2025年6月7日土曜日

【完全版】 acer CB3-111 にChromeOS flex を入れる (更新の終わったChromebookの再活用)

 

 Chromebookは、10年ぐらいは使えるようになっている規格なので、その製品が出た時に購入すると、それなりに長く相棒になってくれますが、中古などを買った場合は「残り年数」が少なくなっている場合があります。


 特に、Chromebookが登場した2014年〜2015年くらいのモデルは、「更新期限」が切れていて、中に入っているChromeのバージョンが74とか90とか、そのあたりで止まってしまっています。


 そうすると、表示できないサイトなども出てきてしまい、使い勝手が悪いので、困ってしまいますよね。そうした場合には、「ChromeOS flex」に入れ替えてしまう、という力技があるので、私はそのパターンで複数台活用しています。


 前回はASUSのC300というモデルをChromeOS flex化しましたが、


【完全版】古いChromebookに ChromeOS Flex を入れる(備忘録)

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2024/05/chromebookchromeos-flex.html


今回はacerのCB3-111というモデルです。


 acer Chromebook CB3-111

Celeron n2840  2.16GHZ / 11.6インチ / 2GB / eMMC16GB


 CB3-111には4GBメモリのモデルもあるのですが、うちにやってきたのは廉価版のようです。


 この2GBメモリにおけるChromeOS flexの運用は本来的ではなく、必要スペックは4GBということになっているのですが、2GBでもちゃんと動きます。ただし、将来的に未来永劫「動く」わけではなく、OSが今後肥大化してくるといよいよ2GBではしんどくなる可能性はあります。


(2025年現在、Chromeバージョン136あたりでは、ふつうに動いています)


 それでは、古いChromebookのOSを入れ替えてゆきましょう!


========


1) Chromebookにはプロテクトがかかっているので、まずはそれを外す。

 Chromebookの改造をするには、

https://docs.mrchromebox.tech/

というサイトに膨大な情報があるので、そこを参照してゆきます。

 Getting started のボタンを押して「中に入る」と、左側にメニューが出てきます。


 Supported Devicesの欄に、対応している機種の一覧があるので、まずはCB3-111を探しましょう。




 ■ 機種名 Acer Chromebook 11 CB3−111 

 ■ ボード名 GNAWTY

 ■ RW_LEGACY Firmware EOL

 ■ UWFI Firmware FULLROM

 ■ WP Method SCREW


 この最後の項目がライトプロテクトの方法、を意味しており「スクリュー」と書いてあります。これは物理的なスクリューネジを外せ、ということです。

 ちょうどこの機種にはリンクがあるので、ネジの位置もわかります。

 

 では、バラしてゆきましょう。


 裏面のネジを外します。黒い丸の保証シールの下にもネジがひとつあります。


 これを剥がすと保証がなくなるヤツですね。



 ネジを外すと、ガワが「パカっと」外れます。ちょっとこじ開ける感じですが、爪もそれほど深くなく、一箇所がゆるむとパカパカ楽に開きます。




 ケーブルが外れないように気をつけて、開けてしまいます。プロテクトのネジは赤丸の箇所。平たくてすぐわかります。それを外してしまってください。


 これでChromebookは、自在に書き換えられるようになりました。ガワを元に戻してOKです。



2)インストールUSBを用意する

 ChromeOS flexを入れたい場合はインストールUSBを用意します。実はお好みのLINUXなども入れられますので、そうしたい場合は、これもインストールUSBを作っておいてください。


インストールの手順↓

https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529?hl=ja

 8GB以上のUSBディスクが必要なことが書かれています。また、PCの機種は「認定モデル」であればすんなり入りますが、そうでない場合でもたいてい入ります。

 ただし、CB3-111等いくつかのモデルで「インストール後音が出ない」症状が確認されています。Linuxでも音が出ないことが多いのですが、強引にドライバを当てて解決する猛者もいます。

 CB3-111で音を出すには、あとで「Bluetoothのスピーカーをつなぐ」だけでOKなので、少々不便ですが我慢して遂行します。



 USBドライブを作るときに、注意事項あります。

[リストからモデルを選択] をクリックします。
[メーカーを選択] で、[Google ChromeOS Flex] を探してクリックします。
[製品を選択] で、[ChromeOS Flex] を探してクリックします。

↑このとき、元のモデルは関係ありません。CB3-111を選べたりしますが、元の機種は関係なく、ChromeOS flex を選んでメディアを作ります。

(元の機種を選ぶと、たとえばCB3-111のリカバリメディアができてしまう)


3)元の機種のバックアップ(データのみ)を取っておく

 OSについては全部消えるので、自分の個人データだけ救い出しておいてください。

 次の段階で中身が全部消えます。



4)デベロッパーモードでChromebookを起動する。


 ここからがすこしややこしいですが、Chromebookを「デベロッパーモード」に切り替えます。

 まず、

■ ESC+更新(F3)+電源

を同時押しで立ち上げます。すると



「ChromeOSが存在しないか破損しています。復元用のUSBメモリまたはSDカードを挿入してください。」

という表示になります。英語の場合は右上で言語を切り替えられます。


 この段階で

■ Ctrl+d

を押すと、


OSの確認機能をオフにするにはEnterキーを押してください。システムが再起動し、ローカルデータは消去されます。」

という表示になるので、エンターキーを押します。



 ここで「スペースキー」という文字が見えますが、ほったらかしにしておくと、そのまま移行します。





 この画面が出たら、成功です。デベロッパーモードに移行中。


 


 この間は、5分くらいかかります。

 左上に注目。カウントダウンタイマーが表示されているので、安心して待っていてください。




 1:22というのが、5分くらいからどんどん減ってゆきます。

 このあと、一切触らないでいると「勝手に再起動」しますので、それを待ちましょう。



↑ この画像が出たりしますが、何もせずほっといてOKです。自動で再起動します。





5)再起動されたら普通に初期設定して、いつものようにログインする

 再起動すると、普通に新品状態のようになります。Wifiの設定やらを済ませて、いつも通りログインしてください。

 ゲストモードだとうまくいかない場合があります。




6)MrChromebox.tech のスクリプトを利用する。


 あらためて、さきほどのMrChromebox.techのサイトへ行きましょう。




 Firmware Utility Script の欄にコピペできるようにスクリプトのコマンドが書かれているので、それを利用します。


(薄い水色になっている箇所が、スクリプトの命令文です。これをコピペします。)




 ターミナルの起動方法は

 Ctrl+Alt+T です。




ターミナルが起動しただけでは、コマンドを受け付けてくれないので、



shell」と打ち込んでリターンを押しておきます。




するとコピペしたものが動くようになります。



この状態でペースト。


* Ctrl+V では貼り付けできず、Ctrl+Shift+V で張り付きます。




(プログラムが、ずらずらと動いて、この画像が出たらエンター)




7)スクリプトのメニューが出たら 2のフルロムを選ぶ


 機種名やら、ファームウエアの情報などが出ています。2がファームウエアのインストールです。


 古いOSを残しながらの設定もできるそうですが、どうせ古いので、フルロムを選択して、まっさらにします。

 注意事項が3回出てきます。

 ■ 全部消えるよ Y

 ■ 戻れないよ Y

 ■ バックアップする? N






 ここからダウンロードとインストールが始まりますが、古い機種はけっこう時間がかかる場合があります。






(90秒かかるぜ、とか言ってる)


 完了すると「エンターを押すとメインメニューに戻るよ」と出ます。エンター。




8) インストールが完了したら、メニューに戻るので R を押してリブート




 ここで 「R」 を押してリブートします。



  成功していると、ウサギみたいなロゴが出て、そのあとBIOSっぽい画面になります。



 OSが消えてしまっているので、「eMMCに何も入ってない」と叱られます。

 とりあえずエンターでOK。



 この画面になるので、BootMenu を選択。上から2番目。



 eMMCには、何も入っていないので、ここで作っておいたUSBメディアを差して、「USB」を選びます。

 そうするとUSBからブートしてくれます。



 あとは通常通りインストールするだけです。



9)音が出ないので、ブルートゥースのスピーカーをつなぐ


 Linuxを入れた場合、ドライバを手動で当てれば音が出る、みたいな話はパラパラとネットに転がっていますが、ChromeOS flex の場合は、ただインストールしただけでは音が出ません。

 どうもサウンド周りをそもそも認識していないので、アナログのヘッドホン端子もダメです。

 使えるのはBluetoothのスピーカーやヘッドホンだけなので、とりあえずは外付けですがそれらの機器を用意してペアリングします。

 Bluetoothスピーカーはダイソーとかでも500円くらいから売っていますので、とくに困らないと思います。




=========


<注意事項>


 いくつか「え?これ大丈夫?このまま待つの?」とか、「え?うまくいかない?」というトラップ箇所があるので、慌てず上の記事をもう一度参考にしてください。



■ インストールメディアUSBを正しく作る

■ デベロッパーモードにちゃんと入る

■ デベロッパーモードに入って再起動できる

■ スクリプトがちゃんと動く

■ BIOSみたいな画面にちゃんと入れる



くらいの段階をワンステップずつ踏んでいってくださいね。




 おつかれさまでした!


2025年5月14日水曜日

あの「ダイソー 油滴天目茶碗」が増えました! こんどはピッタリサイズのお茶碗!

 

 つい先日も紹介した ダイソー の 油滴天目 シリーズですが、また違う店舗に行ったら、別のラインナップに遭遇しました!


 ダイソーって、実は店舗によって品揃えがぜんぜん違うんですよねえ。なんでかわからないけれど、ある店舗で扱っているものが、別の店舗では全く取り扱いがなかったり、ちょっと謎なことがよくあります。


 そういう時は ダイソーのアプリ を利用するといいのですが、


ダイソーアプリがめちゃくちゃ使える!


の記事でも紹介しております。


 さて、前回の油滴天目の記事は


あ、あの国宝級「油滴天目茶碗」がダイソーで150円で買える?! これはもう買うしかない!将軍気分で食事だ!

https://kotaro-yoshiie.blogspot.com/2025/05/blog-post_9.html


だったのですが、今回ゲットしたのは、おなじく 「油滴天目」の茶碗です。



 前回は150円コースでしたが、今回は200円。高くなっとるww



 サイズはこんな感じ。お茶碗です。それはもう、紛れもないお茶碗!!


 実は前回の150円のお椀より、小さいのね。


 ちょっと脳みそがバグりますが、「小さいのに50円高い」のです。



 並べるとこんな感じ。


←左 今回の「茶碗」200円   右前回の「茶碗」150円→


 前回のは、丼と茶碗の中間くらいのサイズで、今回のはご飯をつぐお茶碗そのものです。



 注意書きは「軽量天目飯碗」になっています。


 前回のは「新油滴天目シリーズ」と書いてあったので、こっちのほうが旧来のバージョンなのかもしれません。

(なんかよくわからんけど、こっちは電子レンジOKだそうです。もうどっちがどっちかわからんようになるなあ)



 おわんの中の小宇宙は、やっぱり安心の「油滴天目」です。こちらも煌めいています。


 みなさんのお近くのダイソーでは、どっちのシリーズが入手できるかわかりませんが、見かけたらぜひお買い求めください。


(ダイソーの回し者ではありません)





PuppyLinuxで生成AI(ChatGPT・Gemini・Grok)は使えるか?

    スマホなどで生成AIを使用する場合、マシンの要求性能がどんどん上がっていて、基本的には「最新の」ものに近い機種が必要になることが多いようです。


 iOSであれば最新版18が動かないと、一部の生成AIアプリはインストールできませんし、Androidでも10以上でなければGeminiが動かないなどの制限があります。


 ということで、「ではどれくらい古いコンピュータでも生成AIは動くのか?」というひとつの実験をしてみました。


 使ったのはPuppyLinux XenialPup-7.5 がインストールされているEPSONの NJ2100 です。


 スペックは Cleleron550 2Ghz メモリ2GB という超絶仕様(笑)



 ずいぶんくたびれたPCですが、いろんな実験用に酷使されています。



 PuppyLinux XenialPup-7.5 の良いところは、2025年春現在でも最新のFirefoxが動作するところです。Ver138が動作しています。

 ちょうど32ビット版の最終くらいのディストロで、このあとのBionicとかFossaPUPから64ビットになってゆきます。

  XenialとはUbuntu 16.04 LTSの愛称みたいなもので、ベースとなっているのがUbuntuなのでこの名前がついています。発表は2016年なのでかなり古いLinuxなのですが、2026年/2028年まで延長サポート中なので、いちおう「生きている」「現役」のOSとも言えるでしょう(笑)


========


さて、生成AIの動作についてです。アプリなどでは動きませんが、ブラウザ上で動かしてみると、


<ChatGPT>




 ChatGPTの場合、質問画面はもちろんきちんと表示されるし、やりとりもできますが、応答が最初の部分で一旦「止まり」ます。体感で1分くらい待たされて、やっとこさ全回答が吐き出される感じです。



 ちょっとこちらサイド(PCサイド)で処理する部分があるのか、即答ではないのが気になりますね。もしかするとあちらサイドのサーバーで「お待ち」が発生していたのかもしれませんが、何度か試しても1分くらいは待たされましたので、「仕様」だと思います。


<Gemini>



 こちらは、質問して即答で返事が帰ってきました。つまり、こっちサイドのPCが遅かろうが、古かろうが、ほとんど関係がない感じです。


 普通に使えます(笑)



<Grok>

 


 こちらも即答で返事が帰ってきます。待たされる感じはありません。

 特にGeminiと比べても、返信そのものは似たようなスピードです。



<結論>

 ブラウザさえ最新、あるいは新しいものが動けば、PuppyLinuxでもなんでもブラウザ版の生成AIは動作する、と言えるでしょう。


 まあ、当たり前といえば当たり前でもあるのですが、ポイントはやっぱり「そのLinuxのバージョンで、どこまで最新のブラウザが動くのか」というところだと思います。


 Xenial-pupでは、Chromiumなどの他のブラウザはFoirefoxのように最新版を使えないこともあって、本当は「古いからダメ」とも言えるのですが、なぜかFirefoxだけは、いつまでも最新に更新できるので(笑)動いてしまう、というオチです。


 ほんとうに、いまのインターネットは「ブラウザ」と「その変形」でしかないんだなあ、と改めて思わされます。


 ネットと通信するスマホアプリの大半も、そのほとんどは「ブラウザのフロント部分をアプリっぽく専用にしたもの」みたいな構造なのでしょうね。


 余談ですが XenialPup より古いPuppyLinuxもいろいろ試したのですが、これより古いとブラウザが最新にはなりませんので、注意です。


 2025年現在では、XenialPup こそが最新ブラウザ(ほぼFirefoxのみ)を使える最古参Puppyであると言えると思います。


(おしまい)










2025年5月12日月曜日

<備忘録> iPhone7で使える生成AI・人工知能一覧 (iOS15) iPhone8 もね!

 

 2025年春現在、iOSは18になっており、多くの生成AIアプリ、人工知能アプリはできるだけ新しいOSを要求するようになっています。


 そこでiPhone7で動作する生成AI・人工知能についてメモしておきます。


========


 iPhone7 iOS 15.8.4


◆ ChatGPT iOS17を要求するので動作せず ✕

◆ Gemini iOS16を要求するので動作せず ✕

◆ Grok iOS17を要求するので動作せず ✕

◆ Twitter(X) iOS15以上なので、X上でのGrokは動作 ◯

◆ Copilot iOS16を要求するので動作せず ✕

◆ DeepSeek iOS15以上なので動作するが、中国製のため注意 ◯

◆ Perplexity AI iOS16を要求するので動作せず ✕


=========


iPhone8 iOS 16.7.11


◆ ChatGPT iOS17を要求するので動作せず ✕

◆ Gemini iOS16以上なのでOK ◯

◆ Grok iOS17を要求するので動作せず ✕

◆ Twitter(X) iOS15以上なので、X上でのGrokは動作 ◯

◆ Copilot iOS16以上なのでOK ◯

◆ DeepSeek iOS15以上なので動作するが、中国製のため注意 ◯

◆ Perplexity AI iOS16以上なのでOK ◯


========


 iOS15の iPhone6S / iPhone7 / 初代SE は、X(Twitter)上で動作するGrok一択です。DeepSeekはどんな情報を抜かれるかわからないので使わないほうが身のため。

 iOS16の iPhone8 / iPhoneX は、Geminiなどが使えますが、ChatGPTが使えないのは残念!






2025年5月11日日曜日

どんな古いスマホでも活用できる「究極の活用方法」は たった6つしかない!

 

 これまで、ありとあらゆる媒体で一度は取り上げられた「古いスマホの活用方法」ですが、古いと言っても数年前のものから10年くらい前のものまで、その古さによって千差万別だったりします。


 そこで、絞りにしぼった「どんなに古いスマホでも、この活用方法が残っている!」という究極の搾りかすみたいな使い方を、挙げておきましょう。


 もはやこれは決定版!です(笑)



■ 時計・タイマー・目覚まし時計

 どんなスマホや古い携帯でも、電子機器である限り時計は内蔵されています。それを使ったアプリやソフトが内蔵されているので、電池がある限り時計としては使えます。

 このおまけとして「カレンダー」というのもありますが、日常的に手元においておくのは、普段使いのメインスマホのほうだと思うので、カレンダー機能は無視しましょう(笑)



■ カメラ

 近年見直されているのがこのカメラ機能。古ければ古いほど、なんならケータイ時代の機種くらいのほうが写りが悪く、その画質の粗さが「エモい」とか言われるので、世の中は何が起きているかよくわかりませんが、カメラとして復活するのは、めちゃくちゃアリでしょう。

 ただし、記録メディアやデータ移行方法が怪しいので、そこは注意。古いケーブルとか必要になるかも。


■ 計算機

 どんな古いスマホでも、計算機能くらいはついていることが大半です。たまーに、標準ではついていないヤツもいることはいるのですが・・・。



■ 音楽プレーヤー(動画プレーヤー)

 スマホと名前がついている限り、音楽プレーヤーとして生きてゆく道だけは残されています。CPUやチップによっては動画プレーヤーとしても動くことでしょう。死んでもウォークマン(古っ!)としては復活するのです。

 実は一番これが実用的で、外部スピーカーと繋げば簡易ステレオとしても楽しめたりします。

 あるいは古いほうが、ヘッドフォン端子がしっかりついていたりもします。FMラジオ機能が残っている場合も。


■ メモ帳

 どんな古いスマホでもメモくらいは取れます。しかし、そのデータを他に移動させるのが面倒なので、マジで・ガチで「ただのメモ」以上にも以下にもなりません。

 寝る前の枕元に目覚ましとして置いておいて、思いついたことをメモるくらいしか能はありません。

 しかし、エンジニア的には ”テキストエディタ” さえあれば!と魂に火がついたりもするでしょう。

 おまけ編として「ボイスメモ」(ボイスレコーダー)がついている機種も


■ ライト

 もはや「画面が光る」という機能しかない場合もありますが、ケータイでもスマホでもカメラの横にフラッシュやライトがついている可能性だけは残されています。

 画面が光るだけでも、災害時には役立つかもしれませんが、もうその時には電池が死にかけていると思うので、頑なに「ライトとして使うぞ」という強い意志が必要です。



 以上です。以上ったら以上で、もはやこれ以上は望めません。



 もちろんOSのバージョンによっては「可能な限り古いゲームができるのでゲーム機になる」とかはありますが、まあ今更アングリーバード専用機とか、フルーツニンジャ専用機はいらんわなあ!!!

 テトリス専用機はちょっとうれしいけど、ガチャガチャで売ってるしな・・・。



 また、これもOSのバージョンによりますが、ファイル管理機能とケーブルがあれば


「巨大なUSBメモリ」


の代わりになったりもします。それも8Gのうち4Gとかしか空きがない巨大メモリね。


(ダイソーで32GのUSBメモリが700円とかで売ってますがな)


 あとは、写真アルバムを応用して「電子カタログ」みたいなのは作れたりもします。


 この辺は応用編でしかないので、ぽぽーぽぽぽぽを録音して、ずっと鳴り続ける呼び込みくんを作ったりもできますね。



 とにかく、絶対に活用できるギリギリの方法は、上で挙げた6つ以外ありません!!!


(頑固)






2025年5月9日金曜日

あ、あの国宝級「油滴天目茶碗」がダイソーで150円で買える?! これはもう買うしかない!将軍気分で食事だ!

 

 なんということでしょう!

 日本人なら誰もが憧れる国宝級の逸品、「天目茶碗」が


 なななんとダイソーで買えてしまう!!


というビックリ仰天の出来事でございます。



 ほれ! 器のなかにきらめく、星たちのような油滴の様子をご覧あれ!


  さて、本物の油滴天目茶碗は、もちろん「国宝」です。


大阪市立東洋陶磁器美術館 油滴天目 

https://jmapps.ne.jp/mocoor/det.html?data_id=25


九州国立博物館 油滴天目

https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webView=&content_base_id=100022&content_part_id=0&content_pict_id=0


 現在、世界に3点もしくは4点しかないらしく、油滴天目とおなじく有名な「曜変天目」茶碗も3点しかないので、どちらを合わせても両手の指で足るくらい、ということになりますね。


++++++++

<解説>


■ 油滴天目茶碗とは?

油滴天目茶碗(ゆてきてんもくちゃわん)は、中国・宋代に作られた天目茶碗の一種で、黒い釉薬の表面に、まるで油の滴(しずく)が浮いたような金属光沢のある斑点が現れるのが最大の特徴です。その美しい斑文模様から「油滴」と名付けられました。


■ 歴史と起源

  • 油滴天目は、主に中国の**建窯(けんよう)**で作られました。

  • 北宋〜南宋時代(10〜13世紀)にかけて、禅宗の広まりとともに茶の湯文化が発展し、この茶碗が誕生しました。

  • 日本には鎌倉時代に禅僧たちが持ち帰り、茶道の世界で高く評価されるようになりました。


■ 特徴

  1. 釉薬と模様

    • 鉄分を多く含んだ黒釉を用いて、高温で焼成されることで、釉薬の表面に金属的な斑点(油滴模様)が浮かび上がります。

    • この斑点は、見る角度や光の加減によってキラキラと輝くため、非常に美麗です。

  2. 形状

    • 口縁が広く、胴部が深い椀型の形状が多く、茶をたてるのに適しています。

    • 内面が黒く、抹茶の緑が映えて美しく見えるよう工夫されています。

  3. 焼成の偶然性

    • 油滴模様は、窯の中の酸化・還元のバランスや釉薬の組成など、偶然が大きく作用するため、ひとつとして同じ模様が出ない「一期一会」の美があります。


■ 日本における評価

油滴天目は、曜変天目に次ぐ高級天目として、日本の茶人たちに珍重されました。特に千利休以降、侘び茶における美意識と合致することから、茶道具としての評価が高まりました。

現在、日本には国宝・重要文化財に指定された油滴天目がいくつかあり、京都・東京の美術館などで所蔵・展示されています。



■ 曜変天目茶碗とは?

曜変天目茶碗は、鎌倉時代(13世紀頃)に中国・南宋(現在の浙江省あたり)の建窯(けんよう)で焼かれたとされる茶碗で、世界に現存するのはわずか3点、いずれも日本に所蔵されています。

この茶碗の最大の特徴は、黒い釉薬の中に現れる宇宙のような神秘的な斑紋。青や紫、緑といった光彩を帯びた斑点が浮かび上がり、光の当たり方によって輝きが変化します。この現象が「曜変(ようへん)」と呼ばれています。


■ 名称の由来

  • **「天目」**は、中国・天目山(てんもくざん)にあった禅宗寺院で使用されたことからついた名称で、「天目茶碗」はその形式を指します。

  • **「曜変」**は、「曜=光り輝く」、「変=変化する」模様が偶然生じたことを意味し、まさに「光り変わる奇跡の模様」を表現しています。


■ 日本にある曜変天目

曜変天目茶碗は現在、日本に3点しか存在が確認されていません。それぞれ国宝に指定されており、以下の所蔵先にあります:

  1. 静嘉堂文庫美術館(東京)

  2. 藤田美術館(大阪)

  3. 大徳寺龍光院(京都)

いずれも南宋時代の作で、桃山時代や江戸初期に日本にもたらされたと考えられています。


■ なぜ再現が困難なのか?

曜変天目の美しさは偶然の産物であり、当時の焼成条件(釉薬の配合、窯の温度、酸化還元のバランスなど)が非常に限定的だったとされています。現代の陶芸家たちも再現を試みてはいますが、完全な再現は難しく、「奇跡の焼き物」と言われる所以です。



++++++++


 さて、ダイソー版油滴天目です!




 その名もズバリ「新油滴天目シリーズ」として茶碗だけでなく、小皿やビアマグなど、いろんな種類の器がおなじデザインで販売されているのですが、なんといってもまずはこの「茶碗」からゲットしましょう!


■ 見た目の高級感は本物以上?

ダイソーで手に入れたこの油滴天目茶碗は、ぱっと見ただけで「これが150円!?」と驚くほどの美しい仕上がり。黒を基調とした釉薬の上に、金属的な光沢を帯びた斑点模様が浮かび上がり、まるで本物の天目茶碗のような重厚な趣があります。

写真を見ていただければわかる通り、光の当たり具合によってきらめき方が変わり、非常に味わい深い表情を見せてくれます。


■ サイズ感と使い勝手

手に持ったときのサイズ感は、一般的なご飯茶碗よりやや大きめ。ご飯茶碗としてはもちろん、小鉢やスープボウルとしても活躍しそうです。重さも程よく、安定感があります。


■ コスパ最強の一品

この国宝級クオリティで150円というのは、まさに「コスパ最強」。将軍さまの雰囲気を手軽に楽しみたい方、武将来客用の食器を揃えたい方、またインテリアとして飾っても映える一品です。




 この器の内側に煌めく小宇宙はまさに「油滴天目」の名にふさわしい!!!


 ご飯がモリモリ美味しく食べられること、間違いなしです。



 注意書きなどは↑こちら。 電子レンジには不向きだそうですが、鎌倉時代に電子レンジはなかったので、ぜんぜんOKですね!!


 次はダイソーさん、ぜひ「曜変天目茶碗」もお願いします!!!