2011年2月17日木曜日

太陽光発電は本当に得なのか?



みなさんこんにちは

昨日の夜8時ごろ、自宅に電話がかかってきたので、「今頃誰だろう」と思って出てみたら、あきらかなセールス電話(☆_☆;

『あーこんな時間までセールスかあ』と思いながら、はいはい言ってると、どうやら太陽光発電を付けませんか?というものらしい。

「ああ、太陽光発電なら自分で施工してます」
「そうですか!では、ありがとうございました」がちゃり。

・・・即、退散(苦笑)

そうなんです。私はいまの仕事の関係で、某大手メーカー系の太陽光の設置ライセンスを持っているのです。日頃がバリバリ現場仕事で働いているわけではないので、毎日パネルをつけてるとか、そんなんではないのですが、こういうご時世ですから「太陽光ぐらい対応できなくてどうする」という建築業界の端っこでお給料をもらっている身としては当然というか必然の流れというか(^^;


そのうち、このブログにも書かなきゃなあ、と思っていたのですが、太陽光はたしかにブームです。国の政策的な後押しもあって、ここ2年で爆発的に普及したのは間違いありません。

で、よく聞かれるので言いますが。
「太陽光発電って、やっぱり付けたほうがいいのでしょうか?!」
という質問への答え。

「新築で、すでに太陽光が載ってて、営業マンさんとかが『太陽光の分はおまけしておきますから、ぜひうちの物件を買ってください』といってるなら買いです!!!」
というのが正解。

「うちの自宅は既築なんだけど、電気代のこととか考えて太陽光パネルを載せてみたいんだけど」

という場合は。

「どっちでもいいわ好きにしなはれ」

というのがぶっちゃけです。元がとれるかどうかは、半々ぐらいだからです。だからどっちでもいい。

・・・ちょっと冷たいかな?そうかな(^^;;

では、例題を。

ここに電気代が安くなるクーポン券があります。だいたい15年分ぐらいの電気代を先払いしてもらう形になりますが、このクーポンは使用期限もありませんので、だいたいみなさん20年分くらいの電気代まではこれで大丈夫です。ただし、クーポンの枚数が切れるときがきますので、その場合は、もう一度通常の電気代を支払ってもらうか、クーポンの追加を購入いただきます。

 20年分の電気代クーポン券、いまならなんと250万円~でお求めいただけます!!!!



というクーポン券を屋根に載せているのが流行しています。

新築で、クーポン券が最初からおまけでついてくるなら、これは確かにおいしい。

でも中古住宅で、自分の家の耐用年数や、次の屋根修理がいつ必要かも理解せずに、パネルを載せるのはどうかなあ、みたいな。

それが結果的に、おいしかったのか、おいしくなかったのかはフタをあけてみないとわからない。

パネルはあまり劣化しませんが、パワーコンバーターの故障は最初から計算しておかないといけません(劣化部品です)

安い業者さんに屋根に登ってもらって、屋根材を痛められたりでもしたら、それこそこれはまる損です。

 (↑そんなことないと思っているでしょ? うふふ。太陽光は屋根と関係ない業者さんの乱入がものすごいのです。電気の知識しかない人もいるし、電気の知識すら付け焼刃の人もいる。ましてや屋根の専門業者さんで太陽光をやってるところを探すのは、素人のユーザーさんからみたら大変なことなんです)


ついでに言えば、このクーポン券をローンで買う人がいます。なぜ安売り券に、金利を乗せて金を払う。


すっげえな。と思う。クーポンマガジン、ほっとペッパーもびっくりです。

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