソー ラジカセ風スピーカー を買ってみた!

 

 ダイソーさんから新登場の「ラジカセ風スピーカー」を買ってみました。



 これまで、ダイソーからはいろんな形のBluetoothスピーカーが発売されてきましたが、形はいちばんおしゃれですね!


 歴代、500円・700円と値段も上がってきて、いよいよ1000円になりました(笑)


 


 外箱にはいろいろとスペックが書いてあるのですが、だいじな注意事項が2点あります。


■ スピーカーが2発ありますがモノラルです

■ 充電用ケーブル(USB-C)がついていません


 そのほか、みかけによらず「ラジオはついていない」とかちょこちょこネタはありますが、ステレオじゃないのは、残念だなあ!


 あとは、Bluetooth接続であることとマイクロSDが読めることなどは、これまでのダイソースピーカーシリーズとおなじですね。


 


 さてさて、サイズはものすごく小さいです(笑)


 実際にお店で見るとびっくりすると思いますが、めちゃくちゃ小さくてミニチュアみたいです。


 形状がそれなりに「それっぽくてかっこいい」ので、もったいない!



 



 裏面はちょっとわかりにくいですが、電源などのインジケータがあります。


 青く光りますよ。


 


 これがないと電源ONなのかよくわからんww


(実際には起動すると英語でしゃべります)



 雰囲気は実にかっこいい!持ち手は倒すこともできます。


_________


 さて、肝心の音ですが、「しょぼい」です(爆)


 歴代のダイソースピーカーの中でも、群を抜いてダメかもしれません(笑)


 比較のために500円時代の


 



 この↑タイプのスピーカーと比較しましたが、この筒型のは「高音が比較的クリアに出る」のでFMラジオみたいな音質だとすると、


■ ラジカセ風スピーカーは、全体的に音つぶれの感じで、AMラジオっぽい


雰囲気で聞こえます。実際にはそこまでモゴモゴしていませんが、解像度が低い感じは否めません。



 デザインがカッコよかっただけに、やや残念!!







2025年6月7日土曜日

【完全版】 acer CB3-111 にChromeOS flex を入れる (更新の終わったChromebookの再活用)

 

 Chromebookは、10年ぐらいは使えるようになっている規格なので、その製品が出た時に購入すると、それなりに長く相棒になってくれますが、中古などを買った場合は「残り年数」が少なくなっている場合があります。


 特に、Chromebookが登場した2014年〜2015年くらいのモデルは、「更新期限」が切れていて、中に入っているChromeのバージョンが74とか90とか、そのあたりで止まってしまっています。


 そうすると、表示できないサイトなども出てきてしまい、使い勝手が悪いので、困ってしまいますよね。そうした場合には、「ChromeOS flex」に入れ替えてしまう、という力技があるので、私はそのパターンで複数台活用しています。


 前回はASUSのC300というモデルをChromeOS flex化しましたが、


【完全版】古いChromebookに ChromeOS Flex を入れる(備忘録)

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2024/05/chromebookchromeos-flex.html


今回はacerのCB3-111というモデルです。


 acer Chromebook CB3-111

Celeron n2840  2.16GHZ / 11.6インチ / 2GB / eMMC16GB


 CB3-111には4GBメモリのモデルもあるのですが、うちにやってきたのは廉価版のようです。


 この2GBメモリにおけるChromeOS flexの運用は本来的ではなく、必要スペックは4GBということになっているのですが、2GBでもちゃんと動きます。ただし、将来的に未来永劫「動く」わけではなく、OSが今後肥大化してくるといよいよ2GBではしんどくなる可能性はあります。


(2025年現在、Chromeバージョン136あたりでは、ふつうに動いています)


 それでは、古いChromebookのOSを入れ替えてゆきましょう!


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1) Chromebookにはプロテクトがかかっているので、まずはそれを外す。

 Chromebookの改造をするには、

https://docs.mrchromebox.tech/

というサイトに膨大な情報があるので、そこを参照してゆきます。

 Getting started のボタンを押して「中に入る」と、左側にメニューが出てきます。


 Supported Devicesの欄に、対応している機種の一覧があるので、まずはCB3-111を探しましょう。




 ■ 機種名 Acer Chromebook 11 CB3−111 

 ■ ボード名 GNAWTY

 ■ RW_LEGACY Firmware EOL

 ■ UWFI Firmware FULLROM

 ■ WP Method SCREW


 この最後の項目がライトプロテクトの方法、を意味しており「スクリュー」と書いてあります。これは物理的なスクリューネジを外せ、ということです。

 ちょうどこの機種にはリンクがあるので、ネジの位置もわかります。

 

 では、バラしてゆきましょう。


 裏面のネジを外します。黒い丸の保証シールの下にもネジがひとつあります。


 これを剥がすと保証がなくなるヤツですね。



 ネジを外すと、ガワが「パカっと」外れます。ちょっとこじ開ける感じですが、爪もそれほど深くなく、一箇所がゆるむとパカパカ楽に開きます。




 ケーブルが外れないように気をつけて、開けてしまいます。プロテクトのネジは赤丸の箇所。平たくてすぐわかります。それを外してしまってください。


 これでChromebookは、自在に書き換えられるようになりました。ガワを元に戻してOKです。



2)インストールUSBを用意する

 ChromeOS flexを入れたい場合はインストールUSBを用意します。実はお好みのLINUXなども入れられますので、そうしたい場合は、これもインストールUSBを作っておいてください。


インストールの手順↓

https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529?hl=ja

 8GB以上のUSBディスクが必要なことが書かれています。また、PCの機種は「認定モデル」であればすんなり入りますが、そうでない場合でもたいてい入ります。

 ただし、CB3-111等いくつかのモデルで「インストール後音が出ない」症状が確認されています。Linuxでも音が出ないことが多いのですが、強引にドライバを当てて解決する猛者もいます。

 CB3-111で音を出すには、あとで「Bluetoothのスピーカーをつなぐ」だけでOKなので、少々不便ですが我慢して遂行します。



 USBドライブを作るときに、注意事項あります。

[リストからモデルを選択] をクリックします。
[メーカーを選択] で、[Google ChromeOS Flex] を探してクリックします。
[製品を選択] で、[ChromeOS Flex] を探してクリックします。

↑このとき、元のモデルは関係ありません。CB3-111を選べたりしますが、元の機種は関係なく、ChromeOS flex を選んでメディアを作ります。

(元の機種を選ぶと、たとえばCB3-111のリカバリメディアができてしまう)


3)元の機種のバックアップ(データのみ)を取っておく

 OSについては全部消えるので、自分の個人データだけ救い出しておいてください。

 次の段階で中身が全部消えます。



4)デベロッパーモードでChromebookを起動する。


 ここからがすこしややこしいですが、Chromebookを「デベロッパーモード」に切り替えます。

 まず、

■ ESC+更新(F3)+電源

を同時押しで立ち上げます。すると



「ChromeOSが存在しないか破損しています。復元用のUSBメモリまたはSDカードを挿入してください。」

という表示になります。英語の場合は右上で言語を切り替えられます。


 この段階で

■ Ctrl+d

を押すと、


OSの確認機能をオフにするにはEnterキーを押してください。システムが再起動し、ローカルデータは消去されます。」

という表示になるので、エンターキーを押します。



 ここで「スペースキー」という文字が見えますが、ほったらかしにしておくと、そのまま移行します。





 この画面が出たら、成功です。デベロッパーモードに移行中。


 


 この間は、5分くらいかかります。

 左上に注目。カウントダウンタイマーが表示されているので、安心して待っていてください。




 1:22というのが、5分くらいからどんどん減ってゆきます。

 このあと、一切触らないでいると「勝手に再起動」しますので、それを待ちましょう。



↑ この画像が出たりしますが、何もせずほっといてOKです。自動で再起動します。





5)再起動されたら普通に初期設定して、いつものようにログインする

 再起動すると、普通に新品状態のようになります。Wifiの設定やらを済ませて、いつも通りログインしてください。

 ゲストモードだとうまくいかない場合があります。




6)MrChromebox.tech のスクリプトを利用する。


 あらためて、さきほどのMrChromebox.techのサイトへ行きましょう。




 Firmware Utility Script の欄にコピペできるようにスクリプトのコマンドが書かれているので、それを利用します。


(薄い水色になっている箇所が、スクリプトの命令文です。これをコピペします。)




 ターミナルの起動方法は

 Ctrl+Alt+T です。




ターミナルが起動しただけでは、コマンドを受け付けてくれないので、



shell」と打ち込んでリターンを押しておきます。




するとコピペしたものが動くようになります。



この状態でペースト。


* Ctrl+V では貼り付けできず、Ctrl+Shift+V で張り付きます。




(プログラムが、ずらずらと動いて、この画像が出たらエンター)




7)スクリプトのメニューが出たら 2のフルロムを選ぶ


 機種名やら、ファームウエアの情報などが出ています。2がファームウエアのインストールです。


 古いOSを残しながらの設定もできるそうですが、どうせ古いので、フルロムを選択して、まっさらにします。

 注意事項が3回出てきます。

 ■ 全部消えるよ Y

 ■ 戻れないよ Y

 ■ バックアップする? N






 ここからダウンロードとインストールが始まりますが、古い機種はけっこう時間がかかる場合があります。






(90秒かかるぜ、とか言ってる)


 完了すると「エンターを押すとメインメニューに戻るよ」と出ます。エンター。




8) インストールが完了したら、メニューに戻るので R を押してリブート




 ここで 「R」 を押してリブートします。



  成功していると、ウサギみたいなロゴが出て、そのあとBIOSっぽい画面になります。



 OSが消えてしまっているので、「eMMCに何も入ってない」と叱られます。

 とりあえずエンターでOK。



 この画面になるので、BootMenu を選択。上から2番目。



 eMMCには、何も入っていないので、ここで作っておいたUSBメディアを差して、「USB」を選びます。

 そうするとUSBからブートしてくれます。



 あとは通常通りインストールするだけです。



9)音が出ないので、ブルートゥースのスピーカーをつなぐ


 Linuxを入れた場合、ドライバを手動で当てれば音が出る、みたいな話はパラパラとネットに転がっていますが、ChromeOS flex の場合は、ただインストールしただけでは音が出ません。

 どうもサウンド周りをそもそも認識していないので、アナログのヘッドホン端子もダメです。

 使えるのはBluetoothのスピーカーやヘッドホンだけなので、とりあえずは外付けですがそれらの機器を用意してペアリングします。

 Bluetoothスピーカーはダイソーとかでも500円くらいから売っていますので、とくに困らないと思います。




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<注意事項>


 いくつか「え?これ大丈夫?このまま待つの?」とか、「え?うまくいかない?」というトラップ箇所があるので、慌てず上の記事をもう一度参考にしてください。



■ インストールメディアUSBを正しく作る

■ デベロッパーモードにちゃんと入る

■ デベロッパーモードに入って再起動できる

■ スクリプトがちゃんと動く

■ BIOSみたいな画面にちゃんと入れる



くらいの段階をワンステップずつ踏んでいってくださいね。




 おつかれさまでした!


2025年5月14日水曜日

あの「ダイソー 油滴天目茶碗」が増えました! こんどはピッタリサイズのお茶碗!

 

 つい先日も紹介した ダイソー の 油滴天目 シリーズですが、また違う店舗に行ったら、別のラインナップに遭遇しました!


 ダイソーって、実は店舗によって品揃えがぜんぜん違うんですよねえ。なんでかわからないけれど、ある店舗で扱っているものが、別の店舗では全く取り扱いがなかったり、ちょっと謎なことがよくあります。


 そういう時は ダイソーのアプリ を利用するといいのですが、


ダイソーアプリがめちゃくちゃ使える!


の記事でも紹介しております。


 さて、前回の油滴天目の記事は


あ、あの国宝級「油滴天目茶碗」がダイソーで150円で買える?! これはもう買うしかない!将軍気分で食事だ!

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2025/05/blog-post_9.html


だったのですが、今回ゲットしたのは、おなじく 「油滴天目」の茶碗です。



 前回は150円コースでしたが、今回は200円。高くなっとるww



 サイズはこんな感じ。お茶碗です。それはもう、紛れもないお茶碗!!


 実は前回の150円のお椀より、小さいのね。


 ちょっと脳みそがバグりますが、「小さいのに50円高い」のです。



 並べるとこんな感じ。


←左 今回の「茶碗」200円   右前回の「茶碗」150円→


 前回のは、丼と茶碗の中間くらいのサイズで、今回のはご飯をつぐお茶碗そのものです。



 注意書きは「軽量天目飯碗」になっています。


 前回のは「新油滴天目シリーズ」と書いてあったので、こっちのほうが旧来のバージョンなのかもしれません。

(なんかよくわからんけど、こっちは電子レンジOKだそうです。もうどっちがどっちかわからんようになるなあ)



 おわんの中の小宇宙は、やっぱり安心の「油滴天目」です。こちらも煌めいています。


 みなさんのお近くのダイソーでは、どっちのシリーズが入手できるかわかりませんが、見かけたらぜひお買い求めください。


(ダイソーの回し者ではありません)





PuppyLinuxで生成AI(ChatGPT・Gemini・Grok)は使えるか?

    スマホなどで生成AIを使用する場合、マシンの要求性能がどんどん上がっていて、基本的には「最新の」ものに近い機種が必要になることが多いようです。


 iOSであれば最新版18が動かないと、一部の生成AIアプリはインストールできませんし、Androidでも10以上でなければGeminiが動かないなどの制限があります。


 ということで、「ではどれくらい古いコンピュータでも生成AIは動くのか?」というひとつの実験をしてみました。


 使ったのはPuppyLinux XenialPup-7.5 がインストールされているEPSONの NJ2100 です。


 スペックは Cleleron550 2Ghz メモリ2GB という超絶仕様(笑)



 ずいぶんくたびれたPCですが、いろんな実験用に酷使されています。



 PuppyLinux XenialPup-7.5 の良いところは、2025年春現在でも最新のFirefoxが動作するところです。Ver138が動作しています。

 ちょうど32ビット版の最終くらいのディストロで、このあとのBionicとかFossaPUPから64ビットになってゆきます。

  XenialとはUbuntu 16.04 LTSの愛称みたいなもので、ベースとなっているのがUbuntuなのでこの名前がついています。発表は2016年なのでかなり古いLinuxなのですが、2026年/2028年まで延長サポート中なので、いちおう「生きている」「現役」のOSとも言えるでしょう(笑)


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さて、生成AIの動作についてです。アプリなどでは動きませんが、ブラウザ上で動かしてみると、


<ChatGPT>




 ChatGPTの場合、質問画面はもちろんきちんと表示されるし、やりとりもできますが、応答が最初の部分で一旦「止まり」ます。体感で1分くらい待たされて、やっとこさ全回答が吐き出される感じです。



 ちょっとこちらサイド(PCサイド)で処理する部分があるのか、即答ではないのが気になりますね。もしかするとあちらサイドのサーバーで「お待ち」が発生していたのかもしれませんが、何度か試しても1分くらいは待たされましたので、「仕様」だと思います。


<Gemini>



 こちらは、質問して即答で返事が帰ってきました。つまり、こっちサイドのPCが遅かろうが、古かろうが、ほとんど関係がない感じです。


 普通に使えます(笑)



<Grok>

 


 こちらも即答で返事が帰ってきます。待たされる感じはありません。

 特にGeminiと比べても、返信そのものは似たようなスピードです。



<結論>

 ブラウザさえ最新、あるいは新しいものが動けば、PuppyLinuxでもなんでもブラウザ版の生成AIは動作する、と言えるでしょう。


 まあ、当たり前といえば当たり前でもあるのですが、ポイントはやっぱり「そのLinuxのバージョンで、どこまで最新のブラウザが動くのか」というところだと思います。


 Xenial-pupでは、Chromiumなどの他のブラウザはFoirefoxのように最新版を使えないこともあって、本当は「古いからダメ」とも言えるのですが、なぜかFirefoxだけは、いつまでも最新に更新できるので(笑)動いてしまう、というオチです。


 ほんとうに、いまのインターネットは「ブラウザ」と「その変形」でしかないんだなあ、と改めて思わされます。


 ネットと通信するスマホアプリの大半も、そのほとんどは「ブラウザのフロント部分をアプリっぽく専用にしたもの」みたいな構造なのでしょうね。


 余談ですが XenialPup より古いPuppyLinuxもいろいろ試したのですが、これより古いとブラウザが最新にはなりませんので、注意です。


 2025年現在では、XenialPup こそが最新ブラウザ(ほぼFirefoxのみ)を使える最古参Puppyであると言えると思います。


(おしまい)