2021年9月15日水曜日

2021年 iOS4/iOS5 ( iPhone3G・iPod touch2/3)はどこまで使えるのか?

 

 さあてみなさん。おまちかねのディープな世界がさらに最下層へと突入です。

 

 前回はiOS6というかなり古い機種が使い物になるのかを検証したのですが、今回はさらにもう一段階下がって

 

 iOS4

 

まで降りてみましょう。

 

 手元には、中古で紛れ込んできた「iPod touch2」があります。

 

  この機種は、まだ画面が高精細でないころのモデルですが、アイコンの見た目などはiOS6とそれほど変わった感じはしません。

 


 しかし、実際に触ってゆくとなかなか香ばしいものがあります。

 

 


 まずは、アップルID関係。アプリをインストールするのに必要ですが、無料のものばかりをダウンロードするにしても、受け付けてくれません。「支払い情報が変更できない」と言われます。

 

 





 おなじくサインインですが、昔から登録されているIDと最近登録されたIDとで挙動が少し変わるようです。いずれにしても、結局iOSのアップデートをせよ、と言われてしまいます。


(古くから作られたID → サインインできるが支払い関係で止められる。

最近作られたID → OSをアップデートせよ、で止められる。)

 ※そのIDを最初につくったOSのバージョンで異なる?




 次はブラウザです。

 iPod touch4(iOS6)では、Yahoo!などはダメでしたがgooは見られるよ、と前回説明したところ。しかしiOS4ではgooも開けません。





 さらにYoutube。こちらはブラウザベースでもダメ。まったく閲覧不可です。




 しかし、地図アプリは使えます。ただし現在地の取得が怪しい。単なる地図としては見られます。経路探索はできない感じ。




 メールはiCloudがまだない時代のものなので、外部アドレスなら設定できそう。




 そして音楽!これは2021年でも普通に動作しています。ちょうど2021年夏ドラマでヒットしている「ハコヅメ」の最終回を見ていたのですが、そのOP主題歌「YY」の試聴が出来ています。

 

 うーん、やはりiPodとは、iPodなのだな、と感慨深いものがあります。



 

 

 特に最後のお話、iPodとしてはちゃんと動作するあたりは、面白いです。

 

 逆説的に捉えれば、まさにスティーブ・ジョブズの考えた

 

「ZEN OF iPod」 (iPodの禅)

 

の思想が見えてきます。

 

iPodはiPodtouchとなり、あるいはiPhoneとなって「何でもできる」「何にでもなれる」機能を身につけたのだけれど、そうしたものをソフトウエアの進化とアップデートという「流行」と捉えて剥ぎ取ってみると、そこには

 

「不易である、本質のiPodだけが残っていた」

 

ということになるわけですね。

 

 こりゃあ、まさに色即是空・空即是色の「解脱」そのものでもあります。

 

 まさに、禅!

 

 

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 結論、 iPod touch2/3は、一周回って「iPod」としてしか使えない。



 いや、iPodは最初から最後まで、その本質はiPodであったのだ。



 

 



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