ヨシイエさんは、基本的にはDOS生まれWindows育ちである。
もちろん、ごくごくたまにMSXなどを使ってみたこともあるが、コンピュータ生育歴の大半はWindowsとともに過ごしてきた。
1993年に大学生になった頃、PC-98やEPSONの286Vなどからコンピュータの世界に入り、すぐ1995年にWindows95が登場したので、同世代の人は「Windows派」になった人が多かったのではないだろうか?
もちろん、専門分野が「Macintosh」に寄っていた人も一定数はいたので、そちらはマックはとして生涯を過ごすことになった可能性がものすごく高い(笑)
2000年くらいになると、急速にLinuxが台頭してきて、ご多分に漏れずヨシイエもLinux遣いへと移行していった。
で、先日ブログにも書いた通り、50歳を過ぎてMacを買ったので、これで
”OSはすべてコンプリート”
したことになる。
(もちろん、BeOSを生身で触ったりしたことはないが、SunのSPARCワークステーションでCのコンパイルとかさせられたことがあるので、UNIXも履修済みである)
このように、一般的には、DOS・Windows・Mac・Linuxをいじっていれば、一応はOSについてのある程度の理解ができている、といっても大丈夫であろう。
そして、近年では、Linux派生のAndroidやChromeOSが存在するが、上記4つのOSを触っていれば、とくに悩むことはないはずだ。
かくして、全部のOSに触れたうえで、最終結論が出たので、メモ代わりに書いておくと、
「最速のOSはChromeOSである!!」
と断言することができる。
もちろん、細かいことを言い出せば、DOSやコマンドラインのUNIXは速い。そりゃあCUIなので速いのは当たり前であるが、そんな屁理屈を言いたいわけではない。
Linuxで言えば「Tiny Core Linux」は最速だが、これもマニアック中のマニアが好むOSなので、一旦は脇へ置いていてよいだろう。
さて、ではChromeOSがなぜ最速なのか。その理由を説明してゆこう。
<Windowsは、レガシーの塊>
まず、Windowsは激重ぷんぷん丸である。常に最新、最高のハードウエアを要求する重量級OSであり、遅くて重いことはもはや言うまでもない。
これは、Windowsが「昔の馴染み客」まですべて相手するように設計されているからであり、OSが更新されても過去の資産を「できるかぎり取りこぼさないように」作られているから重たいのだ。
また、使えば使うほどレジストリなどにすべての記録(ログ)を残そうとするので、さらに重くなってゆく。重くなってどうしようもない頃に買い替えを意識させる戦略なのではないか?と疑うほどである。
<Macは、クセつよ>
最近マックをまともに使うようになって、その設計思想がよく理解できるようになってきた。MacOSはUNIXそのものだが、UNIX遣いとしてはその動きがわかるものの、そこに変なユーザーフレンドリーさを被せているので、結果としてクセが強くなっている(笑)
日本語入力も、2段階右折みたいになっていて、「一発で決めやがれ!」とイライラするww。
(もちろん、日本語入力ソフトを別のに変えればいいのだが、デフォルトのは予測変換がクセつよである)
PC用OSなのに、でっかいiPhoneのアイコンみたいなのが出てきたり、Macの思想に染まらなければ快適にはならない宗教みが感じられるほどだ。
そのMacも、一時期はインテルのCPUを載せざるを得ない時代があったりして、迷走していた様子がひしひしと伺える。
現在採用されているディスクシステムのAPFSは、SSDならまともに動くが、HDDだと「ありえないほど遅い」バケモノへと変貌するファイルシステムになっており、意味不明である。
ただ、Appleシリコンが最強になって以降は、Socパワーに任せて、いくらOSがクセつよでも「力まかせ」に速いマシンを打ち出してくるようになった。
まあ、そういうところはいかにもアップルらしい。iOSもMacOSのお仲間である。
(ぶっちゃけ、Socの世界では、アップルはこれからも最速最先端をぶっちぎるだろう)」
<Linuxは一長一短>
Linuxは良きである。軽量で速いLinuxのディストリビューションもあるし、「全部入り」の重量級のディストリビューションもある。良くも悪くも自由自在で、ユーザは好きなものを選択できる。
有料、という文化がほとんどなく、これまでWindosやMacが有料ソフトウエアとして開発発展させてきた様々な仕事や動作を、ほぼ無料でできるようになっている。
無料すぎて、たまにライセンス上の問題があるソフトが動かないくらいである(笑)
古いマシンでもそれなりに速く走らせることもできるし、速いマシンではソフトてんこ盛りで空母のように巨大に全部詰め込んで走らせることもできる。
しかし、ある意味ではLinuxは「汎用品」でもある。Andoroidが多種多様な機種の上で動くように、またそれが故に多数のメーカーで採用されているように、「万人向け」であり「八方美人」なのがLinuxだ。
八方美人は、けして「一途」ではない。そこがのちのちネックになってくるのである。
<ChromeOSほど、練りに練られた変態OSは存在しない>
Linuxが汎用品、汎用向けであるのに対して、Macは「自社品のみでチューニングされている」という強みがあった、
ハードウエアもソフトウエアも専用品で構成されるため、Macは常に「最速」の名をほしいままにしてきた歴史もある。
(ただ、インテルマックの時は、ちょっと迷走したww)
ところが、現代OSとしてあまりにも肥大化してしまった。Macは良い。悪くない。でも、もはやデカすぎる。
デカすぎて、自分自身を動かすのもしんどい。それはWindowsが陥った罠と似ている。
ただ、アップルは自社で「最速のCPU(Soc)」を設計して作れるという自負がある。そこは圧倒的だ。
ChromeOS、というかChromeBookは、機種こそ多様なメーカーから出ているが、設計思想はMacのように「あたかも専用品のように振る舞う」ことを目指している。
それを「デカい、肥大化したOS」でやろうとすると、これは大変な作業だが、ChromeOSの割り切りは
「ブラウザのことしか考えない」
ということで、それを実現させてしまった。
幸いなことに、現在のネットやブラウザは、JAVAスクリプトなどのおかげで、常に双方向性をもち、OSのように振る舞うことができる。
だからブラウザの中にOSを放り込んでしまい、見かけ上OSとして振る舞うことができるのだ。
だから軽量で最速なのである。よけいなモノが、最初から「無い」からだ。
その設計が変態的なのは、いくつかの要素からも十分に理解できる。次の項目で解説しよう。
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<ChromeOSの変態例>
まず、ChromeOSは、おなじものが2つ内部に入っている。RAIDというか、おなじOSがダブルで動いているのだ。仮面ライダーWみたいになっている。
そして、片方を動かしながら、もう片方をアップデートしたりする。なのでWindowsやMacのようにアップデートや更新で「待たされる」とか「電源を切らないでください」ということが起きない。すごい。変態だ。褒めてる。
Linuxなんかは、アップデートに関してはもっとも「微妙」で、システム丸ごと再インストールが推奨のディストリビューションもある。更新とか、発想が最初からないのだ。
Linuxのパーティションを知っている人はわかると思うが、普通のLinuxの場合、パーティションは2つくらいになる。本体部分と、スワップ領域の2つである。
ところがChromeOSは、12個のパーティションに分かれる。なんで12も必要なのか意味不明だが、その中で2つは本体のAと本体のBだww。これは間違いない。
いったいどういう設計思想なんだ?と作った人の頭の中身を疑うほどである。
次に、ChromeOSは、その正体がブラウザそのものであるため、何かを実行すると「サンドボックス」という隔離された部屋で動く。なので、ウイルスなどに非常に強い。
サンドボックス内部は、独立しているので、システム全体には影響を及ぼさないのだ。
さらに、ChromeOSはZramという変態技を使う。ふつう、OSはメモリが足りなくなるとディスクのほうにスワップ(いったん別置きする)させるが、ChromeOSの場合はLinuxのzram機能を使って「物理メモリ内部に圧縮データを持つ」という動きになる。
つまり、スワップ先がメモリそのものなので、速度が落ちないのだ。
あまつさえ、ChromeOSはブラウザであるため「開いているタブに全振り」して、他を無視する行動を取る。
ふつうのOSはタブを開けば開くほど、マルチタスクをすればするほど、メモリがどんどん奪われてゆくが、ChromeOSは、そもそもがブラウザなので「見えてるとこ」しか気にしない。
裏でファイル管理をしなくてはいけない、とかバックグラウンドのことを気にしないのだ。これはすごい。変態だ。
とまあ、他にも挙げればキリがないくらい変わった動きをするのだが、結果として、どのOSよりも「速い」というオチをゲットすることができているのである。
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もちろん、ChromeOSはLinuxなので、自分でカーネルから何から再構築、最適化できる人は、ChromeOSの速度を超えるLinuxを作ることはできるだろう。
しかし、無料で最初からそのパッケージが作られているChromeOSが、いかに凄いかは想像すればすぐわかると思う。
チューニング済みなのである。
だからこそ、ChromeOSには欠点もある。正体がブラウザだからこそ、スタンドアロンで自分の機体内部で動かすソフトウエアには向かない。
Windowsのように、Excelのマクロを自分のファイル内部で動かす、とかはできないのだ。
MacのようにFinal Cut Proで自分のストレージ内部の動画を編集する、とかもできない。
そういうのはほぼ何もできず、あくまでも「ブラウザのその先であるインターネッツ」とのやり取りだけが最速になる。
逆に言えば、noteを書くのもX(Twitter)も、Canvaも、ChatGPTとのやりとりも、ブラウザを介したその先のクラウドとの処理は、ChromeOSが最速ということになるのだ。
とまあ、長々と書いてきたが、ChromeOSは凄い。ChromeBookも凄い。
Googleの内部には、すごいエンジニアがいる。これは間違いない。
最速のOS、最速のLinuxは、これからもしばらくはChromeOSということになるだろう。
この記録が破られることは、おそらくないのではないだろうか?
(おしまい)


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