2025年2月21日金曜日

【備忘録】 ChromeOS Flex の2GBメモリ運用について ”ChromeBookは二度死ぬ”

 

 家でも仕事場でも、いわゆる普段使いの雑務は ChromeOS Flex で済ませているのですが、ここに来てすこし懸念すべき事項がでてきたので、メモ代わりに置いておきます。


 通常のChromeBookも持っているので、こちらはASUSのC214MAのため、更新期限も2029年まであります。まあ、これがあるので困りはしないのだけれども・・・。


 問題はおなじASUSでもC300MというChromeBookの最初期に販売された機種を、ChromeOS Flexで使っているヤツのほうですね。



 もちろん、現在バリバリ普通に動いているのですが、これはもともとChromeBookだったのに、更新期限が2019年に切れてしまっているので、ChromeOS Flex に入れ替えてあるのです。


( *この時の実際のやり方は別記事にまとめてあります。

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2024/05/chromebookchromeos-flex.html


 さて、繰り返しますが、このC300Mに入れたChromeOS Flex 普通にバリバリ動いています。たぶん、「遅い」とか「待たされる」ということもなく、ふつうに触っている分には気づかないくらい快適に動いています。


 ところが、この機種、メモリが2GBなんですね。おまけにストレージも16GBしかありません。


 2025年最新のChromebookだとメモリ16GB/SSD128GBとか、メモリ8GB/eMMC64GBとか、そういう仕様の速いやつもありますが、まあ、この1〜2年を通じて標準的なのは

「メモリ4GB/eMMC32GB」

みたいな感じだと思います。ぶっちゃけストレージは、SDカードなりで増やせるので。


 なので、ChromeOS Flexも、まあこのあたりを標準として設計されているらしく、

「メモリ4GB以上・ストレージ16GB以上」

がインストール要件になっているわけです。


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 さて、ここからが本題。ChromeOS Flexのインストール要件は4GB以上なんだけれども、この時多くの先人が実際に試して

「メモリ2GBでもふつうに動くじゃん!」

ということに気づきました。


 なので、元ChromeBookに限らず、普通のPCでも2GB時代の古いマシンにChromeOS Flexを入れる、という運用をしているブツがたくさん転がっているわけですね。


 わたしの一台を含めて(笑)


 さて、メモリ要件がそもそも推奨要件を満たしていないので、こちらサイドから文句をいうことができないのですが(笑)、物理的にメモリを増設できる機種ならいざ知らず、元ChromeBook系統は、そういう作りになっていないので、2GBの縛りは変えることができないわけです。


 ここで、近い将来起きそうな問題が予感されます。(今日の時点では、だいじょうぶ)


 それは


■ ChromeOS Flexは勝手にOSの自動更新が適用されて、バージョンが上がってゆく

■ ChromeOS Flexをインストールした2023年とか2024年ごろのOSは、もちろん2GBでもちゃんと動いている。

■ しかし、これからバージョンが勝手にどんどん上がると、いつか「メモリ不足」を宣言されるのではないか?


ということです(爆)


 まあ、そういうことが当然あるので、もともとのChromeBookでは「自動更新年限」が決まっているわけですね。

 いつまでも古いマシンの機器構成に囚われてはいられないので、OSのバージョンが上がってゆけば、容量なりが少ないものは切り捨てていこう、というのが真っ当なセオリーです(笑)


 恐ろしいことにChromeBookのほうは「バージョンアップを止める」技が公式にもあるのですが、ChromeOS Flex のほうは「バージョンアップを止められない」っぽいのです。


 2025年2月現在、ChromeOS Flexのバージョンは、

 「132.0.6834.208(Official Build) (64 ビット)」

ですが、さて、これがどこまでいけるやら!


(もともとC300の場合 ChromeOS のバージョンは

「76.0.3809.38(Official Build)dev (64 ビット)」

で打ち止めでした。まあ、76から132まで延命できたのだから、文句は言えませんが)


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「人は、死んだ時と、その人がいたことを覚えている人たちが死んだ時の2度死ぬのだ」みたいなことわざというか、表現がありますが、


「ChromeBookは二度死ぬ」

ということですね!


007かよ!!




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<メモ追記>


Ver114時代のChromeOS Flexインストールメディアを持っていたので、再度インストールし直したのですが、初回起動のあと、自動で


バージョン: 120.0.6099.275(Official Build) (64 ビット)


までアップデートされました。



 このまま「アップデートを確認」を押さなければ、120のままで止まるのか、それとも・・・。といったところです。


 下部のライセンスのところが2025になっているので、ネットに繋がった時点でグーグルのサーバー的には、いつも「こっちを見てる」のだとは思いますが、はてさて120のままで「お目こぼし」してくれるのか、強制的にアップデートしようとするのか・・・(笑)



<メモ追記2>


 やはり、そのうちに勝手にアップデートを探しにゆき、電源を切るごとに更新されるようです。次の段階では


バージョン: 126.0.6478.222(Official Build) (64 ビット)

バージョン: 130.0.6723.126(Official Build) (64 ビット)

バージョン: 132.0.6834.208(Official Build) (64 ビット)


に切り替わりました。何度かのステップで変わってゆくのだと思われます。

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