最近、どこの国とは言いませんが、ものすごくかつての日本と同じような行動パターンを取っている国があるように思います。
かつての日本の行動パターンとは何か。
「産業に大きく遅れをとっていたのに、突然先進国家のように技術と経済力を身に着けた」
「それに伴って、軍備費に過大な力をいれ、強兵策をとった」
「いままで東洋の小国だったのに、先進国と肩を並べ始めた」
そう、江戸時代から明治に入って、日本に訪れた大きな変化です。
この後、日本は「日清・日露戦争」を経て軍事的には、日中戦争・太平洋戦争へと突入してゆきます。
このことを、一般的な歴史認識では、「日本が帝国主義によって、領土拡大のために朝鮮半島や満州や中国に出て行った」と把握されていると思いますが、実は少し違います。
簡単に言い換えてみると、この考え方は
「俺も大国とおなじように強くなったんじゃ!だから植民地もほしいんじゃ!オラオラ!」
と調子に乗って戦争に向かっていったように聞こえます。
しかし、そういう側面よりも、もっと知っておくべきことがあります。
それは
「戦争をはじめた当時、日本にはお金がなかった」
ということです。
日清日露戦争というのは、「戦争の規模」から見ると小さなものです。しかし、それを判定勝ちに持ち込むために、多大な借金をしてかろうじて勝利しました。
関東大震災により、首都は壊滅、加えて世界恐慌のあおりで日本経済もズタボロでした。
それに連なって政治機能も失われ、政治家たちの発言力が無くなっていきました。
そのため、唯一といっていいほど「ポジティブ材料」であった「日露戦争の勝利」で、軍部の発言力が大きくなっていたのが当時の日本です。
だから、資源もなく金もないのに、「それなら外へ出て行って(金になるものを)獲りにいこう」という行動パターンになったわけです。
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さて、わが国のお近くの某国でも、おなじような歴史が繰り返されようとしています。
まず、前提条件から。
「産業に大きく遅れをとっていたのに、突然先進国家のように技術と経済力を身に着けた」
「それに伴って、軍備費に過大な力をいれ、強兵策をとった」
「いままで東洋の比較的貧しい国だったのに、先進国と肩を並べ始めた」
これは、明治の日本のことではないですね。そう、あの国のことです。
ここまではかつての日本とまったく同じ。
さあ、ではここからです。
もし、あの国の不動産バブルが崩壊したら、どうなるでしょうか。
国内の経済は混乱します。世界恐慌のあおり、というより世界恐慌を引き起こす引き金になる方だと言われるほどです。
政治体制への不信が起きれば、軍部の発言力が増すでしょう。
すでに、文民側が軍部の統制をできていないのでは?という憶測もあります。
日本でも「満州事変」などの「きっかけは小さい事件」がいくつも起こりながら戦争へ向かっていきましたが、現在においても「尖閣事件」や「戦闘機接近事件」などの小競り合いが起きています。
日本も、朝鮮半島や東南アジアにも手を伸ばしましたが、今のあの国も「東南アジアの国」や「中央アジアの奥の方」にもいろいろ仕掛けています。
とても、行動パターンが似ている
のです。
もし、軍部が暴走したらどうなるでしょう。日中戦争当時の日本から学びましょう。情報統制されていた当時の日本では、マスコミの流す戦勝報告に「日本中が盛り上がりまくり」ました。
戦争を熱狂して喜んだのは、ほかならぬ国民だったのです。
現在のあの国も、「情報統制」されています。
そうでなくてもマスコミの流す反日情報に「国内中が盛り上がりまくる」ことでしょう。
戦争を熱狂して喜ぶ国民が生まれることは、必至です。
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軍部には、単純明快な答えがあります。彼らには大きな自信と目算があるのです。
「太平洋戦争において、日本が負けた理由は簡単だ。あの国には資源がなかった。しかし、わが国には資源がある、だから結論は出ている」
と考えることは、当然だといえるのではないでしょうか。
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さあ、もし実際に戦争が起きてしまったら、結果はどうなるかはわかりません。
歴史に学ぶとしたら、最後は再び「太平洋全体を巻き込んだ戦争」になるかもしれません。
また「原子爆弾」が使われるかもしれません。
ただ、ひとつ言えるのは「戦争は想定外の事態ではない」ということです。
戦争がおきることは、想定しておけ!
ということが、私たち全員への警鐘です。
こんな記事がありました。
【気をつけろ!人民解放軍が「中日戦争」に動き出した 中国はまず神戸から攻めてくる】
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39552
現代ビジネスさんからの記事です。
いろいろ考えさせられます。
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