あまりにもChromeOS Flex が快適なので、これまで常用していたLinuxMintから大幅に浮気をしてしまっているヨシイエさんですが、軽い、軽量だ、速い!といってもどこまで古いパソコンでも実用になるのか、実験してみたい気持ちに襲われました。
ChromeOS そのものは、古いChromeBookの仕様などを見ているとなんとなくわかってくるのですが、日本だと
■ Chromebook C720 (エイサー)Celeron 2955U メモリ4G SSD16G
あたりが2014年に発売された古参のマシンということになるかもしれません。
ところが、これよりメモリが少ない機種もけっこうあって
■ ASUS Chromebook Flip C100PA Quad-Core RK3288C 2G eMMC 16GB
■ ASUS Chromebook C201PA Quad-Core RK3288C 2G eMMC 16GB
とか
■ DELL Chromebook11 Celeron 2955U 1.4GHz 2G SSD:16GB
■ 東芝 Chromebook CB30 Celeron 2955U 2G 16G
なんかもあります。
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★ 2015年くらいの標準ChromeBookは
CPU:Intel Celeron N2830や Celeron 2955U
RAM:2GBか4GB
ストレージ:eMMC 16GBまたはSSD16GB
が多かったようです。
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どうも、ChromeOSはZRAMというLINUXカーネルの圧縮RAMディスクを使っているらしく、
https://ja.wikipedia.org/wiki/Zram
RAMが少なくてもいいらしい。
なので、2Gくらいのメモリから動くのだそうです。通常は4Gで、8G以上だと余裕あり、ということになるでしょうし、今後は(まあどんなOSでも肥大化するので)8Gあたりが標準になってゆくのかもしれません。今のところは4GでOKです。
CPU的には、PAEとSSEが動くことが要求されているようで、
■ Pentium4以降(PAE・SSE搭載)
■ 2Gくらい?のメモリ
■ ChromeOS Flexが要求する8GのUSB
が最低基準になるかもしれません。
さて、そこで、Celeron900 2.2Ghz メモリ2Gにした、NEC VersaPro PC-VY20(VF-6) をChromeOS Flexで動作させてみました。
もともとはWindowsXPくらいのモデルでしょうか。
インストールはとくに困ることなく、ライブUSBからHDDにインストールできます。USBからのブートをしない場合は、BIOSに入って「レガシーUSB」みたいなところをイネーブルに変更すれば大丈夫と思います。
初期設定ではUSBーFDみたいになってる場合があり、フロッピーの代替としてしか読んでくれないので、ブートできない可能性があります。
さて、動かしてみると「ビュンビュン」「サクサク」とはいわないものの、そこそこ普通に動きます。
これまで、このマシンにはXenialPup 7.5 を入れていたのですが、なんと、それより速そうです!
youtubeの動画の解像度でチェックしたのですが、おなじマシンなのに、
◆ XenialPup7.5
1080P → 静止画になってしまう。音は出る。
720P → 通常再生OK
◆ ChromeOS Flex
1080P → グルグル回りながら、途切れつつ再生
720P → 通常再生OK
という違いがありました。
動画の再生能力は基本的にCPUパワーに大きく依存するので、それほど差がないのが普通なのですが、ChromeOSが
「めちゃくちゃ軽い」
のがよくわかります。絶妙な違いでも、OSのチューニングで「差がつく」ということがわかります。
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結論
◎ メモリが2Gあれば、シングルコアCeleronでも、動く。
◎ youtube動画も、720Pまでは再生できる。
✕ PAE非対応CPU Celeron Mあたりはダメ。
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